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Tkumah Sadeek - I Will Be There / Till I See The Light (Future Vision World:FVW-008)
Tkumah Sadeek - I Will Be There Till I See The Light
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シカゴのディープ・ハウスの巨匠であるRon Trentが近年運営をしているFuture Vision Worldが2018年末にリリースしたEPは、Trentの作品にも過去に度々ボーカリストとして参加しているTkumah Sadeekによるもの。Trentの作品以外では名前が見られずどういったアーティストなのかは分からないが、本作でもTrentの全面プロデュースによってそのトラック自体は完全にTrentの新作と呼んでも差し支えないジャジーなディープ・ハウスになっており、ファンならば文句無しの出来だ。薄っすら耽美なシンセやジャジーなリズムから始まる"Till I See The Light"はその時点でもうTrent節が炸裂しているが、徐々に乾いたパーカッションが弾け優美なピアノが踊り情熱的なSadeekの歌によって微熱を帯びて盛り上がってくる。そしてラテンやジャジーな感覚にエレガントという表現が相応しい雰囲気を纏い、そして中盤かはらコズミックなシンセソロも入ってきてタイトルが示すように眩い光を望むようなポジティブな空気に包まれる音楽は、完全にTrent流のシカゴ・ディープ・ハウスに染まっている。そして注目なのは2014年に系列のFuture Vision Recordsよりリリースされていた曲をJoe Claussellがリミックスした"I Will Be There (Joaquin "Joe" Claussell's Cosmic Arts Version)"で、元々はアフロなパーカッションが効きながらも幻想的でアンビエントな浮遊感のあった甘いディープ・ハウスを一体Joeがどのように塗り替えたのか。このリミックスでは元の印象を大きく変える事はないが原曲以上に爽やかなラテン・パーカッションが空へと響き渡り、コズミックなSEもさらっと盛り込みつつフラットなビート感を活かして爽快に疾走るソウルフル・ハウスへと変化している。大胆な鍵盤ソロも持ち込んでぐっとエモーショナル性も増し、弾けるパーカッションが快活にリズムを刻み、近年は実験的な音楽性に偏りがちなJoeにしては随分と以前の作風を思い起こさせる宇宙感やスピリチュアル性もあるソウルフル・ハウスに一安心。古臭い意味だけでなく時代を越えていくという意味でクラシックと呼ばれるハウスにも含まれる、実にJoeらしいリミックスだ。



Check Tkumah Sadeek
| HOUSE14 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |