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MATstudio - MATstudio 1 (Melody As Truth:MAT-ss1)
MATstudio - MATstudio 1
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アンビエント/ニュー・エイジの再燃というムーブメントの中で台頭したMelody As Truthは、ギタリストであるJonny Nashが主宰するレーベルで、主にNashとそしてSuzanne Kraftによる作品をリリースする。音の間にある静寂やダンスの狂騒とは真逆の静謐を打ち出したその音楽は美しくも微睡みに落ちるように幻想的で、昨今のニュー・エイジ隆盛の中で現在形を提示している。そしてNashとKraftによるこの新しいプロジェクトである「MATstudio」は、彼等の説明ではMelody As Truthのスタジオにおける即興や実験に偶然の出来事のコラージュした作品との事で、Melody As Truthらしい穏やかな叙情性はあるが即興という事もあって今までの作品よりも随分とエクスペリメンタルな風合いが強い。2曲のみの収録ながらもそれぞれ17分越えの大作だからこそ、その長尺の中で明確な形を見せるのではなく即興セッション的な構成が定型の無い抽象的な音楽となり、静けさが持続しながらもある意味では刺激的な作品だ。ドローン的で不気味なギターの広がりから始まる"In Strange Company He Spoke Softly"はエレクトロニクスも加わるが断片的なパーツを切り貼りしたような展開で、意思が感じられる明確なメロディーではなく単なる音の連なりが気の赴くがままに刻まれる。暫くすると繊細なピアノが美しいメロディーを表現しウッドベースも動きを付けたりと、電子とアコースティックが一つとなりながら聞きやすいアンビエント展開を見せたりもするが、そのパートを過ぎると今度はドラムも入ってきて捻れたような電子音が躍動するエレクトロニカな構成もあったりと、一曲の中で様々な表情を見せるのはやはり即興による自由なプレイだからだろう。"The Land Through Which We Pass"はよりアンビエント的な始まりで、エレクトロニクスのドローンにディレイの効果を被せて音が放射しながら充満し、次第にミニマルな反復の展開からもやもやとしたアブストラクトな音像まで変化し、トリッピーなパーカッションを用いた異国情緒溢れるエキゾチックな終着点へと辿り着く、正にタイトルの如く複数の土地を通過してきたように様々なパートで成り立っている。確かに両曲ともアンビエント/ニュー・エイジという言葉で表現される音楽性ではあるが、単に心地好いだけのそれではなく、枠に当てはまらない偶発性やライブ感を重視した自由度の高さを目指した音楽は、単なるBGMにはならない刺激的な響きがある。こういった音楽のリバイバルが過去の名作掘り起こしに目が向けられる事が多いが、NashとKraftは未来へと視点が向いているアーティストとして好奇心を抱かせる。



Check Jonny Nash & Suzanne Kraft
| ETC4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Placid Angles - First Blue Sky (Magicwire:MAGIC017)
Placid Angles - First Blue Sky
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初期デトロイト・テクノに於ける重要なレーベルであるRetroactiveのカタログに名を連ね、その後1997年に『The Cry』という叙情的なアンビエント・ブレイクビーツの名作アルバムを残したまま、その名義では活動を停止し続けてある意味伝説化したPlacid Angles。それこそデトロイト・テクノの中でも屈指のアンビエント性を誇るJohn Beltranの別名義で、彼らしい優雅で美しいメロディーに躍動感溢れるブレイク・ビーツを絡めた作風は、どこか哀傷的な気持ちさえ呼び起こす素晴らしいものだった。だがしかし2000年以降になるとBeltranはやたらラテンなりオーガニック性の強い音楽、またはポストロックやエレクトロニカ方面に手を出したりとやや行き先を見失っていたと思う。ところがこの2〜3年の活動では初期のブレイク・ビーツを含めたダンスのグルーヴをはっきりと打ち出し、多くのファンが望んでいる初期作風が見事に戻ってきている事を感じた者は多いだろう。そして2019年、John Beltran名義の素晴らしいアンビエント・アルバム『Hallo Androiden』とほぼ同時期にこのPlacid Angles名義では22年ぶりとなるアルバムがリリースされた。先ず断言しておくと期待を越えて素晴らしいアルバムであり、冒頭の"First Blue Sky"からして喜びが溢れ出して体が飛び跳ねるような力強いジャングル風なビートが走っており、そこに清涼で爽快なパッドと希望に満ちたシンセのメロディーが大胆な動きを見せ、スケール感の大きい叙情性と共に躍動感が突き抜けている。続く"Angel"は悲哀が心を浸すアンビエントなムードで始まりつつも、次第に鋭利なリズムが加わって骨太な4つ打ちを刻みながら、メランコリーに染めていく感傷的なテクノだ。"A Moment Away From You"は近年よく見受けられる作風で、キック抜きでスネアやハイハットによる荒々しいリズムが溜め感を作りつつ、動きの多いIDM系の美しいシンセも躍動感を作る事に付与する曲で、キック抜きでも十分にグルーヴを生み出している。また"Vent"も過去の作風でも印象的だった幻想的な女性ボーカルを用いており、そこにしなやかなドラムン・ベースのリズムが荒れ狂うようにリズムを叩き出し、桃源郷へと上り詰める如く美しいシンセによって上昇気流に乗る激しくも叙情的な一曲。ジャジーな感覚もあるざらついたブロークン・ビーツ寄りな"Bad Minds"は、シンセのドラマティックなコード展開と希望溢れるポジティブなリフによって、うきうきと跳ねながら喜びが溢れ出しているようだ。そして最後の"Soft Summer (Revisited)"、これは1996年のBeltran名義の作品のリメイクなのだが慎ましく静謐な弦楽器の美しさが際立つアンビエント寄りなテクノで、リズムは入っているものの実に穏やかで優しいビート感にうっとり夢心地となる。ファンとしてはもう文句無しの期待通りでリズミカルかつデトロイト的な叙情性爆発のアンビエント/テクノの応酬で、今Beltranが再度アーティストとして春を迎えている事が感じられる。8月には来日予定もあり、今から期待せずにはいられない。



Check John Beltran
| TECHNO14 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/12/21 25 Years of Paradise -King Street Sounds 25th Anniversary- @ Contact
筆者にとって2018年を締め括るパーティーはNYハウスを象徴するレーベルの一つであるKing Street Soundsの25周年記念を冠した「25 Years of Paradise」。出演するのはNYハウスの隆盛に貢献したJoaquin Joe Claussell、そして日本からはハウス・ミュージックへの深い理解と愛を持つDJ Nori×Dazzle DrumsのB2BセットやToshiyuki Goto、またジャパニーズ・ハウスの先駆けの一人でもあるSoichi Teradaのライブも予定など、ハウスを愛するものであれば避けては通れないようなパーティーである事は間違いない。正直なところこの10年間においてNYハウスの勢いは陰りを見せており、ダンス・ミュージックのシーンの中でも以前程の大きな影響力を持つには至ってない。しかしきっとこのパーティーに於いては(NYハウスだけではないがろうが)ハウスの時代を超える普遍性や魅力、ポジティブなバイブスを伝えてくれる事を期待し、特別な一夜を体験するためパーティーへと参加した。
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| EVENT REPORT6 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Terekke - Improvisational Loops (Music From Memory:MFM028)
Terekke - Improvisational Loops
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昨今のバレアリック隆盛と共振するように再評価著しいニューエイジ・ミュージックが、またしてもジャンルを超越しカルト・ミュージックの旧作の発掘から新作のリリースまで抜群のセンスを見せるMusic From Memoryによって再評価の後押しをされるべき作品があるとしたら、それこそこの作品だろう。手掛けたのはニューヨークのアーティストであるMatt GardnerことTerekkeで、過去にはロウ・ハウス/インダストリアル系のL.I.E.S.からも粗い音質のマシンビートを刻むロウ・ハウスや残響活かしたダビーな作品をリリースしていたりするも、一転本作ではノンビートのアンビエント/ニューエイジへと振り切れて桃源郷へと迷い込んだような夢の世界を展開している。本人の説明では2012年頃に受講していたヨガクラスに影響を受け、デジタルシンセやリバーブにルーパーエフェクト用いて制作したそうだ。イントロとしての1分程のぼんやりとしたコード展開でアンビエントへの入り口を作る"another"で始まり、圧巻はA面を丸々占める19分にも及ぶ"NuWav2"だろう。大きな展開は殆ど無くリバーブやルーパーエフェクトを活かした音の揺らぎや残響がぼんやりと柔らかいドローンとして伸びながら、淡く甘い音の響きで現実の時間軸から徐々に離れていくような無意識の感覚へと誘い込んでいき、完全なる瞑想の境地へと辿り着く平穏なアンビエントの快適性はここまでのものはそうは無いだろう。B面には1〜4分程の6曲が収録されており、大聖堂の中で残響が反射して荘厳な輝かしさが充満するアンビエントの"wav1"に始まり、動きのあるアルペジオには躍動感を感じつつもふんわりと上昇していくような清々しい爽快感のある"arrpfaded"、抽象的な音像の中に美しい宝石が光り輝くよう電子音が鳴る"soft g"、オーケストラ風のメロディーとそれに被さってくる電子音のレイヤーがニューエイジのスピリチュアル性を生む"220+g"など、それぞれ異なる姿を見せながらも陶酔感と言う点に於いては一切の切断は無い。ミニマルな構成で非常にシンプルな作品ながらも、心の穏やかさを保ちながらアンビエント/ニューエイジとしての快適性に振り切れた作品は、新作としてはそうは無いだろう。流石MFMの審美眼と言う事もあり、アンビエント好きであれば本作を見逃す事はもったいない。



Check Terekke
| ETC4 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/5/25 THE OATH -feat.Dazzle Drums 10 Hours Logn Set- @ Oath
青山のクラブ・蜂の摘発の一件もあり、東京の小箱もその影響を受けて営業が難しくなっている昨今。Oathもその直後は夜中は音量を下げているとかの話もあったり、または公式twitterでも過度のダンスをしている場合には注意するというアナウンスを出したりと、やや不安を受けるように感じられた。しかしそんな中で今回Dazzle Drums単独による10時間セットが行われる事が突如として決定した事もあり、現状のOathを確かめる事も兼ねて久しぶりに出向く事にした。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moonboots - Moments In Time (Music For Dreams:ZZZCD0121)
Moonboots - Moments In Time
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デンマークはコペンハーゲンからバレアリック・シーンを先導するレーベルの一つ、Music For Dreamsからまた素晴らしいコンピレーションが到着している。手掛けているのはマンチェスターでAficionadoというレーベル/パーティーを主宰するバレアリック系のアーティストであるMoonbootsで、MFDのレーベル紹介としてではなくあくまでバレアリックという音楽性に沿って選曲を行っていて、これがまたジャンルや時代を超越してムーディーな世界を作り上げており素晴らしい。ミックスではなく敢えてコンピレーションな事で、それぞれの曲毎の良さを十分に体感出来る、またそれだけにどの曲もそれだけで成り立つ質の高さが保証されており、Moonbootsの審美眼が光っている。アルバムはシンプルなピアノのメロディーとゆったりと浮かび上がるストリングスによるインスト曲の"Simple Trust"で始まるが、静謐で穏やかな響きは何処までも澄んでいて、この時点でもう気分はうっとり。続くはDavid Darlingによる"Cello Blue"で、鳥の囀り等のフィールド・レコーディングに加えチェロとピアノの落ち着いて優雅な旋律を聞かせるニューエイジ色の強い曲だが、スピリチュアル性に向かうでもなくあくまで自然体な響き。そしてJuly Skiesの"The Softest Kiss"、Beginの"Names In The Sand"とアコースティック・ギターの爽やかな響きが強調されたフォーキーな曲も続き、エヴァーグリーンな豊かさも聞かせる。一転してクラブ・ミュージック側からの選曲としてはFarbror Resande Macによるサイケデリックで幻惑的なダウンテンポの"Janne"、Gryningenによるしなやかなストリングスが延びメロウなギターが広がっていく海沿いのBGM的な"Fran Andra Hand Till Stranderna I Nice"もあり、ジャンルとしての制約から解放されて美しくメロウな曲が続く。後半ではジャズトリオであるBombay Hotelによる年を重ねて熟成されたような深い哀愁が滲み出るフュージョンの"Between Leaves"、Matt Deightonによるジャズの影響が感じられるフォーキーな"Tannis Root"もあり、円熟味は高まっていく。そしてラストはMFDでも活躍するThe Swan & The Lakeによる"Waiting For Spring"、可愛らしいマリンバに先導され浮遊感のあるシンセが広がっていく天上一直線なニューエイジ/アンビエントなこの曲はこの世とは思えない程に美しい。ここにはジャズやフォーキーなロックにフュージョン、アンビエントやダウンテンポにニューエイジなど複数のジャンルの音楽が収録されているが、それらはある種の雰囲気で統一されており、その感覚こそバレアリックを形成するものだ。特に本作ではメランコリーという感情が強く打ち出されており、ダンスで踊り疲れた時や忙しない日常の癒やしとなるであろう音楽がここにはある。



Tracklistは続きで。
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| ETC4 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2018/5/12 Sunset Lounge @ 江ノ島展望台
Sunset Lounge1

温かくなり始める春の季節と共にやってくる、そう今年も遂にやってきた湘南は江ノ島で開催されるSunset Loungeも前身のFreedom Sunsetから含めると15周年。海風が吹き抜ける江ノ島の頂上から夕暮れを見下ろせる絶好のロケーション、開放的な場で心も体も踊り出すダンス・ミュージックを浴びるパーティーは、人種や老若男女を問わずに魅了する。今回の5月開催ではレジデントとも言える井上薫を筆頭にオールジャンル・ミックスなクボタタケシ、繊細で煌めく電子音を聞かせるInner Science、DJ Kenseiらによるプロジェクトのcolorful house band、湘南をベースに活動するDJ Dante、そして主宰者であるshibaをユニットのsorto&nodo+shiba+No.9と、今年もジャンル問わずにダンスとリスニングの両面で楽しませてくれるアーティストが集まっており、期待せざるを得ない。
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| EVENT REPORT6 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/10/13 Balearic Park @ WWW
最近になってクラブ・ミュージック関連の音楽性にも力を入れるようになっている渋谷のライブハウスのWWWにおいて、新たなパーティーが始動する事になった。その名も『Balearic Park』、そのタイトル通りにバレアリック・ミュージックに焦点を当てた内容であり、クラブの騒がしく熱狂的な方向とは対照的にイマジネーティブで瞑想的な音楽を求めているように思われる。招かれたのはオーストラリアの若き新星であるAndras Fox、ベルギーのフィールド・レコーディングを得意とするLieven Martens Moana、実験的な音楽を披露するTyphonian Highlife、日本からはドローン・アンビエントを手掛けるHakobuneとChihei Hatakeyamaと、メインフロアは全員がライブでの出演とクラブ・ミュージック系のパーティーとしては非常に興味深い内容だ。
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| EVENT REPORT6 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Nebraska - Soften The Wireless EP (Heist Recordings:HEIST017)
Nebraska - Soften The Wireless EP
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2015年に続き2016年も絶好調、Rush Hour RecordingsやMister Saturday NightにDelusions Of Grandeurといった旬のレーベルからヒット作を量産するNebraska。ディスコ・テイスト溢れるファンキーさとブギーなノリで煌めくハウスがNebraskaの持ち味で、そこに昨今のロウ・ハウス的な剥き出し感のある質感も取り入れるなど、流行も自然に取り込み現在のハウスシーンをリードする一人であるのは間違いない。新作はこれまたブギーなハウスでは業界をリードするDetroit Swindle主宰のHeistからとなり、音楽性の相性の良さからして間違い無しと期待せずにはいられないだろう。先ずはA面の"Khan’s Bargain (Tom Noble remix)"だが、ファンキーなホーンのサンプルや図太いベースが脈打ち強い光を放つような煌きに満ちており、ノリノリなグルーヴで自然と体が揺れる実にNebraskaらしいディスコ・ハウスになっている。それをTom Nobleがリミックスした"Khan’s Bargain (Tom Noble Remix)"はシャリシャリしたハイハットやダビーな音響が際立ち、より湿っぽく生っぽさが前面に出る事で古き良き時代のディスコへと先祖返りを果たしているようだ。B面に移るとハンドクラップで始まる"The Blues"は直ぐに膨張するようなベースが現れ、雄叫びのようなボーカルや単純なシンセのフレーズがループするハウスへと突入する。音の隙間さえも目立つ非常に簡素な作風は、地味ながらも特にツール性が磨かれている。一方で"It Won’t Be Long "は爽快なパーカッションやメロディアスなシンセが鳴っており、より豊かな色彩感を纏った煌きもありつつメロウーなムードが味わい深い。それぞれの曲で異なる持ち味を出しつつNebraskaらしいディスコ・ハウスをベースとした作風は確立され、更なる人気の獲得に繋がる事を予感させる。



Check "Nebraska"

| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2015
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。何やかんやで今年も大小51ものパーティーへと足を運び、また価格高騰にも拘わらず素晴らしいヴァイナルに出会うとついつい購入し、大量のCDを購入しながらも未開封のまま放置したりと、例年と変わらず素敵な音楽に囲まれた続けた一年でした。その一方で仕事やプライベートにも時間が取られる事が多くなった影響もあって、大量にリリースされる音源に追いつかず、ブログの更新頻度も例年に比べるとやや落ち気味になったのも事実。でも音楽は好きなので細々とでも素晴らしい作品を、来年以降も紹介し続けられたならと思います。歳をとったせいかは分かりませんが、ベストに選んでいる作品は何だかリスニング寄りの物が増えてきている印象ですが、部屋の中で聴く音楽とクラブで聴く音楽は別物であり、そういった点も何となく反映されているかもしれませんが、少しでも皆様が素敵な音楽に出会えるきっかけになれば嬉しいです。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/11/7 Andras Fox Japan Tour 2015 @ Unice
先日、日本限定のコンピレーション『Soft Illusions』をリリースしたオーストラリアはメルボルンのAndrew Wilson。まだ20代半ばという若手だが、メロウかつファンキーな要素をニューエイジや環境音楽に溶け込ませた音楽は大らかな自然と洗練された都会的な空気が同居した感覚があり、期待されるアーティストの一人になっている。また地元メルボルンではラジオ音組を担当しているそうで、制作面のみならずDJとしての手腕も見逃す事は出来ない。そして、今回の初の来日に合わせて日本からは『Good Mellows』シリーズの新作リリースに合わせて橋本徹とその周辺のDJが集結し、来日ツアーパーティーを敢行する。当方は都内でも複数箇所で開催されるツアーパーティーの中で、最もクラブパーティーの意味合いが強いUniceへと参加する事にした。
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| EVENT REPORT6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Andras Fox - Soft Illusions (melting bot:MBIP-5559)
Andras Fox - Soft Illusions
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もし貴方が都会の喧騒に悩まされていたら、もし貴方が真夜中のパーティーで疲労していたら…そんな時、このアルバムは気分を和らげる一枚になるかもしれない。本作を手掛けたのはオーストラリアはメルボルン出身でまだ20代半ばの若きAndrew Wilsonで、Andras Fox名義で2013年以降にリリースされた4枚のEPを集めたDisc1とA.r.t. Wilson名義で2014年にリリースした『Overworld』のDisc2から構成されている。Andrewについて初期の音楽を確認してみたところ、2012年にリリースされた初のアルバム『Daydreaming』では、既に都会的なクールさと遠く離れた楽園のリゾート感の融和を見せていたが、まだMPCを始めとするサンプリングをベースにした制作でヒップ・ホップやファンクの影響を色濃く残す内容だった。しかしそれ以降の音源を集めた本作で聴ける音は、サンプリングからの脱却とヴィンテージなアナログシンセやハードウェアを用いた制作だそうで、随分と軽くか細く柔らかで、言うならば空気のように存在する音楽のようなものだ。Disc1では簡素なキックとパーカッションが生々しくも透明感のある小洒落たシンセが繊細な侘びしさを生む"Soft Illusion"、Oscar S. Thornをフィーチャーしソウルらしい情熱的な歌を見せるもか弱いシンセが囁くように響く"Running Late"、昼下がりの午後三時に新緑茂る中でのひなたぼっこをしているようなダウンテンポの"Rhythm Ace"など、ハウス・ミュージックを基調にファンクやソウルにAORなどを自然と盛り込んだ作風だ。環境音なども利用している事もあってか、この心地良い感覚は都会に湧き出た新緑の茂るオアシスでのんびりと寛いでいるような、そんな白昼夢を垣間見せる。Disc2の『Overworld』はコンテンポラリー・ダンスの為の音楽として制作されたそうだが、そんな背景もあって更にダンス・ミュージックに対するビートは希薄化し、その一方で環境音楽やニューエイジ的なBGMとしての日常に溶け込む音楽性が強まっている。川のせせらぎや鳥のさえずりなどのフィールド・レコーディングを背景に、太陽の光が射すような美しく透明感のあるシンセが揺らぎ、大地の芳香さえ発するような清々しい空気が満ち溢れる。強迫的な音の聞かせ方は一切無く、ただただそこに元から存在する空気のような音で、良い意味で意識させない性質が精神の鎮静作用へと繋がるのだろう。そしてどちらのDiscにも言える事だが、何よりもその淡いポップな音楽が人懐っこく耳に馴染み、つまりはダンス・ミュージック以外のファンにも楽しめるリラックスする為の音楽として効果的なのだ。



Check "Andras Fox"
| HOUSE11 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Emma House XIX MOUSE-COLORED CAT (Funkasia Entertainment Inc.:FECD-0001)
Emma House XIX MOUSE-COLORED CAT
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ある意味では一つのジャンルとして確立されている"Emma House"は、日本におけるハウス・ミュージックの歴史の一部と呼べるかもしれない。芝浦GOLD時代からYellowへ、そしてWOMBやageHaでのハウス・パーティーのレジデントを担当してきたDJ EMMAだからこそ、ハウス・ミュージックに対する造詣の深さに説得力を持つのだろう。そんなDJ EMMAを代表するパーティーが"Emma House"であり、1995年から続くMIXCDのシリーズでもある。2010年に"Emma House 18"をリリースして以降は新作は途絶えていたが、機が熟したのだろうか5年ぶりに遂に同シリーズの新作がリリースされた。今尚レジデントを持つ自負、そして徹底的な現場主義という気持ちが伝わるかの如く、本作ではヴァイナルと共にデータ音源も使用はしているものの入魂の一発録りで一切の編集は行っていないそうだ。そして肝心の内容はと言えば確かにEMMAらしいソウルフルなストーリー性はあるのだが、そこに近年の趣向が反映されたアシッド・ハウスや最近のパーティーでプレイされる曲も収録し、CDという形ではあるものの正確に現場の雰囲気が再現されている。幕開けは今年亡くなったゴッドファーザー・オブ・ハウスことFrankie Knucklesが手掛けた、Vintage Lounge Orchestraの"Dreams (DJ Tools Version)"で始まるが、全くキックもリズムも入らない歌とメロディーによる切なさが込み上げる展開はこの後の盛り上がりを既に予感させている。そこに叙情性を積み重ねるように"Man With The Red Face (ATFC "When The Light Go Up" Remix)"を繋ぐが、3曲目の"Air Alertness (Malawi Rocks Remix)"のプログレッシヴ・ハウス寄りな流れで一気にスピード感を増すと、その勢いにのり近年の趣向が反映されたアシッド・ハウスな"Zanzibar (Malawi Acid Dub)"や真夜中のフロアの雰囲気が浮かび上がるダークなハウスである"Say It"を繋ぎ、深い深い闇へと潜って行く。中盤は対照的に"Strandbar"や"Break The Dawn"など麗しいニュー・ディスコや輝きを放つテクノなど、一転して開放的でドラマティックだ。その後もソウルフルなボーカル・ハウスやミニマルにヒップ・ハウスなど多様性を伴いながらも、曲を丁寧にミックスしつつ大胆な展開で感情を揺さぶっていくプレイは、DJと言うプレイにストーリーを感じずにはいられない。ただ曲を繋ぐだけではなくその人の生き様が浮かび上がるような、そんなプレイだからこそ"Emma House"は愛され続けているのだろう。

Check "DJ EMMA"

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| HOUSE10 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Balearic Gabba Sound System - What You Really Need EP (Hell Yeah Recordings:HYR7133)
Balearic Gabba Soundsystem - What You Really Need EP
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今年1月に初来日を果たしたEnzo Elia。イタリアから「Balearic Gabba Edits」なるシリーズで過去の名作をバレアリック化した作品は、ニュー・ディスコやハウス方面でも御用達となり若手ながらも注目を集めている。本作はBalearic Gabba Sound System名義での作品となるが、中身はEnzoによるエディット作品という点で今までのシリーズの延長線上にあるものだ。しかし内容については今までの中でも格別で、イタリアのアーティストらしくイタロ・ハウスのクラシックに手を付けるなど、懐かしさと新鮮さが同居する素晴らしいエディット作品だ。A面にはSoft House Companyが1990年に放った"What You Need"のエディットが収録されているが、原曲を2倍以上の11分へと引き伸ばした事で先ずはDJとして使い易いように手が加えられている。また元々は今となっては野暮ったいハウスのリズム感だったが、ここでは細かく刻んだようなアレンジも施して今っぽいニュー・ディスコへと生まれ変わらせ、燦々とした太陽が降り注ぐようなトロピカルなピアノのコード感もより活きた開放感のあるエディットへと生まれ変わった。B面にも同じくイタロ・ハウスでは定番ともいえるDon Carlosによる"Ouverture"と"Chicago"のエディットが収録されているが、前者はアマゾンの中に居るような鳥の鳴き声もサンプリングされよりトロピカル感を増した透明感のあるディスコへと、そして後者はセクシーな女性の喘ぎ声をサンプリングしつつキックを抜いた事でよりリラックスしたリゾート感溢れるトラックへとアップデートされ、正にバレアリックなエディットを披露している。オリジナルからして既に名作といえるものだったが、その雰囲気を壊さずにモダンなバレアリックな要素を加えた本作が悪いわけがない。



Check "Enzo Elia"
| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles (Mule Musiq:mmcd42)
DJ Sprinkles - Queerifications & Ruins - Collected Remixes By DJ Sprinkles
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クラブミュージックに於いてはリミックスと言う作業は、オリジナルに敬意を払いつつその方向性を押し進めるものと、または逆にオリジナルを跡形もなく破壊し再構築を行うものと、大きく分ければその2種類になる。近年ハウスシーンでは侘び寂びの心を投影させた音楽性で突出した才能を誇るTerre ThaemlitzことDJ Sprinklesは、どちらかと言えば前者に属するアーティストだと思う。元々の世界観を尊重し大きく変える事はしない…が、しかしDJ Sprinklesの手にかかれば最終的には奥ゆかしい耽美な装飾が施され、DJ Sprinklesと言う強い個性に上書きされる。本作はそんな彼が手掛けたリミックス曲を纏めたコンピレーションであり、大雑把に言えばディープ・ハウスに区分けされるのではあろうが、所謂一般的に派手に盛り上がるようなクラブミュージックからは距離を置いている。本人はこの作品を「DJツール」とみなしているようであるが、決して享楽的なダンスフロアの為だけの音楽ではなく、むしろシネマティックな物語を語るような長尺な曲はじっくりと腰を据えて聴くのにより適している。がっと心を鷲掴みにする熱いエモーションをひけらかす事はせず、終始朧気な夢を見るようなふわふわと揺蕩う浮遊感のあるディープ・ハウスは、端的に言えばメランコリーと言う表現が相応しい。滴り落ちる儚いピアノや薄く覆う幻想的なパッド、そして多用されるボイスサンプルなどスタイルは確立されており、何処を聴いても流行り廃りや売れ線とは無縁の世捨て人的な郷愁が通底している。決してオリジナル作品を壊しはしないが、長い時を経てようやく備わるような枯れた味わいを付加する作業は、DJ Sprinklesの十八番と言ってもよいだろう。単なるリミックス集と思う事なかれ、DJ Sprinklesの音楽はかくも美しく孤高の存在として静謐に輝いている。

試聴

Check "Terre Thaemlitz"

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Coober Pedy University Band - Moon Plain (Kinfolk:KF003)
The Coober Pedy University Band - Moon Plain

The Coober Pedy University Band、聞き慣れないアーティストだが一体誰なのだろう。実はビートダウン/ディープ・ハウスの界隈で俄然注目を集めているTornado WallaceとTom Mooreによる新プロジェクトだそうだが、Tornado Wallace単体との区別が何処にあるのかは不明だ。しかしTornadoに限って言えば、Delusions Of GrandeurやInstruments Of Raptureと言ったスローモーなハウスでは質の高い作品を手掛けるレーベルから作品をリリースした経歴もあり、このプロジェクトに関しても注目せずにはいられない。本作では今までのブギーな音楽性よりも幾分かはエレクトロニックなハウスとしての要素が表面に出ているが、"Moon Plain"を聴いてもデケデケとしたベースラインにはディスコの胎動が息づいており、その上を重厚なピアノのコードやサイケなギターが覆い被さり現代的なバレアリックな空気が広がっている。そして"Oblong"ではピッチを落としながらもイタロディスコのようなどぎついシンセベースが効いていて、幻惑的なシンセの中毒的かつ快楽的な反復の沼にはまっていく。裏面には更にフォーキーで生温い湿度を保ちながら纏わり付くような粘り気のあるブギーな"Sentenced Beyond The Seas"を収録しているが、注目すべきはアシッドに染め上げた"Moon Plain (Soft Rocks Acperience)"の方だろう。UKはブライトンのSoft Rocksはオリジナルからミニマルかつエレクトロニック度を高め、そこにアシッドの中毒的なラインを執拗に反復させた恐怖のディープ・ハウスへと見事に生まれ変わらせている。これはハウスだけでなくテクノが鳴り響くフロアの中でも作用する求心力があり、素晴らしいディープ・アシッドだ。捨て曲無し、益々Tornado Wallaceの評価を高める事になる一枚だろう。

試聴

Check "Tornado Wallace"
| HOUSE9 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hacienda 30 (Newstate Entertainment:newcd9121)
Hacienda 30
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1982年5月21日、ロンドンなどの先進都市に比べれば到底モダンとは言えない工業都市であるマンチェスターにて、後々語り草となるクラブ"Hacienda"はオープンした。途方もない資金を投資し野暮ったい街には似つかわしくないハイセンスなクラブを造り、エクスタシーが流行ったせいで酒が売れずに常に赤字経営にもかかわらず、クローズするまで妄信的にもHaciendaを走らせ続けた共同運営者の中にはNew OrderのPeter Hookもいた。決して経営的には成功とは言えないこのクラブが、しかし名声を獲得したのはジャンルを超越したオープンマインドな音楽性だった。当方も含め勿論リアルタイムでそれを体験している人はそれ程多くはないだろうが、それでもこのHacienda創立30周年記念のCDを聴けば幾らかは、いや十分に時代の空気を感じ取れる筈だ。本作でミックスを手掛けたのは前述のPeterに、HaciendaのレジデントDJでもあったGraeme ParkとMike Pickeringだ。Graemeは徹底的にハウスに拘りを見せ、ソウルフルで胸が熱くなるトラックから覚醒感のあるアシッディーなトラックを緩いBMPながらも跳ねたグルーヴで繋ぎ、Mikeは毒気付いたブリープ・ハウスから始まり粗悪なシカゴ・ハウスやレイヴィーなテクノまでクラブの混沌とした空間を描き出している。Peterはお世辞にも上手いDJとは言えないが(笑)、お得意のロッキンな曲もふんだんに使用しマッドチェスターな時代を再現している。ここにパッケージされたその多くの曲が、今となってはクラシックと呼ばれる時代を越えて愛される曲であり、Haciendaを狂乱の渦に包み込んでいた曲であったのだろう。決して新鮮味があるでもないし余りにも時代を象徴し過ぎている音はダサくもあるのだが、このごった煮な狂騒が一夜をどんなに素晴らしいものとしていたかは、きっと伝わってくるだろう。

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| HOUSE8 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Masterpiece Created By Andrew Weatherall (Ministry Of Sound:MOSCD287)
Masterpiece Created By Andrew Weatherall
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Ministry Of Soundが提供する「Masterpiece」、そのタイトルからしてDJ中のDJが担当すべき3枚組MIXCDシリーズの最新作は、遂に久しぶりのクラブでの来日プレイを控えているUKテクノ番長のAndrew Weatherallが担当。テクノ、ロック、ダブ、パンク、ハウス…そこに境界線を引く事なくあらゆる音楽を一夜の内に自分のモノとして表現出来る素晴らしいDJが、CD3枚と言うボリュームに渡って繰り広げる音楽は、彼が2010年からロンドンで開催しているパーティーである「A Love From Outer Space」がコンセプトになっているそうだ。夜の11時、12時、1時と1時間毎に区切りをつけてはいますが、アッパーなテクノや沈み込むディープハウスは封印して、BMP105〜120までに抑えたロッキンでパンキッシュ、そしてディスコディックでダブな雑食性の高いプレイは、これこそWeatherallの真価と呼べるでしょう。1枚目は特にWeatherallのリミックスや制作した曲が含まれているせいか、ねちねちとした足取りながらも鉄槌で叩かれるようなグシャッとしたキックが破滅的で、途中のダークなアシッドも入ってきたりすると90年前後のインディーダンスにかかわっていた頃のサイケな空気も漂ってきます。対して2枚目は重苦しい空気も晴れたようにコズミックなディスコダブや、煌きのある奇妙なシンセ音が印象的なニューウェブやエレクトロなどで、無心になり楽天的なダンスミュージックを軽快なノリで楽しむ様な音楽が聴ける事でしょう。そして3枚目はパーティーのラスト1時間を飾るが如く昂揚感と開放感が混ざり合うドラマティックな展開が待っていて、ダンスビートを強めながら獰猛なしばきによって鼓舞されつつ、終盤では盟友であるPrimal ScreamのWeatherall Remixでふっと放心し、ラストのWeatherallがインスパイアを受けたA.R. Kaneの”A Love From Outer Space"でハッピーにパーティーは終焉を迎えます。と3時間に渡る異形のダンスでロッキンなDJ、あっと驚く様なトリッキーな技は無くとも本当にWeatherall以外に成し得ない弾けるパワーと痛快なユーモアが感じられる選曲で、3時間にもかかわらず全く飽きないどころか中毒性の高いプレイは流石です。今までにも多くのMIXCDをリリースしてきた彼ですが、これはお世辞抜きに現時点での最高傑作と言えるでしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
UPCOMING EVENT
2010/08/06(FRI) ene presents The Backwoods 1st Album "The Backwoods" Release Party @ Eleven
DJ : The Backwoods aka DJ KENT
Guest DJ : 5ive
Live : Kaito Exclusive Live & DJ Set, 9dw

2010/08/09(MON) 月光 @ Grassroots
DJ : Hikaru, DJ Yogurt, Q

2010/08/13(FRI) HEY MR.MELODY vol.100 @ Bar MOVE
DJ : Altz, ミスターメロディー, Yakenohara, タカラダミチノブ

2010/08/14(SAT) Ostgut-Ton presents Sound of Berghain @ Eleven
DJ : Marcel Dettmann, DJ Nobu
Live : Shed

2010/08/21(SAT) SATURN -CLUB SEATA SUMMER PARTY- @ Club Seata
Live : The Sunpaulo, DJ Yougrt & Koyas
DJ : Hiroshi Kawanabe, KEIZOmachine!, W2+Buppa.9 a.k.a 4039, Anthony

2010/08/28(SAT) Raid @ Unit
DJ : Altz, DJ Kensei, DJ Nobu, Shinya
Live : Dachambo, Soft, Fran-key, Crystal & Roger, Rub-A-Dub Market, Green Green, ngoma, DJ Duct
| UPCOMING EVENT | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Thomas Fehlmann - Gute Luft Remixe (Kompakt:KOM 213)
Thomas Fehlmann - Gute Luft Remixe
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今年アルバムをリリースしたベルリンテクノの重鎮・Thomas Fehlmannが、アルバムからリミックスをカット。リミキサーにはビートダウン系を得意とするSoulphictionと、Reagenzの一員でもあるベテランテクノアーティスト・David MoufangことMove Dが参加。Soulphictionのリミックスは完全に彼の作風に変化していて、闇の奥底でシンセがざわめき艶めかしいパーカッションが湿度を高め、妖艶な雰囲気を醸し出すビートダウンハウス。原曲の痕跡が跡形もないようなリミックスではありますが、Soulphictionの味が出た絶妙なリミックスだと思います。Move Dは2曲リミックスを提供しておりますが、滑らかで浮遊感のあるテックハウスに仕上げた"Softpark"が秀逸。柔らかな心地良いシンセの反復がリードする中、色々な音も細かく配置して少しずつ展開を作っていき盛り上がって行きます。嫌味でないエレガントな佇まいもあり、如何にも現代的なモダンな作風でこちらも素晴らしいです。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/06/26 Spinning Vol.2 @ 渋谷 Bar&Cafe特異点
友達と開催している"Spinning"の第二回は色々と課題は残っておりますが、無事終了しました。自分達レギュラー陣は割と大人しい選曲でメロウなハウスだったり緩めのセットでそんなに上げない内容でしたが、ゲストのDJ Aprilさんは古いシカゴハウスをパワフルにプレイしていかにもパーティー的な内容で盛り上げてくれました。時代が変わろうと本当に良い曲は変わらない良さがある訳で、そんな事を再認識させてくれるプレイだったと思います。

また次回に繋げる為に工夫なり努力が必要だと感じる点が多かったのですが、また必ずや次回開催したいと思います。遊びに来て頂いた皆様、どうもありがとうございました。

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| EVENT REPORT2 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
James Holden - DJ-Kicks (Studio !K7:!K7261CD)
James Holden - DJ-Kicks
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人気MIXCDシリーズ最新作になんと奇才中の奇才・James Holdenが登場。Holdenと言えばプログレッシヴハウスと言うジャンルから出発した新星ですが、ジャンルを飛び越えテクノやトランス、エレクトロニカやポストロックまでも飲み込み、James Holdenの音としか表現出来ない唯一無二の世界観を創り出すまでに成長したアーティスト。そんな彼がMIXCDを手掛ければただの4つ打ちだけが聴ける訳はなく、テクノやシューゲイザーやアシッドハウスやら…とかもうジャンルで括るのはナンセンスなHoldenとしか言えないミックスになります。特に彼が作る世界観には強烈なサイケデリアとトリップ感が満ちていて、時間軸と空間軸さえも歪めてしまうよう毒気のあるサイケデリックな音は心地良ささえも超越した狂った夢想を誘発し、薬無しでぶっ飛んだ感覚を生み出します。かと思えば突如天使の舞うノスタルジーに満ちた和やかなムードや、デカダン的な壊れ行く中から生まれる耽美な美しさが降りてきたりと、奇想天外なミックスとは正に本作の事。目も眩むほどの強烈な色彩に包まれて、身も心も昇天してしまう。

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| TECHNO8 | 10:00 | - | trackbacks(0) | |
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert (Global Underground Ltd.:GU038CD)
Carl Cox - Global Underground GU38 Black Rock Desert
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UKテクノシーンにおいて絶大な人気を誇るDJ・Carl Coxの最新MIXCDは、アメリカの砂漠で行われている"Burning Man"と言う世界で最も過酷なフェスティバルでのライブ録音と言う話だったのですが、ライナーノーツを読んだ限りだとスタジオ録音って書いてある。実際にMIXCDを聴いてみたら音が普通に良かったので、きっとスタジオ録音でしょう。しかしトラックリスト見ても分からないアーティストばかりで、もう時代についていけないよ。Coxと言えばとにかく限界ぎりぎりまでバキバキズンドコと音数大目でアッパーなハードテクノを回して、すんげぇ太いグルーヴを生み出していた記憶があるのですが、このMIXCDは良くも悪くも今風でそこそこにはアッパーだけと随分と落ち着いたと言うか大人になった印象。クリッキーなミニマルとかパーカッションがポコスカ鳴っているミニマルとか、ブリープでぎとぎとしたテクノや上物が妖艶なトランシー系とかか回しているものの、ソリッドで勢いのあるテクノは殆ど無くて残念。じわじわと恍惚の深みにはまらせるタイプのMIXCDだと受け止めれば理解は出来なくもないけれど、Coxにそれを求めているリスナーっているのかね?爆音の中で何も考えずに無邪気に踊れるような勢いのあるテクノを聴かせて欲しかったです。

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| TECHNO7 | 11:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Post Newnow Crue-l Classic Remixes Vol. (Crue-l Records:KYTHMAK 130DA)
Post Newnow Crue-l Classic Remixes Vol.
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日本屈指のアンダーグラウンドなレーベル・Crue-l Recordsのリミックス集第二弾が発売。Crue-lはダンスミュージックを中心としながらも、楽天的なバレアリックな音から精神を覚醒させるサイケデリックな音まで、果てはパンクやフォークまで幅広い音楽を手掛けるアングラの良心的なレーベルです。勿論CDのみならずヴァイナルでのリリースも多く、今回はそんなヴァイナルに納められていたリミックスを集めた大変お買い得な一枚。リミキサーにはケンイシイ、DJ Nobu、Force Of Nature、まりん、井上薫、ゆら帝、Quiet Village、Mark E、Sofr Rocksと各方面から実力者が集まっており内容も充実しております。テクノ、ハウス、ディスコダブ、サイケデリックなど音的にはばらばらなれど、どの曲もCrue-lらしいトリッピーかつ中毒性の高い作風に仕上がっていて、リミキサーがよくCrue-lの事を理解しているなとしっかり感じられるのが良い。お勧めはMark EとQuiet Villageの目眩のする様なサイケデリックな2曲、逝っちゃってます。

そしてこのCDは相当にハードコアな仕様になっておりまして、段ボールを使用した紙ジャケットはネジで留められており、CDを聴く度にわざわざネジを外して開けないとCDが出せないのです。やりすぎだよ!

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| HOUSE5 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
I'm Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA (Endless Flight:EFCD3)
Im Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA
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日本には素晴らしいクラブミュージックのDJやアーティストがいるのにもかかわらず、日本のクラブミュージックを手掛けるレーベルは停滞なり閉塞閉があるのですが、このMule Musiqはリリースの量の多さと共に質の高さも伴っていて期待せざるをえないレーベルの一つです。そんな日本発の世界標準テクノレーベル・Mule Musiqのレーベルショウケース的なMIXCDが、傘下のEndless Flightからリリース。ミックスを手掛けたのはForce Of Natureの一人・KZA、そして選曲はレーベルオーナーである河崎氏が担当。と言ってもここ1〜2年、このレーベル関連のコンピやMIXCDが竹の子の様にたくさんリリースされてきたので、少々食傷気味だったのは事実。今年の5月にも岩城健太郎が同レーベルのテック系のMIXCDをリリースしていたしね。だがそこは質の高さを保つMule Musiq、本作においても妥協の無いアンダーグラウンドな感性を伴うディスコ〜ディープハウス〜テック系を中心としたナイスな音楽が閉じ込めらております。全体的にテンポは緩めで統一されていて、ディスコの生っぽくてハッピーな流れから流麗でヒプノティックなテック系までスムースに繋がれていて、ゆるりとした時間の中で深い世界に引きずり込まれて行きます。特に後半のテックな展開はアッパーではなくともメランコリーな旋律と緩い横ノリのグルーヴの相乗効果で、ふわふわとした心地良さが感じられ気持ち良いですね。

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| HOUSE5 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
SOFT - Live At Wescott House Garden (Japonica:JAPO002)
SOFT-Live At Wescott House Garden
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友人からの貰い物。SOFTと言う京都発ジャムバンドのライブ盤ですが、自分の中では井上薫やレイハラカミがリミックスしてた事くらいしか知らず、もしかしたらクラブミュージックっぽい打ち込み系のバンドなのかなと勝手に思い込んでいました。がこのライブ盤を聴いた限りでは生演奏ばりばりなサイケロックで、一曲が10分以上もあったりするからプログレッシヴロック的な印象も受けました。ライブ盤って事も影響があるのかもしれないけれど、地平線にまで広がっていくような開放感と澄み渡る清涼感があってのびのびとした感覚がとても心地良い。肉体を駆使した生々しい音は爆発力は抑えて、内で静かにざわめくカオスから滲み出るじわじわした快楽があり、長尺のプレイが存分に生きていますね。ギターも時にファンキーに時にブルージー時にサイケデリックに、びっしばし鳴っていてやっぱりロックって格好良いなーと思いました。大きな大河の流れに身を任せるように、SOFTの音に身を委ねてみよう。RovoやDachambo、Hawkwindら辺と一緒に聴きたい感じ。



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| ETC3 | 01:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Discossession - TV Scene (Crue-L Records:KYTHMAK126)
Discossession-TV Scene
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Kenji Takimi主宰の日本が誇るバレアリックなレーベル・Crue-L RecordsのEPが幾らかまとまったんで、まとめて紹介したいと思います。これはLinda Di Francoと言うバンドの曲"TV Scene"をDiscossessionがカヴァーし、それをSoft RocksとCheeがリミックスしたトラックを含む、計3曲のEP。まずはDiscossessionのカヴァーだけど、アコースティックで切ない歌物。ダンスミュージックと言うよりはベッドルーム系で、真夜中のチルアウトにも似合いそうなトラック。そしてSoft Rocksのリミックスはと言うとバンドっぽくリズムに躍動感が出ているのだけど、カヴァーのイメージをそれ程壊さずに忠実な雰囲気が強いです。やはり特筆すべきはDiscossessionのメンバーの一人であるCheeによるリミックス。"TV Scene(Celestial Forest Mix)"〜"Arianna Suite"と二つのトラックが合体して計15分にも及ぶ長尺な流れになっているんだけど、天にも昇るコズミックなシンセなども上乗せされてまさにバレアリック一直線でヒプノティックなリミックスに昇華されております。緩くて気怠いのにでもふわ〜んと空へと浮かび上がるようなトリップ感、そしてフロアでの朝方のアフターアワーズにぴったりなメランコリー。長さを全く感じさせないどころか、まるで何時までも続いて欲しい夢の様だ。本当に素晴らしいバレアリックワールドです。

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| HOUSE4 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rei Harakami - あさげ selected re-mix & re-arrangement works 1 & ゆうげ selected re-mix & re-arrangement works 2
Rei Harakami-あさげ selected re-mix & re-arrangement works 1
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みんな大好きハカラミレイの最新作は、リミックスや共作、レアトラックなどを収録したコンピレーション。相変わらず制作スピードが遅いので、完全なる新作が出るまでの繋ぎとして考えても良いでしょう。が、既発の作品を集めた内容とは言え満足度120%の素晴らしい選曲。レコードとか他のコンピに収録されている曲も多く、全部を揃えるのはなかなか困難でしたからね。しかしリミックスなどを聴いても完全にハラカミレイの音楽として成立していて、文句無しの内容。彼のリミックス作業はオリジナルの音源は殆ど利用しないで一から再度創り上げたリミックスが多いのだろうので、彼のオリジナル作品として考えても良いかと思います。極端に左右に飛ばされるPAN使いや心地良いディレイなどはここでも健在で、そしてコロコロと丸くて優しい音色がふわふわと空中を浮遊。それはまるで雨上がりの空に虹がかかる景色か、極彩色の万華鏡かの様なカラフルで弾けたサウンドスケープを演出します。これを(彼の発言が事実であるならば)単一の音源だけで奏でているのだから、驚愕と言わざるをえないですね。一つの楽器でも究極まで極めれば、可能性は無限大となるのでした。"あさげ"の方はコラージュっぽい序盤から徐々にリズムが組みあがっていくDCPRGのリミックスがやばいです。15分にも及ぶロングトリップ。

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Rei Harakami-ゆうげ selected re-mix & re-arrangement works 2
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"ゆうげ"はボーカル曲のリミックスや共作が中心。彼にしては比較的原曲のメロディーは壊さずに、音やリズムだけはハラカミ色に染め上げた曲が多いです。ここでもどんなボーカルが入っていようが、ハラカミが作った音楽だと分かる程オリジナル性が強いです。確かかつてはSC-88Proと言う音源を使用していたはず(今も?)だけど、その単一の音源を使用する制約が逆に彼のオリジナリティーを発揮する事になっているんですね。原曲の個性やそのボーカルなども、ハラカミの前では全てが霞む程にハラカミの個性が際立っています。ちなみにスヌーザーなどが取り上げた為にロックファンの間でも人気が出たらしいが、確かにテクノとか電子音楽だとかの範疇で聴くのはもったいない。CMとかでも彼の制作した曲が流れる位だし、ポピュラリティーのある普遍的な音楽として世界中で聴かれるべきである。

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| TECHNO6 | 15:30 | comments(3) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2009/03/07 (SAT)
FLOATRIBE @ Unit
DJ : KAORU INOUE, KENTARO IWAKI, YUMMY

2009/03/08 (SUN)
SYNCHRONICITY @ O-EAST
Live (MAIN STAGE) : 渋さ知らズオーケストラ, 曽我部恵一BAND, 犬式 a.k.a. dogggystyle, Tegwon, Anchorsong

DJ (3F DJ FLOOR) : Kentaro Iwaki, CALM, DJ YOGURT, L?K?O, Ko Umehara

2009/03/14 (SAT)
SiCK! @ ANGELO
GUEST DJ : Alton Miller
DJ : SiCK DJs
LIVE PAINTING : Abdul Qadim Haqq

2009/03/19 (THU)
VATON @ Module
DJ : MARCEL DETTMANN, yoshiki
Live : ditch

2009/03/19 (THU)
dB UKi Events and HORIZON @ Unit
DJ : Oliver Ho, KIHIRA NAOKI

2009/03/19 (THU)
mule musiq 5th anniversary party pt.2 "endless flight" @ Womb
DJ : DJ Koze aka International Pony, Adolf Noise, Toshiya Kawasaki
LIVE : Lawrence, Foog
DJ Sprinkles Deeperama LOUNGE : DJ Sprinkles aka Terre Thaemlitz, Lawrence, Dr.nishimura

2009/03/20 (FRI)
Organza meets Ostgut-ton @ Womb
DJ : Ben Klock, DJ PI-GE
LIVE : Shed

2009/03/21 (SAT)
FUTURE TERROR @ QUEENS CLUB
Special Guest DJ : MARCEL DETTMANN
DJs : DJ NOBU, CMT, KURUSU

2009/03/27 (FRI)
TAICOCLUB presents So Very Show! @ Womb
DJ : DJ KRUSH, DJ KENSEI, Koushik, DJ BAKU, Eccy

2009/03/28 (SAT)
春休み @ ageHa
DJ : Nick The Record, EYE, ALTZ, 桑田つとむ, Cro-Magnon ,SOFT, 宇川直宏, MOODMAN, DJ KENT, DJ NOBU, REE.K, FUNKY GONG, MOKMAL SOUND CREW, SANDNORM

Island Bar -Amami Eclipse Lounge eclipse2009-
DJ : JUZU a.k.a. MOOCHY, DJ KENSEI, HIKARU, SINKICHi

SYNCHRONICITYは前売り買ってあるんで確定。14日のAlton Millerも気になるな。仕事あるけど有休使えば行けない事もないが、遠い…うむー。19…19日、え…テクノのパーティー被りすぎだろ…。しかも仕事で行けないよ、オワタ。20日はOstgut TonからBen KlockとDelsinからShedか、こりゃ相当熱いね、そこまで混まないだろうし安心だ。21日はFUTURE TERROR @ 千葉…非常に遠い、いや行きたいのに行きたいのに。翌日有休でも使うかな。28日の春休みは最高、相当面子やべーな、うほっ!
| UPCOMING EVENT | 00:50 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Maurice Fulton Presents Stress - Why Put Me Through It (Transfusion:TFCD01)
Maurice Fulton Presents Stress-Why Put Me Through It
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先週はYellowにMaurice Fultonが来日しておりました、すっかり忘れてましたが。近年は奥さんであるカナモリムツミのユニット・MUのプロデュースで名前が知れていますが、元々はガラージやハウス方面で活躍していたと思われます。僕はBoof名義の"A Soft Kiss By A Rose"(過去レビュー)で初めて彼の音に触れたのですが、エロティックな雰囲気とどす黒いグルーヴが滲み出ていてその妖艶な音にやられてしまいました。ではそれよりも以前の本作はと言うと、エロティックな音は控えめで奇天烈なハウスと表現するのが妥当でしょうか。臨場感とエッジのある生音と不思議な電子音が組み合わさり、トライバルで肉体を揺さぶるハウスもあればメランコリーで胸にぐっと来るディスコ調もスウィングするジャズ調もあり、なんだか掴み所の無いMauriceの脳内です。まとまりは無いですが枠にはまる事なく好き放題やっている様にも感じられ、面白い作品とも言えるでしょう。個々の曲は総じてカッコいいので、普通のハウスに飽きている人には本作をお勧めしたいと思います。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Schatrax - Mispent Years (Soma Quality Recordings:SOMA128)
Schatrax-Mispent Years
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今まで4年間位JPHONE携帯を利用してたのですが、SOFTBANKがブループランバリューなる激安のプラン(自分割引50使用で1200円[基本料金+S!ベーシックパック]支払いで無料通話が1000円有り)をリリースしたので、それに乗り換える為に3G携帯に機種変してきました。でもいらない機能ばかりで使用に慣れるのも大変で、それなら機能省いて安くしろやと思うわ。毎月の携帯代が超安くなるので、一応満足はしておりますが。ちなみに今後SOFTBANKに契約する人はホワイトプランより、絶対ブループランバリューの方がお得だと思います。ホワイトプランは1〜21時までSOFTBANK同士が無料なんだけど、そんな時間に頻度に電話する人なんているか?

さて数日前に紹介したFunk D'Voidですが、彼の中でも最高峰に輝く作品がSchatraxの"Mispent Years"のリミックスです。これは確かにオリジナル作品では無いけれど、それでもFunk D'Voidの艶と輝きのある音が一番体感出来る曲だと思います。極めて優雅で涙腺が潤う程情緒的にリフレインするシンセサウンドがどっさり詰まっていて、これを初めて聴いた時は本当に衝撃を受けたもんです。もう一聴してFunk D'Voidだと分かる音が出来上がっていて、彼も個を形成した素晴らしきアーティストの証明ですね。Funk D'Voidには一生付いていきます!

ちなみにもう片面は同じくSomaのSilicone Soulがリミックスを担当。こっちは前者とは対照的にディープ目に幻想感を増した緩いハウシー調で、大きな展開は無い分ゆっくりとピークに向けて盛り上げるのに使えそうな内容ですね。

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Check "Schatrax"
| TECHNO5 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Aphex Twin - 26 Mixes For Cash (Warp Records:WARPCD102)
Aphex Twin-26 Mixes For Cash
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オンラインで注文している新作が取り寄せになっていたりして(新譜なのに!)、一向に新しいCDを入荷出来ません。そんな困った時はテクノ史の狂った天才・Aphex Twinのアルバムでも紹介しておけば、取り敢えず場は持たせる事が出来そうです。夢心地のアンビエントから奇天烈なドリルンベース、狂気のアシッド、またはハードコア以上のハードコアまで、テクノシーンの荒れ狂う暴風雨として活動してきたAphexことリチャードさんですが、彼の場合リミックス作品も元のアーティストを馬鹿にした様な作品が多く本当に素晴らしいです。彼自身の発言で良い作品はリミックスする必要はないから、悪い作品だけリミックスを手掛けているそうですが、それって微妙にリミックスを依頼したアーティストが可哀想…。そんなリチャードさんに依るリミックストラックを集めたのだが、この2枚組アルバムです。まんま「金の為の26リミックス」、金になるからコンパイルしたのでしょうか。まあ僕は彼の曲が聴ければ構いませんが。

内容はと言うと90年代のリミックスが大半なので、可愛い電子音が踊り狂うドリルンベースから、背筋も凍り付くメタリックなテクノ、幻想的で美しいアンビエント調まで、全盛時のリチャードさんを存分に味わう事が出来ます。しかし原曲が想像出来ないようなめちゃめちゃにしたリミックスをするリチャードさん、一体彼の頭の中はどうなっているのでしょう?ただの馬鹿げた狂人かと思えば、時には子供の無邪気さが伺えるファニーさがあったり、もしこれが本当に無意識でやっているのならば天才なのかもしれない。逆に狙ってやっているのなら、相当宣伝上手な人ではあるでしょうし。そんな感情豊かな音楽ではあるけれど、不思議と音その物は無機質と言うか冷たい。クールなのかな、温度は感じずに硬質で正に金属音と言うべき音で、音その物が格好良すぎます。彼の音には、音だけでリチャードさんと分かる美学が存在します。

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| TECHNO4 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
饗宴 Summer Breeze (Incense Records:XNSS-10043)
饗宴 Summer Breeze
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数日前にドイツディープハウスシーンの重要ユニット・NEEDSのメンバー・Lars Bartkuhnを紹介したので、ついでにNEEDSの音源が多数含まれたコンピレーションも紹介したいと思います。タイトルから察する通り夏を意識したコンピレーションですが、コンセプトは「真のラグジュアリー感に満ちた生活空間の演出」との事。ジャケットもハイソで音も大人の落ち着いたムードを含む選曲。何と言ってもNEEDS関連はPASSION DANCE ORCHESTRA、TOUCH ONE、LAURENTIUS、DOCTOR M名義も含み5曲も収録。Doctor M、Touch One名義の曲は、NEEDSにしては緩めでコズミックなジャジーハウスで新たな路線へと変更したのかなと感じさせます。以前のハイファイ感は身を潜め、むしろローファイで多少戸惑いもありますが。ハウスの歌姫・Stephanie Cookeは2曲収録。アコースティックなラテンハウスですが蒸し暑さは全く感じさせず、むしろ軽やかにからっとした清涼な風が舞い込む心地良いトラックです。後は有名所でDalminjoとMark Farinaも収録されていて、コンピレーションとしての水準は高いと思います。NEEDS関連が約半分なのでこれはどうよって思う人もいるでしょうが、わたくしはNEEDSの大ファンなので評価は甘めになってしまうのですねw。ハウスだとか意識せずに、部屋のBGMとして気持ち良く流せるのでお許しを。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chicken Lips - DJ Kicks (Studio !K7:!K7155CD)
Chicken Lips-DJ Kicks
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近頃はディスコダブなるブームが流行っているらしく、僕は全く興味はないのですが一応そのディスコダブを広める事に貢献したChicken LipsのMIXCDでも紹介しておきます。ディスコダブがいまいちどんな物かは理解していませんが、アンダーグラウンド色が強く80年代のディスコにダビーな奥深さを追加した様な感じなのでしょうか(間違ってたらごめんなさい)。なんでベースはでんでけだしリズムはずっしりな4つ打ちで、半ば古臭い音ではありますがドロドロのサイケデリック感があります。しかしStudio !K7の送る名物MIXCDシリーズ・DJ Kicksと言う事なので質が悪いって事はないんですけど、このディスコダブって音は自分には合いませんね。なんつーか音の古臭さが嫌って言うか、ニューウェーブの鋭い感覚はあるけれど別にダンスミュージックにはそれを求めてないって言うのかな。80年代のNew OrderとかDepeche Modeとかと同じ空気を感じて、New Orderとかはロックで格好良かったけどダンスミュージックだとなんか違うのですわ。古い感覚と新しい感覚が混ざってるのは分かりますが、自分の好きな音ではないの一言。悪いとか良いとかではございませんので、あしからず。

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| HOUSE2 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaoru Inoue - Ten Remixes (Seeds And Ground:SAGCD-1)
Kaoru Inoue-Ten Remixes
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Seeds And Ground(種と土壌)、素晴らしいレーベル名ですね。Chari Chariこと井上薫は、いつだって大地の鼓動を感じさせるダンスミュージックを聴かせてくれる。いつだって躍動的でどこまでも壮大な世界観を見せてくれる。Seeds And Groundはそんな彼が自分の思うがままに作品をリリースする為に作ったレーベルですが、その第一弾が井上薫のリミックス集です。Crue-L Grand Orchestra、Frankie Valentine、Calmと言ったいかにも的なアーティストから、OOIOO、Buffallo Daughter、宮沢和史と言った不思議な組み合わせまで色とりどりな収録です。こんな幅広い参加アーティストにも関わらず、全ての曲はやはり井上薫の曲であるかの如く生命の新しい息吹を感じさせます。大気の風の流れ、森の静寂、大地の鼓動、空に浮かぶ星々、そんな自然に囲まれた景色がいつの間にか目の前に広がり、自分は自然と一体化していく気分。きっと井上薫は世界自然遺産とかが大好きなんだろうなと思わせるBack To Natureぶりで、聴く者の心を浄化し穏やかな平穏をもたらしてくれます。でっかい自然の流れに身を任せようではないか。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kentaro Iwaki a.k.a. Dub Archanoid Trim - Italo Old - Old School Cuts Of House Music Scene In Italy 1990-1995 (King Record:KICP5034)
Kentaro Iwaki a.k.a. Dub Archanoid Trim-Italo Old - Old School Cuts Of House Music Scene In Italy 1990-1995
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岩城ケンタロウ特集第三弾。Dub Archanoid Trimこと岩城ケンタロウはStylusと言うレコードショップのバイヤーにしてDJ・アーティストであり、井上薫と共にレジデントを務める「Floatribe」などでも活躍し、既にクラブミュージックに感心の深い人には知れ渡っているアーティストであります。連日彼のMIXCDの紹介をしてきましたが、今回もまたMIXCDの紹介です。これまたIrma音源を使ったMIXなのですが、「Dubmosphere Mix」とは打って変わってもろにイタロディスコ的なMIXになっています。やっぱりディスコって言うとデケデケベースラインとか、どこかポジティブで楽観的な明るさがあり聴いてるだけで単純に気持ち良くなれますね。と言っても岩城節であるダビーで深い世界観も失う事なく、オプティミスティックな開放感あふれる世界観を演出しています。早過ぎもなく緩すぎも無い一番心地良いテンポの4つ打ちを刻み、徹底的にトラックのキャッチーな部分を使用し快楽を持続させるのそのプレイは、彼のMIXCDの中でも一番単純に気持ち良い物かもしれません。3枚もMIXCDを出していてこれ程までに各MIXCDごとに特色を出し、またクオリティーを高く保つなんて素晴らしいの一言。確実にこれからのシーンを背負っていける人であると思います。

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| HOUSE2 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kentaro Iwaki A.K.A. Dub Archanoid Trim - Dubmosphere Mix (P-VINE:PCD-25019)
Kentaro Iwaki-Dubmosphere Mix
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岩城ケンタロウ特集第二弾。Dub Archanoid Trimこと岩城ケンタロウはStylusと言うレコードショップのバイヤーにしてDJ・アーティストであり、井上薫と共にレジデントを務める「Floatribe」などでも活躍し、既にクラブミュージックに感心の深い人には知れ渡っているアーティストであります。そんな彼の初のMIXCDはIrmaの音源のみを使用したレーベルサンプラーかと思いきや、やはり独自の深い世界観を創り出す事に成功しています。Irmaの事を詳しくは知らないのですが、イタロディスコで有名なレーベルだとの事。その割にはこのMIXCDって、生音を多用したアフロ系ハウスでゆったりとしたトライバルがあり、時々ディスコチックな音が入ってくる暖かみのある空気に満ちています。普段の様にドープでヤバ目の音は身を潜めて、ソウルフルで陰と陽があるならば確実に陽の音。フロアで聴くよりも大地の草原のまっただ中で聴きたくなる様な土の香りを感じさせますが、ダンスミュージックその物の力も失うことなくMIXをされています。冒頭のスペーシーな幕開けから、ダビーな中盤、終盤のイタロハウスまでやはりストーリー性を感じさせない訳がありません。どんな音源を使っても深淵な世界を創り出すそのプレイは、素晴らしいの一言です。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Calm presents Conception For The Street Noise (KSR:KCCD-039)
Calm presents Conception For The Street Noise
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夏の終わりが近づき秋の足音を感じるこの頃、ちょっと寂しい気持ちになるであろう。そんな時、CDラックからこのCDを引っ張り出して聴いてみました。CALMが選曲・監修を行ったこのコンピレーションアルバムは、フューチャージャズやブロークンビーツを中心に集められています。CALM自身やIan O'Brien、As Oneなどが楽曲提供をしていて、やはりここら辺のアーティストの曲は大変質が高いですね。CALMの「Street Noise Theme」は、ノンビートで都会の喧騒を忘れる様な穏やかさがあり、正にテーマ曲に相応しいです。Ian O'Brienの「Midday Sunshine」はゆらりゆらりと揺れる様な浮遊感があり、夜長になる秋の佇まいを感じさせます。続くAs One「Dhyana」は今にも生まれんばかりの胎動の様で、新たなる季節の迎えを表現するようなコズミックジャズで非常に素晴らしいです。またアルバムの前半はアンビエントな広がりをもった楽曲が多いのですが、アルバムの後半は知らないアーティストばかりで、前半に比べるともろに生音重視のジャズ色強めですね。まあそれでも、夏の終わりの寂しさを紛らわせてくれる優しさが感じられます。季節が変わる頃にほっと一息して、次の季節を迎える準備をしようではありませんか。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Paul Johnson - The Other Side Of Me and Mores (Avex Trax:AVCD-11445〜6)
Paul Johnson-The Other Side Of Me and Mores
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は〜い、本日も昨日に続き廃盤だと思われていたシカゴハウス物の紹介です。全くある所にはあるもんですね、amazonも侮れません。Paul Johnsonがシカゴハウスの名門レーベル、Relifeから出したアルバムをAvex Traxがライセンス。その上Paul JohnsonのトラックをSugar Kane(って誰?)がMIXしたPREMIUM MIXも日本盤には付いてきます。まずアルバムの方ですが、単調なリズムトラックにチープな上物が乗る、本当に簡素なトラックばかりなのですが…なんで逆にファンキーなんでしょう?変態系のシカゴハウスではなくファンキーさに重点を置いたオールドスクール系。超有名な「JUST WHISTLE」なんか聴いてもらうと分かるけど、ほんとに単純な繰り返しのリズムトラックに口笛を乗っけただけのトラックだったり、アイデア一発勝負って感じ。あ、でもガシガシ硬めのリズムトラックはテクノに近く硬派な一面が伺えますね。PREMIUM MIXの方は、MIXにした途端単純なトラックの連続が無限ループを生み出しパンピンハウスに早変わり。どうせならPaul Johnson自身にMIXさせれば良かったのにと思いますが、そこら辺の経緯は謎です。今聴いてもとっても新鮮な空気があって、シカゴハウスの単調ながらもファンキーな音に痺れました。

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| HOUSE1 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
DJ Yogurt - Makin' Love Again Mix (Upset Recordings:MIXCD001)
DJ Yogurt-Makin' Love Again
UpsetsのメンバーであるDJ Yogurtのメロウでトロトロに溶ける様な夏に向けてのMIXCD。Upsetsは僕も以前にも紹介した様に、快適な睡眠薬と成り得るナチュラルなアンビエントミュージックを作っている地味だけど素晴らしいユニットです。そして今回のMIXCDはそういった快適性も保持しつつ、今度は真夏の男女の距離をぐっと近づける様なムードも持ち合わせています。今日の夕方これをかけながらベッドでゴロゴロしていたら、徐々にまどろみの中に落ちていってしまいました。本当にスロウでメロウで、すぅ〜っと心を楽にしてくれました。ダウンテンポなヴォーカル物がメインにMIXされていて、忙しい都会の生活を忘れさせてくれる様な空気が満ちてきます。Upsetsは都会では無いどこかの島みたいな快楽性を打ち出してきましたが、MIXCDでは普段の生活の中で一時的な快適性を感じる事が出来ます。何気ない日常の中にも心休める時間、空間があるんじゃないかと。そんな事を思い出させてくれます。また何よりもタイトル通り、これは男女の関係を深めるのにも持ってこいの一枚です。濃厚な甘さでは無く適度な甘さと、その場の空気を和ませる優しい音に依って、二人の距離はいつも以上に近くなる事間違いなし。女の子が自分の部屋に遊びに来たらテクノをかけないで、このMIXCDをかければ間違いなしです。後は電気を消してベッドイン…

Cisco、Union、Jet Set、HMVで購入可。

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| ETC1 | 22:49 | comments(7) | trackbacks(0) | |
Boof - A Soft Kiss By A Rose (Liquid Recordings:LRMF-001)
Boof-A Soft Kiss By A Rose
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「A Soft Kiss By A Rose」=「薔薇による優しい口吻」ってか?タイトルからしてもうやばいなぁ。今をときめくMUのプロデューサーでもあるMaurice Fultonソロでのアルバムが、日本盤先行で出ちゃいました。クラバー雑誌REMIXでも野田努がMUを大プッシュしていますが、僕は別に好きではありません。MUはパンキッシュなエレクトロユニットなんですけど、彼が単体で作り出した音は淑女に悪戯されるような魅惑のハウスミュージック。一見かなり音数を絞ってあっさりめの仕上げに聞こえますが、どの音も濃い、濃すぎる。ハウスだとかジャズだとかテクノだとかが取り入られてはいるものの、それよりもむしろこれはどぎついファンクネスに溢れるブラックミュージック。ふくよかな年上のお姉さんにからかわれる坊やの様に、甘い態度を見せられてもじらされる様なねちっこさ。「そう簡単には逝かせないわよ」等と言われても、逆にち○こはビンビンみたいな。やりたくてやりたくて興奮しちゃうぜ。甘さがあるにも関わらず決して軟派な面は見受けられず、大人になるための洗礼として聴いてみたい。Moodymannにも匹敵するファンキーマッドネスソウルミュージック。

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| HOUSE1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Pop Ambient 2005 (Kompakt:KOMPAKT CD37)
Pop Ambient 2005
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Kompaktの代表的コンピーレーションがこのPop Ambientだ。音に関して言うと一般的なPopじゃないだろーと、突っ込みをいれたくなるが、内容は素晴らしい。参加アーティストは、The Orb、Gas(Mike Ink)、Thomas Fehlmannと有名所から、以前紹介したTriola(Jorg Burger)も含めてその他色々。その他色々って言うか、他は全く知らない…。アンビエント大特集なこのコンピは、嘘偽り無く本当にアンビエントだ。道に迷ってしまったかの様に奥へと奥へと誘われ、現世に戻ってくるのは不可能かの様な迷路な世界。大半の曲はノンビートであまり区別が無くて、ずっと聴いてると今自分が何を聴いてるのかさえも分からなくなる感じだよ。時折肌寒い早朝の暗い頃、日の出を迎える様な美しい瞬間もあったりするけれど、それでも視界は不明瞭なまま。うーん、一体ここはどうなんだろう?自分の居場所さえも忘れてしまいそうだ。快楽的なアンビエントと言うよりは、結構生真面目でシリアスだと思うよ。それでもこれだけの良質な曲を揃えるなんて、Kompaktレーベルの順調ぶりが良く分かるね。

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シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
System 7 - Seventh Wave (A-Wave:AAWCD007)
System 7-Seventh Wave
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先日素晴らしいライブを披露したSystem 7の通算7枚目のフルアルバム。GONGの頃からの活動歴を考えると相当ベテランなのですが、未だ持ってテンションが全く落ちないのはほんと凄いです。このアルバムでもアッパーでサイケデリックなテクノ〜プログレッシブハウスを展開しています。元GONGと言う事もあってロックのアグレッシブさもあり、又トランシーでもあります。特にエレクトニック系のユニットにも関わらず、ギターは咆吼して唸りをあげてディレイを繰り返しSystem 7を特徴付ける音を出します。Alex Peterson参加の「Soft Rain」ではやはりダブアンビエントを展開し、「Sal Del Mar」や「The Abyss」ではイビザみたいな快楽的な心象が浮かんでくる。ライブではアッパーな曲しか演奏しないけど、アルバムはバランスが取れていて家で聴くには良い感じですね。90年前半はこういったバレアリック関係のユニットが色々あった感じがするけど、今でも残っているの少ないんではないでしょうか。昔の「Steve Hillage-Rainbow Dome Musick」とかも心地よいアンビエントでお薦めですが、今も昔も実はそんなに音楽性が変わって無い事に気付くでしょう。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |