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246 aka Susumu Yokota - Classic and Unreleased Works 1995 (Music Mine:MMCD-20021)
246 aka Susumu Yokota - Classic and Unreleased Works 1995
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2015年3月27日に人知れず他界したSusumu Yokota。日本のテクノ/ハウスの創世記から活動しジャンルにとらわれる事なくユーモアやメランコリーを織り込んだ独特の世界観を以てして、早くから日本よりも寧ろ海外で高い評価を獲得していたアーティストの一人である。彼が亡くなって以降に追悼の意味も込めて過去の複数の名作が復刻されたが、その恐らく最終章が246名義の本作である。この名義では1995年に2枚のEPをリリースしたのみでそれ以上の拡張はなかったものの、ここでは前述のEPと共に同時期に制作された未発表の5曲を追加して初CD化となった。この頃のYokotaと言えば複数の名義で膨大な作品を残しており、それと共にアシッドからトランスにアンビエントまで到底一人のアーティストによるものとは思えない程の音楽活動を行っていた。そんな中での246名義では比較的シンプルなハウスに着目しており、と言っても例えばコテコテソウルフルなハウスでもなければ当時隆盛を誇っていたタフなハードハウスとも異なり、ここでもYokotaの繊細かつ研ぎ澄まされた審美眼が活かされたハウスを展開している。リズムはオールド・スクールで乾いた質感の簡素さが通底する4つ打ちの"Do Up"、しかし薄っすらと張り巡らされたパッドや繊細なピアノの耽美な響き、その一方で遊び心溢れるアシッド・ベースがうねりながら疾走するハウスは、これが誰の物真似でもないYokotaの音である事を主張する。ソナーのような電子音の反復と正確な4つ打ちによるタイトな"Deck Up"は、感情が排除されたように熱くもならずかと言って冷めるでもなく淡々とミニマル的な要素があるが、控えめに用いられる優雅な電子音のメロディーにはYokotaらしさがある。やはり乾いたキックとスネアにハイハットが強調された"Escape"のオールド・スクール感、そしてピアノ系の流麗なコード展開を聞いていると同時期に活動していた寺田創一の音楽性を思い起こさせる点もあり、所謂近年世界的に見られるジャパニーズ・ハウス再評価の中に本作も含まれるべきだと思う。または同時期にリリースされていた『Metronome Melody』に通じるようなハウスもあり、例えば快活な電子音のシーケンスと滑らかなグルーヴの"Chill Up"は催眠的だ。一貫して言えるのはどの曲に於いても強く感情性を打ち出すと言うよりは、Yokotaらしい侘び寂びにも似た最低限の装飾による控えめな美しさが光っており、それが成熟を迎える前の段階だったのかそれとも既に境地に至っていたのかは定かでないが、しかしそこに彼の個性が見つけられる。これにてYokotaの音楽の掘り起こしは終わりかと思うと少々寂しくもあるが、とても素晴らしい作品だ。

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| HOUSE12 | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prism - Fallen Angel (Special Remastered Edition) (Sublime Records:MMCD20013/14)
Prism - Fallen Angel (Special Remastered Edition)
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テクノ/ハウスという枠組みを、そしてダンス・ミュージックの枠も、更には日本を越えて世界的にも高い評価を得ていたSusumu Yokota。2015年にお亡くなりになった以降、彼の今では入手困難な初期作品が続々とリイシューされており、本作はその一環となる1997年作の再発だ。同じ名義による1995年作の『Metronome Melody』(過去レビュー)では甘美なハウスに大胆なブレイク・ビーツも持ち込んで傑作と呼ばれる程の内容であったが、更に本作はその路線を引き継ぎつつより金属的な響きや変則的なリズムを進化させ、よりバリエーションの豊かさを拡張している。始まりの"4°C"からして既に硬く金属的なパーカッションがキモとなるリズムを作っており、そこに透明感のある電子音がぼんやりと、そして揺蕩うように繊細に配置され、今思うとエレクトロニカとディープ・ハウスの掛け渡しを早くも行っていたようにも思われるアンニュイな曲だ。"Diamond Head"ではよりリズムが尖って鋭角的なグルーヴとなり、荒々しくもありつつ穏やかに感じられるのは繊細な電子音の使い方が故だろう。ディープ・ハウスが忘れ去られた訳でもなく"Flicker"では正にそれを実践しているが、その無駄な音が削ぎ落とされた先に辿り着く侘び寂びや寂静の世界はYokotaの十八番と呼びたくなる。後のリズムへの探求にも繋がるであろう試みはここではドラムン・ベースとして現れており、"81/2"や"Black Or Color"では変則的でしなやかなドラムン・ベースと甘美なディープ・ハウスの融和として成功させ、完全に自分の音として完成させている。音楽活動の後半に入ったYokotaはどんどん音楽性を拡張させていった事実があるが、その予兆はこの頃から既にあった事を再認識させるアルバムだ。そして再発にあたりEPからの曲や未発表曲を纏めたボーナスディスクも付いてくるが、アンビエント・ドラムン化した"4°C (Spacetime Continuum Remix)"や透明感や甘さを保ちつつ骨太なハウス化した"Key (Aubrey's Solid Groove Remix)"のリミックスの魅力、また『Fallen Angel』の自由度が更に拡張されユーモアも含んだ未発表曲など、これらもYokotaの豊かな創造力の結実であり掛け値なしに素晴らしい。『Metronome Melody』に負けず劣らずの傑作である。



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| TECHNO13 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Prism - Metronome Melody (Sublime Records:MMCD20009-10)
Prism - Metronome Melody
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2015年3月に急逝した日本のテクノ/ハウス・ミュージックの開拓者の一人でもある横田進、そんな彼に捧げるべくか再評価に伴う動きなのか、特に初期作品に絞った復刻が進んでいる。第一弾はレイヴシーンのピークアウト後の物哀しさを表現したアシッド・テクノの『Acid Mt.Fuji』だったが、第二弾には横田史に於ける最高傑作と呼んでも過言ではない1995年作の『Metronome Melody』が選ばれる事になった。様々なレーベルから、様々な名義を用い、様々な音楽に取り組んだ横田にとって本作は特に美しく甘美なメロディーとある種の儚さを表現したハウス・ミュージックであり、今となってはクラシックとでも呼びたくなる程の完璧なアルバムだ。出だしの"Sunday Brunch"からして傑作であり、凛として弾けるハウス・グルーヴに日曜昼間のうっとり感が正に漂うシンセのフレーズが反復し、滑らかに流れるビート感でふわふわと心も浮き立つ至福のダンス・ミュージックだ。続く"Aurora Mind"による太いキックやスネアによるヘビーな鼓動のハウスも堪らないが、"Gemini"にようにまったりと弛緩して溶けていくリズム感と耽美なピアノの和音、そしてアンビエントなムードも相まって真夜中のクラブとは対照的な開放感のある曲を聴くと、最早この頃から横田が既にクラブ・ミュージックの枠を越えた先を見据えていた事に驚きを感じずにはいられない。可愛らしく朗らかなメロディーに複雑で崩れたブレイク・ビーツが不思議な感覚を生む"Prominence"、コミカルなシンセのフレーズと少女のボイス・サンプルに何だか日常の中に癒やしを生む"Where"、そして何故かラストには『Acid Mt.Fuji』のアシッド・ハウスの残像なのかTR-909やTB-303によるトリップ感の強いアシッド・ハウスである"Ocean Blue"まで収録されており、やはりハウス中心とは言えどもそこには多彩な仕組みが散りばめられているのは横田の自由な創造性が故だろう。決して無から新しさを生むような新鮮さがある訳ではないが、既存の音楽を組み合わせながらも明るの中に侘び寂びや憂いを込めた音楽性は横田らしく、しっかりと彼の音であるという個性が成り立つのは才能の証だろう。そしてボーナスディスクは喜ばしい事に全曲未発表曲で構成されているが、アシッド・ハウス/テクノ中心ながらも素朴さと荒々しさが同居する点に、何か初期衝動を感じずにはいられない。

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| HOUSE12 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Acid Mt.Fuji (Special Remastered Edition) (Sublime Records:MMCD20007~8)
Susumu Yokota - Acid Mt.Fuji (Special Remastered Edition)
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享年54歳、2015年3月27日に亡くなった横田進は、日本のクラブ・ミュージックの創世記における立役者の一人でありながら、決してメインストリームを歩むのではなく世捨て人的な孤高の道を歩んだアーティストだ。2000年代に入ってからは膨大な作品をリリースするもDJやライブを行う事は稀だったのだが、当時既に体調を悪くしていた事でメディアへの露出が少なかった事が結果的に、孤高のアーティストとしての存在感を強めたのは何とも言えない気持ちだ。だがその分だけ制作を中心とした活動により、横田進を中心とした系統樹のように多岐に渡るジャンルへと手を伸ばし、それぞれの方面で確かな足跡を残す事に成功した。追悼の意味も込められて復刻された本作は彼が1994年にリリースした通算3枚目のアルバムで、90年代前半のレイヴがセルアウトした後の残り香を込めるように、TB-303やTR-808など往年の名機を使用して作り上げたアシッド・テクノだ。TB-3やTR-8など名機を生まれ変わらせたAIRAシリーズが完成し、再度アシッド・ハウスのリヴァイバルの空気を感じる現在に本作が復刻されたのは、正に絶好のタイミングだったのだろう。但しアシッドサウンドを用いたアルバムではあるが、決して底抜けに享楽的な音楽家と言うとそうでもなく、アシッドの中毒性ではなく創造力を広げるようなアンビエントな雰囲気もあり、また侘び寂び的な乾いた雰囲気は虚無感にも近い。アシッド・ハウスやレイヴの興奮が過ぎ去った後のアルバムであるならば、その空虚な世界観も意識的であったのかもしれない。だがそれ故に快楽から切り離された思慮深いアシッド・テクノは、横田進らしく俗世から距離を置いた秘密めいた音となり、それ以降の音楽性にも繋がっていく要素もある。さて、本作の初回限定盤にはCDシングルや未発表曲にライブ音源まで収録したボーナスディスクが付属しているが、初期衝動溢れる荒々しいオールド・スクールなテクノや勢いと簡素を極めた生々しいライブは、確かにその時代感は強過ぎる。しかし同時に何かが生まれようとしている胎動もあり、それが正に日本のテクノの創世記の足音に違いないのだ。

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| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Good Mellows For Moonlight Rendezvous (Suburbia Records:SUCD1003)
Good Mellows For Moonlight Rendezvous
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橋本徹が設立したSuburbia Recordsは、正にこの『Good Mellows』シリーズの為であったのだろう。由比ヶ浜にあるバーガーショップ“Good Mellows”でのDJ経験を基に、貴重な音源を用いながらも根本はメロウな音楽の領域を広げる事を目的としたこのシリーズは、橋本が予てから手掛けている『Free Soul』のファンとは異なるクラブ・ミュージックのリスナーにもアピールする内容だ(だからこそ、逆に『Free Soul』のファンにも聴いて頂きたい)。第1弾の"週末の浜辺"から第2弾の"夕暮れ時の感情"へ、そして本作では遂に"月明かりの下のランデブー"へと夜の時間へと入った事を示す内容だ。ありがたい事に毎回アルバムには橋本自身による丁寧な曲解説が収録されているので、こんなレビューを読むよりはもうアルバムを買って聴いて読んで…と思うばかりだが、当方からも作品の紹介はしたいと思う。冒頭には2015年に残念ながら亡くなられた横田進による"Amanogawa"が配置されている。横田と言えばテクノやハウスのみならずアンビエントやディスコなど、奇才とでも呼ぶべき多彩な才能を発揮していた日本のクラブ・ミュージックに於ける先駆者の一人であり、その才能は早くから海外でも認められていた程だ。ここでは正に月明かりに下にいるような、柔らかく優しい音色が天の川のよう連なるアンビエントな曲で、今回のシリーズの幕開けに相応しいだろう。続くLexxによる"All That Is Now"、哀愁のギターが広がるフォーキーな雰囲気でぐっと湿っぽさを増す。次のDonsoによる”Waati”ではアフリカらしい民族的な歌やパーカッションも聞こえるが、可愛らしいエレクトロニクスの使い方のおかげで随分とモダンにも思える。アルバムの途中にはMark BarrottやEddie CにAndrasなど話題のアーティストの楽曲も収録されているが、夜の雰囲気ではありながらもどれも落ち着いていてパーティーの喧騒からは離れた静謐な世界観が発せられる。そして中盤のメロウさがピークに達するPortableによる"Surrender"は、全く無駄のないすっきりとした構成でメロウネスを浮かび上がらせるボーカル・ハウスで、胸を締め付けられる程に切ない。後半の聞き所と言えば間違いなくMarcos Valleによる"1985 (Theo Parrish Remix)"だろう。原曲のメロウネスを全く壊す事なくざらついたビートダウンへと塗り替えた本作は、力強いビートながらも優しく包み込む包容力に満ちあふれている。最後はジャズ・ピアニストのJessica Laurenによる"A Pearl For Iona"で、これまた波以外の音が消え去った浜辺で、しんみりと月を望むような風景が浮かび上がる情緒的な曲でラストに相応しい。多くの曲が初CD化と音楽的に貴重である事は抜きにして、ただただ橋本による夜の風景を喚起させるような想像力のある選曲が素晴らしく、『Good Mellows』という言葉通りの内容にジャンルを越えて愛すべき作品だと感じずにはいられない。さて、次は一体どんな場面、どんな時間帯へと移り変わるのだろうか。

Tracklistは続きで。
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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Dreamer (Lo Recordings:LCD91)
Susumu Yokota - Dreamer
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恐らく通算33枚目となるアルバムをリリースした横田進。彼が最初に公式に音源をリリースしたのが92年なので、今年でリリース上だけでの音楽活動は20周年目に当たる訳ですが、本当に多岐なジャンルに渡って膨大な作品を形として残していく創作意欲には目を見張るものがあります。そんな彼を一括りのジャンルに纏め上げるのは到底不可能なのですが、新作は久しぶりにダンスオリエンテッドな面の強いトリップミュージックを聞かせております。中近東からアジアまでの宗教的な怪しいメロディー、鐘やシタールや尺八?と言ったエスニックな楽器と共に不思議な電子音の鳴り、呪詛的な怪奇を伴う呟きや念仏に、西洋の優雅なブロークンビーツやハウスを組み合わせた国境も時代も超越する霊験あらたかな音楽は、何処でもない現実離れした虚構の世界から鳴っている様に聞こえます。お香でも焚きながら落ち着いた瞑想状態で聴くのが適すのかと思いきや、単なるニューエイジには落ち着かない意識や感覚を刺激する覚醒感は、彼が元々トランスミュージックを手掛けていた事と全く関係が無い訳ではないはずです。単に音色やビートなどの表層が変化しただけであり、トランスの作用としては同義でありましょう。ただ個性は強く感じられるものの、少々宗教的過ぎでスピリチュアルに行き過ぎた感が否めないのも事実。たまにはフラットなアンビエントも期待したくなります。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Kaleidoscope (Lo Recordings:LCD84)
Susumu Yokota - Kaleidoscope
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横田進がクラブミュージックと言うシーンに身をおいて約20年。その期間に30作にも及ぶアルバムをリリースした経歴は、世界的においても稀有な存在と言えるであろう。そして通算32作目のアルバムが到着したが、ここ数年の成果からも分かる通り新作もクラブに依存しない万華鏡アンビエントを披露している。ある時はアシッドでフロアに狂騒を、またある時は華麗なディープハウスで魅せつけ、またある時は空蝉を映し出す虚構の世界を繰り広げるアンビエントを、またある時はある時は…と様々なジャンルを展開してきたけれども、そこに一貫するのは静かに佇む耽美な美学。新作はアンビエントと言う言葉が最も適しているのは間違いないだろうが、しかし単なる快楽的な物でもなく、エレクトロニックでアコースティックで、現代音楽的でもあり宗教めいた神格性があり、どこか謎めいてもいる。だけれども横田の世界観に変わりはなく、夢想の中に現実の物とは思えない美を創り上げていた。ジャケットの内側を覗けば気付くであろう、視覚を狂わすトランシーな画像に。実は本作はトリップミュージックだったのだ。恍惚なのか不穏なのか、強烈な覚醒感は半端でないトランス感覚を及ぼすであろう。

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| ETC3 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/11/20 AT-FIELD @ EFFECT
祝・脱DJ童貞!!

友達の下川カユコさんと全玉ちゃんが企画するAT-FIELDと言うパーティーでDJしました〜。自分が思ったよりも多くの人に遊びに来て頂いて、本当にどうもありがとうございました。ミキサーも持ってないんで当然繋ぎも出来ないので内心不安でしたが、取り敢えず自分の好きな曲をがしがしと回させて頂きました。う〜ん、レコードはやはりピッチ合わせや繋ぎが難しい…。後でCDJも使ったんだけど、BPM出るからレコードよりかなり扱いが楽でしたね。続きで回した曲やパーティーのお写真でもどうぞ〜
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| EVENT REPORT2 | 17:45 | comments(12) | trackbacks(2) | |
Susumu Yokota - Magic Thread (Skintone:STR01)
Susumu Yokota-Magic Thread
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日本が世界に誇る奇才・ヨコタススムの1998年作、そして自身が運営するSkintoneの記念すべき一作目。同じ年に"1998"と言うグルーヴィーなハウスアルバムもリリースしておりましたが、それとは対称的に本作は内向的でエクスペリメンタルな抽象画の様な作品。この後のSkintone、そしてヨコタ自身のダンスフロアを離れていく過程の初期の部分とも言えるでしょう。静寂や間と言った空間が強調された厳かな世界が広がっていて、時間の流れが現実から徐々に遅れていくような錯覚を覚えます。まるで絵空事の様にここではない何処かへ誘い込まれ、思考が停止し煩悩が消去されるような世界。ミニマルかつモノトーンな冷えた反復の中でいつしか頭の中が空っぽになり、現実から夢の世界へと意識は飛んで行く。しかしながらストイックで日本的な侘び寂びを感じさせつつも、ヨコタ流の厳粛な美しさもありアンビエントとしても聴こえたりする。とっても良い、ヨコタさんは本当に凄い。

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| TECHNO7 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Mother (Skintone:LCD73)
Susumu Yokota-Mother
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2chに"ちょっと瀬戸大橋の光ケーブル切断してくる"って書き込んだ人が通報されて警察に逮捕されたんだけど、この位で逮捕なんて流石にやり過ぎだろ。現実と冗談の区別も付かなくなってるなんて、警察も馬鹿すぐる。常識的に考えて一般人が瀬戸大橋の光ケーブルを切れる訳ないだろ。日本は今後ネット上でさえ何も言えない国になってしまうのだね。もはや日本には自由は無いのだ。

正直横田さんはもっと評価されても良いと思うんだ。日本の黎明期からクラブシーンを支える横田進の最新アルバム。既に活動暦は20年近く、オリジナルアルバムの総数も本作で30枚目だとか。テクノから始まりハウスやエクスペリメンタル、アンビエント、三拍子など折衷主義の如く数々の道を切り開いてきた。そしてダンスフロアから始まった旅はいつしかフロアを離れ、近年はより内向的で芸術性を意識した方向へと向かっている。目先の流行や世の中の流れに乗る事も抗う事も無く、自分の道を自然に歩んできた横田さんが今向かった道先は、歌、つまりボーカルアルバム。耽美で崇高な…と言ってしまうとなんだかスノッブに思われてしまうが、この音楽には血が流れている、優しさに溢れている。天から降り注ぐ太陽の様に温かい電子音と歌は、闇に包まれた心に灯りをともしてくれるに違いない。エレクトロニックな音ではあるがそこには血が通っていて、生きている音だからこそ美しく映える。横田さんの美学はいつだって耽美を貫いていて、一貫性を持ち合わせている。世間からはまるでわざと距離を置いているんじゃないかと思わせる横田さんの音楽観は、静かにだがいつだって美しく輝きを放ち、そして愛が感じられる。こんな世の中でも憂う事無かれ、浮世離れした仙人が慈愛の音を聴かせてくれるはずだ。

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| ETC2 | 00:10 | comments(2) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2008/01/25 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
LIVE : Sleeparchive, Kuniyuki Takahashi
DJ : Fumiya Tanaka, Foog

2008/01/25 (FRI)
SQ presents FINE : Frogman “Cold Sleep” Party @ UNIT
SPECIAL LIVE SET : Quadra (a.k.a. Hiroshi Watanabe / Kaito), Hitoshi Ohishi
DJ : Kagami, Taichi Master, Toby

SALOON (B3F)
DJ : C.T. Scan (a.k.a. CMJK), Hirofumi Goto (a.k.a. Rondenion), Susumu Yokota, KEN=GO→
SPECIAL LIVE SET : Hulot, Jun Yamabe (a.k.a. Mexico), Riow Arai

2008/01/26 (SAT)
FACE presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2008 @ YELLOW
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2008/02/02 (FRI)
LUKE SOLOMON "The Difference Engine" Release Tour @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi

2008/02/07 (THU)
SPiN30 : ElecTek @ YELLOW
Guest DJ : Rennie Foster
DJ : DJ Khadji, Shigeru Tanabu

2008/02/08 (FRI)
Orbdjsessions feat. Alex Paterson & Thomas Fehlmann @ UNIT
DJ : Alex Paterson & Thomas Fehlmann

2008/02/08 (FRI)
King Street Sounds presents Kerri Chandler Japan Tour @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler

2008/02/10 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
LIVE : Henrik Schwarz, Kuniyuki Takahashi
| UPCOMING EVENT | 22:30 | comments(1) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Love or Die (Skintone:STR-13)
Susumu Yokota-Love or Die
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横田進の新作が届いた、またもや絵空事の様な不思議な世界観を携えて。もう横田さんの功績については語る必要もないだろうが、90年代のトランスやテクノ、ハウス時代から3拍子やクラシック、ポストロックを取り込んだコンセプチュアルな近年の作風まで、とにかく色々な音を我が物とし良い塩梅に歳を重ねて良い味を出している素晴らしいアーティストだ。多分30作品は越えているだろう驚愕のリリースペースは誰しも目を見張るだろうし、それに反比例する事もなくどの作品も素晴らしいのだから本当に凄いのだ。そして本作は前2作で続いた3拍子作品を継続し、更に崩壊へと進む一枚。内容的には傑作と認定している"Symbol"(過去レビュー)と同様に一見優雅で夢の様な世界観と感じたが、聴き進んでゆく内に全く異なる感触を感じ取った。それは世界の終わりを望むかの如く刹那的な感情、決して表面には出てこない深い悲壮感。美しいメロディー、ファンタジーを描く音像があると言うのに、何故こうも切なくなるのか。「ピアノとギター、そしてシンセが織りなす旋律は、優雅で耽美なハーモニーを醸し出す。」との宣伝は確かに間違ってはいないが、ここにあるのはそんな表層的で単純な思いだけではないと思う。かつてKen Ishiiが自身の曲について「表層的な美しさの陰に存在するマッドネス。(省略)自分でもどうなるか分からない、コントロールできないものへの恐怖(省略)」と言うコメントを残したが、横田さんの本作にも同じ様な説明が出来る気がする。しかし決して絶望してはならない、諦めてはならない。死ぬ位打ちのめされようと愛がある限り、きっと立ち直れるはず、何度でも。ゴシック、ハウス、アンビエントなど今までの横田さんの全てがここにある。



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| ETC2 | 21:30 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Susumu Yokota - Zero Remixes (Sublime Records:IDCS-1002)
Susumu Yokota-Zero Remixes
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品質を落とさずにテクノ、ハウス、アンビエントなどを大量生産する日本が誇るべきアーティスト・ヨコタススム。そんな彼が世紀末へのカウントダウンとしてリリースしたハウス傑作「Zero」(過去レビュー)は、彼の中で最もハウスへの愛が結実した作品だと今も思っています。そんな素晴らしい作品を著名なDJ/アーティストがリミックスしてしまったのが、タイトルそのまんまの本作です。Kyoto Jazz Massive、Bugz In The Atticらは予想通りのブロークンビーツを強調した上品なリミックスを行い、オリジナルに負けない優雅さを演出していますね。近年ディープなテクノで人気沸騰のSteve Bugは、微妙にジャーマンアシッドを感じさせるベースラインが渋いです。No Milkはかなりファンキー色強めで、ブラックテイストが沸いて出てくるディスコみたいだ。Si Beggだけかなり浮いてて、硬めのテクノリミックス。オリジナルから感情を排した様なクールな出来だと思います。最後にはヨコタススム自身のリミックスもあるのですが、分厚い強烈なバスドラのビートと儚く消えゆきそうな優雅な上物が見事な調和を見せ、踊れて聴けるダンストラックになっています。テクノ、ハウス、ブロークンビーツと色々なジャンルが混在していますが、これは正にヨコタススムが今まで取り組んできた音楽活動とも共鳴する所があるのでは。統合性はないけれど、一つ一つの楽曲はやはり質が高くムードのあるアルバムだと思いますよ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kyoto Jazz Massive - BY KJM (QUALITY!RECORDS:XACQ-22003)
Kyoto Jazz Massive-BY KJM
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Kyoto Jazz Massive、なんてお洒落なユニット名でしょう。京都の最上のジャズ、それだけで気が惹かれてしまいますよ。沖野兄弟からなるこのユニットは、日本を代表するクラブジャズアーティストと言っても過言ではありません。そんな彼らの活動10周年を祝ってカバーやトリビュートなどの作品がリリースされたのですが、その最後のシリーズがクラブシーンのアーティストの曲をKyoto Jazz Massiveがリミックスした作品を集めた、この「BY KJM」(そのまんまですね)。リミックスされてしまったのは、ハウスシーンのAnanda ProjectやSusumu Yokota、クラブジャズシーンのNicola Conte、Jazzanova、Incognito、そしてドラムンベースからはMakotoなど、その筋の中では名だたる人達ばかりです。つか、まじで収録されている曲、かっこぃぃぃぃ物ばかりだ!多岐に渡るアーティストの曲をリミックスしているにも関わらず、アルバムはKyoto Jazz Massive一色に染まった統一感のある構成で、ほんのり甘く爽やかで、軽快で小気味良く、そしてエレガントで都会的な上品さのあるクラブジャズです。と言うかもはやクラブジャズが好きかどうかを抜きにして、これを嫌いだと言うのが居るのか?と言う位、音楽として完成されていると思います。特にエレピの音の入れ方は、郷愁を誘って男泣きしてしまいそうですね。Susumu YokotaからNicola Conteまでの4曲は特に、透明感に溢れスウィートなムードに溺れそうです。クラブじゃなく、部屋の中でも良いムードが作れる素晴らしきコンピレーションアルバム。「FOR KJM」(過去レビュー)、「RE KJM」(過去レビュー)と共に揃えて聴いて頂きたい。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Triple Time Dance (Koplatiko:Koplat-01)
Susumu Yokota-Triple Time Dance
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超ハイペースなリリースにも関わらず前に進む事を決して止まない日本の音楽家・横田進。音楽家と言うのには、彼の活動がテクノ/ハウス/トランス/クラシック/ジャズ/アンビエント/ポストロック/ブロークンビーツ/ディスコなど一つのジャンルで括る事など到底出来ないからだ。実際近年はダンスシーンから離れた作品が多く、その深き世界とエレガンスを極めた音に崇拝の念さえ感じていた。そしてここに来てダンスシーンへと還ってきた横田氏の新作が届けられた。リリースは石野卓球の新レーベル・Koplatikoから、そしてその内容は3拍子のテクノだ!これは前代未聞、さすがの横田氏でもこれはどーなんよ?と言うのが聴く前の感想。しかしそこは横田氏、アイデアとそれを実現させる力を伴っていて見事に踊れるテクノアルバムになっている。全体的にカチっとした硬いテクノの音、更にはアシッドなブリブリのベース音も久しぶりに復活し、このダンスシーンへの回帰には両手を上げて喜びたい。勿論今までのエレガントな作風も素晴らしい事は言うまでもないが、今回のアルバムだって無駄を削ぎ落としたミニマルな構成、冷ややかなグルーヴに横田氏の美学は感じられる。活動歴が長いだけあって派手でなくとも、職人的な渋い作風は段違いだ。卓球が気に入ったと言う事で、結構ジャーマンアシッドな音もあちらこちらに入っているよ。凄い量の作品を創っているのに、全然質が落ちないなんて彼の頭の中はどうなっているのだろうか。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
UPCOMING EVENT
CLASH14 feat. Drumcode 10th Anniversary @ ageHa
2006/08/18 (FRI)
ARENA DJ : Adam Beyer, Cari Lekebush, Joel Mull
ISLAND BAR DJ : Q'Hey, Shin Nishimura, Mayuri, and more…
WATER BAR DJ : Susumu Yokota, Sodeyama, Hitoshi Ohishi, and Guest

OCTAVE ONE JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/08/18 (FRI)
DJ:LAWRENCE BURDEN(OCTAVE ONE/RANDOM NOISE GENERATION), DJ NOBU, TAKAMORI K.

HIGH TECH SOUL Japan Night @ UNIT
2006/08/25 (FRI)
DJ : Kenny Larkin, Hitoshi Ohishi, Shin Nishimura, and more…

Standard 5 @ Color Studio
2006/08/25 (FRI)
DJ : Ken Ishii, 7th Gate, Moodman

STERNE presents WIRE06 PRE-PARTY @ WOMB
2006/09/01日 (FRI)
DJ : Secret Cinema & Joris Voorn & Alexander Kowalski -3 Back 2 Back Live

Ministry of Sound Sessions feat. DJ Sneak @ AIR
2006/09/01 (FRI)
DJ : DJ Sneak, and more…

Face presents Andre Collins Japan Tour 2006 @ YELLOW
2006/09/02 (SAT)
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

COCOON CLUB feat. SVEN VATH @ WOMB
2006/09/09 (SAT)
DJ : Sven Vath

CHaOS @ YELLOW
2006/09/17 (SUN)
DJ : Fumiya Tanaka, and more…

タイトル未定 @ YELLOW
2006/09/22 (FRI)
DJ : DOC MARTIN, MOCHIZUKI, DJ KAZ

VADE 2nd Anniversary feat. Ben Sims @ WOMB
2006/09/29 (FRI)
DJ : Ben Sims, Ryukyudisko, and more…
Live : Surgeon

DENNIS FERRER Japan Tour @ YELLOW
2006/09/30 (SAT)
DJ : DENNIS FERRER, and more…

何はともあれ、DrumcodeイベントとBen Sims+Surgeonだけは行きたいと思います。

-追加-
ICAN @ UNIT
2006/09/23 (SAT)
DJ : DJ S2 aka Santiago Salazar, Takamori K.

Clash15 @ ageHa
2006/09/29 (FRI)
DJ : Laurent Garnier, Kevin Saunderson

DJ Marky & Friends @ WOMB
2006/09/30 (SAT)
DJ : DJ Marky, Laurent Garnier(Drum & Bass Set)

T.A 2006 @ ageHa
2006/09/30 (SAT)
DJ : Kevin Saunderson, Ken Ishii
2006/09/29 (FRI)
| UPCOMING EVENT | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
LO Compilation Mix By Susumu Yokota (Skintone:STR-12)
LO Compilation Mix By Susumu Yokota
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テクノゴッド・ケンイシイ、テクノ番長・田中フミヤと並ぶ日本のテクノ創世記を支えた一人でもある横田進。前述の二人に比べると色々な作風があるせいかいまいち捕らえ所が無いものの、初期はアシッドからテクノ、そしてハウスからブロークンビーツ、アンビエント、果てはポストロックやクラシックまでも取り込み、ジャンルに捕らわれない活動で独立したポジションを築き上げた天才です。その横田さんが久しぶりのMIXCDをリリースしたのですが、Lo Recordingsと言う聞いた事の無いレーベルの音源のみを使用したミックスとの事。ダンスサイドとリスニングサイドの2枚組と最近よくありがちな構成ですが、中身の方は横田さんらしいジャンルレスな選曲でした。ダンスサイドの方は比較的踊れると言う感じですが、あくまで比較的程度です。アシッドやらエレクトロやらハウスやらをプレイしていますが、リズムがストレートな4つ打ちではなくいびつなビートを成していてつんのめる感じ。もっとストレートなハウスを聴きたいなと言うのが、正直な感想ですな。リスニングサイドはポストロックやラウンジ系、ダウンテンポなどゆったり目の選曲。小洒落たカフェとかでは流れてそうなBGMなんだけれども、どうにも自分の耳には合わないというか。もっとスムースな流れでムードのある音を期待していたものですから。横田さんのMIXCDと言う事で期待はしていたのですが、レーベル音源を限定されたせいもあるのか今回はイマイチ。横田さんには期待をしているので、その分評価も辛くなってしまうのでありました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Susumu Yokota - Will (Skintone:STR-07)
Susumu Yokota-Will
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横田進は和製Pete Namlookだ。と言う位多作な人なのですが、横田進はSkintoneなる自主レーベルも運営しています。レーベルの特徴としてはダンスミュージックとして機能するかどうかより、実験と挑戦を続ける前衛的な音楽をリリースする事ではないでしょうか。ここからリリースされた作品でモロに4つ打ちな作品は殆ど無いし、逆に奇想天外でファンタジーの世界を夢見る様な感覚があります。しかしながらSkintoneからの7作目であるこのアルバムは、意外にもハウスをやっちゃってます。まさかSkintoneからこんなダンスアルバムが出るなんて〜と今やっと思いましたが、単純な4つ打ちハウスに回帰するのではなく、都会派の香り漂う洗練された雰囲気にブロークンビーツも導入したりしてまったりジャジーな感じに仕上げています。西ロン系の小洒落たハウスからの影響が大きそうなんですが、このアルバムが出た2001年頃はそんなブームがあったかしら?横田進の作品群の中では、ある意味かなりポピュラーに近い作品で聴きやすいアルバムだと思います。もちろん彼独特のエレガンス(優雅さ)も、失われずに封じ込められています。

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| HOUSE2 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yokota Susumu - Sakura (Leaf:BAY13CD)
Yokota Susumu-Sakura
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先週の土曜日に素晴らしく天気が良かったので、鎌倉まで桜を見にプチ旅行しました。人が一杯に溢れていましたが、それでもほのかなピンク色の桜は美しく心を落ち着かせてくれました。その桜つながりで今日は作品を紹介します。かつては様々な名義で活躍をし、アシッドからハウス、テクノからアンビエント、またはポストロックからワルツまで果敢に挑戦を続けるジャパニーズアーティスト・横田進の(多分)一番売れた作品が「サクラ」だと思います。これはノンビートのアンビエントミュージックなんですが、普通のアンビエントとはちょっと感触が違うかなと思います。天にも昇る快楽やどろどろのサイケデリック感覚とは異なり、微かに花の香りがする様な弱々しく優しい音楽に感じます。アンビエントをテーマに創り上げたと言うよりは、日本の詫び寂びをテーマに神妙に創り上げた生真面目な作品で、微弱な音色に耳を澄まして集中して聴いて欲しいと思います。曲のタイトルも日本語でなんだか神秘的なイメージを喚起させ、華やかでは無いですが日本の研ぎ澄まされた美しさが静かに佇んでいます。近年の作品が欧州的エレガンスを感じさせるのに対し、ここでは日本的幽玄さが前面に出ていますね。桜が満開の時より、散った後が詫び寂びを感じられないかい?

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| ETC1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Susumu Yokota - Wonder Waltz (Skintone:STR-11)
Susumu Yokota-Wonder Waltz
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日本のテクノ黎明期を支えた一人でもある横田進の最新作は、なんとワルツがテーマです。今までテクノ、ハウス、アシッド、アンビエント、ディスコ、エクスペリメンタルと数多くの挑戦をしてきましたが、誰がワルツをやるなんて想像出来たでしょうか?思えば遥か遠くまで来てしまった彼ですが、まだまだ歩みを止めない彼の意欲には敬意さえ感じられます。しかしワルツって3拍子ですよ?前評判ではどんな音楽なんだろうと期待と不安の両方の気持ちでしたが、実際に聴いてみるとこれが意外と馴染んじゃってるなと感じました。ハウスの4拍子が3拍子になっただけで特に違和感も無く、その上「Symbol」(過去レビュー)の様にクラシック的な優雅さを備えています。そう、生演奏をかなり取り入れているであろう柔らかい音色は、優しくもエレガンスで高貴な時間を堪能させれくれます。しかし面白おかしく摩訶不思議な音楽ですが、実験的な事をする為だけの作品では無いと思います。普通これだけ作風が変わってくると尻軽な目で見られがちですが、彼の場合は純水に音楽を愛するが故の変化として感じられて、ある特定のジャンルだけではアイデアが収まりきらないのでしょう。しかし次は一体どんな音楽をやるんでしょうか、今から楽しみですね。ジャケットは相変わらず自身で撮っているようですが、秀逸の一言。

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| ETC1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(4) | |
Susumu Yokota - Zero (Sublime Records:MKCS-1027)
Susumu Yokota-Zero
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ヨコタススム、とにかく多作なアーティストだがどんな音楽をやろうとも質は落とさず、それ所か発表アルバム30枚を越えようともなお進化するアーティスト。日本にテクノゴッドやテクノ番長は居るが、ヨコタススムには特に形容する言葉が無い。テクノ仙人とかどうだろう?誰か良い案があったら教えて下さい。そんなヨコタの2000年作はハウスへの意欲が結集した「ZERO」。「1998」「1999」と続いてきた世紀末へのカウントダウン的シリーズの最終作は、「2000」ではなく「ZERO」。一体どうゆう事なのだろうか?「ZERO」、それは全てをちゃらにしてまた最初から始まると言う事なのだろうか?真意は分からない。しかし、シリーズ最終作でもある今作は最高に気持ち良いって事だ。BPM120前後の単純な4つ打ちは、何故にこんなに体を揺さぶるのだろう?延々と続くバスドラは2000年を越えようとも、止まる事なく鳴らされ続ける。ハウスの気持ち良さとはこの一定のリズムである事を再認識し、今も僕は耳を傾ける。ファンキー?ハイテック?スウィート?それだけじゃない。ヨコタの音楽にはいつだって愛がある。温かみがある。シンプルな4つ打ちなのに、どうしてこんなにムードのある音が出せる?エロチックと言う程下品ではない所か、むしろ官能的な空気の中にも上品さ(エレガンス)が存在している。ヨコタは大人だ、成熟と言う言葉が正に相応しい。成熟しているにも関わらず、尚も成長を続ける偉人。絶え間ないビートがハートを、ボディーをノックアウトする。

ジャケットの写真はヨコタ撮影。これだけでも作品の良さが想像出来る程、秀逸なジャケットだね。



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| HOUSE2 | 22:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota & Rothko - Distant Sounds of Summer (Lo Recordings:LCD56)
Susumu Yokota & Rothko-Distant Sounds of Summer
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横田ススム最新作にして通算31枚目(らしい)のアルバム。「夏の遠い音」と題されたアルバムは、今までアシッド、テクノ、ハウス、アンビエント、ジャズ、現代音楽と貪欲に境界を乗り越えてきた彼がポストロックに足を踏み入れた意欲作である。これまでは何とかクラブミュージックらしさを残していたものの、今作は明らかにクラブミュージックに視点は向いていない。Rothkoと言うバンドとのコラボレーションのせい?否、それはきっかけと言うだけで、今作は横田自身が望んで敢えてクラブミュージックを意識しなかったのであろう。もう横田には踊る為の音楽だけを作る意志は無いのだろう。音楽は音楽、ただそれだけで良いのだ。そしてどうだろう、この新作はただ音楽として素晴らしいと断言する。全曲で横田は物悲しい枯れたギターを奏で、微かに覚えている遠く昔の記憶を思い出させる郷愁を感じさせる。アンビエント?ポストロック?何て言えば良いのだろう?メランコリックな世界観は横田の物である事を感じさせるが、ここまで朽ち果てて年期の入った具合は今までになかったと思う。真冬であると言うのに、まるでデジャブの様な遠い夏の記憶が浮かんでくる。そうモノクロが映像が徐々にカラーを帯びていくように、聴く者の遠い記憶を呼び覚ますだろう。横田ススムの創作意欲はいよいよ止まらなくなってきた。



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| ETC1 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
BEST OF 2004
■ベストアルバム
「Joris Voorn-Future History」
Joris Voorn-Future History

何はともあれ今年はJoris Voornの年でしょう。伝統的なテクノに影響を受けつつも、次世代を感じさせる1枚。

「Susumu Yokota-Symbol」
Susumu Yokota-Symbol

ヨコタススムのクラシックを取り入れた新しい側面。物珍しいだけでなく、重厚なアンビエントはこの世の物とは思えない。

「Los Hermanos-On Another Level」
Los Hermanos-On Another Level

みんなが待ちに待っていたデトロイトのロマンティシズムの結晶。夢や希望に溢れている。
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| BEST | 19:30 | comments(3) | trackbacks(6) | |
Susumu Yokota - Symbol (Skintone:STR-10)
Susumu Yokota-Symbol
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もうヨコタススムの新作が出たので、それを紹介。ノンストップヨコタ、ヨコタは一体何処へ向かうと言うのか?また今までの路線とがらりと変わって、西洋クラシックを取り入れたテクノともハウスとも言えない音楽を奏でている。エレクトロニクスとクラシックのアンサンブル、そこに見えるは夢の世界。ヨコタはあっちの世界にでも行ってしまったのだろうか?いや、しかしこれは本当に素晴らしい。普段クラシックなんか聴かない自分だが、ヨコタの手によって新たな息吹が吹き込まれた。包み込まれる様に優しく優雅、そして倒錯と美の世界。前作が「Baroque」(過去レビュー)だったけど、今作がむしろ「Baroque」じゃないのかね?ヨコタの手にかかれば全てが素材となってしまう。ヨコタはほんとに凄い。これは必ず聴かれるべき作品だ。

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| TECHNO1 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(5) | |
Susumu Yokota - Sound Of Sky (Sublime Records:IDCS1009)
Susumu Yokota-Sound Of Sky
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もうすぐヨコタススムの新作が出るので、過去の作品を紹介。これは個人的にヨコタ作品の中でベストだと思っています。この作品の前までディスコっぽいハウス作品(「1998」、「1999」、「ZERO」と言う世紀末のカウントダウンを表現した三部作)を出していたのが、ここではうってかわって落ち着いたムードを持ったLarry Heardばりのハウスを打ち出した。イケイケノリノリ、ファンキーな以前の作品に比べ、深く内向的でピークを過ぎた後のような枯れたような雰囲気さえもある(勿論枯れてはいないです)。パーティーの後の静けさとでも言うのでしょうか。しかしエレガントでストイック、どこまでも透き通るかの様な空を感じさせる。パーティーは終わって日常の生活に戻る、そんな平穏が感じられる大人のハウス。ローズピアノの響きがとても心地よいです。



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| HOUSE1 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Susumu Yokota - Baroque (United Sounds of Blue:USB-003CD)
Susumu Yokota - Baroque
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もうすぐヨコタススムの新作が出るので、過去の作品を紹介。といってもコレも2004年に出た物です。ヨコタさんは作品を作るペースが異常に早くて、年に2枚は出しています(毎年ね)。トランス、アシッドハウス、ディスコハウス、ディープハウス、テクノ、アンビエント、ブロークンビーツと作風も多岐に渡りかつどの作品も水準が高く、地味だけど日本が世界に誇る素晴らしいアーティストです。このアルバムではまた独特なディープハウス、ブロークンビーツを展開しています。ディープなんだけど、シカゴやNYのそれとは違う何か。秘境の洞窟の中で鳴り響く様なミステリアスで神秘的な感じ。歪んだ世界の中にも美しさを秘めていて、徐々にヨコタワールドに引き込まれていく。幽玄な美の世界にようこそ、一度ヨコタワールドにはまったらもう抜ける事は出来ません。

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| HOUSE1 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(1) | |