CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Randolph - In The Company Of Others (Mahogani Music:M.M-39)
Randolph - In The Company Of Others
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)

普段だったら素晴らしい音楽であればアナログ盤をお勧めする私も、本作についてはデータ配信で購入を是が非でもお勧めするアルバム(現在は配信は停止済み)。2017年にMahogani Musicからリリースされたアルバムは、デトロイトのボーカリストでありベーシストでありプロデューサーでもあるPaul Randolphによる7年ぶりのアルバムだ。とは言いながらもリミックスなり過去の他アーティストとの共作を含んでいたりと、そしてアナログでは8曲のところ配信では28曲収録だったりで大幅に内容が異なっていたりと、いまいち立ち位置の分かり辛い構成ではあるが質に関しては文句は付けようがない。単なるハウス・ミュージックのアーティストではなく、ソウルやR&Bにジャズやファンクなどブラック・ミュージックと言う大きな観点で語られるべき音楽性で、だからこそアルバムもそんな多様な要素が散りばめられている。現在では配信は行っていないのでアナログに収録された曲について言及するが、初っ端の"Heavy (Richard Dorfmeister Rmx)"からして甘いメロウなボーカルとしっとり湿り気を帯びて生っぽい質感を活かしたR&B調のリミックスで、誘惑するような官能に引き込まれる。本アルバムの先行EPに収録された曲のリミックスである"Not Gonna Let (Rodney Hunter Rmx)"は、紫煙が揺らぐスモーキーな原曲よりもはっきりとざっくりしたヒップ・ホップ調のビートを強調しているが、元からあった妖艶なエレガンスの雰囲気は壊さずにリズミカルに仕立て上げている。自身がボーカルで参加した"Don't Take It Personal"は正確にはWahooによる曲だが、この胸を締め付けるような熱く感情性豊かなアーバン・ソウルでは、Randolphのシンガーとしての面も光っている。Dial 81による"Luminous Stasis"でもRandolphは歌を披露しているが、エレクトロ調のざらついたロービートのトラックに合わせ、艶っぽくも渋いボーカルでミステリアスなムードを引き立てている。そして原曲はP-Funk風にベースラインがうねりコズミックなシンセが弾ける曲も、"Shake House (Opolopo Mix)"では洗練されたハウス・グルーヴへと塗り替えられる事で、メロウでソウルな大人びた感性が強調されている。アナログだと僅か8曲のみ収録ではあるが、それでもRandolphのブラック・ミュージックを元にした豊潤なソウルは十分に感じられるだろう。尚、配信ではKez YMやKuniyuki、Charles WebsterやDez Andresのリミックスに未発表曲も収録されているので、間違いなく配信の方がお勧めなだけにリリースを停止したのが残念である。



Check Randolph
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Soul 223 - Eastern Promise (Boe Recordings:BOE019)
Soul 223 - Eastern Promise
Amazonで詳しく見る(MP3)

元Stasisと言う肩書きにどれだけの人が反応するか、恐らくそう多くはないだろうが、しかしStasis名義で活躍していたSteve Picktonは確かにシーンに返り咲いている。フロアを離れてベッドルームへと足を踏み入れたAIテクノの90年代前半に於ける黄金時代、その中で秘匿性の高い活動と知的な音楽性で注目を集めていたのがStasisだった。2000年代に入ってからもその他の変名で細々と活動はしていたようだが、以前程には名を聴く機会が減っていたのは事実だろう。しかし2012年に入ってオランダのDelsinからリリースしたSoul 223名義でのEPは、予てからのAIテクノとビートダウンを同時に鳴らすフロアへ寄り添った作品だった。この新作もやはり前作と同じくフロア対応型となっていて、宇宙やSFを意識した未来的なシンセサウンドやびよびよ唸るファンキーなシンセ、そしてスペーシーなボイスサンプルも加えた"Age Of Peace"は、黒さの無いモダンなディープ・ハウスで実にAIテクノ的ありながらフロアでの機能面も伴っている。また生っぽいざっくりしたリズムの上をデトロイト・テクノを思わせる郷愁感が溢れる"Wide Open Spaces"、華麗なストリングス使いが軽快なフュージョンを思わせる"Hand In Hand"など、アナログ盤は曲毎に特徴を持った計6曲が収録されている。ベテランらしい丁寧に作られた安定感と、そしてダンストラックの要素を持ち合わせて復活した更なる前進も見せつけ、再度Steve Picktonは注目される事になる予兆を感じさせる名盤だ。

試聴

Check "Stasis"
| HOUSE8 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Global Communication - Back In The Box (NRK Music:BITBCD05)
Global Communication - Back In The Box
Amazonで詳しく見る(MIX盤)
 Amazonで詳しく見る(UNMIXED盤)
アンビエント、テクノ、ハウス、ボサノバ、エレクトロ、クラブジャズ、そしてダブステップ…Tom MiddletonとMark Pritchardのそれぞれソロとして、又は二人でのユニット・Global Communicationとして、テクノ黎明期から様々なジャンルを開拓してきた二人。ここ15年以上はお互いに距離を置き別の道を歩んできた二人が、今年になり遂にGlobal Communicationとして復活を果たしライブ活動も行うなど期待を感じさせますが、その流れでを受け継ぎGlobal Communication名義でのMIXCDも制作しました。しかもNRKが提唱するバック・トゥ・ザ・ベーシックスのシリーズを担当するなんてきたら、そりゃ彼等のマニア心も駆り立てられたのか、80年後半から90年前半のデトロイト・テクノやAI系と呼ばれるピュアテクノ、そして美し過ぎるアンビエントまで盛り込んだテクノ黄金時代を象徴する選曲を行っております。所謂テクノクラシックと呼ばれる作品を選びつつも、表立ってはいなかったものの玄人受けする隠れ名曲まで掘り起こすその知識とセンスたるや、流石に時代の寵児であった事を感じさせずにはいられません。R & SやWarp Records、Eevo Lute、Planet-Eをはじめとするその時代を象徴していたレーベル等から今尚輝きを失わない名曲を選りすぐりし、Disc1はダンスオリエンテッドに、Disc2はリスニング寄りのプレイを聴かせてくれます。新鮮味は当然皆無ながらも再度90年代前半のテクノを聴くと、今よりも洗練さや熟練と言う点では劣るものの、それ以上にアイデアや衝動を重視しテクノの自由な創造性が溢れていた事が感じられます。そう、テクノとは元来解放されたエクスペリメンタルな音楽であるべきで、それを遂行していたのがGlobal Communicationでもあったのだから、ここで聴けるテクノは彼等の指標でもあったのでしょう。普通のクラブで盛り上がるようなDJMIXとは全然違うけれど、テクノの歴史を紐解くアーカイブとして大層役立つ内容である事は断言します。

試聴

Check "Global Communication"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Stasis - Past Movements (Peacefrog:PFG046CD)
Stasis-Past Movements
Amazonで詳しく見る

90年代の初頭からデトロイトテクノのリバイバルがあり、その影響はUKにも及ぼし(むしろアメリカよりもUKでの方が人気があるのだが)デトロイトテクノへの回答と思われる作品が数多く発表されました。ただその多くはマイナーレーベルから発売されていた事もあり、流通量が少ない、もしくはすぐに廃盤になってしまったりと良質な音楽であるにもかかわらず、一部の人々にしか届かないと言う事は少なくなかったであろうと思います。特にこのStasisはその当時でもかなりコアな位置に置かれていて、一部のテクノオタしか存在に気付いていなかったかもしれません。そんな彼の作品が2枚組ベストとして再度世に送り出されています。一枚はベスト盤、もう一枚は未発表曲群、どちらもレア度はかなり高くもちろんお勧めなのですが、それはレアだからと言う事ではなく単純に素晴らしい作品だからです。UKからデトロイトテクノへの回答として、インテリジェンステクノやピュアテクノと言うジャンルも生まれましたが今になって聴くと、デトロイトテクノとなんら変わりは無いと言うのが僕の見識です。もちろんデトロイトテクノのファンキーな点などは受け継がれてはいませんが、繊細で緻密に練られた構成と幽玄で深みを持った音色はUKならではと感じさせます。インテリジェンステクノと命名されるのも分からなくもない、知性と創造性を兼ね備えた未来の音楽であると再度認識する事が出来ました。そして失われた音楽が発掘され新たなファンの手に渡る事を、大変嬉しく思います。

試聴

Check "Stasis"
| TECHNO2 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |