CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
SofaTalk - Scissors And Shapes EP (Omena:OM024)
SofaTalk - Scissors And Shapes EP
Amazonで詳しく見る(MP3)

2014年にストックホルムにて設立された新興のOmenaはハウスを軸にしながら、トライバルやニューディスコにシンセ・ポップやフュージョン等の多彩な振り幅を持ち、そして既に有名なアーティストではなくこれからを担うであろう若手の後押しを積極的に行うレーベルだ。新作はイタリアのアーティストであるPiero PaolinelliことSofaTalkによるものだが、SofaTalkもディスコやファンクやジャズに影響を受けながらそれらをハウスの中で咀嚼した豊かな音楽性があり、例えば2017年作の『Diforisma』(過去レビュー)でもジャズやファンクのリズムや響きといったものが目立っていた。本作でもその傾向は変わらずにその意味ではアーティストとしての一貫性が感じられ、"Balancing Acts"ではブロークン・ビーツなざっくりと生っぽいリズムに耽美なエレピや麗しくメロウなキーボードワークを合わせて、そしてコズミックなSEも加える事で未来的でジャジーなビートダウンを聞かせている。とは言ってもデトロイト・ハウスのあのどす黒く粗野なビートダウンと言うよりは、それをもっと洗練させたモダンに仕上げていて、小洒落た感もあるのはカフェでかかっていてもおかしくはない。同様に情緒的なエレピが控えめに彩り小気味良いブロークン・ビーツのリズムが躍動する"Scissors And Shapes"では、ドラムに同調したようにベースも躍動しファンキーなギターカッティングも刻まれ、もはやクラブのダンス・ミュージックと言うよりはバンドがセッションをしているかの如く生々しいライブ感さえもある。"Jazz Book"はもうタイトル通りにジャズフレーバー全開に渋いサックスや自由な旋律を描く湿っぽいエレピが存在を主張しており、躍動感に溢れたリズムが続きながらもブレイクでは大胆にリズムも切り替わって展開するなど、SofaTalkのジャズやファンクに対する思いが伝わってくる曲だ。そしてリミキサーとしてRhythm Section InternationalやLocal Talkで活躍するPrequelが手掛けた"Balancing Acts (Prequel's Reimagining)"は、原曲のジャジーな雰囲気は残しつつグルーヴ感はハウスのそれでスムースになっており、全体的に抑揚を抑えて控えめに手を加えた原曲を尊重したリミックスになっている。SofaTalkの音楽性について言えばDJと言うよりはアーティスト性が強く引き出しも多いので、こういった作曲能力の高さであればやはりアルバムでのより大きなコンセプトをもった作品を期待したいところで、今後も要注目だ。



Check SofaTalk
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ3 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
SofaTalk - Diforisma (Cognitiva Records:CR001)
SofaTalk - Diforisma

イタリアの若手アーティストであるPiero PaolinelliことSofatalkによる新作は、オリジナルが4曲の上に4アーティストによるリミックスも含めて8曲と、EPにしては大きなボリュームと多彩な音楽性が詰め込まれている。Sofatalk自身はディスコやファンクにジャズ等に影響を受けた事を公言しており、2015年作の『Floating Thoughts』(過去レビュー)においてもディスコに強く影響を受けたモダンなハウスを披露しており、まだ作品数は多くはないものの注目をしているアーティストの一人だ。本作ではリミキサーを多く起用する事でより音楽的な拡張性が進められており、SofaTalkの音楽性がよりバラエティーに富んだものへと発展している。始まりは今人気上昇中のTominori Hosoyaの変名であるTomi Chairによるリミックスの"Tomi Chair's Feeling of Nature Intro"で、美しいパッドの中にピアノが天上から降り注いでくるような響きが神々しく、この静謐なアンビエントは正にHosoyaの作品として生まれ変わったと言っても過言ではない。続くはSofatalkによる"Diforisma"はざらついてリズミカルなブロークン・ビーツとエモいサクソや木琴系の音や煌めくキーボード使いと、ワンマンプロジェクトとは思えないライブ感があるジャズ・ハウス風で、展開の多さによってスウィング感も抜群だ。それをロンドンの若手アーティストがリミックスした"Diforisma (Z Lovecraft Remix)"は、より西ロン系ブロークン・ビーツとしての方向性を推し進めてしなやかなリズムと華麗な雰囲気を纏っている。"Terraforma (Theme from Smoke)"もつんのめった変則リズムが印象的で、そこにカリンバらしき可愛らしいメロディーや陶酔感あるキーボード使いにぶいぶいとしたファンキーなベースを用い、やはりジャズやファンクからの影響を公言しているのも納得な作風だ。ロシアン・ハウスのYuri Shulginが手掛けた"Paradigma (Yuri Shulgin Remix)"は原曲のジャジーな雰囲気を残しつつもビートダウン風に落ち着かせて、控えめにアシッドなベース・ラインやコズミックなSEを織り交ぜて何か本場デトロイト・ハウスにも聞こえてくる。一方でChicken LipsのメンバーでもあるStevie Koteyによる"Paradigma (Stevie Kotey Remix)"は、原曲からそれ程乖離させる事はなくリズムをディスコ・ダブ風な4つ打ちに仕立て、展開を抑えた事でズブズブと深みにはめるような音楽性。DJツールからリスニング曲までバランス良く収録されており、EPとは言えども内容の濃い一枚である。残念ながら日本にはアナログは入ってこなかったが、配信でも購入出来るので是非聞いてみて欲しい。



Check "SofaTalk"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sofatalk - Floating Thoughts (Ambassador's Reception:ABR015)
Sofatalk - Floating Thoughts
Amazonで詳しく見る(MP3)

物理メディアでのリリースは2015年からとまだ作品数が少ないために詳細が分からないものの、公式サイトではディスコやファンクにダブやハウス、ダウンビートから実験的な電子音楽を結合させたと述べているイタリアのSofatalk。わざわざワンマン・プロジェクトと公言しており、その通りPiero Paolinelli一人によるプロジェクトだ。当方もこのアーティストについて全く情報を持っていなかったものの、Webでの試聴一発で魅了され即購入に至る程に、即効性のある魅力を放っている。EPとは言えどもリミックスを含めて計6曲を収録しており、ボリューム的にも満足感の高い1枚で、特にレトロなブギー感のあるハウス・ミュージックは懐かしくもありリスニングとしても素晴らしい。コズミックなシンセや効果音をふんだんに取り入れた”Away From The Point”は、生っぽいリズムや煌きのあるシンセにビビッドなベースなどディスコティックな哀愁が際立っているが、音自体は程良く綺麗に整えられ古臭さは全くなくモダン・ディスコとでも呼びたくなる風合いだ。続く"Floating Thoughts"もやはりメロウで淡いパッドから始まり、カラッとした乾いたパーカッションが初期ハウスを思わせるローファイな作風だが、途中から自然と入ってくるアシッドのベースラインがメロウな中に毒気付いたアクセントを忍ばせる面白いハウスだ。それをマンチェスターのChris Masseyがリミックスした"Floating Thoughts (Chris Massey Top Off Remix)"は、TB-303のアシッドを更に強調した上にハンドクラップも追加したりと完全に不良な悪っぽさが蔓延るシカゴのアシッド・ハウスへと生まれ変わらせつつも、後半には叙情的なテック・ハウスも聞こえてきたりする瞬間もある面白い作風だ。そして裏面も充実した内容で、シカゴ・ハウスっぽいからっとしたパーカッションやリズムにウォーミーで微睡んだパッド使いが夢見心地なディープ・ハウス寄りの"State Of Flux"や、伸びやかなシンセと多幸感に溢れたメロディーが展開し重力からも解放されたようなふんわりしたローファイ・ハウスの"Halo Strings"、それに躍動的なドラムを加えてブラジルのサンバ風な爽やかなリミックスを施した"Halo Strings (The Central Executives Remix)"と、どれもこれもが直ぐに耳を惹き付ける程の即効性とリスニングとしての耐久度を兼ね備えている。古くも新しい現代版ディスコかモダンなハウスか、情緒的なシンセの使い方がとても耳に残る素敵な曲が満載だ。



Check "Sofatalk"
| HOUSE11 | 12:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |