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Shawn Rudiman - Timespan (Pittsburgh Tracks:PGHTRX-LP-02)
Shawn Rudiman - Timespan
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テクノと言う音楽の中でもデトロイト・テクノはここ日本に於いてもある一定の神格化されたような人気はあるものの、それは局所的なアーティストに対してである事も側面も否定出来ず、実力のあるアーティストが必ずしも大きな評価を獲得しているわけでもない。ペンシルベニア出身のShawn Rudimanも当人にとっては失礼な言い方かもしれないが日本での知名度はそう高くないだろうが、デトロイトとの距離の近さもあって00年代からデトロイト・テクノに影響を受けて作曲を行っているアーティストで、例えば7th CityやApplied Rhythmic Technologyからもリリース歴がある事実だけでも音楽性や実力は計り知る事が出来るだろう。本作は随分と久しぶりのアルバムとなるが、本人の説明に拠ればアルバムの為に制作されたのではなく20年に及ぶ活動の中で古いものから最近までの未発表曲を集めたコンピレーションだそうで、確かに作品としては色々な曲調が混在している。出だしの"Electro Days"からして鋭利なビートが切り込んでくるエレクトロ性のあるテクノで、しかし小刻みに動き回るヒプノティックな電子音に合わせて薄っすらと伸びるパッドの叙情性は正しくデトロイトのそれだ。"75 All The Way"もやはり同様にエレクトロ感あるカクカクとしたビート感はしかし躍動感があり、シンセとパッドは豊かな響きをして実に感情性に富んでいて、往年のデトロイト・テクノを思い起こさせる。より前のめりな勢いでパーカッションが弾ける"Ultrafrequey"、鋭いビートが疾走感を生み機能性も高めた"Memory Pool"は、無駄も研磨されて洗練されたエモーショナルなテクノだ。一転して、そこから続く"TimeFrame"シリーズの3曲は派手な鳴りは潜め、しっとりとした感情を内面に秘めたような繊細なダブ・テクノを聞かせる。そしてスローモーでアンビエン性を高めた深い残響のミニマル・ダブな"In Light / In Darkness"、ビートも消失しそうな程に物静かに残響が揺らぐ深遠なダブ・ハウスの"Turn Bad"と、その音響は官能的でさえあるダブトラックによってひっそりとアルバムは溶けながら消えていく。アルバムとしての纏まりに欠ける面は否めないだろうが、どのタイプの曲でも一定の水準は保っており、デトロイト・テクノとのエモーショナルな親和性を持ちながらダンスからリスニングまで網羅する器用さは感じられし、本作でも十分にアーティストの魅力を感じ取れる筈だ。



Check Shawn Rudiman
| TECHNO13 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/2/10 DAWD @ Oath
近頃は各々の活動も盛んなせいだろうか、Jun Kitamura×REMI×haraguchic×SINOによるDAWDの開催は減っていたが、おおよそ8ヶ月ぶりにDAWDがOathへと戻ってくる。実に久しぶりの開催となるが今回はゲスト参加は無しのため、その分だけDAWDクルーのプレイを存分に堪能出来る良い機会だろう。当方は2015年は一度も参加出来なかった事もあり、それぞれのプレイを聴くのも本当に久しぶりとあって楽しみに待っていたパーティーだ。
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| EVENT REPORT6 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Shawn Rudiman - Uplink (Applied Rhythmic Technology:ART 12)
Shawn Rudiman - Uplink
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絶好調にUKテクノ街道を突き進むKirk Degiorgio主宰のApplied Rhythmic Technologyの新作は、デトロイトの中堅どころのベテランであるShawn Rudimanによる作品だ。Rudimanと言えばTechnoir Audioや7th Cityなどデトロイトのレーベルから控え目にピュアな印象のあるデトロイト・テクノを量産しているが、まだまだ日本に於いてはマイナーと言う印象は拭えない。しかしまだ知らない人は、ARTからのお墨付きを貰ったと言う点からも注目しておいて損はない筈だ。"Uplink"は勿論デトロイト・テクノらしく煌めきのあるシンセをふんだんに取り込んだエモーショナルなテクノだが、ARTらしい洗練され都会的な空気も含むAIテクノ的な側面も持っている。そうでありながら、ピュンピュンとコズミックな音色が飛びかう中を疾走感のあるリズムが脈打ち、しっかりとフロアを揺らす事の出来る骨太さもあるのだ。またリミキサーにはFrank MullerとJohn Selwayが起用されいるが、どちらもオリジナルのデトロイトらしさに経緯を払ったリミックスを披露している。Mullerによるリミックスは奥行きを出す事で壮大な演出を伴いながら、全体にがっちりとした重厚感を身に付けメロディアスかつハードさもあるピークタイム仕様になっている。元々ハードミニマルからトランスまで得意としているSelwayはなんと2バージョンも提供をしているが、意識も融解する陶酔感のあるパッドを用いた上で大箱向けのハードなグルーヴを鳴らしている。計4バージョン、傾倒としてはどれも似通っておりもう少々バリエーションは欲しかったところだが、作品としてはしっかりとフロアを意識しておりド派手にぶちかませるだろう。

試聴

Check "Shawn Rudiman"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Skurge - Radio UR Vol.1.1 - A Lost Transmission (Underground Resistance:UGCD-UR004)
DJ Skurge-Radio UR Vol.1.1-A Lost Transmission
今年のMetamorphoseの目玉は何と言ってもデトロイトテクノのレジェンド・Model 500(Juan Atkins)の日本初のライブだったと思います。知名度で言えばDerrick May、Kevin Saundersonには負けていますが、やはりテクノの始まりはJuan Atkinsだったのです。自分はメタモには行ってないけれど、Model 500だけは聴きたかったですね。で実はその時のライブのサポートメンバーが"Mad" Mike BanksとURコードナンバー064のDJ Skurgeだったそうで、ついでにメタモ会場でこのCDが販売されていたのです。メタモに行かないと買えないのかーと残念な気持ちだったのですが、ラッキーな事にHMVとUnderground Galleryで限定666枚販売される事になりました。中途半端な流通と出荷量には首を傾げるものの、今回はUR音源に拘らずに自由なプレイが聴けるので"Radio UR... Vol.01"(過去レビュー)とはまた違ったデトロイトらしさがありますよ。前作がハードコア一直線なエレクトロだったのに対し、本作は一般的に人気のあるデトロイトテクノ色が濃厚でざらついたアナログ的な耳障りがあり、そこに適度なトライバルなリズムやら軽くエレクトロも繋いでバランスの取れたプレイになっていると思います。Vol.01は思いっきりURのダークサイドだったので聴く者を選ぶ内容だったのに対し、本作ならデトロイトテクノ入門者にも聴き易いですよ。しかしURのメンバーがヨーロッパのフォロワーの曲なども回しているのを考えると、良い意味でヨーロッパの中でデトロイトテクノが育っていると言う事でしょうか。URは親日家なのだから、日本でももっとデトロイトを追求するアーティストが出て来てくれると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
DJ 3000 - True Colors (Submerge:SUBCD-3006-2)
DJ 3000-True Colors
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先日のUnderground ResistanceことGalaxy 2 Galaxyのライブで感動した人はごまんと居る事でしょうが、デトロイトテクノはあれだけでは無いしアンダーグラウンドな所にも良いアーティストは居るものです。デトロイトのSubmergeはデトロイトのテクノやハウスを中心に多くの素晴らしいレーベルのディストリビューターな訳ですが、そのレジデントDJであるのがDJ 3000。そして現在はURのオフィシャルDJにも昇格し、注目の的なその人です。このMIXCDではSubmerge関連の作品を紹介すると共に、普段なかなか聴く事の無いアンダーグラウンドな曲を多数収録しています。そういった音楽を聴くとURの周りも素晴らしいアーティストばかりである事に気付き、デトロイト集団にはほとほと感服するばかりです。アンダーグラウンドだからと言って全然地味なMIXでは無いし、トライバルでエキゾチックな序盤〜デトロイトテクノ直球な中盤〜ハードなエレクトロ+アッパーなトライバル系の終盤と懐の深さを伺わせます。個人的に気に入ったのは、UR関連のDJでは今まで無かったエキゾチックな点でしょうか。DJ 3000の両親は東欧アルバニアからの移民である事、また東欧系や中東経緯民が多く住む環境に居た事、そう言った事が彼の音楽性に影響をもたらしているのだろうと感じました。とそう言った理屈云々抜きにして、徐々に盛り上がっていくこのMIXCDはデトロイト好きには胸を張ってお勧め出来ます。9月16日のstandard×CLASH presents FUSE-IN @ ageHaに参戦するので、予習しておくと良いでしょう。

Check "DJ 3000"

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| TECHNO2 | 23:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |