S_w_z_k - S_w_z_k (Tresor Records:Tresor 253)
Swayzak-S_w_z_k
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ドイツはテクノ帝国のTresorから初めて耳にするユニットがアルバムリリースかと思いきや、実は様々なレーベルから良質なテックハウスを量産してきたベテランであるSwayzakの変名だったと言う一枚。実はSwayzakに関してはMIXCDしか持ち合わせいないのでそれ程詳しいわけではないが、しかしこのアルバムでの変わりっぷりは驚くものがあった。グルーヴ的に言えば上げ過ぎる事もなくしっかりと地に足が着いた半ばハウシーな4つ打ちも聴けるが、しかし全体的に灰色でモノトーンな世界観や歪で刺々しい音は間違いなく現在のドイツにおけるテクノを意識しているだろう。猪突猛進するハードグルーヴではないのだが、どっしりした重量感やノイズ混じりのダビーな音響で荒廃した世界はまあ如何にもBerghainらしく、かつてのSwayzakらしき甘ったるい耽美な音は見事な程に払拭されている。2000年前後にはクリックハウスだとか今思うと随分と洒落た音楽をやっていた彼らが何故にこんな無骨なテクノを披露したのか、それはやはりドイツに於けるBerghain系テクノの影響が大きいと言う事なのだろう。Swayzakがこんな音楽をやらないでも…と言う気持ちもあるが、元々音楽的な才能はあるだけにまあそれなりのアルバムにはなっている。

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| TECHNO9 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Fuse Presents Deetron (Music Man Records:MMCD033)
Fuse Presents Deetron
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ふしゅ〜ぅぅぅぅぅ…(気の抜けた音)。何だろう、この焦燥感は…。ベルギーテクノ名物・Fuseの最新作を担当するのは、かつてIntecやPhont Musicからハードテクノ+デトロイトテクノな作風でヒット作を量産していたDeetron。彼が以前出したMIXCDはデトロイトとハードなトラックを高速で繋いでいくかっちょいー内容だったのだけど、新作はまあ時代に流されたと言うべきかミニマルやらハウス、テックハウス中心の気だるくディープな音が中心。う〜ん、どうなん?この変わり様?僕が時代遅れなのかな?一応フォローしておくと確かに元からミニマル系だと言う概念があるのであれば、素直に格好良いと思えるよ。ただDeetronにかつて期待していた物を求めていた人は、合わないのかな。速さは無くとも粘りのグルーヴはあるしDJとしての底力は感じさせるけど、Deetronの個性はここに感じる事は出来ないんですよね。古いシカゴハウスなりが回されてオールドスクールなムードがある点には救われましたが。

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| TECHNO6 | 20:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Swayzak - Fabric 11 (Fabric:FABRIC21)
Swayzak-Fabric 11
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近年の名MIXCDシリーズと言えば、何を差し置いても「Fabric」シリーズでしょう。テクノ、ハウス両方面で素晴らしい人材を起用して毎度毎度とヒットさせ、次のシリーズは誰が器用されるのかとファンを楽しませてくれるのですよ。その11弾はポップでキュートなエレクトロから透明感のあるテックハウスまでこなすユニット、Swayzak。この人達以前にも「Groovetechnology v1.3」(過去レビュー)と言うディープでミニマルなハウス調のMIXCDを出しているのだけれど、彼ら自身のオリジナルアルバムより断然MIXCDの方が面白いんですよね。オリジナル作品も悪くはないんだけど、MIXCDだと選曲が自分のツボにはまるのが多いんですよね。でこの2003年作のFabricのMIXCDですが、これもやっぱり自分のツボにはまります。前半はミニマルかつディープなハウスで、ゆるゆるとした適度なノリと幻想的なメロディーが素晴らしいですな。Akufen、Luomoら辺の曲で序盤に一回昇天してしまいますよ。と思ったらその後はエレクトロやディスコっぽい選曲で、スムースに浮かび上がるようなノリがなくなってしまい残念。結局ラストまでそんな感じの懐かしめなディスコっぽいメロディーとかが耳にこびり付いて、前半の選曲は一体何だったのかと小一時間問いつめたい。まあでも後半の選曲は彼らが楽曲作りで得意とするポップなエレクトロなので、彼らの本領発揮でもあるんでしょうね。

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Richie Hawtin & Sven Vath - The Sound Of The Third Season (M_nus:MINUS13CD)
Richie Hawtin & Sven Vath-The Sound Of The Third Season
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全く忘れていたのですが、当BLOGを開設してから2年が過ぎていました。周りにテクノを聞く人が少ないので、メジャーからアンダーグラウンドまで素晴らしいテクノを知ってもらうべくこのBLOGを立ち上げました。2年間で本当に色々なアーティストを紹介してきましたが、気に入ったアーティストがこのBLOGから見つかった人がいたのであれば凄く嬉しいです。時々ぼやきや愚痴も入るこのBLOGですが、これからも新しい音楽を、また温故知新の気持ちを忘れずに古い名作も掘り出して紹介しようと思います。

さて昨日こき下ろしたSven VathのMIXCDをついでにもう一枚紹介。こちらではミニマルテクノの天才・Richie Hawtinとの共作と言う事で、Sven単独のプレイよりかなりテクノ色が強いというか普通にカッコイイです。SvenはCocoonと言うレーベルを立ち上げた後、イビザの最大級クラブ・Amnesiaで「Cocoon Club」と言うイベントも行う様になり、今では世界的に有名なクラブイベントとして認知されています。そんな「Cocoon Club」の雰囲気や音を目一杯に詰め込んだMIXCDが今作なのです。どうゆう訳か、いつの間にかRichieが「Cocoon Club」のアンオフィシャルなレジデントDJになっているけれど、ここら辺の経緯はほんと謎ですね。音楽の共通性は余り感じられない気が…。それはさておきMIXCDの内容はと言うと、時折「Cocoon Club」現場で録音した音が導入されていて、人々の会話やフロアの爆発がそのまま感じられる様になっています。イビザには行った事ないけれど、きっとすげーんだろうな〜と想像してしまいますね。前半は多分Richie選曲と思われるハードテクノの連発。とは言ってもディープからスカスカのミニマル、メロディアスな物までアッパーにがつがつと盛り上げてくれてます。Richieにしては普段より派手な気もするけれど、これが「Cocoon Club」の高揚感なのかもしれないですね。後半は多分Sven選曲と思われて、エレクトロ、テックハウスが中心。前半が激盛り上がっていたのに後半はちょっと大人しめなので、せっかくだから順序を逆にした方が良かった気もします。でもまあここでのSvenの選曲はうっとり恍惚系の曲もあったりで、アフターアワーズとかにぴったりな感じですね。Svenはテッキーでメロディアスな選曲をさせると、ぴったりツボにはまると思います(元々トランスアーティストだしな)。二人の対照的なピークとアフタアワーズを思わせるプレイで、イビザの一夜を一気に体験出来てしまう。そんなこのMIXCDは大好きです。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Josh Wink - Profound Sounds V2 (Ovum Recordings:OVM9003)
Josh Wink-Profound Sounds V2
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アシッドテクノでキ○ガイっぷりを発揮した才能を見せつけたJosh Winkですが、DJプレイも地味に人気があったりします。生プレイは未経験ですが、このMIXCDを聴く限り相当に円熟味のあるプレイが出来る様ですね。自分が作るトラックの様にアシッドテクノや派手な曲は余り回さず、むしろディープでミニマルなハウス調のテクノを多用していますね。出だしはゆらゆらと睡眠を誘うクリッキーなハウスで始まり、地味に大きな流れも作らず淡々と曲が繋がれていきます。なんてぼーっと聴いているといつの間にか、じわりじわりとグルーヴも強められていて心地良いミニマルの世界に沈み込んでいます。中盤以降は少々ハード目のクールなテクノをここぞとばかりに投入し、ラストまでスムースな流れで盛り上がりを作ってくれました。地味と言ってはいけないですね、これは大人の渋さに満ちていると言う表現が正しかったです。ガシガシ素早く曲を繋いでいくのではなく、全体の流れを熟知して一曲一曲を上手く聴かせるDJなんだと思いました。来日したらガンガン盛り上がるプレイではなく、こう言ったディープなセットで聴きたいと思います。

ちなみにボーナスディスク付きなんですが、そちらがかなり豪華でLil Louis「French Kiss」ネタの「How’s Your Evening So Far?」や「Evil Acid」、「Superfreak」などの狂気に満ちたアシッドテクノが収録されております。DJプレイと全然違うやんけ!と言った突っ込みは無しで、真のアシッドテクノを体験してみてください。

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Agoria - Cute & Cult (Different/PIAS:DIFB1055CD)
Agoria-Cute & Cult
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最近新譜がどんどん出るので聴くのが追いつきません(汗)。年の瀬だって言うのに、また強烈なMIXCDが出ちゃいましたよ。フランスからのニューカマー・Agoriaさんの変幻自在、奇天烈なプレイが存分に味わえる「Cute & Cult」がそれです。Agoriaさんはフランステクノシーンにおけるデトロイトテクノフォロワーで、その中でも単にデトロイトテクノを模倣したもの以上のアルバム「Blossom」で注目を浴びています。そしてミックスプレイもやっぱり一筋縄ではいかず、Carl Craigや69、Phylyps(Basic Channel)に混ざってLucien & LucianoやMathew Jonsonのクリック、Anthony Rotherのエレクトロ、Alter Egoのジャーマンテクノ、RadioheadやIggy Popのロック、しまいにはAge Of Loveのトランス?!までも収録。普通の4つ打ちテクノだけが好きなら苦手な人もいるかもしれないけど、抗えないインパクトは感じるはず。ドラッギーなエクスペリメンタルテクノから、緩やかなテックハウス、ダーティーなロック、ギトギトのエレクトロ、高揚感満載のトランス、未来派デトロイトテクノが、入れ替わり立ち替わりで聴く者を刺激ます。ただ聴くだけじゃない、心で感じるんだ!こんな不規則なテンポやリズムでも、きっと踊れる、勝手に体が動くでしょう。今年の珍盤ベスト1か?

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| TECHNO3 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Swayzak - Groovetechnology v1.3 (Studio !K7:!K7122CD)
Swayzak-Groovetechnology v1.3
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何故にエレクトロポップやニューウェーブ色の強い音楽を作るSwayzakが、こんなクリックハウス系のMIXCDを出したのだろうか?未だに理解は出来ないが、ほんと良く出来た素晴らしいクリックハウスのMIXCDだと思う。と思って再度聴いてみたら、クリックハウスって何なのだろうと思った。当時はこのMIXCDはクリックハウスなんて呼ばれてたけど、今僕が聴く限りではハウス、テックハウス、ミニマルで片が付いてしまうと感じた。一体クリックハウスとはなんぞや?音楽を言葉で説明するのは非常に難しく、やはり実際に聴いて貰うのが一番なんだと常々思う。このMIXCDではBasic Channel、Round Four、Monolake、Studio 1などのいわゆるベーチャン系や、Herbert、Luomoのハウス系、Ricardo VillalobosやAkufenのクリックハウス系の曲、そしてテクノがざっくばらんに使用されているが、散らばった感は全くなくヨーロッパの耽美な空気に満ちている。沈み込むようなダビーな曲や無機質なミニマルな曲が使用されているにも関わらずだ、揺らめくような美しさがある。上手いミックスかどうかより選曲が命、繊細にゆったりと曲を大事に使い、徐々に引き込んでいく求心力を生み出している。そして美しいだけでなくドラッギーな面が表層に浮かんできて、快楽を増長してゆく。正にトラックリスト見ただけで食い付く人は多いだろうなと思う選曲、ベタだけどこれはこれでアリ。寝ながら聴くと快適な安眠剤だし、爆音で聴けば体にズシンと響いてくるミニマルハウス。あれ、結局ミニマルハウスなの?

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| TECHNO3 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sasha - Fundacion NYC (Global Underground:GUFUN001CDX)
Sasha-Fundacion
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今まで全く興味も無くて全く購入意欲も湧かず全く聴いてなかったプログレッシブハウス。しかし今回はトラックリストを見て自分の好きなCarl CraigやFunk D'Voidなどが使われていた事もあり、しばらく考えた後に購入。まあ名前は僕でも良く聞く超有名なSashaだし、一枚位買っても損じゃないだろうと。でまあ結果、悪くはないね。心地良い弾力を持ったファットなボトムに、キラキラする分かりやすいプログレ特有の上物。単純明快で受け居られやすいし、尚かつ高揚感溢れるグルーヴィーなミックスです。綺麗な音ではあるけれどデトロイト系のシンセラインとも違うし、これは明らかにヨーロッパから出た耽美な音だなって感じました。世間でテクノより人気がありDJのギャラがハンパない訳も多少なり理解したが…Sashaとかがテクノの一流DJよりギャラが(断然に)良いのはやっぱり理解出来ない(笑)。一晩に何百万も貰うDJでは無いと思うよ。逆にテクノのDJのギャラが少なすぎるのかもしれないけどさ。そうそう決してこのMIXCDが悪い訳じゃないです、むしろ聴きやすいし気持ち良いし。たまにはプログレも聴いてみて見識を深める事も必要…かな

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| HOUSE1 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |