Thomas Fehlmann - 1929 - Das Jahr Babylon (Kompakt:KOMPAKT CD153)
Thomas Fehlmann - 1929 - Das Jahr Babylon
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2018年には8年ぶりのアルバムとなる『Los Lagos』(過去レビュー)やTerrence Dixonとの共作アルバムもリリースし、また久しぶりの来日ライブも行うなど、 老いてなお盛んに精力的な活動を行うベルリンのThomas Fehlmann。ジャーマン・ニューウェーヴの変異体であるPalais Schaumburgの元メンバーという肩書きから始まり、ベルリンとデトロイトの橋渡しも行いつつThe Orbの片割れとして長く活動も続けるなど、ドイツに於けるダブやアンビエントさえも包括するテクノ音響職人としての才能はトップクラス。そんな精力的な活動の中で2018年3枚目となるアルバムをリリースしていたのだが、本作は1929年のベルリンをテーマにしたドキュメンタリーの為のサウンドトラックだ。1929年は世界恐慌もありドイツ経済が壊滅的な状況になる中で、アドルフ・ヒトラーが政権を握り、その後第二次世界大戦前へと続いていく暗黒の時代、そんな時代を切り取ったドキュメンタリーという事もあり、音楽自体も普段の作風に比べると幾分かどんよりとしており決してクラブでの刺激的な高揚感とはかけ離れている。特にモノクロ映像も用いたドキュメンタリーに意識したのだろうか、音の響きからは色彩感覚が失われダークかつモノトーンな雰囲気が強く表現されている。曲名には各チャプター名とその時のムードを表したであろうタイトルが付けられており、それもあってどの曲もヒスノイズ混じりのダブやドローンの音響を用いたアンビエント性の強い作風はより抽象性を高めて、中にはリズムの入る曲があっても全体的に映像の邪魔をしない高揚感を抑えた曲調になっている。勿論だからといって本作からFehlmannらしさが失われているかと言えばそうではなく、古ぼけたように霞んだ音響にもぬめりのあるダブ音響を披露しミニマルな構成やシャッフル・ビートも織り交ぜて、Fehlmannらしく繊細かつ精密な音響職人らしいこだわりのある音が活きている。シーン毎に曲が並べられているため普通のアルバムに比べると何となく断片的な流れに受け止められるが、映像と合わせて聞いてみると、不安な時代感がより強く伝わってくる音楽性だ。Fehlmannらしい美しい音響がありながら、退廃美的に感じられるダーク・アンビエント。





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The Orb - No Sounds Are Out Of Bounds (Cooking Vinyl:COOKCD711)
The Orb - No Sounds Are Out Of Bounds
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アンビエント・テクノの重鎮であるAlex Paterson率いるThe Orbの目下最新アルバム、2018年6月にリリースされた本作はある意味では非常にThe Orbらしく多くのアーティストとの交流によって生まれた作品だ。ここ数年はThe Orbとしても長らく活動しユニットの音響的な面で多大なる影響を残しているThomas Fehlmannとの共同作業が多かったものの、このニューアルバムでは旧友であるYouthや過去にも繋がりのあるRoger EnoやGuy Pratt、Public Image Limitedの元ベーシストであるJah Wobbleにイタリアのダブ・アーティストであるGaudi、勿論Fehlmann含めその他多くのアーティストが制作に参加している。その影響なのか、またはFehlmannとの濃密な共同作業ではないせいなのか、所謂Kompaktらしいクールなテクノ色は薄れつつよりバラエティーに富んでポップかつメジャー感のある作風は2001年の作品である『Cydonia』を思い起こさせる点が多い。例えば冒頭の"The End Of The End"では女性ボーカルを起用しながら最早アンビエントですらないエグいシンセが豪華絢爛さを演出するダウンテンポな作品で、その中にもThe Orbらしくヒップ・ホップやR&Bにダブなどごった煮は要素はあるものの、純度の高いテクノとアンビエントの融合は失われている。"Rush Hill Road"ではぶっ飛んで奇想天外なサンプリングから始まるも、直ぐにノリノリなレゲエ調のダンス・ビートが入ってきて更に色っぽい女性の歌も加わればポップなダンスそのもので、Patersonらしい面白いサンプリングの妙技よりもどうしてもメジャーな作風の前に抵抗感が強い。聞き所が全くないわけでもなく、かつての名曲である"Blue Room"の延長線上と考えてもよい"Pillow Fight @ Shag Mountain"はダブのぬめったリズムとしっとり艷やかなピアノによってズブズブと沼にハマるような音響と奇抜な世界観があり、色々なサンプリングも交えながらThe Orbらしい快楽的なダブ・アンビエントを展開する。余り外野を入れずにFehlmannと制作された"Isle Of Horns"は、非常に多くのサンプリングを用いて異空間世界へとぶっ飛ばしつつ、その足元にはダブ/レゲエのスローモーで重心の低いビートを張り巡らせ、Fehlmannらしく音の間を強調しながら研ぎ澄まされたアンビエントを作り上げている。ラストの"Soul Planet"はゲストがほぼ勢揃いした15分にも及ぶ大作で、全くビートの無い空間に静謐で物悲しいピアノや浮遊感のある電子音を配置した序盤、勢いのあるダンス・ビートが入ってきてソウルフルな歌も加わり熱量を増して躍動する中盤、そして再度ビートが消失しメランコリーなアンビエントの流れから最後は悲壮感漂うピアノの旋律で幕を閉じていくなど、長尺を活かす事で一曲の中に感動的なドラマが存在する。曲毎に随分とバラエティーに富んでいるのはやはり多様なゲストを迎えた事が影響しており、ある意味ではThe Orbらしいジャンルを横断するごった煮なサウンドは下世話な感もあってそれも司令塔Patersonのユーモアと考えられるが、やはり個人的にはテクノ音響職人のFehlmannが全面参加している時の方が音楽性は優れているように思う。



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2018/11/2 UBIK presents Live In Concert @ Unit
長年Unitにてダンス・ミュージックのパーティーを企画してきたUBIKが、今新たに立ち上げたライヴイベントがその名も「Live In Concert」。あくまでライブという名目なのにどういったジャンルの音楽に焦点を当てるのかはまだ不明なものの、今までの経歴を考えればエレクトロニックなものである事は推測される。その記念すべき第一回目はKompaktからPalais SchaumburgやThe Orbのメンバーとしても輝かしい功績を持つベルリン・ダブ・テクノのThomas Fehlmann、そして同レーベルの現在最も人気を集めているであろうシューゲイザー・テクノ代表格のThe Field、そしてFlangerやSecret Rhythmsといったユニットでも強烈な個性を発揮したBurnt Friedmanと、どうやら今回はテクノが軸にあるようだ。初回という事もあってか強力な布陣を擁したパーティー、期待せずにはいられない。
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Thomas Fehlmann - Los Lagos (Kompakt:KOMPAKT CD148)
Thomas Fehlmann - Los Lagos
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ベルリンのニューウェーブ変異体であるPalais Schaumburgの元メンバーであり、Moritz von Oswaldとの3MBによってベルリンとデトロイトを結び付け、そして何よりもThe Orbのメンバーとしての輝かしい功績を持つベルリンのダブ・テクノ/アンビエントの重鎮中の重鎮であるThomas Fehlmann。DJではなく生粋のライブアーティストである彼が生み出す音楽は、揺らめくダビーな音響と緻密な電子音の変化、そしてシャッフルするリズムを組み合わせてダンスとしての機能性に芸術的な美学を持ち合わせた職人芸的なものだ。特にその音響面の才能は、例えばAlex Patersonがコンセプトを生み出すThe OrbではFehlmannがダブ音響の多くを担っているのではと思う程に、研ぎ澄まされた電子音の響きには個性を持っている。ソロアルバムでは前作から8年ぶりと随分と間は空いてしまった本作、繊細な音響面に於いては全く陰りは見られないものの年を経たせいもあるのだろうか、一聴して以前よりは地味でアブストラクト性を増している。オープニングの"Loewenzahnzimmer"は地を這うようなのそのそとした粘性の高いダブ・テクノで、モワモワとしたヒスノイズの奥には繊細な電子音響が散りばめられ、闇が広がる深海を潜航するようだ。続く"Window"で浮遊感ある上モノとしっとりしながらも軽く走り出す4つ打ちのテクノに移行するが、過剰な残響を用いずとも空間に隙間を残してダブらしき音響効果を作っている。"Morrislouis"ではお得意のシャッフルするビートで軽快に上下に揺さぶられ、徹底的にミニマルな構成ながらも微細な鳴りの変化によって展開を作り、ヒプノティックな世界に嵌めていく。元Sun Electricの一人であるMax Loderbauerが参加した"Tempelhof"は比較的幻想的なアンビエントの性質もあるが、シャッフルするリズムに加えて敢えて金属的な歪な響きの電子音を加えて目が眩むようなトリッキーさを加えている。しかしここまで聞いても以前と比べると随分とアンビエントの性質や甘美なメロディー等は抑えられており、ひんやりとした温度感で閉塞的な印象だ。しかし中盤以降、官能的ですらある妖艶なメロディーのループと溶解するようなねっとしたダブ・アンビエントの"Freiluft"、ギターサンプリングのループや色彩豊かな電子音を用いて祝祭感が溢れ出すダウンテンポの"Neverevernever"、そして惑星や星々が点在する無重力の宇宙に放り出されたかのように繊細な電子音が散りばめられたノンビート・アンビエントの"Geworden"と、前半とは打って変わって途端に鮮やかな色彩を伴いながら叙情性が現れて、こちらの方が以前のFehlmannの作風の延長線上だろう。アルバムの前半後半でがらっと雰囲気が変わる点でバランス感はやや崩れているが、それでもベルリン・テクノの音響職人としての才能はいかんなく発揮されており、するめのような噛みごたえのあるアルバムだ。



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Deadbeat - Wax Poetic For This Our Great Resolve (BLKRTZ:BLKRTZ018)
Deadbeat - Wax Poetic For This Our Great Resolve
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ミニマル・ダブという音楽を軸にその時その時でIDMからトライバル・テクノ、アンビエントからレゲエ等野心的にも振り幅を持って展開するベルリンを拠点にして活動するカナディアン・アーティストのDeadbeat。元々はエクスペリメンタルなダブを持ち味としていた~scapeをベースに活動していた彼が、しかしそのレーベルの閉鎖後にその音楽性を継承するBLKRTZを設立後は、無駄な音を削ぎ落としながら比較的ルーツ・レゲエ/ダブへと傾倒しているのだが、それでも例えばダブ・ステップの激しく躍動するビート感を取り入れたり、または長いドローンを用いたりと常に流動的にその音楽に対する意欲は留まる事を知らない。そして本作では全ての楽曲にボーカリストを迎えているのが特徴で、何とThomas FehlmannやMike ShannonにMarco Haas(aka T.Raumschmiere)らボーカルを本業とはしないアーティストらに「希望のメッセージ」を募り、各々が語った言葉を各曲に用いたというコンセプチュアルなアルバムになっている。比較的ダンサンブルでテック・ハウス気味でもあった前作『Walls And Dimensions』(過去レビュー)に比べると、本作のトラック自体は弛緩したアフタービートが心地好いルーツ・レゲエ/ダブのグルーヴへと戻っており、そこに薄いドローンの音響等を用いて繊細で研ぎ澄まされたダブ空間を作り上げている。出だしの"Martin"こそリズム無しの催眠的なドローンの持続の上に残響混じりの呟きを用いたアンビエントだが、そこから途切れずに続く"Steve And Fatima"では湿りながらも変則的でトライバルなリズムと淡々とした朗読、そして生温いオルガンや微かなピアノを用いて有機的なダブ感覚を打ち出しており、スピード感を抑えながらもゆったりと波乗りするようなグルーヴに揺らされる。そしてシームレスに続く"Gudrun"では湿度を帯びて深みのある朗読にやはり揺蕩うように横揺れするダブ〜レゲエ調の淡々としたビートに、遠くの地で鳴っているような微かなドローンが奥行きを作って、研ぎ澄まされた繊細な音響のミニマルダブに仄かな情緒感さえ加えている。どうやら本作は全ての曲が途切れる事なく繋がっているようだが、4つ打ちではない溜めのある変則リズムも相まって、MIXCD的な流れがねっとりしたスローモーなビートながらも実に躍動的で肉感あるグルーヴに自然と身体も反応する。後半のFehlmannに触発されたようなシャッフル調のヒプノティックなダブ・テクノである"Thomas"から、特に攻撃的で猥雑さが強調されたダンスホール色が打ち出た"Me And Marco"への流れも、アルバムの中でエネルギッシュな時間帯で熱く込み上げるものがある。Deadbeatらしくダブ〜レゲエ〜アンビエント〜テクノと様々な要素を盛り込んで貪欲に広がりを持たせつつも、軸よりルーツへの先祖返り的なトラックが中心となっており、だからこそトースティング的な各アーティストの言葉も上手く馴染んでいる。ここ数年のDeatbeatの作品を聞いてみると、やはり無理にダンサンブルにするよりはテンポを抑えた本作のようなレゲエ/ダブ方向が一番しっくりはまっていると思う。



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Thomas Fehlmann / Terrence Dixon - We Take It From Here (Tresor Records:TRESOR302)
Thomas Fehlmann / Terrence Dixon - We Take It From Here
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古くから今に続くデトロイトとベルリンの繋がり、そうURことX-101を世界へとデビューさせたのはTresor Rrcordsであったし、90年初期にはJuan AtkinsとMoritz von OswaldとThomas Fehlmannによる3MBという黄金トリオもTresorからだった。遠く離れた2つの地はしかし音楽と人で強いコネクションを保ち、それぞれに影響を与えながら進化した。そんな関係性は今も変わらず、ベルリン・テクノの重鎮である前述のFehlmannとデトロイト・テクノの中でもミニマル性の強いTerrence Dixonが今ここに邂逅したのだが、しかもリリース元はベルリン・テクノの老舗であるTresorからと、徹頭徹尾デトロイト×ベルリンな特別のプロジェクトなのだ。何でも2017年にデトロイトで開催されたMovement前後にセッションを行い(Movementでライブも披露した)、ダンスフロア向きの制作を行ったそうだ。とは言ってもデトロイトの中でも定義し辛く独特のミニマリズムを持つDixon、深く繊細な音響に才能を発揮するFehlmannのコラボレーションとなれば非常に独特で個性的なテクノになるのは明白で、ベテランとしての貫禄に満ち溢れた音楽性を発揮している。ざらついてロウなビート感と古いモジュラーシンセから発せられたようなヒプノティックな上モノ、ひんやりとした温度感と機械的なサウンドの"Dreaming Of Packard"はDixonの影響が強いだろうか。続く"The Corner"も掴みどころのない電子音が散りばめられているが、そこに入ってくる幽玄でダビーなパッドのレイヤーやシャッフル調のずんどこしたリズムは恐らくFehlmannによる影響で、腰をどっしり落ち着かせながらも太いグルーヴを鳴らしている。すかすかな音響の中で金属的な鳴りのリズムとブリーピーかつフリーキーな電子音の反復によって、リズム重視のツール性へと向かった"Patterns And Senses"にしても派手さは全くないがフロアでの鳴りを重視したような作風が際立っている。ドスドスと無機質で粗い4つ打ちに浮遊感ある上モノとサイケデリックな電子音が広がる"Strings In Space"は、アンビエント性もありやや明るめの曲調ではあるが熱くなる事はなくやはり低温で淡々とした世界観。最後の"Landline"だけは重苦しく荘厳なドローンが充満し、その中を幻想的だったり不気味だったりする電子音が散りばめられたアンビエントで、やはりこういったタイプの曲だと尚更二人の奥深い音響効果が活かされており、美しい電子音響を体験出来るだろう。ベテラン二人が集まった作品はしかしそのネームバリューに比べると派手さは削ぎ落としながら、研ぎ澄まされた音響や機能的なグルーヴが発揮される作品となり、いぶし銀な一枚となっている。




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| TECHNO13 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - COW / Chill Out, World! (Kompakt:Kompakt CD 134)
The Orb - COW / Chill Out, World!
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コンセプトは単純にアンビエント・アルバムを作る事、それに従って制作された本作は、アンビエント・ユニットとして名高いThe Orbにとってユニット史上最も"チルアウト"と宣伝されているが、その謳い文句も決して嘘ではないだろう。前作から僅か1年でチルアウトを打ち出したアルバムに携わっているのは、中心人物であるAlex Paterson、そしてThe Orbの第二の中心人物であるThomas Fehlmann、そしてユニットの初期に参加していたKilling JokeのYouthと、つまりはアルバム毎に制作メンバーが変わるユニットの中でも鉄板メンバーが揃っているのだから、当然悪い訳がない。路線としては限りなく幻想的で美しい音響を打ち出した『Orbvs Terrarvm』(過去レビュー)に近いだろうが、そちらがアンビエントなのに対し本作はやはり自然主義に根付いたチルアウトとしての要素が勝っている。何しろThe Orbと言えばヒップ・ホップやダブからの影響を受けた土着的なリズム感に定評があるが、本作ではそういった躍動的なビート感は希薄で、霞がかった繊細なヴェールのような電子音やオーガニックな楽器の音色に鳥の囀りや水の流れる音などのフィールド・レコーディングを軸として、緑が溢れる田園地帯を揺蕩うような牧歌的なイメージが通底している。音響的には奥深いダブの要素は当然あるもののリズム感で踊らせる展開は回避し、あくまで電子音と有機的なサンプルによって自然回帰的なほのぼのと穏やかな音響空間を構築し、Alexお得意のユーモアを盛り込んだサンプリングが無い訳ではないが、本作のキーはやはりThe Orbのインテリジェンス溢れる方面を担うFehlmannの繊細で耽美な音の使い方が肝だ。基本は豊かな色付けで装飾を行う電子音が前面に出ており、それがオーガニックなサンプリングと融和する事でチルアウトとしての効果が高まっている。例えば時間軸が遅くなったような南国のリゾート感溢れる"Sex (Panoramic Sex Heal)"では爪弾きのような弦楽器の音とドリーミーな電子音が入り混じり、当然そこに虫の鳴き声のサンプルも落とし込む事で余計にナチュラル・トリップを生み出しているし、"The 10 Sultans Of Rudyard (Moo-Moo Mix)"では人の呟きや虫の音のサンプリングを用いた定番的なチルアウトに合わせてRoger Enoによる静謐なピアノの調べを導入し、何か神聖な雰囲気も加わり壮大さを増している。その美しい音響には最早意識さえも融け込んでしまうような、つまりはチルアウトとしては最適な音楽であるのだが、タイトルからして『牛/チルアウトの世界』なのだから聞かずとも想像は付くだろう。



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| TECHNO12 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Alpine (Kompakt:KOMPAKT 339)
The Orb - Alpine
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昨年に久しぶりのアルバムをリリースしたThe Orbが早くも新作EPを完成させているが、ここでもそのアルバムと同様にAlex PatersonとThomas Fehlmannによる黄金コンビによる制作である事から、その内容はつまりはThe Orbの本流と言えるテクノとアンビエントとダブの融合が成されたファンが期待する内容は保証されている。元々は『Pop Ambient 2016』(過去レビュー)に収録されていた"Alpine Dawn"があり、実はそのアルプスの各時間帯が名付けられた作品を纏めたのが本作で、ジャケットのマッターホルン山の写真からも分かる通り正にアルプスをコンセプトにした作品なのだ。"Alpine Evening”はFehlmannの影響が感じられるシャッフル調のリズムとダブの音響に、Patersonのユーモアか狂気が炸裂したヨーデルのサンプリングも被せて、何とも愉快な雰囲気もあるアンビエント・テクノだ。浮遊感よりはどんよりとした重みでずぶずぶとサイケデリアに飲み込まれ、太いビートもあってフロアでも難なく嵌るダンス・トラックにもなっている。"Alpine Morning"はビートが消え去ったリスニング寄りのアンビエントだが、濃霧のような曇ったシンセの音響の中にカウベルや自然音が鳴り響き、まだ瞼が重い早朝の重力から穏やかに目を覚まさせる快適さがある。そして前述のコンピに収録されていた"Alpine Dawn"、一層とコラージュ性が強くなりグニャグニャとした音から輝きが零れ出すような抽象性を高めた音響アンビエントは、正に日が昇り始める夜明けを告げるが如く。その壮大で美しい音響はFehlmannによるものだろうが、そこに色々入ってくるサンプリングの遊び加減はPatersonの十八番で、このコンビならではの対照的な音楽性が一つになるのは長年お互いを理解し合っているからだ。久しぶりにこの路線でのアンビエント・アルバムも期待したくなってしまう。



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| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Moonbuilding 2703 AD Remixes / Sin In Space Pt.1 (Kompakt:KOM 336)
The Orb - Moonbuilding 2703 AD Remixes Sin In Space Pt.1
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Alex PatersonとThomas FehlmannによるゴールデンコンビのThe Orbが2015年にリリースした『Moonbuilding 2703 AD』(過去レビュー)から、そのシングルカットの第1弾が到着。ここではアルバムのタイトル曲である「Moonbuilding 2703 AD」を3アーティストがリミックスしており、The Orbも属するKompaktの創立者であるWolfgang VoigtとBrainfeederから奇才を放つTeebs、そして前述のVoigtの変名であるWassermann名義のアーティストが参加している。元々はブレイク・ビーツ気味のレゲエやミニマルも含んで徐々に変容する展開が壮大な13分にもアンビエント・ダブであったものの、それぞれのアーティストがそれをどうリミックスするのか想像するだけでも、本作への興味は尽きないが実際の音はどうだろうか。Voigtによる"Wolfgang Voigt AntiretroAmbientPsycholkamix"は原曲に負けじと13分越えの大作リミックスだが、原曲以上にそのアンビエント性・ミニマル性、そしてスペーシーな浮遊感のある音響を強調し、更なる大作志向へと進んでいる。序盤の残響が広がり音の粒子が散りばめられ浮遊するアンビエントなパート、徐々に覚醒感のあるシンセベースと締りのあるキックが入り中毒的な快楽が放出するミニマルへと突入する中盤、そしてオーケストラ的な荘厳なシンセも加わりスペーシーさも増す後半と、各々の箇所で異なる要素を含みながらも一大絵巻のように展開する作風は圧巻だ。そしてVoigtが変名で手掛けた"Wassermann Psychoschaffelclustermix"は、こちらもVoigtらしいズンチャズンチャとしたシャッフルするリズムが特徴で、時折入るアシッド・ベースやヒプノティックなシンセが精神を麻痺さえるように働き、なかなかのドープなテクノになっている。そしてTeebsは余りKompaktらしくはないというか、彼の作風を踏襲したざらついたビートダウン風な"Teebs Moon Grotto Mix"を提供。破壊音のようなパーカッションや粘度が高く粗いダウンビートの上には、ドリーミーで甘い音像が揺蕩う事でチルアウト的な感覚も滲ませつつ、そこからシャッフル調のビートへと移行したりとその忙しない変化も相まって、奇想天外ながらもアーティストの個性が強く感じられる点が面白い。3曲だけとは言えども、ぞれぞれ個性的なリミックスで充実した内容だ。ちなみにレコードのラベルや配信のページでは、WassermannとTeebsの表記が反対になって間違っているので要注意。



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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Moonbuilding 2703 AD (Kompakt:KOMPAKT CD 124)
The Orb - Moonbuilding 2703 AD
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テクノやハウスにダブやアンビエント、ヒップ・ホップやレゲエまで様々な音楽性を溶け込ませ、独自の亜空間を作り出すAlex PatersonことThe Orbにとってはアルバム毎にその音楽性が変化するのは当然の流れだが、やはりThe OrbとKompaktの絡みこそ最もテクノ色が強くなりベストな相性だと思う。そして近年はLee 'Scratch' PerryやDavid Gilmourとのコラボにサントラ作品等企画的なアルバムが多かったが、純然たるThe Orb名義では『Baghdad Batteries』(過去レビュー)より6年ぶりとなるアルバムが完成した。本作ではPatersonのベストな相棒でもあるThomas Fehlmann(Kompakt関連のアーティストである)が制作に参加し、リリース元もKompaktからなのだから、彼等の作品の中でもクールでインテリジェンスな方向性が打ち出されているのが特徴だ。しかし本作が完成するまでの道のりは長く、元々は2009年頃にロンドンにあるオペラ・ハウスに提供する曲を作っていたがそれが中止になり、そのベースとなった曲からオペラ的な要素を排除しながら紆余曲折の末に完成したのが本作だそうだ。元々がオペラ向けな曲だった事が影響しているのかは断言出来ないが、かつてのThe Orbのスタイルでもあった大作志向が復活し、収録された4曲それぞれが9〜14分と長尺の構成となっている事は嬉しい限り。彼等の発言によればクラシック音楽のように曲の中で変化と発展を設けたかった意図があるそうで、多様な音楽性とサンプリングを持ち込むThe Orbにとっては、今回の長尺な方向性こそ彼等の音楽性が活きるのは当然の理だろう。スポークン・ワードが入りアンビエントな雰囲気から始まる"God’s Mirrorball"は、徐々に荘厳なシンセや可愛らしいサウンドにダビーな音響が被さり、Patersonお得意の環境音サンプリングを持ち込んでからのミニマル・ダブのようなねっとりドープなリズムが入ってくれば、The Orb流のダンス・トラックへと変容する。後半に入ってからはリズムも入れ替わり、確かに一つの曲の中で大きなストーリーが語られているようだ。よりミニマル・ダブ的な残響が快楽的な"Moon Scapes 2703 BC"もどんどんと展開を繰り返す構成だが、繊細な電子音の粒子が無重力空間に散らばるように配置され、大胆で躍動的なビート感と繊細な電子音が高濃度に融解する。アルバムの中で最もサイケデリックな音響を放つ"Lunar Caves"は、スペーシーなSEやサンプリングも多く導入され得体の知れない何かが闇の中で蠢いているような壮大なアンビエントで、初期の作品を思い起こさせるようなユーモアとドープさが混在している。アルバムの最後の"Moonbuilding 2703 AD"ではレゲエ色の強いねっとりしたブレイク・ビーツを披露するが、何度もリズムは変化をするもそのパーツ自体は非常にミニマル的で、終始宇宙の中をのんびりと散歩をするような心地良いグルーヴ感で進んでいく。またやはりFehlmannの手腕は繊細な電子音や音響として明らかに影響を及ぼしており、PatersonのいたずらなユーモアとFehlmannの知的な成分が組み合わさった本作は、The Orbとしてのバランス感が最も良い瞬間であろう。蒸し暑い夏をクールに過ごしたいのであれば…本作は欠かせない一枚だ。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2014 (Kompakt:KOMPAKT CD 113)
Pop Ambient 2014
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ドイツはKompaktが送る冬の風物詩、名物アンビエント・テクノのシリーズとなっているPop Ambientも2014年作で遂に14作目となる。もう気温も温かくなり紹介するのも今更感は否定出来ないが、近年はどうも恒例となり過ぎた為に停滞感が拭えなかったこのシリーズにしては、2014年作は意外にも当たりと思える良作だ。特筆すべき点は幾つかあるが、2008年以来にこのシリーズに参加となるUlf Lohmannは、初期のKopmaktを支えていたアーティストの一人だ。そのUlfによる"Sicht"はアンビエントではあるが、温かい陽が射すように電子音が穏やかに広がる楽園が目の前に広がるようで、何だか夢の中に居るようだ。Kompaktを代表する一人でもあるThomas Fehlmannの"Treatment"も素晴らしく、静謐なピアノの音が零れ落ちながら揺らぐシンセ音が時間軸をゆっくりと伸ばしていく幻想的な曲で、心拍数が静かに下がっていく。同じくシリーズに頻繁に顔を出すMarsen Julesによる"The Philosophers Trap"は最早アンビエントと言うよりは、ステンドガラスを通過した極彩色の光が散りばめられたような美しい音を放ち、宗教的な神々しい佇まいさえ発する瞑想的で鎮静なる曲だ。話題と言えばCologne Tape(Jorg BurgerやThe Fieldらによるプロジェクト)も曲を提供しているが、それよりもThe FieldをGasがリミックスした"Cupid's Head (Gas Ambient Mix)"が白色光の揺らぐノイズに包まれるミニマル×ドローンなアンビエントで素晴らしい。そのGasことWolfgang Voigtは、自身の名義では"Ruckverzauberung 8"なるフィールドレコーディング風の抽象的な電子音を淡々と鳴らすなど実験的な側面も見せている。正直このシリーズに新鮮味を見出すのは最早困難ではあろうが、しかし本作に於ける精神安定作用は例年以上に効果的で、寝る時のBGMとしてもお勧めなのである。



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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2013/12/13 Mad Professor Japan Tour 2013 @ Unit
ダブ業界の重鎮・Mad Professorが来日。主にテクノやハウスを聴く当方でもリミキサーとしてよく耳にするので、その存在をしらないわけではないが、彼が行うダブショウを体験した事は未だない。そして日本からは復活したDry&HeavyやSilent Poetsこと下田法晴、Reggae/Dub/Bass Music Setを披露するDJ Yogurtが出演と一夜がダブ化するパーティーだったので、この機会にMad Professorのダブショウを含め様々なダブ・ミュージックを体験すべく遊びに行ってきた。
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| EVENT REPORT4 | 16:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kaito - Recontact (Octave-lab:OTLCD1970)
Kaito - Recontact
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10年以上に渡りレーベル唯一の日本人としてKompaktから作品を送り出し続けているKaito。Kaito、またの名をワタナベヒロシはかつてKompaktの魅力を世に伝えるべく"Contact To The Spirits"(過去レビュー)と言うKompakt音源縛りのMIXCDを制作したが、2013年はレーベルの20周年記念と言うこともあり再度同じアプローチを手掛けるのに最適な瞬間であったのかもしれない。本作はその企画が還ってきた事、そして再度レーベルの音楽性と接触する意味合いも込めて"Recontact"と名付けられている。前作と明らかに異なる点は2枚組であり、1枚目は確かにKompakt音源のみなのだが、2枚目は傘下のSpeicherの音源を使用している事だ。Kompakt Sideに関しては膨大なカタログと多岐に渡るジャンルを取り扱うレーベル性をあまねくとは言えなくとも、しかし非常にストイックなミニマル性からシャッフルするテクノの躍動感、またはレーベル発足当初から息衝くアンビエントな佇まい、そして忘れてはならない快楽的ともさえ思われるポップな世界観まで掬い上げ、スケール感の大きい展開を生み出す緩急を付けたミックスを行い、これぞ正しくKompaktと言える世界観を引き出している。対照的にDJツールとして機能美を引き出したと言えるのがSpeicher Sideであり、こちらはKompaktに比べると多様性よりも断然ダンス・ミュージックとしてのグルーヴ感を主張したトラックが並んでいる。勿論全く幅が無いだとか味気ないツール集だとかそんな事はないが、ハイエナジーに漲るラフな攻撃性や図太いグルーヴながらも疾走感を伴っており、肉体に直接作用する事を目的とした音楽性がSpeicherなのだろう。不気味ささえ発するエグい狂気や平常心がドロドロと融解するトランス感覚もあり、Kompaktでは出来ない音楽性を実験しているようにさえ聞こえる。Kaitoと言う同じ一人のDJが手掛けながらも、兄弟レーベルでの違いをまざまざと感じさせれる事に興味を覚えつつも、Kaitoらしい激情が溢れる心情の吐露が大きな波となって迫り来るMIXCDだ。

Check "Hiroshi Watanabe"

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| TECHNO10 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb Featuring Lee Scratch Perry - More Tales From The Orbservatory (Cooking Vinyl:COOKCD587)
The Orb Featuring Lee Scratch Perry - More Tales From The Orbservatory
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アンビエント・テクノを代表するThe Orbとレゲエ界の至宝であるLee Scratch Perryがコラボレートした"The Orbserver In The Star House"(過去レビュー)はThe Orbのレゲエへの偏愛を再度明らかにした興味深い作品であったが、恐らくそのアルバムからのアウトテイクを集めたであろうアルバムが本作だ。6曲の新曲にそれらのダブ(インスト)バージョンを収録したアルバムなのでボリューム的には物足りないところもあるが、前作に引き続きマスタリングにはPoleことStefan Betkeも参加していたりと質的な面での低下は見受けられない。多少の変化と言えば前作が比較的レゲエ色を盛り込んでいたのに対し、本作ではいわゆるテクノらしいダブの残響音がより強く感じられる。Perryによる浮ついた酩酊感のあるトースティングが曲全体を湿度の高いレゲエ色へと染め上げてはいるが、しかしダブバージョンの方を聴いてみるとBasic ChannelやPoleの深い残響と揺らぎを伴うミニマルダブにも感じられ、やはりこのコラボレートではPerryの歌がレゲエたらしめる肝になっていたのだ。テクノをより好む筆者としてはダブバージョンの方が自然に聞こえ、例えば数年前にKompaktからリリースした"Okie Dokie It's the Orb on Kompakt"のサイケデリックな狂気とクールな知性が融合した感覚にも被り、アウトテイクとは言えども歴代の作品に見劣りしない高い完成度を誇っている。そこら辺はAlex Patersonの右腕であるThomas Fehlmannが制作に参加している影響もあるのだろうし、この二人がユニットを組んでいる限りはThe Orbは安泰と言えよう。日本盤にはRicardo Villalobosによるリミックスも収録。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Gudrun Gut - Best Garden EP (Monika Enterprise:Monika 75)
Gudrun Gut - Best Garden EP
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本作を手掛けたアーティストであるGudrun Gutについては、一切の知識を持ち合わせてはいない。このEPを買うきっかけはリミキサーとして参加したThomas FehlmannとJorg Burgerと言うKompaktアーティストに関心があったからだ。Gudrun Gutについて調べた限りではなんと元祖インダストリアルのEinsturzende Neubautenやジャーマン・ニュー・ウェイヴバンドのMalaria!のメンバーだったそうで、つまりはドイツ繋がりでKompaktのアーティストを起用したのだろう。Fehlmannは何と同じ曲のリミックスを2バージョン提供しており、"Simply The Best (Flowing Remix LR)"と"Simply The Best (Version RR)"のどちらもほぼベースは同じものを使用したダブテクノとなっている。各々よちよち歩きのねっとり吸い付くようなダブのリズムを下地に、そこにアトモスフェリックで何処か浮ついた軽さのあるサウンドが被せられ、Gudrunのアンニュイな声は色気を醸し出している。多少ダブ処理の加減が異なる位で大きな相違はないが、Fehlmannらしい立体感のある音響は流石の一言。裏面にはGudrun本人による"Garten"が収録されているが、生音も加工されながら電子音と自然と入り混じった退廃的なニューウェーブ色強めで、Gudrunによる囁くような歌もひんやり低温でモノクロームな世界観にはぴったりだ。それをJorg Burgerがリミックスした"Garten (Modern Gardening Remix)"は、Kompaktらしいシャッフル感も取り込みつつベースラインの躍動が強いディスコテイストを打ち出し、オリジナルよりも幾分か体温が伝わってくる懐かしみの感じられる曲へと仕上げている。Kompaktメンバーのリミックスは期待している通りの音でありつつ、そこでも尚Gudrunの声が幅を利かせており彼女の個性の強さが光っている。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2012/10/20 THE ORB JAPAN TOUR 2012 @ eleven
先日Lee 'Scratch' Perryとコラボレートしテクノとレゲエ/ダブを高純度で融合させたアルバムをリリースしたThe Orb。アルバムリリースパーティーとしてAlex Patersonと共に、長年の彼の右腕とも言えるThomas Fehlmannを引き連れての来日となり、更にはライブのみならず各人がDJも行う貴重な一夜に遊びに行ってきました。
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| EVENT REPORT4 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb Featuring Lee 'Scratch' Perry - The Orbserver In The Star House (Cooking Vinyl:COOKCD555)
The Orb Featuring Lee 'Scratch' Perry - The Orbserver In The Star House
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アンビエント・ハウス/テクノの先駆者であるAlex PatersonことThe Orbが新作で手を組んだのは、なんとルーツ・レゲエの巨匠であるLee 'Scratch' Perry。それだけではない、本作ではAlexの右腕とも言えるThomas Fehlmannがプロデュース&作曲で参加し、ミキシングをTobias Freundが、マスタリングをPoleことStefan Betkeが手掛け、その上Alexの盟友であるYouthがベースで参加している。しかし今更Perryと手を組むのは驚きでもあったが、よくよく考えればAlexがThe Orbの活動当初からレゲエ/ダブへの偏愛を示していたのは事実であるし、新たなる試みとしてアルバム全編に歌をフィーチャーするのであればPerryであると言うのも納得させられる。Perryの歌なのか呟きなのかも曖昧な啓示はThe Orbのトラックをアンビエントから乖離させ、生き生きとした人間臭さを発しながらレゲエ/ダブの底無し沼に引きずり込んでいくが、Thomasらが参加している影響も強く出ていて音の研ぎ澄まされ方は彼が参加していないアルバムに比べると段違いだ。レゲエ/ダブの粘着性や野性味溢れる土臭さもあるのだが、一方では単なるルーツに回帰するのではなくモダンなテクノに基いて未来へと向かう意志の感じられる意欲的な作品でもある。彼らのデビュー・アルバムはアンビエントとダブを奇跡的なバランスで融合させたアルバムではあったが、ここでは奇想天外なサンプリングや過激なダブ処理は抑制され、酔ったような歌をフィーチャし適度な尺の曲に仕上げた洗練されたテクノとなっている。AlexもThomasも随分と長く音楽に身を捧げているからだろう、レゲエとテクノをこんなにも格好良く纏められるアーティストはそう多くはない。確かにThe Orbとしか表現の出来ないアルバムとなっていたのだ。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Infiniti - The Remixes Part 3/3 (Tresor Records:Tresor. 250 C)
Infiniti - The Remixes Part 3/3
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Tresorの通算250作目記念の第3弾も、デトロイトからInfinitiことJuan Atkinsを迎えてのリミックス盤。今作でもやはりドイツと言う国、そしてTresorとの関連性を意識してSleeparchiveとMoritz Von Oswaldをリミキサーに迎えております。Juanによる1994年作の"Think Quick"のオリジナルは、彼にしては黒人のファンキーな要素を抑えて随分とミニマルに特化した退廃都市的なベルリンテクノを掲示していますが、この前にはMoritz von OswaldやThomas Fehlmannともプロジェクトを組んでいた事からその影響が出ているのかなと思います。そしてSleeparchiveによるリミックスは、横滑りするように滑らかに平たく精製されたディープなミニマルダブへと深化しています。蠢くような低音の胎動、そしてアクセントのある高音のハイハット、そして執拗なミニマルのループに途中からは劈くような効果音も加わって、無機質かつ工業的な反復を極めたグルーヴは狂っているようでもあります。そして裏面にはベルリンの孤高のミニマリストであるMoritz Von Oswaldがリミックスを提供していますが、実はこれは1994年当時に既にリリースされた物をリマスターの上で再収録しています。最近の彼の作風に比べるとダンス的な要素も強く、また今程洗練もされていないのですが、しかしキックの図太さがとにかく半端ではなく厚みが凄い。過剰なエコーやリバーブは使用していないにもかかわらずアブストラクトな質感や、突き刺さるような音の圧力やグルーヴの緊迫感は、流石ミニマルダブの隆盛を極めたイコライジング処理が光っています。現在のフロアでも聴く者を圧倒するであろうダンストラックであり、10分近くある長尺な曲なのでフロアでも上手く機能するのではないでしょうか。これにてTresor250作目記念3部作の紹介は終了です。

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| TECHNO9 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Infiniti - The Remixes Part 1/3 (Tresor Records:Tresor 250 A)
Infiniti - The Remixes Part 1/3
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ドイツとデトロイトの橋渡しとなった老舗テクノレーベルであるドイツのTresor。現在ではドイツに於けるメインストリームとは言えないものの、数年前に復活を果たしてからは往年のTresorらしいささくれだった厳ついテクノをリリースし地味に奮闘中。そんなTresorの通算250作目は最初のリリースがX-101と言うデトロイトと手を結んだレーベルらしく、この記念となるリリースにもなんとデトロイトからInfinitiことJuan Atkinsを迎えています。InfinitiがTresorからリリースしたオリジナル作品と共に、Thomas FehlmannとTV Victorのドイツ組によるリミックスを収録しており流石の人選ですね。Thomas Fehlmannによる"Walking On Water (Thomas Fehlmann Rain On Water Mix)"は、ひんやりとしたミニマルだったオリジナルに雨粒がポツリと水面に降り落ちるような音色を加え、全体的な質感に湿り気を出しダブテクノとしてFehlmannらしさが強調されたリミックスと言えるでしょう。終盤では暗闇から光が注ぐように透明感のあるパッドが差し込まれ、一転して開放的な青空が広がるような展開へと導かれます。"Thought Process (TV Victor Edit)"はエディットと言う通りで、Juanにしてはクールながらも何処かヒプノティックな作風だったオリジナルを、より短いループを用いてドープに仕立てあげた非常に無駄を排したツール的なトラックとして強調しています。Juanの作品の中でも一二を争う位に地味に図太く、狂信的なミニマルテクノでそのはまり感が堪りません。時代から取り残された感もあったTresorですが、まだまだ終わってはいないと思わせられる力作。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - C Batter C (Malicious Damage:MD704)
The Orb - C Batter C
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2010年にPink FloydのDavid Gilmourとコラボレートした企画盤に続き、今度はアート・フィルム作品"Battersea Bunches"にサントラとしてThe Orbが曲を提供した。流動的に活動するThe Orbだが今回はAlex PatersonにThomas Fehlmannも参加し、最高の相性を誇るユニットでの新作だ。と言っても新曲は17分のフィルムに合わせた17分の1曲のみで、他7曲は全てそのリミックスと言う企画盤である。気持ち物足りなさはあるがオリジナルトラックに関して言えば(David Gilmourとコラボレートを除けば)久しぶりの長尺な曲であり、フィールドレコーディング風の雑踏な音や声のサンプリングを駆使したかつてのThe Orbらしいユーモアと倒錯に満ちたアンビエントを奏でている。全く以って普通のダンスミュージックからは乖離しており、かつての奇想天外なアンビエンスが戻ってきているようにも感じられる。さてフィルムが収められた映像の方はと言うとこちらはAlexの叔父が録り貯めていた映像を基に編集された物だそうで、ノイズ混じりの古い映像がフラッシュバックを引き起こすかのように断片的に纏められている。映像を眺めると本作の意図、記憶を呼び覚ます音楽の旅である事が明確になり、映像と音によるタイム・スリップを引き起こすであろう。リミックスはと言うとThomas Fehlmannは分かるのだが、Gaudi、David Harrow、Nocturnal Sunshineと言った自分には馴染みの無い面子が並んでいる。どれも比較的オリジナルの旋律やダブな空間処理を残しつつ、勢いのあるダブステップや浮遊感のあるダウンテンポ、乾いたレゲエ風から幻想的なディープハウスまで展開を広げなかなか良いリミックスが揃っているので、名前を知らなくとも十分に楽しめるはずだ。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999 (SPV Recordings:SPV 70442 2CD)
Popol Vuh - Revisited & Remixed 1970-1999
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かつてはクラウト・ロック(※蔑称している表現)とも呼ばれ評価の低かったドイツのプログレッシヴ・ロックですが、その後はテクノ・ハウスの分野から再評価をされた経緯がある事からも分かる通り、ドイツのロックはエレクトロニクスを駆使し既成概念に囚われない独自の音楽を生み出しました。その点でジャーマン・プログレとテクノの相性は抜群なのですが、ドイツのPopol Vuhと言うプログレ・バンドのリーダー・Florian Frickeの没10年目にして、追悼盤としてテクノ系アーティストがリミックスを提供したコンピレーションがリリースされました。実はFlorian Frickeは初期作品にてムーグ・シンセサイザーを利用していたものの、宗教観にそぐわないと言う理由によりムーグをKlaus Schulzeに売り飛ばしてしまい、それ以降の作品では自然回帰の姿勢でニューエイジ化しました。本コンピレーションの一枚目には70〜99年までの作品が収められているのですが、やはり新しい時代の作品は(特にサントラ曲は)穏やかな酩酊感を感じさせるだけの楽曲が多く、正直な所ジャーマン・プログレの狂った高揚感は無く物足りないのが本音です。しかし二枚目にはリミックスが収録されており、Thomas FehlmannやMika Vaini(Pan Sonic)の重厚なアンビエント、Moritz von Oswaldの研ぎ澄まされたダブテクノ、Stereolabのヒーリング色のあるお洒落なラウンジ系など、こちらはそれなりにアーティスト毎の個性が感じられる電子音楽となっており楽しめるのではないでしょうか。まあ作品の善し悪しを抜きにしても、テクノの原点の一部を知ると言う意味に於いては価値のある作品だと思います。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Thomas Fehlmann Live With Strings And Percussions - Titan One / DFM (Kompakt:KOM 224LTD)
Thomas Fehlmann Live With Strings And Percussions - Titan One DFM
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もはやThe Orbの一員…と言う肩書きは不要であろう。ジャーマンテクノの、そして美しい音響派テクノを聴かせる事に関しては第一線に属する重鎮中の重鎮・Thomas Fehlmann。その腕前はかつてSun Electricのサポートも行い、デトロイトとベルリンを引き合わせ、そして最大の功績は何だかんだ言ってもThe Orbでの音響面でのバックアップ。もし彼が居なければ、今のThe Orbも絶対にあり得なかったであろう。で新作はと言うと、昨年カナダの交響楽団とGustav Mahlerの"Titan"をライブカヴァーした事に触発され、そこから新たに創り上げた"Titan One"。想像はもう付くでしょうがクラシックとエレクトロニクスの邂逅なるアンビエントで、それ自体はもう目新しさはないものの異なる音色を自然と同軸に溶けこませる手腕、余りの神々しさに平伏せてしまう重厚な世界観は、伊達に歳食ってる訳じゃないですね。13分にも及ぶ長尺な展開ながらも、むしろ終わりが来ないで欲しいとさえ思う出来。B面には9年前の自身の傑作"Du Fehlst Mir"をリメイク。オリジナルは多層的に幻想的な音が重なり合う厳かなダブアンビエントでしたが、ここでもクラシック的なストリングスを配置しながらも原曲よりも軽快な躍動感を前面に出した上で、可愛らしい電子音も付け足して随分とポップなテクノへと転換。作り込まれてはいるものの詰め込みすぎた感も無く、心地良く夢の世界へと誘われます。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2011 (Kompakt:KOMCD87)
Pop Ambient 2011
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トンネルを抜けるとそこは雪国だった…訳ではないですが、先日は東京にも雪が積もってびっくりです。そんな厳冬の最中にひっそりとやってくるモノと言えばやはりこれ、Kompaktが送る冬の恒例アンビエントシリーズ。"2001"から始まり10年を経て遂に"2011"の11作目に到達。10年もの長い時間が経てばレーベルがぶっ潰れたりシリーズもいつの間にか忘れられたように消滅なんて事も珍しくないですが、Kompaktは半ばドーピングのように外部からアーティストを招いてシリーズを継続させております。本作でもAlva Noto(Carsten Nicolai)、Marsen Jules、ニューカマーであるBhutan Tiger Rescue(実はEwan Pearsonのユニット)やCratoやBarntらを呼び込み新風を吹かせつつ、同時にKompaktの主要アーティストであるThomas Fehlmann、Wolfgang Voigt、Jurgen Paapeらも新曲を提供し、鎮魂歌の如く霊験あらたかなアンビエントミュージックを変わらずに聴かせてくれております。柔らかいアコースティック調から電子の粒子が散乱する幻想的なアンビエント、そして交響曲を取り込んだ荘厳な異色作までアーティスト毎に特徴のある音が詰まっておりますが、"Pop Ambient"と言うタイトルに違わずにボーッと何も考えずに垂れ流しにしているだけで和めてしまうポップさは当初から変わっておりません。炬燵と蜜柑と、そして"Pop Ambient"があれば寒い冬も大丈夫。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2010
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。世間では音楽が売れないだとか、アナログ文化の衰退だとか音楽業界の悲鳴が聞こえてきておりますが、決して音楽自体がつまらない物になった訳ではないと思います。ようは今までは金かけて宣伝していた物が売れていただけで、今はそのシステムが通用しなくなったので心底なファンしか買わなくなっただけなのでしょう。そんな時代だからこそ、自分の耳を信じて意識的に聴く事を、興味と探究心を持って新しい音楽を探す事を行い、受身でなく積極的に自ずから音楽を聴くようなリスナーが増えればなと思います。さてそれでは毎年恒例の年間ベストと共に、来年も良いお年を!
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| BEST | 11:30 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Thomas Fehlmann - Gute Luft Remixe (Kompakt:KOM 213)
Thomas Fehlmann - Gute Luft Remixe
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今年アルバムをリリースしたベルリンテクノの重鎮・Thomas Fehlmannが、アルバムからリミックスをカット。リミキサーにはビートダウン系を得意とするSoulphictionと、Reagenzの一員でもあるベテランテクノアーティスト・David MoufangことMove Dが参加。Soulphictionのリミックスは完全に彼の作風に変化していて、闇の奥底でシンセがざわめき艶めかしいパーカッションが湿度を高め、妖艶な雰囲気を醸し出すビートダウンハウス。原曲の痕跡が跡形もないようなリミックスではありますが、Soulphictionの味が出た絶妙なリミックスだと思います。Move Dは2曲リミックスを提供しておりますが、滑らかで浮遊感のあるテックハウスに仕上げた"Softpark"が秀逸。柔らかな心地良いシンセの反復がリードする中、色々な音も細かく配置して少しずつ展開を作っていき盛り上がって行きます。嫌味でないエレガントな佇まいもあり、如何にも現代的なモダンな作風でこちらも素晴らしいです。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2010/05/02 Thomas Fehlmann Japan Tour 2010 @ Eleven
GW音楽週間の二発目はThe OrbのAlex Petersonのフォローし、そしてソロではKompaktから余りにも美しいダブテクノをリリースしているおじさん・Thomas Fehlmann。ニューウェーブの変異体・元Palais Schaumburgとして活動後、徐々にエレクトロニックミュージックに傾倒し、90年代からはBasic Channelやデトロイトテクノとも関わりを持ちつつThe Orbの活動を支え続けてきたエレクトロニックミュージック界の重鎮です。
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| EVENT REPORT2 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2010/05/01(SAT) CABARET @ Unit
Live : DBX
DJ : Daniel Bell, yone-ko, masda, sackrai

2010/05/01(SAT) FORWARD @ Air
DJ : Francois K., Calm

2010/05/01(SAT) Mother presents UNIVERSAL SOUND OF ORCHESTRA @ ageHa
Live : System 7, Son Kite and more
DJ : Mixmaster Morris, Artman, Sinn and more

2010/05/02(SUN) Thomas Fehlmann Japan Tour 2010 @ Eleven
Live : Thomas Fehlmann
DJ : DJ Wada, Universal Indiann

2010/05/02(SUN) Rainbow Disco Club @ 晴海客船ターミナル臨港広場特設ステージ
"RAINBOW DISCO"
DJ : DJ HARVEY, METRO AREA, KENJI TAKIMI, KOJIRO, MATT EDWARDS, NICK THE RECORD, GO KAMINOMURA

"THE TOP"
LIVE : VINCE WATSON, MIRKO LOKO, SIDE B
DJ : AME, LEON & SKINNI PANTS, TEZ & KUSDA, LOUD MINORITY RADIO, KELIE

2010/05/04(TUE) LARRY HEARD JAPAN TOUR 2010 @ Air
DJ : Larry Heard, DJ Sprinkles a.k.a. Terre Thaemlitz

2010/05/04(TUE) Redshape Japan Tour @ Module
Live : Redshape
DJ : Keihin, Gonno, Naoki Shinohara

2010/05/04(TUE) MINUS CONNECTED #8 @ Womb
DJ : Richie Hawtin

2010/05/07(FRI) CLUB MUSEUM 7th Anniversary!! "777" @ Unit
DJ : FREQUENCY 7 aka Ben Sims + Surgeon - 7 HOURS Show ! -

2010/05/08(SAT) DJ HARVEY 2010 tour of Japan @ Eleven
DJ : DJ HARVEY, DJ GARTH

2010/05/15(SAT) FUTURE TERROR VS BLACK CREAM @ Liquid Loft
DJ : FUTURE TERROR(DJ Nobu, Haruka, Kurusu) & BLACK CREAM(HATTORI, SE-1, Apollo)

2010/05/21(FRI) root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Norman Nodge, DJ Nobu

2010/05/29(SAT) Real Grooves Volume 41 Samurai FM Relaunch Tokyo @ Eleven
Live : Pier Bucci, Yasuharu Motomiya
DJ : Pepe Bradock, MX

2010/05/30(SUN) SOLAR FREQUENCY @ お台場青海シーサイドコート
【GALAXY STAGE】
DJ : JEFF MILLS, TAKKYU ISHINO, KEN ISHII, DJ NOBU, LOUD ONE

【WOMB SATELLITE STAGE】
DJ : DJ Aki, THE AMOS, Dr.SHINGO, RYUSUKE NAKAMURA, DJ LUU, スガユウスケ, DJ HARRY

【YOUNAGI AREA】
DJ : IZURU UTSUMI, DJ YOGURT, Shhhhh, Q, SINN

まだGW近辺の仕事の予定に目処がつかないので、どのパーティーにいけるかは未定。Thomas Fehlmannのライブは良いよ〜、エレガンスなダブテクノ。Larry Heard+DJ Sprinklesも行きたい、オールドスクールなハウスが多そう。そして最近軟弱になっている自分にはベンシム+サージョンのハードミニマル7時間地獄が気になるが、一夜を耐えきる自信は無いし、男臭そうなパーティーだよなぁ…。だがそこに痺れる憧れる!
| UPCOMING EVENT | 08:00 | comments(9) | trackbacks(0) | |
Thomas Fehlmann - Gute Luft (Kompakt:KOMPAKT CD 81)
Thomas Fehlmann - Gute Luft
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Alex Paterson率いるThe Orbの右腕だか左腕だか知らないが、とにかくこの人が参加してるかしてないかでThe Orbのサウンドもかなり変わってくる位の影響力があるThomas Fehlmannのソロ最新作。ベルリン市民の24時間と言うドキュメンタリー番組のサントラと言う位置付けらしいですが、そんなコンセプトには全く関係無くいつものフェルマン節全開なダブアンビエントサウンドが満載。揺らめく重いダビーな音響空間が終始続くアンビエントワールドでありながら、各曲はコンパクトにまとめられ、そして不鮮明なノイズ混じりの霧靄から浮かび上がるポップなメロディーがあるおかげか、不思議と重苦しいだけでなく温かみのある優しさも感じられます。そしていつも思うのは、この人の発する音の美しさはまるでキラキラと煌くガラスの破片の美しさと似たような感覚があり、その洗練された耽美な音色にうっとりする程の陶酔感を感じてしまうのです。もう余りの気持ち良さに身も心も融解してしまうんじゃないか、そう思う位の圧倒的な音の粒子の煌き。The Orbの美的音響を担当しているのは、間違いなくThomas Fehlmannでしょう。ちなみに聴いた限りでは幾つかの曲はThe Orbやフェルマン自身の過去作品から、リメイクと言うか同じネタを借用しているみたいです。

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| TECHNO7 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2010 (Kompakt:KOMPAKT CD 77)
Pop Ambient 2010
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毎年この時期恒例のKompaktが送るアンビエントシリーズ"Pop Ambient"も遂に10作目。シリーズ物と言うのは継続する事に飽きが来たり質が下がったりするのは珍しくない事ですが、そこは流石Kompaktだけあって毎回高品質を保っております。勿論レーベルのボスであるWolfgang VoigtとJurgen Paape、The Orb、Thomas Fehlmann、Dettinger(まだ音楽活動してたの?)らのベテランが参加しているのがその理由の一端でもありますが、それ程知名度が高くないアーティストからも良質なトラックを掘り出してくるのがKompaktの実力でしょう。特に2曲も収録されているBrock Van Weyは17分にも及ぶ長尺なアンビエントを提供しているのですが、アンビエントと言うよりももはや教会で流れる荘厳な讃美歌の様でもあり、神への祈りや讃えと言った情景が浮かんできます。これぞ聖なる(静なる)音の波、安堵と平静をもたらします。他のトラックも全てノンビートで、アコースティックな音色と電子音が混ざり心もほっこり温まる優しさと牧歌的なおおらかさがあり、家に籠もって耳を澄まして聴くのがベストでしょう。

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| TECHNO7 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/11/22 LIQUIDROOM and root & branch presents THE ORB @ Liquidroom
一年ぶりのThe Orb来日。去年はLe Petit Orb名義だったけど、結局The Orb名義のライブでもAlex Paterson+ Thomas Fehlmannのセットなんで、一体何が違うんだと突っ込みたい。

The OrbのライブまでThomas FehlmannのDJはすっ飛ばして、LiquidloftのラウンジでDJ YogurtのDJを聴いて楽しんでいました。昨日はLoftまでは何と無料開放と言う太っ腹で、そのせいかはどうか分からないけれどオープニングのDJ Yogurtの時から結構客が入っていて、彼のプレイにも熱が入っておりました。アンビエント、ダウンテンポ、ダビー系、ディスコ物?、ディープハウスと徐々に変容をしていたけれど、これがめっちゃトロトロかつメロウで気持ち良かったぁ〜。今までは彼のアンビエントな音をそれ程聴けていなかったけど、昨日のプレイはSecond Summer Of Loveの天にも昇る心地良さが吹き荒れていて、やはりThe Orbの来日に合わせたのかなと感じさせる音でした。途中で愛の夏のウルトラアンセム"Can You Feel It (Spoken Word : Dr. Martin Luther King Jr.)"とか回したりして、もう泣けてしまう。僕には夢はありませんが、クラブに夢はあると思います。
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| EVENT REPORT2 | 14:45 | comments(4) | trackbacks(1) | |
UPCOMING EVENT
2009/10/31 (SAT)
GRASSROOTS 12th ANNIVERSARY DAY 2 @ Grassroots
DJ : Altz, DJ Nobu, Keihin

2009/10/31 (SAT)
De La FANTASIA 2009 -Vol.ZERO- FANTASIA Night @ Liquidroom
Live : Lindstrom, Nikakoi aka Erast, AOKI takamasa, d.v.d
DJ : TOWA TEI, EYE, MOODMAN

2009/11/02 (MON)
Body & Soul 2009 @ ageHa
DJ : Francois K., Joaquin "Joe" Claussell, Danny Krivit
Live : JOI

2009/11/07 (SAT)
AIR & Primitive Inc. present DERRICK L. CARTER @ Air
DJ : Derrick L. Carter, Remi, Mako

2009/11/13 (FRI)
THE OATH @ Oath
DJ : Masanori Ikeda, DJ Yogurt

2009/11/14,15 (SAT-SUN)
音泉温楽vol.1 @ 渋温泉
ACT : DE DE MOUSE(アンビエント・セット), ASA-CHANG & 巡礼, 七尾旅人
渚ようこ, metalmouse(アンビエント・セット), SNOW EFFECT, コーヒーカラー
Double Famous DJ Team(坂口修一郎 / 高木次郎, サワサキヨシヒロ a.k.a Naturally Gushing Orchestra

2009/11/14 (SAT)
CLASH49 @ ageHa
DJ : Derrick May, Ken Ishii, Takkyu Ishino

2009/11/22 (SUN)
LIQUIDROOM and root & branch presents THE ORB @ Liquidroom
Live : The Orb
DJ : Alex Paterson, Thomas Fehlmann
Liquidloft : DJ Yogurt, Univesal Indiann, DJ Wada

31日はリキッドルームでもFANTASIA Nightがあるけど、Grassrootsのアニバーサリーも気になる。後者の方が断然安くて酒はいっぱい飲めるしな…、酒いっぱい飲みたいねん。7日のデリックカーターは絶対行くしかねーだろ、ゴリゴリワイルドシカゴハウス。14日の音泉温楽行きたいけど、予算的に厳しいかな。無理ならデリック+ケニシのデトロイトへの旅へ。22日のジ・オーブは絶対行く、ウルトラワールドを体感せよ。
| UPCOMING EVENT | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Orbsessions Vol.3 Baghdad Batteries (Malicious Damage Records:MD645)
The Orb-Orbsessions Vol.3 Baghdad Batteries
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前作から2年、Alex Paterson率いるThe Orbの最新作が到着。既に活動暦20年にもなるのにコンスタントに作品を届けてくれるのですが、新作は盟友・Thomas Fehlmannとの共作と言うだけあって実に質が高い。と言うよりも大傑作であった前々作・"Okie Dokie…"(過去レビュー)の続編と言っても差し支えないだろう。The OrbはAlex主導のユニットである事は間違いないが、そこに色んなゲストが加わる事で常に音楽性を変化させてきた。そしてFehlmannが参加した時の音に共通しているのは、知的でクールなテクノ一直線な事であろう。勿論この新作には、テクノ、レゲエ、ダブ、アンビエント、ポップ、様々な要素が詰まっている。しかしそれらの要素がFehlmannの前では理路整然と解体・再構築され、The Orbとしか表現出来ないウルトラワールドを創り上げているのだ。これは自分の予想だけど多分音作りはFehlmann主導で、後はAlexがミックスなり横から口を出したりしているではないかと思う。美しい粒子系上物ダブサウンドはどうしたってFehlmannの物としか思えないんだよね。レゲエとかのねちっこいリズムや奇妙なエフェクトは、やはりAlexの趣味なんじゃないかと予想。しかしこんなベテラン達がこんなにもエネルギーに満ちた新鮮なテクノを作るというのは、やはり天才だわ。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(4) | trackbacks(1) | |
ENJOY THE SILENCE (Mule Electronic:mecd15)
ENJOY THE SILENCE
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テクノと言うとやはり圧倒的に海外のレーベルが精力的ですが、日本でもMULE MUSIQは世界規模で評価を得ているレーベルの一つだと思います。Kompaktが配給を行っている事からも分かる通りKompaktと共鳴する音も持ち合わせており、魅力的な作品をリリースし続けております。そのMULE MUSIQが現在テクノシーンで高い評価を得る面子を一気に集結させ、更には全曲新曲と言う豪華なアンビエントアルバムを制作してしまいました。参加メンバーは日本からはKoss a.k.a. Kuniyuki、Hiroshi Watanabe、KompaktからはThomas Fehlmann、DJ Koze、デトロイトフォロワーのVince Watson、独創的なエレクトロニカを展開するJan Jelinekなどぐうの音も出ない人達。彼等のトラックに関しては当然荘厳で美しいアンビエントが展開されているので説明は割愛しますが、それ以外にも良質なトラックがごっそり収録されています。初めて聞く日本人アーティスト・Takuwanは、美しいシンセサウンドがふわふわと揺れ日本的な侘び寂びも感じさせる神秘的なトラックを提供。Benjamin Brunnは奥深くバックでクリッキーな音が鳴り、表層ではチェロと思われる弦楽器がクラシックを思わせる音色を奏でる生っぽいアンビエントを展開。DJ SprinklesことTerre Thaemlitzは哀愁漂うピアノがどこか切なさを誘う枯れたアンビエント、ってこの曲は彼のアルバムに収録されていた気が…。Strategyは重苦しいシンセのヴェールに覆われた中に、宝石の様にキラキラと輝くシンセが散りばめられたトラックで、教会の中の神聖で厳かなムードを感じさせます。アンビエントと言う括りではあるけれど、どれも享楽的な方向に向かうのではなく非常に真摯で芸術的な赴きを感じさせるのが特徴ですね。MULE MUSIQ、今後も注目しておいて損はありません。

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| TECHNO6 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Thomas Fehlmann - Emo Pack (Kompakt:KOM146)
Thomas Fehlmann-Emo Pack
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今日は区長選挙の投票に行ってきた。まあ誰に投票したってすぐに改善される訳じゃないけれど、まじでおまいらも(特に参議院・衆議院)選挙だけは行っておけ。じゃないと一生搾取され続けるぞ。確かにすぐには変わらないだろうさ。でも自分達の世代では改善出来なくても、自分達の子供の為になるとしたら選挙に行く気は起こるんじゃない?つーわけで政治に無関心はイクナイ!

人は何故レコードを買うのか?何故ならばそこにレコードがあるからです。オイラも買う量は減っているけれど、今でも大好きな曲はちまちま針を落としてくるくるタンテを回転させて聴いております。買ったのはかなり前で良い作品なんだけど、紹介し忘れていたThomas Fehlmannのアナログ。アルバム未収録なんで、そりゃ買うしかないわな。もちろん内容は折り紙付き。A1のシャッフルスタイルのダビーなテクノは、モロにKompaktスタイル。A2のねっとりとした恍惚シンセが入ったエロなダブテクノも素晴らしい。B1のベーチャンを通過した霧靄テクノは、美しくかつ横揺れグルーヴが効いてます。圧巻はB2、光の粒子が宙を飛び交うように電子音が煌めく芸術的な美しさを極めたトラック。4曲あって一切捨て曲無しの極上アナログ。このおっさん、まじで半端ないわ。エロイしヘヴィーだし美しいしで、とても60以上のおっさんが作った曲とは思えん。

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| TECHNO6 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/12/12 root & branch presents UBIK @ Unit
年末はパーティーいっぱい、夢いっぱい、Le Petit OrbとMoodymann+Moodmanが被ってこれは悩ましい。結局Moodymannは去年行ったから今年はオーブで。クラブ行く前にみんな集合して飲み屋で飲んでいたんだけど、なんだかお洒落なダイニングだったので気分はそわそわ。男だけで飲む時は赤提灯みたいな所だし、一人で飲む時はバーで黙々と飲んでいるので、慣れない所だと緊張します。S田さん、僕の分を含め奢って頂きありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

24時開演だったのでそれに合わせて入りましたが、今回は激混みでもなく丁度良い客の入りで良いムード。最初はThomas FehlmannのDJタイム、ねちっこく濃厚に、重くダビーに効いてくるKomapktスタイルな印象。硬派、ストイックでいかにもテクノ的な音なんだけど、どこか妖艶さと知的さを含んだプレイは親父の枯れた味わいですね。なんとOctave Oneの"Blackwater"も回したりして驚きましたが、彼が回すとデトロイトっぽいと言うよりはねちっこくなるので不思議。去年のライブも盛り上がっていたけれど、DJも良いなんて憧れます。途中フロアでぶらぶらしていたら目の前にAlex Patersonが?!

自分:「ア、アレックスですよね?(英語で)」
アレックス:「Ye〜〜〜s(みたいな)」
自分:「オーブ、超大好きっす!!(英語で)」
アレックス:「サンキュー(みたいな)」

とそんなオーブ馬鹿になって少しだけ何か話しました。アレックスも色々言ってたんだけど、自分も酔ってたし難しい英語までは理解出来ないから、良く分からんかったわ。やっぱり英語はしっかり勉強しないとね。そういやアレックスが居たから近くに居た女の子にアレックスが目の前にいるよ〜っと教えてあげたら、「誰それ?」みたいな反応でオレが白い目で見られましたよ。ちょっと寂しい…(まあ大概の女の子はそれが普通なんだろうけど)

その後はAlexとFehlmannが合体してLe Petit Orbのライブが開始。ちょっと酒飲み過ぎて音の記憶が断片的にしか無いので、説明が出来ん。ダンサンブルでぶっ飛んだ亜空間テクノって言っておけば間違いなさそうだけど。最後のAlexのDJもそんなに記憶が無いのだけど、色々回していたような??自分はグダグダだったんでレポートも適当、最近ダメだね…。取り敢えず一晩中踊れる楽しいパーティーだったとは思いますよ。60近いおっさん達なのにほんとエネルギッシュで素敵。

■The Orb - Okie Dokie It's the Orb on Kompakt(過去レビュー)
The Orb-Okie Dokie Its the Orb on Kompakt
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■Thomas Fehlmann - Honigpumpe(過去レビュー)
Thomas Fehlmann-Honigpumpe
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/11/08 (SAT)
Escape @ Air
DJ : Âme -Open - Last 7 Hours Long DJ Set-

2008/11/14 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : Moritz von Oswald, Tohru Takahashi, DJ NOBU

2008/11/15 (SAT)
X-Party @ Womb
DJ : Ken Ishii
Live : Technasia Solo Live By Charles Siegling, A-Inc A.K.A. Akira Ishihara

2008/11/22 (SAT)
PHUNK!!! Regis Japan Tour @ Colors Studio
DJ : Regis, Rok Da House, N.A.M.I.

2008/12/05 (FRI)
groundrhythm -7th Anniversary- @ Air
DJ : Kaoru Inoue -7 Hours Long DJ Set-

2008/12/12 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Le Petit Orb
DJ : Alex Paterson, Thomas Fehlmann

2008/12/12 (FRI)
MOODYMANN “DET.RIOT 1967” JAPAN TOUR 2008 @ Liquidroom
DJ : Moodymann, Moodman

2008/12/13 (SAT)
Spirit Catcher Japan Tour @ Air
DJ : Spirit Catcher

取り敢えず幾つか行きたいパーティー。モウリッツはライブに続きDJでも来日ですか、今度も激混みが予想されますね。ムーディマンとルペティオーブは同日か、両方行きたいのに。後は暇があればちょこちょこと小さなパーティーに行ければ良いかな。

追記
Moritz von Oswaldは急病で来日中止だって(泣)
| UPCOMING EVENT | 22:00 | comments(7) | trackbacks(0) | |
The Orb - Back To Mine (DMC Publishing:BACKCD12)
The Orb-Back To Mine
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クラブで踊り狂って聴くだけがテクノではなく、家の中でまったり寛ぎながら聴く事が出来るテクノ。電子の音を心落ち着かせ静かに聴いてみるのも乙だと思います。この"Back To Mine"シリーズはパーティーの後、家に帰り喧騒の後の余韻を楽しむ為の音楽、みたいなコンセプトのMIXCDなのですが、ここで注目すべきはThe OrbのAlex Patersonが手掛ける本作。ネットで色々読んだ話だと実際のDJではテクノに限らず何でも回すぶっ飛んだプレイらしいですが、本作では良い意味でリラックスしたムードにまとめていて彼の普段のアンビエントな雰囲気が好きな人にはすんなり受け入れやすい内容となっております。冒頭ではAphex Twin、Charles Webster、Juno Reactor、B12などのテクノ、トランスで一見普通なのですが、その後突如ヒップホップやフォーキーな曲が入ってきます。ですが、特に違和感も無いのは全体的に牧歌的なムード漂う曲を選曲しているからでしょうか。その後もノンビートなアンビエントやエレクトロニカっぽいものまで無秩序に投入されますが、ジャンルはばらばらなれど何にも違和感が無いのは不思議。まあMIXCDと言っても大した繋ぎをしている訳でもないのである意味ただのコンピなのですが、選曲センスがやはり良いんですよ。このCDを聴いている間だけは時間がゆっくり進んでいるかの様な感覚に陥り、確かにパーティー後の安らぎの空間を的確に表現しているんじゃないでしょうか。しかしこういうのを聴いていると、クラブでのチルアウトルームに行きたくもなってしまいますが。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sun Electric - Toninas Remixes (Shitkatapult:Strike85)
Sun Electric-Toninas Remixes
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Amazonさんおせーっす、注文してから到着まで一ヶ月近くかかりましたよ。試聴してかなり気になっていたSun Electricのリミックス盤。Sun Electricと言えば90年代前半のアンビエントシーンで一時期注目を集めていたユニットだったのですが、後半に入ると特に目立った作品も無くなりいつのまにかフェードアウトしてしまいましたね。本作は最近リリースされた未発表音源集からのリミックスカットなのですが、それを手掛けているのがドイツミニマルシーン最高峰のRicardo VillalobosとThomas Fehlmannとやっばーい面子。

まずRicardo Villalobos、最近は密林とか仏教とかを喚起させるポクポク系ミニマルが多く昔の作風が好きだった自分には最近のVillalobosに以前程の興味を失っておりました。しかしこのリミックスでは以前存在していたガラスの破片に光が乱反射するような万華鏡の如く美しい音が復活していて、湿ったポクポクリズムの上を透き通った輝く音色が通過していき天にも昇る恍惚感を生み出しています。これだよこれ、Villalobosに求めていたのは。是非とも今後ともこの路線を続けて下さい、お願いします。

対してジャーマンテクノの重鎮・Thomas Fehlmannも負けじと極上のリミックスを披露。いつもと同じくシャープで切れのあるリズム、そしてダビーで浮遊感溢れるシンセがずぶずぶのアンビエンスを生み出しています。どこか廃退的なムードながらも、その壊れ行く様が物悲しげで美しく映えます。まあいわゆるKompakt直系のサウンドで、ある意味伝統芸能。こんな音を50歳以上のおっさんが創ってるんでしょ?若者もおっさんに負けない様に頑張って欲しいなー。

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| TECHNO5 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2008 (Kompakt:KOMPAKTCD62)
Pop Ambient 2008
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今日のWBC世界バンタム級タイトルマッチでの長谷川穂積の紹介のコメントが、これぞ"本物"、これぞ"リアルボクシング"。明らかに亀田家を揶揄する様なコメントで苦笑しましたが、確かに長谷川が本物なのは正しい。さて亀田家に対してはもちろんTBSが視聴率を取る為に誇張しすぎな点が悪いんだけど、それ以上にTVで放送される事を鵜呑みにする日本人が多すぎるってのが問題なんだろう。それは別にボクシングだけじゃなくて音楽もそうだし、グルメもそうだし何でもそうなんだけど、自分で探す事を諦めて与えられる情報を疑いもなく信じる人に疑問を感じる。まあ企業などにとってはその様な簡単に扱いやすい人がいないと商品が売れなくて困るだろうし、社会的にはその様な人達の方が貢献してるのかもしれないけれど。

話は全く変わりまして毎年年末になるとリリースされるKompaktのアンビエントシリーズの最新作。アマゾンでCD版を注文したんだけど最初は何故かレコードが送られてきて、交換を頼んだら2回目もレコードが送られてきてちょっとむかついた。なのでリリースは一ヶ月程前だけど、手にするのに結構時間がかかってしまいました。特に説明は必要も無いと思いますが、ノンビートな霧靄系のアンビエント全開。凍てつく雪に覆われた山奥の小屋の中で、ひっそりと暖炉の前に居るような温かさが感じられる優しい音。Wolfgang Voigtが一曲提供してくれているのが、ちょっと嬉しかった。

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| TECHNO5 | 21:50 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/01/25 (FRI)
Taicoclub Presents So Very Show! @ WOMB
LIVE : Sleeparchive, Kuniyuki Takahashi
DJ : Fumiya Tanaka, Foog

2008/01/25 (FRI)
SQ presents FINE : Frogman “Cold Sleep” Party @ UNIT
SPECIAL LIVE SET : Quadra (a.k.a. Hiroshi Watanabe / Kaito), Hitoshi Ohishi
DJ : Kagami, Taichi Master, Toby

SALOON (B3F)
DJ : C.T. Scan (a.k.a. CMJK), Hirofumi Goto (a.k.a. Rondenion), Susumu Yokota, KEN=GO→
SPECIAL LIVE SET : Hulot, Jun Yamabe (a.k.a. Mexico), Riow Arai

2008/01/26 (SAT)
FACE presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2008 @ YELLOW
DJ : Andre Collins, Ryo Watanabe

2008/02/02 (FRI)
LUKE SOLOMON "The Difference Engine" Release Tour @ YELLOW
DJ : Luke Solomon, Remi

2008/02/07 (THU)
SPiN30 : ElecTek @ YELLOW
Guest DJ : Rennie Foster
DJ : DJ Khadji, Shigeru Tanabu

2008/02/08 (FRI)
Orbdjsessions feat. Alex Paterson & Thomas Fehlmann @ UNIT
DJ : Alex Paterson & Thomas Fehlmann

2008/02/08 (FRI)
King Street Sounds presents Kerri Chandler Japan Tour @ YELLOW
DJ : Kerri Chandler

2008/02/10 (SUN)
Deep Space @ YELLOW
DJ : Francois K.
LIVE : Henrik Schwarz, Kuniyuki Takahashi
| UPCOMING EVENT | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2007
来たるべき大晦日が遂にやってきました。今年は特に年末年始は予定が無いので、今日はDynamite!!でも見ながら酒を飲みつつ年を越そうと思います。ちなみにロシアン皇帝VSチェ・ホンマンなんて、でくの坊のチェに勝ち目なんてねーだろ。何て言いながらチェが勝ったらどうしよう…。そう言えば今年は長年お世話になってきたシスコがクローズしたり、クラブ営業への圧力が一層高まったり、クラブミュージックがどんどんと良くない状況になっているのを感じました。元々一般人には馴染みのない世界、音楽なのに更に追いつめられてどうしようもない状況ですな。まぁ中には一般受けにヒットしてるアーティストもいるので、今後はよりアンダーグラウンドとオーバーグラウンドで境が出来ていくのでしょうか。とにかく真夜中のクラブ営業だけは、法を改善して問題を無くして欲しいですね。何で24時間営業の居酒屋で飲むのは合法で、クラブで夜中に踊るのは違法なんでしょうね?意味の無い法律は必要ありません。

無駄口が続きましたが、これから2007年のマイベスト作品を紹介致します。でも昨日掲載した売上ベストに出ている作品は敢えて外してあります。それらの作品でも自分の年間ベストに入っている物はありますが、折角なので今日はそれ以外を紹介したいと思います。ベタなチョイスではありますが参考にして頂ければ幸いです。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 17:00 | comments(4) | trackbacks(2) | |
2007 Best Seller
今年も遂に終わりがやってきました。と言う事で年間ベストなんですが、その前に今年も年間売上ベストを行おうと思います。皆様今年もこの「Tokyo Experiment」経由@アマゾンで、多くの商品を購入して頂いてありがとうございました。とここまでは、去年と全く同じ文章を使わせて頂きました、手抜きですいません。さて今年はテクノシーンではミニマル、エレクトロハウス、ロックテイストなのが流行っていた気がしますが、我がサイトでは一体どんな音楽が人気があったのでしょうか?続きに売上高が多かった物を掲載しております。

それでは続きをどうぞ。
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| BEST | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Art of Chill 4 Mixed By The Orb (Platipus:PLATCD160)
>The Art of Chill 4 Mixed By The Orb
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アンビエントMIXシリーズである"The Art of Chill"の最新作は、アンビエントのマスター・The Orbが原点を見つめ直しそして現在をまとめた彼の自伝的な作品です。ライナーノーツを読む限りだと89年にAlex PatersonがPaul Oakenfoldに"Land Of Oz"のチルアウトルームでプレイする様に頼まれて、踊って熱くなったクラバーの体の火照りを冷ます為に新旧構わずチルアウトトラックを回していたそうな。その時のクラシックを中心としたのが一枚目、そして近年のアンビエントを中心としたのが二枚目と時代を隔てた構成になっています。一枚目はやはり古めの曲が多いせいかテクノと言うよりはポストロックやダブなども収録され、アコースティックな音が強調されております。チルアウトと言うよりは神秘的で神々しいオーラが出ていて、古き良き音楽に対し敬服したくなる、そんな真摯な内容ですね。対称的に二枚目は近年の音かつKompaktメンバーが揃っていて、これはテクノ好きな人ならばみんなハマル内容でしょう。大半がノンビートもしくは緩めのビートで、トロトロとただ甘くメランコリーで、電子の音だからこそ成せる幻想的な音を聴かせてくれます。アンビエントであり一時のチルアウトを体感出来る極上の内容です。いやー、最近出たニューアルバムより遙かに快楽度が高くうっとりしてしまいました。

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| TECHNO5 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - The Dream (Traffic Inc.:TRCP-14)
The Orb-The Dream
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傑作と謳われる前作「Okie Dokie…」(過去レビュー)ではThomas Fehlmannと手を組みThe Orbの新たなる面を見せつけ復活の狼煙を上げましたが、それから2年、今度は盟友YouthやSystem 7のSteve Hillageと手を組んだ新作がやってきました。前作では見事に研ぎ澄まされた知性を感じさせるKompakt流テクノだったのですが、本作はと言うと…古っー!!!Alex Patersonはぼけちゃったのか、とち狂ったのか?いえいえそんな事はありません。確かに初期を意識したレゲエ、ダブサウンドは時代錯誤感がありますが、内容自体は決して悪くないしぼちぼちと言った所かな。初期を意識してはいるけれど幾分かポップでドリーミーだし、1stがEでぶっ飛んだ世界なら本作はそこまでヤバイ空気はありません。アンビエントの要素も当然あるんだけれどもそれよりも僕はダンスミュージック的なご機嫌なグルーヴを感じたし、"夢"と言うタイトルの幻想的なイメージよりももっと悪ふざけしてニヤニヤしているAlexの顔が浮かんでくるよ。前作が余りにもシリアスだったその反動なのか、本作でAlexのお茶目な面が前面に出てきたのだと思います。サンプリング、ブレイクビーツもばりばり入っていてウニョウニョと横揺れ系のトラックが多く、The Orbの中でもかなり踊れる要素が高いかと。あ、でもなんだかTransit Kings名義のアルバムとも似てる気がしてきた。何にしても幾ら古くさい懐古的な音だろうが、これを聴けばAlexが未だ元気なの位は分かるよ。昔からのThe Orbファンなら本作を聴いて懐かしい気持ちになれるだろうし、昔の冗談の様に長い曲もないからこれからThe Orbに触れる人も抵抗は少ないのでは。

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| TECHNO5 | 02:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
2007/07/20 Thomas Fehlmann "Honigpumpe" Release Party @ Space Lab Yellow
7月から定職についたせいでクラブに行くのもおっくうになり、一ヶ月ぶりのクラビングはドイツテクノを裏から支えるThomas Fehlmannのアルバムリリースパーティーです。他の面子はUKからデトロイトへの愛を送るIan O'Brienと、日本のクロスオーバー系では格段に素晴らしいKaoru Inoue。まー面子だけ見るとバラバラな音でこれブッキングした奴の頭はどーなってるのよと疑いたくなりますが、僕は全員好きな人だったのである意味ラッキーでした。そして肝心のFehlmannのライブなんですが、一年に一度体験出来るかどうか位の驚愕のライブでこれは見逃した人は非常に残念に思われます。さてさてそれではイベントの内容を追ってみましょう。
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| EVENT REPORT1 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Thomas Fehlmann - Honigpumpe (Kompakt:KOMPAKTCD59)
Thomas Fehlmann-Honigpumpe
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やっと注文していたThomas Fehlmannの新譜が届いたけど、予想以上にかっちょいいな。Kompaktってどんだけ〜?全く次から次へと素晴らしいテクノミュージックを、しかもアルバムでリリースするんだからそのレーベルの層の厚さには驚きですよ。さて、取り敢えずThe OrbのAlex PatersonやBasic Channelとも交流の深いベテラン中のベテラン、Thomas Fehlmannだけれどもその交流の為かやはりダブやアンビエントを基調にしつつ幻想的な空間を創り上げています。幻想的と言うとただ気持ち良いだけなイメージになりかねませんが、それ以上にここで聴ける音はトレンドとは全く関係の無いピュアな美しさ。以前から音の美しさ、音響の奥深さには定評があったけれど、彼が歳を経る毎に輝きを増すのはほんと異常な位。流行と共に消え去ってしまうアーティストが多い中、確実に自分の音を確立し音響美に磨きをかけてきたのでより輝きを増すのでしょう。Gas(=Mike Ink=Wolfgang Voigt)+The Orb+Basic Channelみたいなダビーでアンビエントなミニマルのテクノ…って、どんだけー?(良い所取りなんだよと)。よく見たらマスタリングはPoleことStefan Betkeじゃん、ここでもBasic Channel繋がりね。とにかく朝靄の中に迷い込んだ様な幻想的な景色が浮かんでくる新作は、またまたKompaktファンを増やす要因となる事でしょう。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
Thomas Fehlmann - Good Fridge (Flowing Ninezer Onineight) (Apollo:AMB8951CD)
Thomas Fehlmann-Good Fridge (Flowing Ninezer Onineight)
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Kompaktからの新作がヤバイ事になってそうな感じの御代・Thomas Fehlmannですが、このApolloからリリースされていたベスト盤も相当にヤバイです。The Orbにおいての手腕、Basic ChannelのMoritz von Oswaldらとドイツにデトロイトテクノを持ち込んだ成果に依って才能を認められた彼ですが、Kompaktに身を移す以前から既に彼の音楽性と言うのは確立されたいた事が本作に依って証明されています。本作は彼の90〜98年の音楽活動の総集編とも言えるベスト盤なのですが、大半が未発表曲なのでオリジナルアルバムと言っても差し支えない内容ですね。最近の作品に比べると重厚さは稀薄ですがダビーな残響音の深さは既に表れていて、やはりBasic Channelとの親交の深さが見え隠れしています。そして何よりもえも言わせぬ美しい音、特に粒子の輝きの如く繊細でしなやかな上音は身も心も柔らかく包む様でふわふわと浮遊感を生み出しています。一言で言うと格が違う、さすがベテランだと言わんばかりの存在感。だからと言って気難しい音楽を聴かせるでもなく、むしろよりテクノの可能性の広がりを示唆していた自由性はむしろこの頃の方が上だと思います。テクノはクラブだけで聴くと思っている認識を根底から覆す奇想天外な構成で、まるで完全にコントロールされた知性を以てして創られたアートにさえ思う事でしょう。自由な音楽なのにコントロールされたとはこれ如何にとなりますが、フォームは無くともこの美しい音響はFehlmannの統治下にあるのです。Alex Paterson、Moritz von Oswald、Sun Electricが参加し、マスタリングはPoleことStefan Betkeとかなり豪華な面子が脇を固めており、その面子に違わぬ素晴らしい一枚です。

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| TECHNO4 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/06/15 (FRI)
RENAISSANCE @ WOMB
Special Guest DJ : Hernan Cattaneo
Guest DJ : Jeremy Boon

2007/06/23 (SAT)
SQ presents “The Observer” LIVE TOUR'07 @ UNIT
SPECIAL GUEST LIVE : JOEL MULL
DJ : DJ WADA, KAGAMI (MINIMAL SET), DR.SHINGO, DJ SON

2007/06/23 (SAT)
URBANPHONICS presents ANDRE COLLINS JAPAN TOUR 2007 @ YELLOW
DJ : ANDRE COLLINS

2007/07/07 (SAT)
DEEP SPACE -SUMMER- @ YELLOW
DJ : Francois K.
Special Guest Live : Kodama And The Dubstation Bnad

2007/07/13 (FRI)
MARK FARINA "HOUSE OF OM RELEASE PARTY" @ YELLOW
DJ : Mark Farina

2007/07/14 (SAT)
SVEN VATH WORLD TOUR 2007 @ WOMB
DJ : Sven Vath, and more...

2007/07/15 (SUN)
ESCAPE presents CARL CRAIG 2007 @ YELLOW
DJ : Carl Craig

2007/07/20 (FRI)
THOMAS FEHLMANN "HONIGPUMPE" RELEASE PARTY @ YELLOW
Live : Thomas Fehlmann
Exclusive Full Live Set : Ian O'Brien
DJ : Kaoru Inoue, Ian O'Brien, Inner Science

2007/07/21 (SAT)
VADE feat. LOCO DICE @ WOMB
DJ : Loco Dice, Hiroshi Kawanabe

2007/07/21 (SAT)
THEO PARRISH "SOUND SCULPTURES" RELEASE TOUR @ YELLOW
DJ : Theo Parrish

2007/07/28 (SAT)
CHaOS @ YELLOW
DJ : Fumiya Tanaka, and more...

7月のYELLOWは久しぶりに気合いが入ってます。テクノもハウスも本気汁が滲み出ています。毎回日曜夕方からのDEEP SPACEは、今回は土曜の夜からなので行ってみたいですね。アルバムがとんでもない事になっているThomas Fehlmannのライブは、一見の価値有り。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Pomme Fritz (Island Records:ORBCD1)
The Orb-Pomme Fritz
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普段全く運動しないせいか体は硬く贅肉も付いてきて歳を感じるこの頃ですが、リラックスの為去年からヨガに通っています。ゆったりとした動きで全身をくまなく動かすのですが、意外にもこれがじわっと効いて汗びっしょり。全然思った通りの動きが出来なくて、自分の体が硬い事を再度実感しております。体に良いのかどうかはまだ分かりませんが、精神的にもほっと出来てスピリチュアルで良いんじゃないでしょうか。

今日はそんなスローライフに合わせた音楽と言う事で、やはりThe Orb。アンビエントテクノでは必ず外せないThe Orbですが、本作は彼らの作品の中で評価が真っ二つに割れている作品です。と言うか一般的に不評なみたいで、僕も昔聴いた時は理解出来なくて一度売り払ってしまった経緯がありました。その後また興味本位で買った時には、半端ない衝撃を受けてThe Orbの隠れ名盤じゃないかと自分では思っております。一般的に不評な訳は心地良いアンビエント的な浮遊感は少なくて、音響工学に奔った様な音色の聴かせ方をしているからでしょうか。確かにサンプリングやコラージュを多用した音響は狂おしい程美しいのですが、肉体的に感じる心地良さは少なめだと思います。Alex Patersonの倒錯と偏屈、悪意と狂気を以てして、現実とは異なるパラレルワールドを展開し、聴く者を困惑させそして思考を麻痺させる。この音楽の前では考える事自体が無意味で、ただ音に身を委ねるしかする事はないのです。The Orbの中では異色度No.1の作品ですが、Thomas Fehlmann、Sun Electricも参加しているだけあってハマリ度もNo.1なのは確かです。

以下は収録曲のPVです。催眠的な動画でしたよ。



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※2008/05/26 追記
デラックスエディションの2枚組がリリースされました。2枚目には未発表リミックスなどが収録されております。
| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
A Year of Mule Electronic (Mule Electronic:med03)
A Year of Mule Electronic
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Kompaktがディストリビュートする日本のレーベル・Mule Electronic。Koss(Kuniyuki Takahashi)、Dublee、Terre Thaemlitz、Code Eなどを擁する新興レーベルで、Kompaktの支援もあるせいかやはり音にもKompaktを思わせるミニマルで幻想的な空気が漂います。なかなか日本から世界に羽ばたくレーベルは出て来ませんが、Mule Electronicは今までのリリースを見る限りだと質は結構高いんじゃないかと思っています。2005年にレーベルは発足したのですが、2006年には早速レーベルの傾向を知る為のコンピレーションが登場しました。幕開けは塚本サイコに依る全くエレクトロニックでは無い、ピアノソロ曲。でもとても神秘的で美しく、静寂の中にゆったりとした時間が流れていくようで良い曲です。2曲目のKossは、ミニマルなリズムトラックにアンビエントな上物が載った浮遊感のあるテクノ。奥深さを感じさせる音響が心地良く、これまた素晴らしいですね。3曲目のDubleeはモロにクリックハウスで、この系統のお手本らしい作りです。6曲目はまたKossですがリミックスをKarafutoが行っていて、田中フミヤらしいスカスカのクリック+ミニマルになっています。都会的で上品、知的さを醸し出す彼らしいリミックスですね。7曲目はまたもDubleeですが、リミックスはなんとKompaktの御代・Thomas Fehlmann。悪い訳が無いのは当たり前、それ以上に研ぎ澄まされたシンセサウンドが薄いレイヤーの様に延びていき幻想的な世界を見せつけます。最後にはエレクトロニカで一時期注目の的だったWechsel Garland(懐かしいなぁ)ですが、意外にもテクノっぽい4つ打ちサウンドでそこに牧歌的な和やかさを取り込んだ愛らしい曲です。アルバムを一通り聴くとMule Electronicの音を言う物をはっきりと感じられましたか?やっぱりKompaktと通じるセンスを感じましたが、如何でしょうか。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
DJ Nobu - No Way Back (Lastrum:LACD-0094)
DJ Nobu-No Way Back
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今日本では新しい風が吹き始めています。その中で最も注目を浴びているが、Future Terrorを主宰するDJ Nobuでしょう。色々な雑誌でデトロイト関連に合わせて彼も紹介されているので、デトロイトテクノ好きはもうご存じのDJです。Future Terrorは数年前から千葉で行われているのですが、その場所柄に関わらず今では大勢のファンを集めるアンダーグラウンドなパーティーだそうです。ただ勘違いしないで欲しいのはデトロイト関連で紹介されているからと言って、彼がデトロイト物ばかりをかけるDJでは無いと言う事。敢えてデトロイトとの関連を示すならば、フロンティア精神溢れる挑戦者だと言う事でしょうか。千葉の廃墟ビルから始まったFuture Terrorは、DJの知名度に関係なくイベント自体の内容を楽しんで貰う為のコンセプトでファンを徐々に集め、真のダンスフリークが集まる場所となった様なのです。とまあ、自分がFuture Terrorを一度も体験した事はないので、ここまでの話は全てネット上の情報を集めた物。

さて彼の新しいMIXCDを実際に聴いてみると、Thomas Fehlmanのアンビエントから始まりSleeparchiveのミニマルテクノが続きます。その後も中盤まではミニマルな選曲が続き、その後からいかにもなシカゴハウスやイタロディスコが入ってきました。途中James Holdenのリミックスも入ったり流行もしっかり取り入れていますが、何故か最新のテクノが使われていても彼がプレイすると洗練された印象は持ちません。音自体は冷ややかな印象を持っているのに、底に蠢くドロドロな黒さは彼の熱い血潮なのでしょう。フロアを激震させる野性味溢れる暴力的なプレイが、踊る僕らの心も体も疲れ果てるまで踊らせるのです。ヒット曲に頼らずとも熱い濃いグルーヴはここに存在し、スキルや熟練度とは別にプレイに大事な物はソウルなんだと実感させます(勿論最低限のスキルは必要でしょうが)。ワイルドでドラッギー、ホットでダーク、アンダーグラウンドな狭い空間でのパーティーを喚起させる名MIXCDの誕生です。

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| TECHNO4 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Pop Ambient 2007 (Kompakt:KOMPAKTCD54)
Pop Ambient 2007
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ここ数年ドイツテクノシーンで絶好調の活動を見せるkompaktの名シリーズ「Pop Ambient」の季節がやってきました。Kompaktのミニマル+ダビー+テクノな作風は、現在のシーンに多大なる影響をもたらしたと言っても過言ではない位ですが、Kompaktの側面にはポップでアンビエントなホームリスニング的作風もある訳でありまして、その集大成が「Pop Ambient」なのですね。もうこのシリーズは幾度か紹介しているのでこれ以上の説明も不用だとは思うのですが、シリーズを重ねても質は落とさずに出し続けてくれるので本当に有り難いです。今作では久しぶりにWolfgang VoigtことGas(Mike Ink)が新作を提供しているのですが、ドローンとした迷宮的ミニマルアンビエントは変わり映えはないけど最高です。流石Kompaktの裏番長!またMarkus GuentnerやThomas Felhmannらお馴染みの面子も、深い霧の中に迷い込んだ深淵なアンビエンスを奏でるし、Marsen JulesやThe Fieldは開放感溢れポップなメロディー炸裂の陽気な心地良さを提供しています。アンビエントと言われる作品は数あれど、ここまで質の高さを誇るシリーズは他にないんじゃないかな。下手にしょうもないアンビエントなアルバムを探すより、「Pop Ambient」シリーズを買っておけば間違い無し。これを聴かずして冬は越せないですよ。

Pop Ambient 2006の過去レビュー
Pop Ambient 2005の過去レビュー
Pop Ambient 2004の過去レビュー


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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
VADE 2ND ANNIVERSARY EXTRA feat. GREEN VELVET @ WOMB
2006/10/08 (SUN)
DJs : Green Velvet (a.k.a. Cajmere ), DJ Mayuri, Sodeyama

Deep Space @ Yellow
2006/10/08 (SUN)
DJ : Francois K.
Live : Mutabaruka

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/13 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Robert Hood The Grey Area DJ Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/20 (FRI)
DJ : Jeff Mills
Guest : Sleepaechive Live Set

Jeff Mills Weekly Residency 2006 "One Man Spaceship" @ WOMB
2006/10/27 (FRI)
DJ : Jeff Mills (Extended One Man Spaceship Set)

Clash 16 @ ageHa
2006/10/27 (FRI)
Arena : Luke Slater, Ryukyudisko (RKD1, RKD2), more
Island Bar : Dominik Eulberg, more

Mule Musiq Presents Endless Flight @ UNIT
2006/11/02 (THU)
Live : Thomas Fehlmann, Kaito
DJ : Hiroshi Kawanabe,Toshiya Kawasaki

INNERVISIONS JAPAN TOUR feat. Ame @ YELLOW
2006/11/04 (SAT)
DJs : Dixon, Ame, Alex From Tokyo

FACE presents QUENTIN HARRIS JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/10 (FRI)
DJs : Quentin Harris, Ryo Watanabe

CLASH 17 STANDARD presents KEN ISHII SUNRISER RELEASE TOUR 2006 @ ageHa
2006/11/17 (FRI)
Special Live Set : Ken Ishii
Special Guest DJ : Carl Craig
DJ & Live : DJ Wada & DJ Yama, Q'hey & Shin Nishimura, Kagami, Hitoshi Ohishi, 7th Gate

MIGUEL MIGS Album Release Tour @ YELLOW
2006/11/22 (WED)
DJ : Miguel Migs

THEO PARRISH JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/11/25 (SAT)
DJ : Theo Parrish

最終週のJeff Millsは驚愕の6ターンテーブルセット、オープンからクローズまで全曲自身が作曲した曲を流すとか。つまりはFinal CutからUR、そしてAxis、Purpose Maker、Tomorrowなどのレーベルからの曲をプレイするって事。前代未聞の宇宙が展開されそうですね。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michael Mayer - Immer (Kompakt:KOMPAKTCD15)
Michael Mayer-Immer
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先日紹介したPop Ambientシリーズをリリースするドイツのテクノレーベル・Kompaktは、ミニマリズムを追求したWolfgang Voigt(Mike Ink、Gas)とMichael Mayerによって運営されています。前者が近年は活動していないので、現在のKompaktの表だった指導者はMichaelと言う事なのでしょう。2002年にリリースされたこのMIXCDは、今思うとその後のKompaktの路線を示唆する物だったのかもしれないですね。Kompaktが主力とするのはポップなアンビエントと、そしてケルン系と言われるミニマルテクノ・ハウス。このMIXCDでは後者のミニマルなテクノ・ハウスを、俺らが最前線だと言わんばかりにがっちり披露してくれています。展開はなるべく抑えて反復を繰り返す曲が繋げられ、途切れの無い心地良い流れを作っていますが、Kompaktが提唱するのはそれ以上の事。決して味気の無い展開になる事はせず、色気のある反復シンセ音が入っていたり、時には情緒的で浮遊感のあるウワモノが入ってきて、トランシー(トランスとは違います)さも表現出来ています。クリックハウスだとかも言われてるMIXCDですが、それ程クリッキーではないし(そもそもKompaktはクリックハウスに興味なさそうだし)普通にテックハウスって感じかな。上げすぎる訳でもなく緩すぎる訳でもなく、その中間をふわふわ行く具合が気持ち良いですね。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Juan Atkins - 20 Years Metroplex 1985-2005 (Tresor:Tresor.216))
Juan Atkins-20 Years 1985-2005
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昨日の素晴らしいデトロイトテクノコンピに続き、本日はデトロイトテクノの始まり、Juan Atkinsのベスト盤を聴いて欲しいと思います。全ては彼から始まったと言っても過言では無く、デトロイトテクノいやテクノのゴッドファーザーとして現在も活躍中なその人です。テクノと言うよりもエレクトロと言うべきCybotron名義から始まり、ファンキーでコズミックな精神を注入したModel 500名義、ストレートで硬派なテクノ系Infiniti名義、意外なるハウスを披露したVision名義、そして遂にはジャーマンテクノとシンクロした3MB(Moritz Von Oswald+Thomas Fehlmann) feat. Juan Atkins名義など、彼の20年に渡る活動は本当に偉大なテクノ軌跡であり、テクノの一つの指標に違いありません。テクノと言うシーンの流れが早い中で20年もの間、その世界に降臨し続ける事自体が驚くべき事なのですが、今でも彼の活動意欲は衰えを見せず素晴らしいテクノを創り続けています。Underground Resistanceの様に神懸かりに近い奇跡や、Carl Craigの様に未来を超越するセンス、またはDerrick MayやKevin Saundersonの様な大ヒットもないかもしれない。それでもJuan Atkinsはこれからもテクノと言うシーンを支えていく人で有り得るし、彼こそがオリジネーターである事に変わりはありません。「Ocean To Ocean」や「The Flow」のファンキーでエモーショナルな音には心が揺さぶられるし、「I Wanna Be Free (I Wanna Be Thereが正しいタイトル)」や「Jazz Is The Teacher」には深い精神世界を感じられさせ、「Game One」や「Skyway」には硬派で頑固一徹なテクノ精神が宿っています。Juan Atkinsだけがデトロイトテクノではありませんが、彼は紛れもなくデトロイトテクノの真髄でしょう。

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| TECHNO2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Upcoming Event
CLASSIC MUSIC COMPANY presents THANKS FOR COMING BY-CELEBRATING A CLASSIC DECADE @ Yellow
2005/12/3 (SAT)
DJs : Derrick L.Carter, Luke Solomon, Remi

SPACE LAB YELLOW'S 14th ANNIVERSARY PARTY @ Yellow
2005/12/9日 (FRI)
DJs : Derrick May, DJ Katsuya

THE ULTIMATE DJ CHAMPIONSHIP REEL UP FIGHT NIGHT @ Womb
2005/12/9 (FRI)
ASIA GP : Ken Ishii vs DJ Yama
U.S. GP : DJ Funk vs Chester Beatty
JAPAN GP : DJ Wada vs Heigo Tani

DE9 WORLD TOUR IN JAPAN @ Womb
2005/12/22日 (THU)
DJs : Richie Hawtin, Magda and more

FRANKIE KNUCKELS JAPAN TOUR @ AIR
2005/12/22日 (THU)
DJs : Frankie Knuckles and more

SHANGRI-LA 01 presents THE WHITE BALL - gay mix party - @ ageHa
2005/12/23 (FRI)
Arena DJs : Frankie Knuckles, Wara

DOUBLE TROUBLE 10 @ ageHa
2005/12/29日 (THU)
Arena DJs : Timmy Regisford, Danny Krivit

UNIT 06 NEW YEAR'S PARTY @ Unit
2005/12/31日 (SAT)
Line Up : Thomas Fehlmann, Tobias Thomas, Jennifer Cardini
Triple R, Steve Barnes aka Process/Cosmic Sandwich, dublee
Kosuke Anamizu, Kentaro Iwaki aka Dub Archanoid Trim, Keita Magara
Toshiya Kawasaki, and more....

AIR COUNTDOWN SP @ AIR
2005/12/31 (SAT)
DJs : Ken Ishii and more
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Orb - Okie Dokie It's the Orb on Kompakt (Kompakt:KOMPAKT CD44)
The Orb-Okie Dokie Its the Orb on Kompakt
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The Orb復活!The Orb復活!The Orb復活!
声を大にして言いたい!本当に待ちに待ったThe Orbの完全復活だ。思えば近年のThe Orbは多少迷走気味で、色々な路線変更を繰り返し試行錯誤を行っていた段階だったのかもしれない。それが今作ではAlex Patersonと盟友Thomas Fehlmannとの完全共作となった事で、完全なるThe Orbと成ったのだろう。アンビエントから始まり、ダブ、ポップ、テクノ、ハウス、サイケデリック、ドラムン・ベースなど色々な音楽を取り入れながらメジャー路線も通過して、拡大再生産を行って来た。しかしここ近年Kompaktから出した数枚のEPは、Kompaktの先進性とポップさを前面に出しテクノの純度を高めた良質な作品だった。そして遂にKompaktからの初のアルバムが出たのだが、これは紛れもなくThe Orb史上の最高傑作と迷わず断言出来る。Fehlmann参加の下知的で統制の取れた構成の中に、Patersonの狂気と毒々しさがぐちゃぐちゃに注入され、不気味かつクールなサウンドを鳴らしている。相変わらずのダビーで深く、Kompakt直系の霧のかかった視界の悪い薄いシンセのヴェールが空間を支配し、毒々しいベース音は新世代のジャーマンアシッドだ。今までの様に冗談の様に長い曲よりも、一曲一曲をコンパクトにまとめてバリエーションを増やしアルバムとしての聴き易さも兼ね備えている。勿論快楽性を失わずにアンビエントミュージックとしての面もあるが、かつての馬鹿げたギャグは存在せず知性(Fehlmann)と狂気(Paterson)と言う相反する様な意識が存在する。狂っているけれど美しく儚い世界、The Orbに二度目の春がやって来た。。。

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| TECHNO2 | 22:00 | comments(6) | trackbacks(7) | |
2005/04/02 UNITE @ UNIT
首をなが〜くして待っていたLe Petit Orb(Alex Paterson & Thomas Fehlman)に行ってきました。年越しのTRANSIT KINGS(ALEX PATERSON & JIMMY CAUTY)@メタモがはずれだっただけに、今回は相当期待してましたよ。11:45に会場に着くと、あれ?もうKAITOやってるじゃん…しかも12時までだって(;´Д`)と言う訳でKAITOは少ししか聴けなかった。どう考えてもタイムテーブル作った奴は、馬鹿!いっぺん死ねと思いました。

12時からはフェルマンがDJを開始。最初は幾何学的な変則ビートで、ゆったりなスタート。アレックスとは対照的に知的だけど、見かけはRichie Hawtinみたいだしちょっと怖い。ダビーなリズムや浮遊感のある上物も混ぜて少しずつ盛り上げていく。さすが50越えてるおじさんだけあって、インポでも舌だけでベロンベロン舐め尽くして女を逝かせるような粘っこいプレイ。後半に入ればライブ目前と言う事もあり、4つ打ちでドンドンあげてきて会場を盛り上げていた。
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| EVENT REPORT1 | 17:35 | comments(8) | trackbacks(2) | |
The Orb - Live 93 (Island Records (US):162-535 004-2)
Orb-Live 93
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今週末、待ちわびていたLe Petit Orb(Alex Paterson & Thomas Fehlmann)のライブがUNITで行われる。Le Petit Orbとは?UNITの説明を掲載しよう。
小規模なクラブでは実現不可能とされるジ・オーブのショウを、自由な発想と実験精神によって、数々のヒット・チューン及び未発表音源を使用して再構築するのが、ル・ペティ・オーブのライヴ・セットである。それは、フロアに直結するダンサンブルな内容である。粘っこいグルーブ、キレと浮遊感を備えた上モノ、ズンドコとスカスカを往来するリズムなどが、異次元/異空間を演出してくれることでしょう。オーブ・ファン、フェルマン・ファン、テクノ・リスナー、クリック・ハウス・リスナー、コンパクト好き、ダブ好きは勿論、全てのダンス・ミュージック・リスナー対応!!

と言う訳で、是非ともライブを見に行かねばなるまい。これを見逃してはきっと後悔する。だいたいマッドなパターソンとインテリジェンスなフェルマンが組んだら、想像出来るかい?一体当日はどんな亜空間が発生するのだろうか?ちなみに僕はオーブのライブは未経験。このライブCDを聴く限りだと、とんでもないドュープな世界の様だ。とんでもなく高い宇宙に飛ばされたと思ったら、次の瞬間には奈落の底に落とされる。狂気とユーモアの混在する世界。光が射したと思うと闇に引き込まれ、美しい情景が浮かんだと思うとその次には歪んだ風景を見せる。一体現実はどこにあるのだろう?Le Petit Orbが答えを教えてくれるに違いない。

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| TECHNO1 | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2005 (Kompakt:KOMPAKT CD37)
Pop Ambient 2005
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Kompaktの代表的コンピーレーションがこのPop Ambientだ。音に関して言うと一般的なPopじゃないだろーと、突っ込みをいれたくなるが、内容は素晴らしい。参加アーティストは、The Orb、Gas(Mike Ink)、Thomas Fehlmannと有名所から、以前紹介したTriola(Jorg Burger)も含めてその他色々。その他色々って言うか、他は全く知らない…。アンビエント大特集なこのコンピは、嘘偽り無く本当にアンビエントだ。道に迷ってしまったかの様に奥へと奥へと誘われ、現世に戻ってくるのは不可能かの様な迷路な世界。大半の曲はノンビートであまり区別が無くて、ずっと聴いてると今自分が何を聴いてるのかさえも分からなくなる感じだよ。時折肌寒い早朝の暗い頃、日の出を迎える様な美しい瞬間もあったりするけれど、それでも視界は不明瞭なまま。うーん、一体ここはどうなんだろう?自分の居場所さえも忘れてしまいそうだ。快楽的なアンビエントと言うよりは、結構生真面目でシリアスだと思うよ。それでもこれだけの良質な曲を揃えるなんて、Kompaktレーベルの順調ぶりが良く分かるね。

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シリーズ化してるから
「Pop Ambient 2004」
「Pop Ambient 2003」
「Pop Ambient 2002」
「Pop Ambient 2001」
もどうぞ。

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| TECHNO1 | 22:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
DJ Peechboy - Everything Was Beautiful, Nothing Hurt
DJ Peechboy-Everything Was Beautiful, Nothing Hurt
去年からプレーヤーの調子が悪くてCDRは殆ど聴けない状態だったんですよね。なんでこのCDも買ったのに殆ど聴けてなかったんですよね。やっとまともに聴く事が出来ましたよ、DJ Peechboy…って誰なんでしょうね。全くこの人に関しては知らないんだけど、雑誌での強烈なプッシュと選曲を見てかなり前に購入したんですよ。それがですね、予想以上に出来の良いMIXCDでこりゃまじ良いね。DISC1はソウル、ハウス、ディスコ中心、DISK2はテクノ、クリックハウス、ディープハウス中心。選曲の幅もさることながら彼のプレイにはTheo Parrishに近いものがあるんですよね。じっくりと燃え上がる炎の様に秘めたる熱さと、どこかでは淡々としたクールさを持ち合わせているんですよ。やはりTheoの様にイコライジングやエフェクターで過激に緩急を付けて、ずっぽりずぽずぽとピーチワールドに引き込まれて行くんです。個人的にはDISK2のエロティックなディープハウスやテクノ路線が気に入ってるんだけど、DISK1のソウル、ハウス路線も予想外にはまっています。今まではそうゆうのってノレないし古い音だなとかで余り好きじゃなかったんだけど、やっぱりDJが上手く調理してくれると良い料理になるんだなと思ったさ。日本にも良いDJはいるじゃないかと思ったけど、こういった人たちにも日目が当たると良いんですけどね。2枚組で送料込みで1600円だから、これは買うしかないでしょう?

NXTC(ここで買えます)
Peechboyのホームページはこちら

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| HOUSE1 | 20:55 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Various - Kompakt 100 (Kompakt:KOMPAKT CD34)
Various-Kompakt 100
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2回に渡ってKompaktのオーナー、Michael Mayerを紹介したのでKompaktの総集編とも言えるこのコンピレーションも紹介しよう。ドイツにはダブとミニマルを追求したBasic Channel、ベルリン-デトロイト交流を果たし数々のテクノアーティストを世界に送り出したTresorがあり、そして現在一番旬なのがこのKompaktであろう。Basic Channelはミニマリズム、Tresorがテクノを追求したのであればKompaktは?一概に特定するのは難しいが、Kompaktにはドイツ特有の煌びやかなセンスを感じる。このコンピレーションはKompkatの作品をKompaktのアーティストがリミックスをすると言う、一家総動員的な作品でこれこそがKompaktの集大成とも言える作品だ。The OrbやKaito、Thomas Fehlmann、Reinhard Voigtなど大物からまだまだそれ程世に広まっていないアーティストが参加をし、これが現在のテクノだと言うリミックスを披露している。ポップなボーカルものやミニマル、テックハウスやアンビエント、果てはアシッドまでを最新のモードで発信しているのだ。アーティスト毎にもちろん異なるリミックスで、それが例え硬いテクノでも陽気なポップの場合でも、そこには統一されたKompakt特有の華やかさ、煌びやかさがある。Basic ChannelやTresorが以前程精力的で無い事を考えると、今後ドイツテクノを引っ張っていくのはこのKompaktではないかと思う。

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| TECHNO1 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Michael Mayer - Touch (Kompakt:KOMPAKT CD36)
Michael Mayer-Touch
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現在最も成長が著しいレーベルと言えば、Kompaktと言って間違いないだろう。The OrbやKaito、Thomas Fehlmann、Reinhard Voigtを擁し、いくつかのサブレーベルを所有しいくつかのレーベルをディストリビュートしている活動盛んなジャーマンレーベルである。テクノアーティストの層は、レアル・マドリード並である。そしてそのオーナーがこの人、Michael Mayerだ。EPやMIXCDは今まで発表してきたが、オリジナルアルバムは初である。結構期待していたのだが、聴いてみたら予想外な作風で面食らってしまったよ。なんとこの人まもで、アシッドをやってるではないか!去年辺りからアシッドリバイバルはあったし、実際Kompaktのアーティストもアシッドな曲を出してたりはしてたけど。もちろんジャーマンテクノなのでシカゴライクなアシッドでは無くて、淡々としたブリブリアシッドなんだけどね。そう思いきやエレクトロディスコ調の曲や、The OrbやMike Inkが近年出した曲に似ているアシッドベースにシャッフルしたリズムを組み合わせた曲、または淡々としてクールなミニマルテクノ、そしてKaito調の哀愁路線テックハウス等、多彩なアルバムになっている。簡単に言うとKompaktのアーティストの良い所取りって感じだけど、逆にまとまりはないかなぁと。先行EP「Privat」路線のテックハウスを期待してたので肩透かしを食らった気分もありますが、Kompaktレーベルを知るにはもってこいの一枚かと。

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| TECHNO1 | 22:00 | comments(1) | trackbacks(1) | |
The Orb - The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld (Big Life:BLRDCD05)
The Orb-The Orb's Adventures Beyond The Ultraworld
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さあ、まだまだFreedom Villageの復習は続きます。先日Freedom VillageでもTransit KingsとしてプレイをしていたAlex Patersonですが、メイン活動はこのThe Orbです。特にこの1stは彼らの中でも最高傑作と謳われている作品で、参加メンバーも超豪華です。KLFやTransit KingsのJimmy Cauty、System 7のSteve Hillage、老いて尚盛んなThomas Fehlmann、そして元Killing Jokeで現在はゴアに走っているYouth等が参加しています。

内容はと言うとアンビエントテクノの金字塔とも謳われる作品だけに、とにかくぶっ飛び具合は半端じゃないです。KLFの「Chill Out」も実はAlex Patersonが殆ど作ったのではないかと言われているけれど、その噂も理解出来ます。Orbのアンビエントは単純なアンビエントではなく、ダブを多様した腰にずっしりくるグルーヴが特徴です。泥沼にズブズブとはまっていき抜け出せないような重さ、そしてスペーシーな上物がキラキラと入ってきたり、陰と陽を行ったり来たりする感じです。コンセプトは「地球軌道」、「月起動」、「超世界」と三つの世界と言う事で曲名もそれにちなんだ名前が付けられています。取り分け「超世界」のダビーでドゥープな曲群は、まるで異次元世界に彷徨ってしまったかのような錯覚を覚えます。ラストの通称「Lovin' You」=「A Huge Ever Growing Pulsating Brain That Rules From The Centre Of The Ultraworld」は19分にも及ぶ大作ですが、どうしてAlexがこんな曲と思いついたのか全くもって謎ですね。ラリッてないと作れない曲だと思います。これにはJimmy Cautyも参加していますけど、やっぱり黄金コンビは偉大です。

先日のTransit Kingsのライブは、まだパラレルワールドの入り口を垣間開いただけでは無かったのでしょうか。今度は是非The Orbのウルトラワールドを体験してみたいですね。

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| TECHNO1 | 20:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Thomas Fehlmann - Visions Of Blah (Kompakt:KOMPAKT CD20)
Thomas Fehlmann-Visions Of Blah
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今週末UnitにThomas Fehlmannがライブの為来日をします。かなり以前から活動している人で、Palais Schaumburgとしてバンドを組んでいたり、The OrbやSun Electricに参加、そしてJuan AtkinsやBasic ChannelのMoritz Von Oswaldとも交流があり、コネクションは凄い。そんなお方が2002年にKompaktから出した作品は長年の実績を感じさせる、重厚で荘厳な魅惑の作品となった。最近のThe Orbにも似たシャッフルするリズムに、シャリシャリしたシンセが乗っかった曲。オーロラの様に透き通るようなシンセに包まれた美を極めた曲。果てはBasic Channelの様にアブストラクトでダビーな曲。The OrbやBasic Channelの良いとこ取りの様な感じだけど、これはFehlmannでしか有り得ない音と言うのを出している。長年素晴らしいアーティストと競演する事により、自身の才能も高めていった結果なんだろう。老いて尚盛んなThomas Fehlmann、これからも期待出来るアーティストです。

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| TECHNO1 | 13:05 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
2004/11/02 3RD.ANNIVERSARY feat. FABRICE LIG @ MODULE
2004/11/05 Cristian Varela、Ken Ishii @ ageHa
2004/11/12 CLUB PHAZON @ LAFORET MUSEUM ROPPONGI
DJ:Richie Hawtin、Ricardo Villalobos
2004/11/13 Present @ ageHa
DJ:Inoue Kaoru -exclusibe long set-
2004/11/19 VADE @ WOMB
SPECIAL GUEST DJ: JOEY BELTRAM、DEETRON
2004/11/19 RHYTHM & SOUND with PAUL ST. HILAIRE @ YELLOW
2004/11/20 DJ:DJ SPINNA LIVE:ANANDA PROJECT、KENNY BOBIEN @ YELLOW
2004/11/27 Oliver Ho @ AIR
2004/11/27 SECRET SERVICE meets KOMPAKT NIGHT Vol.6 @ UNIT
LIVE:THOMAS FEHLMANN DJ:Kentarou Iwaki、KAITO
2004/12/04 KERRI CHANDLER @ YELLOW
2004/12/10 SPACE LAB YELLOW'S 13TH ANNIVERSARY PARTY @ YELLOW
DJ:Lil Louis
2004/12/18 CARL COX @ YELLOW
2004/12/20 LAURENT GARNIER @ YELLOW
2004/12/22 FRANKIE KNUCKLES @ YELLOW
2004/12/25 FUMIYA TANAKA @ YELLOW

デトロイトテクノ好きとしてはファブリスリグは外せません。
ベーシックチャンネル好きとしてはRHYTHM & SOUNDは外せません。
トーマスフェルマンとカイトが一緒に見られるのも良いです。
リルルイスは最後のDJプレイをするらしいです。イエローがパンクしますね。
ローランガルニエが一年に二度も来るなんて、良くやったイエロー。
その他色々、年末に向けてイエローが特に頑張っています。
ageHaやAIRも後で豪華なイベントを発表するだろうけど、体が足りませんね。
| UPCOMING EVENT | 22:00 | comments(6) | trackbacks(0) | |