Dave Clarke - Remixes & Rarities 1992-2005 (Music Man Records:MMCD026)
Dave Clarke-Remixes & Rarities 1992-2005
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Dave Clarkeと言えば兎にも角にもフィルター流行の起爆剤となった"RED"シリーズが有名なんですが、近年はFatboy Slimのレーベル・Skintから作品をリリースしていて平凡なブレイクビーツをやったりしてなんだかなーと言う状態です。しかしそんな彼に愛想を尽かしている人には、彼が今までに手掛けたリミックス集を聴いてみて欲しいと思います。タイトル通り新旧のリミックスが収録されておりますが、やはりどちらかと言うと昔の作品の方が素晴らしい出来が多いでしょうか。DJ Rush、Green Velvet、Leftfield、New Order、Robert Armaniなどのリミックス仕事は冴えまくっていて、狂気のシカゴハウスを通過したラフでハードな4つ打ちテクノを披露しています。やっぱりDave Clarkeはフィルターハウス/テクノをやらせると超一流で、個人的にはこの路線でオリジナル楽曲を創って欲しいんだけどねー。だって比較的近年のリミックスになると特に目立たないブレイクビーツ作品ばかりで、かつてのDave Clarkeの才能が陰ってる気がするんですよね。Skintと言うレーベル性には合ってるけれど、一体この路線変更した訳は何なのか気になるな。

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| TECHNO5 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
The Chemical Brothers - Exit Planet Dust (Freestyle Dust:XDUSTCD1)
The Chemical Brothers-Exit Planet Dust
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昨日は化学兄弟のベスト盤を紹介したので、今日はついでに彼らの傑作1stでも紹介したいと思います。彼らがデビューした頃から聴いていた僕としては、ベスト盤と本作だけ持っていればはっきり言って充分。なんでか分からないけれど日本ではデビュー後は質は落ちていくのに何故か人気だけは増していく不思議な現象がありまして、ケミカルもその一人(他だとUnderworldとかProdigyとかね)。ただこの1stだけは真面目に相当インパクトがあったし、僕もよく聴き込んでいましたよ。ロックミーツテクノなんて言われる彼らのサウンドはビッグビーツ(死語)なんて呼ばれたりもしてたけど、今冷静に判断するとテクノ+ブレイクビーツ(ヒップホップ)の方が適しているかなと思います。とにかくめっちゃファンキーだよね、重くうねるベースラインとか細かいリズムトラックとかがさ。根本には黒人から受け継いだヒップホップなどがあるんだろうけど、それをヨーロッパ的に再構築してホットで黒いのは抑え目に、爽快感と先進的なファンクを前面に出していると思います。ファンキーだけど汗はかかねえよ!ってな感じです。しかし全編ブレイクビーツの嵐で今聴いても充分過激的、攻撃的なサウンドにめためたに殴りつけられそう。この頃はまだポップなメロディーも殆ど無くリズム中心のトラックが多いので、コアなテクノ好き程好きな人が多いと思いますよ。2ND以降はどんどん大衆的になっていくので、1stまでがいかにもテクノっぽい作品と言えます。でも1stの中にもアンビエント風な"Chico's Groove"とか、メランコリックな"Alive Alone"なんかもあったりして、アルバムに華がありますね。とにかく大名盤なんで、テクノ好きもそうじゃない人も買って間違い無し!

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(8) | trackbacks(1) | |
The Chemical Brothers - Singles 93-03 (Freestyle Dust:XDUSTCD6)
The Chemical Brothers-Singles 93-03
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まず日本人が初めてテクノを聴くとしたらUnderworldかProdigyか、そしてこのChemical Brothersか、多分そんな流れがあります。僕の場合は自分がロックを聴いていた時代にロック雑誌でこのユニットの1stアルバムが賞賛されて、興味本位で聴いていました。まあ1stは良かった。2NDも聴けなくはない。3RDもBGM程度で…。4THはあんま内容覚えてない。5THは…聴いていない。とまあ、ありがちな日本での人気は上昇しているのに1st以降徐々に質を落としていくパターンでしたね。個人的に言えば1stだけで充分です。じゃあ何故このベスト盤を購入したかと言うと、中古ショップで新品の状態で500円で売られていたから。

さて当時はビッグビーツなんかと呼ばれたテクノ+ロック的なサウンドを久しぶりに聴いてみたけれど、初期の音源は今聴いても素直に格好良いなー。何はともあれ"Leave Home"の重厚でバキバキなサウンド、ヒップホップなリズムを感じるブレイクビーツはめっちゃえ〜ぞ〜!ロック小僧の心を正にロックする音で、確かにロック小僧をテクノに引っ張り込むにはうってつけな一撃だ。"Setting Sun"では当時大人気だったOASISのNoel Gallagherをボーカルに迎えたり、違う曲でもPrimal ScreamのBobby GillespieやThe VerveのRichard AshcroftとかThe CharlatansのTim Burgessを起用していて、やたらとロック方面との関係を強調しているね。ここら辺は商売上手と言うかあざとさを感じますが…。でもサイケデリックそのまんまでフロアを揺らす"The Private Psychedelic Reel"は最高にぶっ飛んでるし、超メランコリーに泣ける4つ打ち"Star Guitar"は今でも好きよ。ベスト盤を聴く限りでは意外と良い曲もあったなーと、良い意味で期待を裏切られました。でもやっぱ1stの強烈なサウンドが、一番刺激的だったと言う気持ちは変わりません。テクノの入門としては良いけれどあくまで入門編なんで、ここからもっとディープな世界へと踏み込んでくれる人が増えると嬉しいです。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
James Lavelle - Global Underground Romania #026 (Boxed:GU026CD)
James Lavelle-Global Underground Romania #026
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渋谷のHMVでプログレッシブハウスのMIXCDシリーズ:Global Underground(Amazonでシリーズを検索)が1000円以下で叩き売りされています。その中で何か買ってみようと思い、色々悩んだ挙げ句あまりプログレっぽくないJames LavelleのMIXCDを購入しました。James Lavelleと言えばトリップホップの革新的レーベル・Mo'Waxを立ち上げた人物であり、かつてはUNKLEと言うユニットをDJ Shadow(現在は脱退)と組んでいたり、まあ名前はとにかく有名だった(既に過去形である…)。そんな彼がプレイする音楽とはどんなものなのか、とにかく聴いてみる事にした。

一枚目、ブレイクビーツ中心のダークでサイケデリックなプログレ風。楽観的な明るさはなく、むしろ悲壮感が漂うどこか切ないメロディーが多い。へーJamesってこんなプレイをする人なんだとちょっと見直した。光の差し込まない暗闇の中を手探りで彷徨う様な、そんなヘビーな世界観。闇だからこそ逆に際立つ妖艶な美しさと言うか、説明しづらいけどただの派手なだけのプログレではない。リズムも単調に陥らずに体を揺さぶり続け、久しぶりに4つ打ち以外のMIXCDでも良いなと思った。

二枚目、いきなり鬱な位ヘビーなRichie Hawtinの曲から。序盤はまたブレイクビーツで同じ展開かなと思ったら、4曲目のPeace Divisionからは4つ打ちプログレへ移行。ここからは完全にエレクトロニックで高揚感のあるトラックが続きます。プログレ特有の艶のある煌めき感があり、鈍く黒光りするファンキーな音の連続。リズムはハウス的なスムースな4つ打ちで、途切れる事のない快楽を持続させます。終盤はちょっとやり過ぎな位トランシーな時もありますが、確かによだれの出る気持ち良さだ。エンドルフィンがドバドバと出るような危険な香りのする音だ。

James Lavelleってプログレのアーティストではないはずだけれども、このシリーズに抜擢されたのは功を奏したかも。プログレの高揚感とトリップホップから生じるサイケデリック感が、上手にブレンドされている様に思いました。

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| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Primal Scream - XTRMNTR (Creation Records:CRECD239)
Primal Scream-XTRMNTR
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プライマルはエレクトロニクスを導入しながらも、精神的にはつくづくパンクス、ロックスであると感じさせられたのがこのアルバム。このアルバム、まず制作に協力したメンバーからして最強。New OrderのBernard Sumner、My Bloody ValentineのKevin Shields、泥臭いロック向けのプロデューサー・Brendan Lynch、名ヒップホッププロデューサー・Dan The Automator、ダブ界からは重鎮・Adrian Sherwood、そしてテクノサイドからはThe Chemical BrothersとDavid Holmes、そしてかつて歴史的傑作「Scremadelica」(過去レビュー)を手掛けたAndrew WeatherallとThe Sabres Of Paradiseを組んでいたJagz Kooner、また「Scremadelica」にも参加したHugo Nicolsonととにかくやばい事になっていました。このアルバムにおいてプライマルは遂に集大成とも言える地点にまで来てしまった感もある出来で、ヒリヒリとする様な殺伐感と毒に満ちた覚醒感がこれでもかと溢れています。ドリーミーなバラードもあれば、不良っぽいラップもあるし、またはガレージロックもある。電子音を随所に導入しながらも、全体的に肉体を突き刺す刺激的な音には、エレクトロパンクとでも言うべき時代に反抗した精神を感じました。「Scremadelica」は彼らが時代の流れに乗りファンと一体化した快楽的なサウンドを目指したのに対し、このアルバムでは徹底的に好戦的な姿勢で反旗を翻し聴く者を圧倒するのであります。僕はアシッドハウス全開の「Scremadelica」がプライマルの中で一番好きですが、「XTRMNTR」こそが彼らの根元を一番表現しているアルバムであると思うのです。何故ならプライマルは何時まで経っても、根っからのロッカーなんですから。

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| ETC1 | 23:00 | comments(8) | trackbacks(3) | |
Saint Etienne - Casino Classics (Heavenly:HVNLP 16-CD)
Saint Etienne-Casino Classics
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TVであの人は今?!みたいな事を時々やっているけれど、このユニットに関しても同じ言葉を投げかけたくなる。今時Saint Etienneなんか耳にしなくなったけど、1995年頃までは結構人気あったと思うし、実際にポップでダンスフルな良い曲出してたと思うよ。このユニットが凄いのは時代を嗅ぎ分ける嗅覚力に優れていた点だと思う。リミキサーにその時代に旬になりつつあるアーティストを起用して、テクノ方面にも受けるような曲を残していたんだよね。有名所ではThe Chemical BrothersUnderworldAphex Twin、またマニア向けにAndrew Weatherall、Secret Knowledge、David Holmes、Broadcastなどにリミックスを頼んでいるよ。そんなリミックス作品をこのアルバムでドンッ!と一まとめにしちゃったのです。やはり僕はAphex Twinのリミックスが好きかな。不安げで暴力的なメタリック音で加工されて、原曲は一体どこに見えるの?って感じの相変わらずのリミックス。インダストリアルっぽい雰囲気で大好きだよ。後は、David Holmesのリミックスも良いね。これはアシッドバリバリな激渋ミックスで、彼のハードボイルドな一面が表に出ていると思うよ。しかしこれも原曲を見事に台無しにしたリミックスで、Saint Etienneファンの80%位はぶち切れそうだよね。僕はこうゆう原曲を解体して、新たな世界を作り出すリミックスと言うのも大好きだよ。Chemical Brothersも同じ曲をリミックスしてるんだけど、比べてみるとこっちはただのブレイクビーツでちょっと威力があまり感じられない。でも一番格好良かった頃のChemical Brothersらしいリミックスだとは思うよ。他にも色々リミックスが入ってるし、全体的にCOOL!に作られているからテクノ好きな人には聴いてみて欲しいな。

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| TECHNO1 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |