Stacey Pullen - Detroit Love Vol.1 (Planet E:PEDL001CD)
Stacey Pullen - Detroit Love Vol.1
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「デトロイト・ラブ」、何とも直球ストレートなタイトルのMIXCDシリーズが立ち上げられたのだが、そのプロジェクト元はデトロイト重鎮のCarl Craigだ。2014年頃からデトロイト・テクノ/ハウスのシーンの後押しをする目的で同名パーティーを世界各地で行っているが、その雰囲気を家でも体験出来るようにとMIXCDとしても企画されている。その第一弾を担当しているのは当然デトロイトのDJでありまたベテランの一人でもあるStacey Pullenで、現在は制作活動は見受けられないものの数年に一度はMIXCDをリリースしてはいるので、DJとしての手腕が買われているのだろうか。過去に手掛けたMIXCDではアフロ・パーカッシヴなファンキーなテクノやハウスから、ヨーロッパ系の流麗なテック・ハウス系、派手なプログレッシヴ・ハウス調までその時々で色々な音楽性を披露しているが、今回はUSの作品を軸とした作品になっている。開始こそUS勢ではないSoulphictionの"Ann Arbor"だがアフロなパーカッションが土着的なドス黒いハウスで重厚感があり、そこからはデトロイト勢の曲が続く。どっしり重さを保ってサイケデリックな"The Fader"、ミニマルなスタイルで洗練された"They're Coming"、そして序盤のピークはざらついた質感がファンキーな名曲のハウスの"Raw Cuts (Marcellus Pittman Remix)"でやってきて、低空飛行ながらもじわじわくるスムースなハウスの流れが序盤を作っている。中盤からはやや上げてきてベテラン勢の一人Gary Martinによる"Galaxy Style"の爽快なパーカッションがなるファンキーなハウスから、ギャラクティックな上モノと荒々しいリズムに躍動する"Horney Chords"、ダークな雰囲気からデトロイトらしいエモーショナルな旋律が浮かび上がってくるテクノの"Delray"、ディープな雰囲気を作る太いベースラインが脈動する"Wired Everything"など、デトロイトというコンセプトはありながらも一般的なデトロイト・テクノ/ハウスというイメージよりは更に拡張性が感じられるだろう。終盤はテンションを落としてきて空間の広がりと浮遊感が存在するスペーシーな"Purple Pulse"から女性のシャウトが印象的なトライバル系の"Low Down"、最後はデトロイトの叙情性が発揮されたアンビエント系の"Detroit State of Mind"で気分を落ち着かせながら幕を下ろす。所謂昔の安っぽさや素朴さの中にファンクネスやスペーシーな感覚が込められたデトロイト・テクノというタイプの選曲ではないが、これが現在のデトロイトのシーンの一部である事を提示するような音楽性で、その意味では懐古的ではなく未来の視点を向いたMIXCDだ。テクノとハウスを横断し大人びてスムースな流れのプレイはベテラン的だが、欲を言えばもっと野性的で荒々しいファンキーなプレイも聞いてみたいとも思うが、このシリーズには今後も期待したい。



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| TECHNO14 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Balance 028 (Balance Music:BAL016D)
Stacey Pullen - Balance 028
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近年は作品のリリースが殆ど無く、また来日も少ないためにどうしても記憶からは薄れがちだが、Derrick Mayの最後の愛弟子と称されるStacey Pullenは、間違いなくデトロイトの重要なアーティストの一人だ。Silent PhaseやBangoにKosmic Messengerなど複数の名義を用いてアフロ・ポリリズムが炸裂するファンキーなテクノを量産していた90年代の作品は、正にデトロイト・テクノと呼ぶべき叙情性と黒人のファンクネスの塊であった。しかし00年代以降はリリースペースも落ちて、時折MIXCDをリリースするなどはしていたものの、目立った動きは特に日本からは見えてこない状況だった。そんな所に大型MIXCDシリーズの「Balance」にPullenが参戦という話を聞きつけた時には歓喜したものだが、蓋を開けてみれば恐らくデトロイト・テクノのファンが期待する内容から外れてしまっているように思う。本人の説明では「今までにプレイする機会がなかった曲、そしてメロディアスな電子音楽」を意識して選曲したそうで、そして可能な限り最新の曲を使用している点を考慮すれば、挑戦しながらもトレンドも意識している点で評価はすべきなのだろうが、それがPullenに求められているかは疑問だ。CD1は淫らで色っぽいプログレッシヴ・ハウス風の"Strung Out In Reno (Marc Ashken Remix)"で始まり、それからもディープかつサイケデリックなテクノ〜ハウスでゆったりとした展開だ。中盤の"Dancing In Outer Space (The Revenge Rework 1)"からようやくキレのあるファンキーな持ち味も出てくるが、それ以降も黒っぽいと言うよりはエレクトロニックで妖艶なメロディーに幻惑されるようなじわじわとした展開が続き、これぞというデトロイトの叙情性や原始的な爆発力も見られず煮え切らない。CD2は序盤からPullenによるアフロ・パーカッシヴな新曲が続いて、いきなりダイナミックな流れで惹き付ける点は悪くない。そこから骨太な4つ打ちとヒプノティックなシンセが押し寄せる"Fine Lines"や、E-Dancerによるレイヴ調のど派手な"Foundation"に一直線に疾走するテック系の"2002"など、大箱を意識したであろう大仰な選曲はCD1よりはずっと魅力的だ。中盤以降は少しずつ安定感のあるグルーヴに移行する代わりに、よりメロディアスかつファンキーな、そして生っぽい要素も強めながらパーティーの終わり間近のようなしっとりした雰囲気へと変遷する。Pullenが説明したようにメロディアスな…との音楽性は確かに間違ってはいないが、かつて持っていた野性的なファンクネスはかなり後退しており、肩透かしを喰らってしまった。デトロイト・テクノというバックボーンから逃れる為の変化なのだろうか、挑戦はまだ試行錯誤の中にあるようだ。



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| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/1/30 UGFY Records presents ”Ugly.” 2nd Anniversary @ Oath
もうすぐ初のアナログがリリース間近となるYou Forgot。DJとしてもアーティストとしても成長著しい彼が、Oathで主宰するパーティーが"Ugly."だ。当初は平日開催だったものの2014年からは奇数月の第1金曜日開催へと格上げされ、1DJ/1hourのショートラリー方式で一晩で各DJが2〜3回転しながらプレイするスタイルのパーティーが好評を博している。そんな"Ugly."も2周年を迎えたのだが、その記念の夜となるパーティーのスペシャル・ゲストにはどんなジャンルでも難なくこなしてしまうプロ中のプロであるMoodman、そしてMariiやBOWをゲストに迎え、そこにレジデントのYou Forgotが迎え撃つ。
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| EVENT REPORT5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Chez Damier / Heart 2 Heart - Say The Word (Balance Music/Saytheword Music:SW01)
Chez Damier / Heart 2 Heart - Say The Word

近年、再度注目を集めだしているシカゴ・ハウスの重鎮であるChez Damier。本作はそんなChezによるBalance Music傘下に新たに設立されたSaytheword Musicの1作目で、久しぶりとなる新作やBen VedrenとのユニットであるHeart 2 Heart名義でのリミックスを収録している。注目すべきはやはり新作となる"Tudo For Amor"で、膨らみのある穏やかなリズムと軽快で爽やかなパーカッションに滴り落ちるような耽美なピアノや透明感のあるシンセのラインを組み合わせて、甘く上品な佇まいさえあるアーバンなディープ・ハウスを披露している。そしてStacey Pullenと共作した永遠不滅のクラシックである曲をリミックスした"Forever Mona (Deep Mix)"も、同様に肉厚なキックを用いてリズムに太さを出しながらも、オリジナルの可愛らしいタッチのメロディーはそのまま残して円熟味のある大人のディープ・ハウスとして生まれ変わっている。裏面にはHeart 2 Heart名義で異なるリミックス2曲を収録しているが、どちらも爽やかなパーカッション使いや湿ったリズム帯からChezの個性が感じられる作風だ。セクシャルな呟きを導入した上にメロウなコード展開が華麗さを醸し出す"Shigan (Original Rex Club Mix)"、メロディーを抑えながらよりDJツール的な側面を打ち出して夜の闇の深さを感じさせる"Shigan (Detroit 3000 Dub Mix)"と、それぞれ時間帯に合わせて用途が分けられているようなリミックスではないだろうか。どちらにしてもそこら辺に溢れる凡庸なディープ・ハウスとは一線を画し、安定感のある作風ながらも流石のレジェンドたる才能が光っている外れ無しの1枚だ。




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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4 (Lastrum:LACD-0235)
MS00 / BEYOND THE DANCE TRANSMAT 4
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テクノと言う音楽を聴く者にとって、おそらくTransmatと言うレーベルを避けて通る事は不可能に近いだろう。デトロイト・テクノのイノベーターであるDerrick Mayが1986年に設立したこのTransmatは、多くのダイヤの原石だったアーティストを世に知らしめ、デトロイト・テクノの代名詞にも近い程の評価を獲得した。Derrick本人はTransmatの音楽を単なるダンスミュージック以上の価値を持つものと考えている為、それらをテクノと呼ばれる事にはあまり納得していないそうなのだが、しかし本作を聴くと確かにDerrickの意図する事は分からなくもない。本作はレーベルにとって実に12年ぶり、通算4枚目となるレーベルコンピレーションだ。Transmatの過去の隠れた名作と共に、傘下のレーベルであるFragileからも、そして今後Transmatからもリリース予定のある若手、更にはDerrick自身の失われた未発表作までもが収録されている。収録曲の多くはダンスミュージックと呼ばれるテクノではある事に間違いはないが、それと共に音の持つ繊細な美しさは芸術的に磨き上げられ、感情を揺さぶる内省的な、もっと言えばシリアスな佇まいさえ浮き出ている。それはダンスフロアを離れた音がベッドルームで鳴る時にも、決して単調で飽きないように意識に働きかける音として(アーティストのその意図があったかどうかは抜きにしても)作られているようにも感じられるのだ。今までのコンピレーションと異なっているのはレーベル初期の作品から近年の作品、そして新作までも網羅した正にレーベルの歴史(の一部)である事だ。Choice(Laurent Garnier)やCarl Craig、Silent Phase(Stacey Pullen)の大傑作と共に、DjinxxやDouble HelixにTony DrakeやSans Soleilなどの一般的にはそれ程知られていない作品、そしてレーベル再始動のきっかけとなったGreg GowやDVS1の作品が網羅されている事は、Transmatの音楽性を包括していると言っても過言ではないだろう。また複数の若手アーティストの楽曲も、テクノの未来を切り開くべく可能性に満ちた内容となっている。最後にはDerrick Mayの作品が待ちわびているが、まあこれはある意味サービスとして収録された位の出来だ。それは逆にもはやDerrickが作品を作らなくても、レーベルには多くの才能が存在している事の証でもある。そのダンスの向こう側に存在する音を、是非体験して欲しい。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2 (Lastrum:LACD-0221)
Heartbeat Presents Mixed By Francois K.×AIR Vol.2
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クラブAIRが世界中で活躍するDJをフィーチャーして提供するMIXCDシリーズの最新作は、NYハウスの重鎮・Francois Kevorkianが担当。昨年3月にも同シリーズからMIXCDをリリースしたが、そこから一年半で更なる新作をリリースとは音楽への意欲は衰えるどころか尚盛ん。非常に長いDJ/アーティスト経験を持ちながらも常に前進する姿勢を持つ彼は、現在はターンテーブルの代わりにPCを用いてデジタルミックスを行なっている。それは単に楽をする為の道具としてではなく、アナログをCD以上の音質でPCに取り込む音への拘りや、デジタルミックスならではの有り得ないスムースな繋ぎを行う等、彼にとって最高のパフォーマンスを得る為の道具として導入している。あくまで品質を高める為、であるからしてエフェクターに関しては今でもハードウェアが中心と、全てが全てソフトウェア任せな事でもないところに職人気質を感じるだろう。さて前作では自身が主宰するWave Music音源を中心としたレーベルサンプラー的な意味合いもあったが、本作では最新のテクノを中心とした今を感じさせるプレイを披露している。幕開けは自身で本作の為に制作したSE的な壮大なトラックで始まり、そしてDonato Dozzyの揺蕩うアンビエントやAreaのディープテックで深みに嵌り、序盤にして最初のピークであるGonnoの"Acdise #2"が炸裂する。バレアリックな高揚感で昇天した後は再度ダビーテック、テックハウス辺りを彷徨いながらクラブでのドープな深い時間帯を匂わせつつ、終盤ではガス抜きされた様にテンションを抑えながらラストでSurgeonのSE的なトラックで幕を閉じる。非常に良く練られたストーリー性を持ち、そして上質と洗練を伴う展開でありながら、しかし老獪と言う言葉が似合わない新鮮でエネルギッシュなプレイには閉口するしかないだろう。Francois Kevorkianは正真正銘、今も現役なのだ。ただここ数年はテクノミックスが続いているので、そろそろジャンルと時代を横断するミックスも聴ければとも思う。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |
Chez Damier - Forever Monna (Balance:BR01US)
Chez Damier - Forever Monna

ここ数年のシカゴ・ハウスへの隆盛の一旦を担っているレジェンド・Chez Damier。新作をリリースする傍ら過去の名作を現在に呼び起こすリイシュー作業にも力を入れておりますが、本作もその一環で95年にリリースされたStacey Pullenと制作したハウス名盤"Forever Monna"を新たにリミックスし直し、更にはTrack Modeより04年にリリースされた"Your Love"のリミックス、そして近年Mojubaよりリリースされヒットした"Why"のエディットを収録といたせりつくせりな内容です。何と言っても"Forever Monna"のセルフリミックスが白眉で、今聴くと少し安っぽく古さを拭えないオリジナルからリズムの太さとグルーヴ感を格段に上乗せし、そこに耳元で囁くような甘い女性の呟きを加えて、成熟と言う言葉が相応しい進化を聞かせてくれました。普遍的な奇を衒わないディープハウスなのに、しかしDamierにしか醸し出せない厳かでロマンティックなこのハウスは、彼の今の脂の乗り具合を示しているでしょう。そして逆にオリジナルより軽快にエレクトロニック度を高めた歌物ハウス"Your Love"は、自己陶酔している男性ボーカルと相まって聴く者を陶酔させる事でしょう。"Why"はエディットされ時間が短くなっておりますが、気怠い雰囲気の中でブルースハープが揺蕩い琴線を震わす名作で、音に酔いしれるのは間違いありません。収録曲全て外れ無しの素晴らしい選曲&リミックスで、ハウスファンならばマストバイでしょう。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - Stacey Pullen's 2020 Vision (20:20 Vision:VIS182CD)
Stacey Pullen-Stacey Pullen's 2020 Vision
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使い古されたフレーズになりますがデリックメイの最後の愛弟子・ステーシープレンの新作は、UKの老舗テクノレーベル・20:20 Visionの音源縛りのMIXCD。このレーベル自体は活動暦15年とかなり長いんだけど、自分が馴染みのあるアーティストって言うとSpirit Catcher位で他はよく分からんのですわ。だからどんなもんかなーと期待と不安を胸に待っていたのですが、やはり音源に制約があるせいかステーシー色は前面には余り出ていない感じ。全体的にパーカッションの効いたテックハウス〜ミニマル中心で、抑揚を抑えて淡々とした展開が続いていますね。デトロイトの叙情とか黒人らしいファンキーな要素が余り感じられないのは、やはりレーベル縛りの影響が大きいのかな。各曲毎に聴けば確かにピークまでの繋ぎとかには向いている曲が選ばれているんだけど、じゃあそこから山場はあるのかと問われると無いと応えてしまう。例えるならキス、前戯で盛り上がってきて、挿入は無しの時の残念感に近い。ねぇ、やっぱりステーシーにはテクノもハウスも好きな様にプレイさせてあげたいですよ。

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| TECHNO7 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Art Of Dance : Exhibits (Substance:SUB4806.2)
Art Of Dance : Exhibits
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最近Planet-Eから最新アルバムが出たばかりのKenny Larkinですが、ネットで他の作品と一緒に注文したおかげで発送が遅れております。安いのがメリットのネット注文にも弱点はあるのでした。しょうがないのでKenny Larkinが運営していたArt Of Danceと言うレーベルのコンピを紹介します。内容はSean Deason、Kosmic Messenger(Stacey Pullen)と、そして残りは全部Kenny Larkinの変名と、ある意味Kenny Larkinの作品と言っても差し支えないでしょう。時代的には10年以上前の作品だから、音自体はちょっと古臭さも漂う懐かしめのデトロイトテクノが満載。まだKenny LarkinがWarp RecordsやR & S Recordsから作品をリリースしていた頃の音源なので、アーティフィシャルインテリジェンス系のピュアテクノっぽさもあって個人的には好きです。デトロイトの人達の音ってそんなに作り込まれていなくてむしろラフな位なんだけど、そのチープな中にもソウルが込められていて心にぐっと来るトラックが多いのです。未来を見据える事も大事ですが、たまには過去の懐かしさの余韻に浸るのも一興。

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| TECHNO6 | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen Presents The Collected Works Of Kosmic Messenger (Elypsia:ELY015CD)
Stacey Pullen Presents The Collected Works Of Kosmic Messenger
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もういっちょデトロイト関連で、Derrick May最後の愛弟子と評されるStacey Pullenが送るKosmic Messenger名義のアルバム。多分このアルバムは結構レアなんじゃないでしょうか、殆ど中古でも見かけないですよね。でも名前からして"宇宙の使者"なんて付いていて期待せざるを得ないのですが、実際内容の方も相当にヤバイです。Silent Phase名義でのTransmatからのアルバムも素晴らしいですが、本作はそれ以上にコズミックでファンキーです。特にグルーヴ感が非常にありまして、土着的な雰囲気さえも感じさせる跳ねたリズムは正にテクノは黒人が作り出した証明でしょう。デトロイトテクノにありがちな綺麗目のシンセパッドは敢えて控えめにしながらも、ローファイなアナログシンセ音を多用した人肌を感じさせる柔らかい音色でコズミックなメロディーを奏で、宇宙的な浮遊感を演出します。どの曲にも勢いが感じられ当然フロアでの使用にうってつけですが、メロディアスな側面も強いのでホームリスニングにも適していると言う完璧なアルバムです。デトロイトテクノのアルバムの中でも、最上級に位置する一枚と断言しましょう。中古で見かけたら即購入必至。

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| TECHNO6 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - Profound Sounds Vol.1 (Ovum Recordings:OVM9002-2)
Josh Wink-Profound Sounds Vol.1
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今週末WOMBにJosh Winkが来るので、それまで彼のMIXCDでも聴いて予習しておこうかなと。数々の鮮烈なアシッドテクノをリリースし、自身のOvum Recordingsでは良質なテックハウスを量産しいつの間にか重要なポストに位置しているJoshですが、それはそれこれはこれ。DJプレイに関しては全く未知でありまして、最近のMIXCDを聴いた限りだとミニマルでディープな渋めのテクノを回すんじゃないかと予想しています。んで彼のMIXCDシリーズ物の一枚目が本作なのですが、シリーズの中では一番普通にテクノしてますね。基本ミニマルなグルーヴは保っていて、テッキーからファンキー、そしてディープになったり変化はしつつも流れは変わらないと言うのかな。テクノと言う電子音が全く温度を持たずに終始冷たいままで本当に機械的だけど、ここではその冷たさがむしろ効果的に効いています。ミニマルな展開と機械的な音の相性は抜群で、いつの間にか求心力のある流れに引き込まれている自分が居ました。後半に少々ハードになる以外は硬派なミニマルですが、最近この手の音は少ないので今聴くと逆に新鮮さがありますね。派手さはないけれど、地味に上手い。生DJプレイにも期待して良いですよね、Joshさん?

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
DERRICK L. CARTER @ Yellow
2006/12/02 (SAT)
DJ : Derrick L. Carter, Remi

ESCAPE presents HI-TEK-SOUL JAPAN TOUR 2006 @ Yellow
2006/12/08 (FRI)
DJ : Derrick May, Ryo Watanabe

REAL ROCK DESIGN 10th Anniversary @ Unit
2006/12/09 (SAT)
DJ : Steve Kotey, Stacey Pullen, DJ Mayuri, Kihira Naoki

SPACE LAB YELLOW's 15th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2006/12/15 (FRI)
DJ : Laurent Garnier

SPACE LAB YELLOW's 15th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2006/12/16 (SAT)
DJ : Joaquin Joe Claussell

X PARTY feat. TECHNASIA, STEVE RACHMAD @ Womb
2006/12/22 (FRI)
DJ : Amil Khan, Charles Siegling, Steve Rachmad

CHaOS @ Yellow
2006/12/23 (SAT)
DJ : Fumiya Tanaka

AIR COUNT DOWN 2006 to 2007 @ AIR
2006/12/31 (SUN)
Special Guest DJ : Ken Ishii, Sugiurumn, and more...

年末に向けて老舗Yellowが本気を出してきましたね。流石と言うべきでしょうか。他にもビッグイベントはあるのですが、余り心惹かれる物でもないのは掲載していません。特に今年のカウントダウンは、近年の中ではかなり低調な気がします。マンネリなのかな?
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Lawrence Burden - 430 West Presents Detroit Calling (Concept Music:CEPTCD2)
Lawrence Burden-430 West Presents Detroit Calling
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デトロイトにRandom Noise Generation、またの名をOctave Oneと名乗るBurden5兄弟がいます。結構昔から地道に活動していてハウス・テクノ両方面で時折名作を生み出し、近年では世界的大ヒット曲「Blackwater」が記憶に懐かしいユニットであります。5兄弟の中で日本にDJをしに来ているのは、基本的に長男のLawrence Burdenがもっぱら。と言うか他の兄弟がDJをしに来たと言うのは、聞いた事ないですね。じゃあ実際Lawrenceのプレイはどーなんよと言うと、これ「430 West Presents Detroit Calling」を聴けば分かります。「デトロイトが呼んでいる」と言うタイトル通り、Octave One、Dark Comedy(Kenny Larkin)、Aril Brikha、E-Dancer(Kevin Saunderson)、Jeff Mills、Designer Music(Carl Craig)、DJ Rolandoなどデトロイト関連の曲ばかりが並んでいて見ただけでお腹一杯ですね。ただ実際に聴いてみると、ハウスとテクノが上手く混在してはいるのですが、何故だか余り印象に残らないのです。何だろうね、この不思議な感じは?ある程度緩急を付けているはずなのに、どこか一本調子で平べったい後味だけが残るのです。聞き込めばまた印象が変わるのかもしれませんが、う〜ん。個人的には5男・Lorne Burdenの「430 West presents Back To The Rhythm」(過去レビュー)の方が好みです。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse-In Live Sets Vol.2 (ナウオンメディア:NODD-00067)
Fuse-In Live Sets Vol.2
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2000年からデトロイトシティーを盛り上げるべく、そしてテクノの聖地としてテクノを知らしめるべく、Carl Craigが立ち上げたDetroit Electronic Music Festival(DEMF)。ただ元々は無料フェスであった為イベントの資金難は現在まで続き、デトロイト市との確執もあったりでCarl Craigが蚊帳の外に出されたり、色々と苦難に阻まれているイベントがDEMF。そんな苦難があって2003〜4年はDerrick Mayが主宰し、自らの資産をなげうってまでDEMF改めMovementを開催するも、結局は借金漬けになってしまう。2005年はKevin Saundersonが有料のフェスとしてFuse-Inに改め開催するも、多くの人間を集める事は叶わず彼も借金を背負う事に。2006年はプロモーターが見つかりなんとか開催するも、出演アーティストの大半はデトロイトに関係ない人だったり。となんともまあ厳しい現実ではあるDEMF。これはきっとアメリカではデトロイトテクノはヨーロッパ程深く浸透しておらず、またデトロイトがテクノの聖地だと言う認識もないからではあると思う。多分DEMFがヨーロッパや日本で行われれば多くの人を集める事が出来るだろうに、なんとも悲しいアメリカの現実だ。

さて、このDVDは2005年のFuse-In参加アーティストから、Model 500(Juan Atkins)、Kevin Saunderson、Stacey Pullen、James Pennington、Aril Brikhaら約20アーティストを収録。Juan Atkinsのエレクトロライブは初めて見たけど、やっぱり本物は格好良い。でも糖尿病のせいか痩せ過ぎな気もして、ちょっと心配だぞ。James Penningtonも硬派で芯のあるプレイ、さすがURのメインDJだ。しかし地元デトロイトハウスの重鎮・Mike Clarkよりも、ミニマルテクノのMarco Corolaの方が人気あったり、なんだかイベントの主旨ぶち壊しな面も…。ヒップホップのSlum Villageが出たりしているのは、許容を広げると言う意味では良いかもね。でもまあ、かつては荒廃していたデトロイトから毎年の如くこうやってダンスミュージックイベントが行われるなんて、ほんと素晴らしい事だとは思うよ。後はデトロイトアーティストを中心にイベントが行われ、かつ客をしっかり繋ぎ止める事が出来るようになれば、その時こそ本当の成功だと言えるだろうね。
| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stacey Pullen - DJ-KiCKS (Studio !K7:!K7049CD)
Stacey Pullen-DJ-KiCKS
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デトロイトを代表するDJと言えばJeff Millsなのだろうけど、あれはハードミニマルスタイルであってデトロイトにはもっと色んな側面もあります。僕が秘かに気に入っているデトロイトのDJは、Derrick Mayの最後の愛弟子・Stacey Pullenです。Silent Phase名義でも活躍をして、テクノにファンキーなアフロ魂を注入しデトロイトテクノ第3世代?としても注目を浴びていました。まあしかしあんまり作品数が多くないし、一般的な知名度はそこまで高くないかもしれないです。でもこの人はDJが特に素晴らしくて(生で聴いた事ないけどね…)、以前紹介した「Fabric 14」(過去レビュー)なんか最高ですよ。滑らかに緩やかに、心地良い浮遊感と伴ったハウシーな選曲で最高にイカシテました。では今日紹介する「DJ-KiCKS」はどうかと言うと、またこれも良い感じです。こちらはモロにデトロイト色濃厚なんですが、特にリズムが切れまくってます。体を上下に揺さぶるアフリカンリズムが前面に出て、ファンキー&トライバル!そしてがつがつと攻め上げつつも、デトロイトのソウルが籠もったロマンティックなメロディーを伴った曲が後半には待ち受けています。原始的な踊る欲求を呼び覚ましデトロイトへの哀愁を思い出させるストーリーを作るプレイは、先輩のDerrick Mayに勝るとも劣らないです。一度生で聴きたいDJの一人ですわ、はい。

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| TECHNO3 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Electric Institute (New Religion:REG118CD)
Electric Institute
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今年はやたらデトロイトテクノがブームになっている気がします。デトロイトの大物の来日、レアなコンピレーションやデトロイトクラシックの再発、限りなく続く新譜の発表などとにかく今年はデトロイトが熱い!それでだ、年末に差し掛かり究極のデトロイトコンピとも言えるアルバムが遂に出ました。今まで数多く発表されたデトロイトテクノのコンピレーション(「Cosmic Soul」や「Panic In Detroit」、「Virtual Sex」など)を上回る力作、確実にデトロイトの最良の瞬間が閉じこめられている「Electric Institute」です。コンパイラーはデトロイト信者であるKirk Degiorgioが務めているのですが、彼のこの仕事は尊敬と畏敬の念を以てして迎えられるべきである程です。Kirk自身はAs One、Blue Binary、Super-A-Loof(Ian O'Brienを含む)名義で曲を提供し、そしてデトロイトの天才69(Carl Craig)、新世代デトロイトアーティストNewworldaquarium、古参のデトロイトフォロワーBalil(元Black Dog)、デトロイトハウサーShake(Anthony Shakir)、Derrick Mayの愛弟子Stacey Pullen、そしてリミキサーとしてDerrick Mayも起用され、これまでに類を見ないアーティストが集結しています。隠れた未発表音源や未発表バージョンを集める為に各アーティストに声をかけたとの事ですが、さすが信頼を置けるKirkだからこそこれだけの楽曲を集められたのでしょう。どの曲も90年前後のデトロイトテクノ至福期を感じさせる深いエモーションを感じさせ、未来派なテクノサウンドはこれからも歩みを止めないデトロイトテクノの前衛性を表現しています。これを機にKirkはかつて活動させていた伝説のテクノレーベル・ART(Applied Rhythmic Technology) を復活させ、テクノの可能性をこれからも追求していくそうです。確かにこのコンピを聴けばテクノの深さと広大さはまだ無限の様であり、それはテクノを含めたエレクトロニックミュージックの可能性にも繋がっていくのだと思いました。冗談ではなくて期待と幸福、そして可能性を見出せるのです。本当に素晴らしいコンピレーションが登場しました。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(2) | |
Slam - Past Lessons/Future Theories (Distinct'ive Breaks Records :DISNCD65)
Slam-Past Lessons/Future Theories
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UK・グラスゴーのテクノシーンを支え、才能あるアーティストを数多く輩出しているSoma Recordings。そのレーベルの設立者であり中心的ユニットでもあるのが、このSlamです。ハードでアンダーグラウンドな硬派な面を見せつつも、デトロイトテクノからの影響を受けてメロディアスなトラックを量産しています。「Positive Education」等の大ヒット曲も出しながら日本での評価のされ方は不当な程の人気の無さですが、海外での評価は抜群でトラックメイカーのみならずDJとしても超一流です。この5年前に発売された2枚組MIXCDはテクノ、ハウスを分け隔て無く使いグルーヴィーかつタフでファットな傑作となっています。一枚目はハウス色が濃厚で、メロウでムーディーな流れから徐々に音を積み上げていき、終盤では音に厚みが出て来てアッパー目に盛り上げてきます。非常に丁寧なMIXを行っていて、スムースに盛り上がるその手腕にはベテランの円熟味を感じさせます。2枚目はテクノ色が強く出て、これぞいかにもSlamと言ったMIXになっています。メランコリックでアッパーな曲、パーカッシブな曲、洗練されたシャープな曲を展開を作るよりもひたすら気持ち良い状態を保ちつつ、アゲ目に繋いでいます。そしてラスト間際で自身の「Positive Education」からドラマティックに盛り上がる「Jaguar (Mad Mike String Mix)」の瞬間こそ、正に待ちわびた感動のエンディング。余りにも分かりやすい盛り上げ方ながらも、誰しも抗う事の出来ない感動が待ちわびています。Slam未聴の方は是非この機会に体験して頂きたいです。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse-in Live Set Vol.1 (ナウオンメディア:NODD-00049)
Fuse-in Live Set Vol.1
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2000年Carl Craigが中心になって開催されたDEMF(Detroit Electronic Music Festival)は、デトロイトをもっと世界的に知って貰う為にと開かれたイベントであった。しかし2001、2002年はデトロイト市とアーティスト側で溝が出来てしまい、DEMF本来のあるべき姿が失われつつあった。2003年主導権をアーティスト側に取り戻そうと、Derrick Mayが自腹を切って出資しDEMF改めMovementを開催。そして2004年も同じイベントを見事に成功させた訳だが、やはり無料でのイベントでは金銭面でのやりくりも難しいのだろう。2005年は主導権をKevin Saundersonに譲り、Fuse-inとイベント名を改め初めてのチケット制を導入させた訳だが、Galaxy 2 Galaxyもライブ出演するなど内容は充実していた様だ。

とまあデトロイトの音楽祭典の話だけれども、2003年2004年のMovementの映像を収録したDVDが出ています。Kevin Saunderson、The Detroit Experiment、Stacey Pullen、Francois Kなど豪華アーティストが勢揃いで、イベントの空気がダイレクトに伝わってきます。ただ各アーティストが10分位ずつの収録でロングセットを聴く事が出来ないのが残念。イベントの紹介的DVDなのでしょうがないですかね。だからめちゃめちゃデトロイトが大好き!とにかくデトロイト関連は集めたい!って人なら購入してみても良いかもね。
| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Upcoming Event(今回はまじ(´Д`) ハァハァ)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

2005/08/27 (SAT) metamorphose05 @ サイクルスポーツセンター伊豆修善寺
LIVE:GALAXY 2 GALAXY、TORTOISE、GREEN VELVET、ISOLEE
ROVO、BOOM BOOM SATELLITES、HIFANA...and MORE!!

DJs:MARCO BAILEY、EYE、FUMIYA TANAKA、QHEY、KAORU INOUE
KIHIRA NAOKI、DJ BAKU、DJ SHIRO THE GOODMAN、DJ NOBU...and MORE!!

2005/07/08(FRI) CLASH07 @ ageHa
Arena DJs :JUAN ATKINS、FUMIYA TANAKA、HITOSHI OHISHI
LIVE:CO-FUSION

2005/07/17 (SUN) DEMENSION K presents 2300 A.D. @ ageHa
Arena DJs :DERRICK MAY、STACEY PULLEN
Water Bar :IAN O'BRIEN、K.F. a.k.a. Calm、KENTARO IWAKI

2005/07/22 (FRI) STANDARD 2 feat. KEN ISHII & FABRICE LIG @ AIR
DJs :Ken Ishii and more
Live :Fabrice Lig aka Soul Designer

2005/07/24 (SUN) LIQUIDROOM 1st ANNIVERSARY MAHOGANI MUSIC presents MOODYMANN LIVE IN JAPAN 2005
Live : Moodymann with Andres+Piranha Head+Paul Randolph+Roberta Sweed+Nikki-O
DJs :Andres、Pirahana Head

もう何も言うまい…全て必要不可欠。東京で見る事が出来なかった人にとってGalaxy 2 Galaxyは奇跡の再来日だし、Moodymannのフルバンドでのライブも日本初(前回はアメリカテロ事件でバンドでの来日がお釈迦になっています)。Derrick Mayとその愛弟子STACEY PULLENの競演に、先日来日したばかりのIAN O'BRIENがまた来る。そして日本初のSoul Designerのライブと、どれも見逃せない物ばかり。夏に向けてイベントが目白押し、こりゃスケジュールがしんどいわ。
| UPCOMING EVENT | 23:40 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Fabric 13 (Fabric:FABRIC25)
Michael Mayer-Fabric 13
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昨日紹介したMichael Mayerだが、今度はMIXCDの方もついでに紹介しよう。なんと名シリーズとなっているFabricシリーズに登場です。「Slam-Fabric 9」(←お薦め)や「Stacey Pullen-Fabric 14」(←これもお薦め)、「Doc Martin-Fabric 10」「Akufen-Fabric 17」等名だたるアーティストが参加しテクノ、ハウス問わず新しいファンを増やしているこのシリーズですが、特にMayerのこの盤も突出した出来になっています。

内容はブリブリアシッドやエレクトロディスコ、スカスカのクリックハウス、テクノといかにもKompaktの良い所総取りと言った感じのMIXです。それじゃあ昨日紹介した「Touch」と何が違うねん?って突っ込まれそうだけど、何か違うのですよ〜。それこそがやはりDJの力量と言う事に違いない。ゆるーいゆるーい展開で微妙に哀愁を帯びた選曲が、なんだか寒い夜長に酒をちょびちょび飲んでる僕をほっとさせる(実際は一人酒なんかしてないけど)。ここには希望や夢なんてちっともないけど、ほんの少しだけ暖まるものがある。分かりづらい説明だな…。しかしこうゆうプレイは日本ではまだまだ聴いた事が無いので、是非クラブで体験してみたい。とにかくKompaktやクリックハウスとかに興味がある人には、最適な作品だと言う事だ!Two Lone SwordsmenKaitoRicardo Villalobosって感じ・・・かもね。

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| TECHNO1 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2004
■ベストアルバム
「Joris Voorn-Future History」
Joris Voorn-Future History

何はともあれ今年はJoris Voornの年でしょう。伝統的なテクノに影響を受けつつも、次世代を感じさせる1枚。

「Susumu Yokota-Symbol」
Susumu Yokota-Symbol

ヨコタススムのクラシックを取り入れた新しい側面。物珍しいだけでなく、重厚なアンビエントはこの世の物とは思えない。

「Los Hermanos-On Another Level」
Los Hermanos-On Another Level

みんなが待ちに待っていたデトロイトのロマンティシズムの結晶。夢や希望に溢れている。
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| BEST | 19:30 | comments(3) | trackbacks(6) | |
Stacey Pullen - Fabric 14 (Fabric(London):FABRIC27)
Stacey Pullen-Fabric 14
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Derrick Mayの最後の愛弟子、ステーシープレン。アフリカンなリズムでパッカーシブな曲を得意とし、なかなかの良作を出しています。最近はあまり目立った活動も無かったのだけど、今年前半突如としてFabricシリーズからMIXCDを出しました。悪趣味なジャケや値段の高さ(2700円位した。売れなかったせいかシスコ等では暴落してます)、そして曲を見ても大半が分からないと言う事もあり買う時は随分躊躇しましたね。しかし!すいません、舐めてました。今年のMIXCDの中でも群を抜く出来です。今までの彼のMIXCDと比較して期待を裏切られた、それもかなり良い方向に。今までのアフリカンなリズムは身を潜めて、グルーヴィーなテックハウスに様変わり。上物シンセがふわふわと浮遊感を出し、一定なテンポを保ったズンズンとした低音が心地よく響く。序盤はかなり緩めに、中盤あげ気味にそしてMoodymann-Music peopleでディスコティックなノリノリの展開。また少し緩めて終盤では上手い具合にまたあげて、デトロイトテックハウスのDave Angel-Catch 2でピークを迎える。Dave Angel久しぶりの力作ですね。そんな良い感じに起伏のあるMIXをしてるんだけど、テックハウスも土着系やCatch 2の様にデトロイト風な物もあり選曲にも目を見張る物があります。これは今後来日したら、是非とも聴きに行かなくてはと思いました。テクノ、ハウス両面から注目して頂きたい一枚です。

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| TECHNO1 | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) | |