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MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
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名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
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EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary (Universal Music:UICZ-9075)
EMMA HOUSE XX Non Stop Mixed By DJ EMMA 30th Anniversary
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1985年にDJ活動を開始してから芝浦GOLDやSpace Lab Yellow等伝説的な箱でレギュラーパーティーを開催し、また早くからクラブの臨場感を宅内でも体感させるMIXCDの制作に積極的に取り組み、現在も尚シーンの最前線でDJとしての生き様を見せるEMMAは、日本のダンス・ミュージックに於ける生き字引の一人と呼んでも過言ではないだろう。本作は2015年にDJ活動30周年を迎えた事を記念するMIXCDであり(リリースは2016年10月)、またシリーズとしても20周年目の通算20作目と、記念づくしの『EMMA HOUSE』シリーズの最新作である。彼の音楽を現す『EMMA HOUSE』にはハウスという言葉が使われているが、決してハウスだけではなくテクノやロックにアシッド・ハウスまでも網羅した分け隔てないダンス・ミュージックのプレイが前提であり、当然本作もそんな彼のクラブに於けるプレイがそのまま閉じ込められている。Disc1は彼の音楽性では最も特徴と思われるソウルフルなNYハウスの"A Deeper Love (A Deeper Feeling Mix)"で始まり、いきなり胸を熱くするソウルフルな歌によってぐっと引き込まれていく。続くピアノの華やかなコード展開に盛り上がるピアノ・ハウスの"Soul Roots (Piano House Mix)"、現在形のロウでトリッキーなハウスである"Looking 4 Trouble"から90年代のハードなハウス時代を象徴する"Jumpin"へと繋がれるなど、ある種のクラシック的な趣きでがつがつと攻める前半。そしてEMMAの中で再燃するアシッド・ハウスの勢いを爆発させた"Acid City"から"The Original Disq Clash (DJ EMMA Jesus Remix)"へと流れは正に現在と言う時代性も含んでおり、そこからイタロ・ディスコ名作の"Chase"やハードロック・バージョンの"I Feel Love"へと古き時代に戻り懐かしさを誘いつつ、ラストにはこれまたハウス・パーティーでは定番とも言える"You Are The Universe (Curtis & Moore's Universal Summer Groove)"で幸せなパーティーの空間を共有する雰囲気を作って上手く纏めている。Disc2も古き良き時代のゴスペル・ハウスやレイブ・アンセムから現在のバレアリック・ミュージックやソウルフル・ハウスまで、過去と未来を同列に混在させる選曲で実に感情的に実にドラマティックに聞かせるプレイで、これこそEMMAの魂を震わすDJなのだ。驚くべき展開は無いかもしれない、流行を意識する事もない、そんな事に頼らずともクラブでのパーティーで培われた経験を元に実直に音楽に向き合った結果、真っ直ぐにプレイする事が感情が最もダイレクトに伝わる事を証明しているかのようだ。

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| HOUSE12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gerd Janson - Fabric 89 (Fabric:fabric 177)
Gerd Janson - Fabric 89
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今年9月に薬物により若者二人が亡くなった事が原因で閉鎖へと追い込まれたUKは名門Fabric(その後、再開が決定している)は、暗雲立ち込めるクラブの状況とは異なりレーベルとしては安定した軌跡を辿っている。名のあるベテランからこれからをリードする若手までMIXCDシリーズのFabric/Fabric Liveに起用し、数多くの名作と呼んで間違いの無い作品を残してきた。さて、そのFabricシリーズの89作目は今をときめくRunning Backを主宰するGerd Jansonが担当しているが、Running Back自体がニューディスコからディープ・ハウスにテック・ハウスまで手掛ける掴み所のないレーベルだけに、このMIXCDもそんなレーベル主として音楽性を主張するように実に手広くジャンルを纏めあげている。いきなりトリッピーな電子音に惑わされる"Snooze 4 Love (Luke Abbott Remix)"で始まり、"Voices (Fabric Edit)"や" Love Yeah"等の控え目に美しさを放つ平坦なハウスを通過し、じわじわと引っ張りまくる危うい雰囲気のアシッド・ハウスの"Severed Seven"から一転して"Apex"では光に満たされるコズミック・ディスコへと展開し、激しいプレイではないもののじっくりと山あり谷ありの流れだ。中盤の耽美なエレピのメロディーが反復するメロウなディープ・ハウスの"Mess Of Afros (Glenn Underground Remix)"、そこに繋がる情熱的なピアノのコードが炸裂するデトロイト・ハウス的な"MoTP"の流れは、本作の中でも特に熱量が上がる瞬間だろう。そこからも弾ける高揚感のアシッド・ハウスやダーティーながらも黒さ滲むディープ・ハウス、そしてコンガやハイハットのアフロなリズムだけで繋ぐ"Rhythm"を通過し、終盤は落ち着きを取り戻すようにScott Groovesによる穏やかでメロウなディープ・ハウスの"Finished"から摩訶不思議な電子音が飛び交うコズミック・ディスコの"Sun (Prins Thomas Diskomiks)"でドラマティックに締め括られる。確かに色々と詰め込み過ぎているようにも感じるかもしれないが、比較的近年にリリースされた曲を用いた事による時代性があり、そして短い時間でパーティーの一夜を再現したような展開の大きさは、十分に濃縮される事でJansonの音楽性が表現されたのではないだろうか。



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| HOUSE12 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/4/23 Laurent Garnier @ Contact
オープニングパーティーからいきなりパーティー途中で営業中止となり、幸先が危ぶまれたContact。それから3週間が経過してようやくオールナイト営業へと戻り、久しぶりの来日となるLaurent Garnierのパーティーも準備は万全。テクノやハウスだけではなくジャンルを横断し、正に音楽の旅を表現するGarnierのプレイは今夜は一体どんな道を進むのか。
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| EVENT REPORT6 | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2016/3/25 OATH桜祭り THE OATH -every 4th friday- @ Oath
2016年の奇数月第4金曜のOathはDazzle Drumsがレギュラーを務める事になっており、パーティーの際には毎回彼等が一緒にパーティーをしたいDJを呼んで開催するようだ。3月は以前もThe OathやDAWDでDazzle Drumsと共演した事があるJun Kitamura、そしてMIGHT-Z∞が共演として招かれている。
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| EVENT REPORT6 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Magnus International - Echo To Echo (Full Pupp:FPCD012)
Magnus International - Echo To Echo
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Prins Thomasが主宰するFull Puppはノルウェーのニューディスコを手掛ける著名なレーベルの一つで、本人の作品のみならず輝きを放つ前の原石とも呼べるアーティストまで発掘し、今も尚活発な活動を続けている。本作はそんなレーベルの初期から散発的に作品をリリースしているMagnus InternationalことMagnus Sheehanによる初のアルバムで、彼がレーベルから初めてEPをリリースしたのが2006年なのだから、当初からファンだった人にとっては随分待たされたに違いない。当方はこのアルバムでSheehanの存在を知ったので特に待った訳ではないのだが、しかし初めて耳にするだけでも耳を惹き付けたのだから、その才能は推して知るべしだろう。何でも本作の制作中には古いテクノやハウスを聴いており、そんなダンス・ミュージックのフィーリングをアルバムに取り込みたかったそうで、特にデトロイト・テクノやLFOにAphex Twin等のWarp Recordsの音にも影響を受けたそうだ。そんな背景もあってか如何にもFull Puppらしいディスコ・フィーリングは弱いものの、レーベルの光沢あるキラキラした音も伴いつつモダンなテクノ〜ハウス路線のブレンドは、ニューディスコのファン以外にも訴求出来るような音楽になっている。ミッドテンポで長閑なグルーヴから切れのあるファンキーなベースが躍動し、そこから煌めくゴージャスなシンセが浮かび上がってくるオープニングの"Big Red"から、既に爽快かつ開放感のあるハウスで空へとゆったりと羽ばたくようだ。滑らかなパッドのコードの上を舞い踊るように流麗なシンセが奏でられる"Energi"、か弱くふんわりとしたストリングスをバックに奇妙なボコーダーや煌めくシンセのフレーズが彩る"Rise Above"など、緩くはあるが地に足の付いた安定感のあるディスコ系ハウスなど、やはりその緊張とは無縁な世界観はFull Puppらしくもある。奇妙なシンセを効果音として用いつつブリブリしたベースが地を這う"Metroid Boogie"は正にコズミックなニューディスコの典型だが、シャッフル調に弾けるゴージャスなメロディーや快活なリズム感が程良い高揚感を生む"A Man Called Anthony"はTodd Terjeらしい茶目っ気が感じられる。豊かな色彩を感じさせるメロディーや音色、それは決してケバいものではなく上品な華麗ささえも感じられ、一聴して耳を離さないメロディアスな作風は本作の特徴だろう。



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| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Todd Terje - It's It's Remix Time Time (Olsen:OLS011)
Todd Terje - It's It's Remix Time Time
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北欧のニュー・ディスコで特に人気を集めるTodd Terjeが2014年に初めて完成させたアルバム『It's Album Time』(過去レビュー)から一年、あの時のインパクトと同等か、またはそれ以上のインパクトを与えるEPがアルバムからのシングルカットとしてリリースされた。元となった曲は"Inspector Norse"や"Strandbar"など既に時代は経過しているものの、迎えられたリミキサーが奇才の名をほしいままにするPepe Bradockにフレンチ・エレクトロのJoakim、そしてニューディスコ方面で活躍するRub N TugのメンバーであるEric Duncanが、新しい息吹をもらたす事に成功している。何といってもその変態っぷりを発揮しているのがやはりPepeで、元々は温かく包み込むような愛くるしいニューディスコだった名曲を、"Inspector Norse (Pepe Bradock Remix)"では飛び跳ねるようなジャジーなビートへと作り変え、そこに蠅が飛ぶようなふらふらとしたサクソフォンのメロディーへと入れ替えたPepe流のディープ・ハウスへと生まれ変わらせている。汚れなき多幸感に満たされたオリジナルから一転、ここではより生々しくより混沌とした真夜中のダンス・トラックへと姿を変え、多幸感とは異なる享楽的な昂揚が待ち受ける。"Swing Star (Pepe Bradock Remix)"も原曲のキラキラとした優雅な輝きを用いつつも、骨太でダーティーなリズム帯で肉付けする事でどっしり重量感のあるディープ・ハウスになっており、コズミック・ビートダウンとでも呼びたい。裏面にはこれまたサンバのグルーヴでフロアを賑わした"Strandbar"のリミックスが収録されているが、Joakimによるピアノのミニマルなリフを強調して派手さを抑えてひんやりとしたハウスに仕上げた"Strandbar (Joakim Remix)"、そして原曲の派手な多幸感を活かしつつコズミックなSEや図太いキックを加えてずんぐりと豪快なグルーヴを込めた"Strandbar (Eric Duncan Remix)"と、その方向性も対照的な作風はそれぞれに持ち味が現れている。どれも元々が素晴らしいだけに中途半端なリミックスは出来ないが、しかしここに収録されたリミックスは原曲に負けない魅力を持つ点にリミックスの意義が感じられるのだ。



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| HOUSE11 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2015/5/23 Nick Hoppner "Folk" Album Tour @ Air
一般的には硬質で無骨なテクノのBerghainに対し、官能的でしなやかなハウスのPanorama Barというイメージはある程度あるものの、過去にSteffiやこのNick Hoppnerのプレイを現場で聴く事によってその印象はより強まった経験がある。Berghain/Panorama Barが主宰するOstgut-Tonの元レーベルマネージャーであり、また両者のクラブでプレイをするHoppnerであればこそ、その音楽性への理解はレーベル関係者の中でも人一倍なのではないだろうか。そんなHoppnerが遂に自身のソロアルバムをリリースし、ワールドツアーの一環としてここ日本にも久しぶりに降り立つ機会がやってきた。
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| EVENT REPORT5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Bjorn Torske - Nedi Myra (Smalltown Supersound:STS239CD)
Bjorn Torske - Nedi Myra
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北欧ノルウェーから世界へと羽ばたいたコズミック・ディスコ - それはニュー・ディスコへと繋がる - を知らしめたのは、LindstromやPrins Thomas、そしてTodd Terjeによる功績が大きいだろう。しかしそんな彼等に特に影響を与えた存在として同郷のBjorn Torskeの存在を忘れてはならない。前者に比べれば一般的な知名度は低いだろうが、変名も用いて90年代から活動していた彼の音楽は後進にも確実に影響を与え、現在のニュー・ディスコ隆盛への流れを作った事は否定出来ない。そんなTorskeにもまだコズミック・ディスコへと至る前の時代もあったのが、それが1998年にFerox Recordsからリリースした本作であり(その後2002年にはTelle Recordsからもリリースされている)、この度念願叶ってリマスタリング済みでリイシューされている。98年のFerox RecordsといえばまだIan O'BrienやRuss Gabrielが中心的存在であった時代だと思うが、本作でもそのようにコズミック・ディスコというよりはデトロイト・テクノやハウスの影響が強く現れており、現在のように典型的なダンス・ミュージックから外れたディスコはまだ萌芽していない。アルバムは奇妙な音は用いているもののまだフィルター・ハウスの枠組みに収まった"Expresso"で始まり、そして続く"Station To Station"は前述のIan O'Brienスタイル…と言うよりも完全にURの"〜 2 〜"シリーズを意識したハイテック系のフュージョン・ハウスで、この底抜けにポジティブな世界観はまだ変態性はないもののコズミック・ディスコと共振するものはあるだろうか。"Eight Years"ではブロークン・ビーツの要素を取り入れながらディスコのようであってディスコでない優美な煌きを発し、"Smoke Detector Song"ではコズミック・ディスコの不思議なSEを加えながらもトリップ・ホップのような湿り気もあり、そして"Beautiful Thing"ではディープ・ハウスとジャズが鉢合わせしたような幻想的ながらも繊細なグルーヴ感がある。曲毎に様々なスタイルを用いており当時の音楽を色々咀嚼したのだろうか、それは実験的でもあるのだろうが、やはり近年の作品と比較すればかなりまともなダンス・ミュージックとして聴ける。デビュー・アルバムだからまだ当然青臭く最近の円熟味のある奇抜なコズミック・ディスコ程の個性はまだ発露していないものの、しかしだからこそテクノ/ハウス好きな人にとっては本作のような正にジャケットが表すエヴァーグリーンの新鮮な涼風が吹く本作に魅了されるのではと思う。デトロイト・テクノ好きな人にとっては、それこそ間違いない。



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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
BEST OF 2014
今年も一年間当ブログを御覧頂いた読者の皆様、どうもありがとうございました。今年も昨年に引き続き毎週パーティーライフを楽しみ、素晴らしい音楽にも出会う事が出来ました。やっぱりパーティーは最高だなと思った一年ですが、オールナイトにおけるパーティーについての問題では、風営法改正案の大きな動きもありました。今後良い方向へと進む事を期待するのみですが、現実的な問題として夜遊びたいと思う人は減っているのかなと思う時も多々あり。私個人的にはやっぱりパーティーは絶対にオールナイトのクラブでないと!という気持ちは強くあります。しかし時代に合わせて多様性を許容する事も無視は出来ないと思うのも事実で、ニーズに合わせてパーティーを作っていく必要はあるのかもね…でもやっぱりパーティーはオールナイトと言う考えは譲りませんが。また音楽自体がインスタントなものになり無料の配信だけで聴かれるような状況ではありましたが、ダンス・ミュージックの分野に関して言えばやはりアナログでのリリースは根強く、プレス数は減ってもその分多くの作品がリリースされていました。そんな作品を毎週買っては聴く生活の繰り返しで、ブログの更新が追い付かない程に良質な音楽は今でも生み出されている事を実感した一年でもありました。ちなみにこのブログも夏頃に発足から10年が経過しましたが、これからも色々な音楽・パーティーを発信する為に2015年も頑張って続けたいと思います。それでは、来年も良いお年を!
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| BEST | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Emma House XIX MOUSE-COLORED CAT (Funkasia Entertainment Inc.:FECD-0001)
Emma House XIX MOUSE-COLORED CAT
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ある意味では一つのジャンルとして確立されている"Emma House"は、日本におけるハウス・ミュージックの歴史の一部と呼べるかもしれない。芝浦GOLD時代からYellowへ、そしてWOMBやageHaでのハウス・パーティーのレジデントを担当してきたDJ EMMAだからこそ、ハウス・ミュージックに対する造詣の深さに説得力を持つのだろう。そんなDJ EMMAを代表するパーティーが"Emma House"であり、1995年から続くMIXCDのシリーズでもある。2010年に"Emma House 18"をリリースして以降は新作は途絶えていたが、機が熟したのだろうか5年ぶりに遂に同シリーズの新作がリリースされた。今尚レジデントを持つ自負、そして徹底的な現場主義という気持ちが伝わるかの如く、本作ではヴァイナルと共にデータ音源も使用はしているものの入魂の一発録りで一切の編集は行っていないそうだ。そして肝心の内容はと言えば確かにEMMAらしいソウルフルなストーリー性はあるのだが、そこに近年の趣向が反映されたアシッド・ハウスや最近のパーティーでプレイされる曲も収録し、CDという形ではあるものの正確に現場の雰囲気が再現されている。幕開けは今年亡くなったゴッドファーザー・オブ・ハウスことFrankie Knucklesが手掛けた、Vintage Lounge Orchestraの"Dreams (DJ Tools Version)"で始まるが、全くキックもリズムも入らない歌とメロディーによる切なさが込み上げる展開はこの後の盛り上がりを既に予感させている。そこに叙情性を積み重ねるように"Man With The Red Face (ATFC "When The Light Go Up" Remix)"を繋ぐが、3曲目の"Air Alertness (Malawi Rocks Remix)"のプログレッシヴ・ハウス寄りな流れで一気にスピード感を増すと、その勢いにのり近年の趣向が反映されたアシッド・ハウスな"Zanzibar (Malawi Acid Dub)"や真夜中のフロアの雰囲気が浮かび上がるダークなハウスである"Say It"を繋ぎ、深い深い闇へと潜って行く。中盤は対照的に"Strandbar"や"Break The Dawn"など麗しいニュー・ディスコや輝きを放つテクノなど、一転して開放的でドラマティックだ。その後もソウルフルなボーカル・ハウスやミニマルにヒップ・ハウスなど多様性を伴いながらも、曲を丁寧にミックスしつつ大胆な展開で感情を揺さぶっていくプレイは、DJと言うプレイにストーリーを感じずにはいられない。ただ曲を繋ぐだけではなくその人の生き様が浮かび上がるような、そんなプレイだからこそ"Emma House"は愛され続けているのだろう。

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| HOUSE10 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Todd Terje - It's Album Time (Olsen Records:OLS006CD)
Todd Terje - Its Album Time
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筆者がTodd Terjeに出会ったのは2009年、ニュー・ディスコ好きな友達に誘われてTodd Terje来日ツアーに遊びに行った時だが、まだその頃はニュー・ディスコに対する思いも特になかったし、日本においてもTerjeの知名度は限られた範囲であったと思う。その後ニュー・ディスコの流行が日本のクラブシーンを賑わす中でTerjeは多大なる注目を集める事になり、リリースするEPはヒットを重ねながらアルバムのリリースが期待されるアーティストへと成長していた。そしてデビューから10年、満を持して初のアルバムがリリースされたが、ユーモアを感じさせる「It's Album Time」とタイトルからして期待を感じさせる。結論から言ってしまえばこのアルバムは本年度のベストにも選ばれるべき高品質なニュー・ディスコを収録しているが、今までのフロアを意識したEP作品から比べると、単なるダンス・トラックの寄せ集めではなくホームリスニングを意識してアルバムの流れを楽しませる、つまりはDJ視点と言うよりはアーティスト視点で丹念に考えられた作品だと思う。"Strandbar"や"Inspector Norse"といった煌めくシンセが享楽的なムードを作り上げるダンストラックの素晴らしさは言うまでもないが、アルバムの前半には物哀しさを誘うジャジーなトラックや南米音楽のサンバを意識したトラックもあり、それも生真面目に取り組んだと言うよりはどこかおちゃらけた気楽なムードが漂っている。中盤のわくわくする未来感を含む"Delorean Dynamite"は既に著名なDJも使用する名曲だが、Robert Palmerのカバーである"Johnny And Mary"ではBryan Ferryをボーカルに迎えてスペーシーながらも静かな感動を湧き起こすバラードを披露し、アルバムの中で実に見事な盛り上がりの対比を用意している。最後はネオンライトに照らされた都会の中をドライブするような"Oh Joy"でハイな気分になり、そしてあまりにもメロウな多幸感が降り注ぐ"Inspector Norse"でしっとりした余韻を残してアルバムは完結する。ダンス・ミュージックがフロアでの機能性を特化してアンダーグラウンドに向かう流れもある中で、Terjeはアルバムだからこそ表現出来る世界と目的を理解しそこに水っぽさもある享楽を遊び心として馴染ませた事で、アルバムには一点の暗闇さえない万人受けするであろうポップでカラフルな空気が満たされているのだ。

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| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Todd Terje - Spiral (Olsen Records:OLS004)
Todd Terje - Spiral
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2012年のメランコリーなディスコ名曲"Inspector Norse"、2013年のサマーブリーズとなった"Strandbar"と立て続けにヒット曲を世に放ち、ノルウェーのコズミック・ディスコ方面では最も注目を集めているTodd Terje。キラキラとした眩い光を放ちロマンティックなディスコを聞かせる作風が十八番だが、2013年の暮れにとどめとでも言うべき作品をリリースした。それが本作、"Spiral"と"Q"のたった2曲を収録したEPだが、ここでもTerjeによる涙が零れ落ちそうになるロマンティックなディスコを我が物としている。特に涙を誘うのが"Spiral"で、パーカッシヴなリズムが先導する長いイントロで焦らされた後に徐々にシンセのシーケンスが現れ、下から持ち上げるようにディスコティックなベースラインが浮かび上がり、エレクトロニックなアルペジオの反復やらシンセのコードなどが被さる…つまりはDJ仕様に則した単純な展開の上に非常に豪華に装飾されたコズミック・ディスコではあるが、これだけコテコテな作品にもかかわらずむさ苦しさは一切感じさせない。それどころか何度でもターンテーブルをリピートさせる程に、哀愁が込み上げ琴線に触れる麻薬的な感動が詰まっていて、"Strandbar"が夏向けの曲であれば"Spiral"は秋の郷愁と言えるだろう。もう1曲の"Q"は対照的に開放感と疾走感が勝っているニュー・ディスコで、やはりこちらも肝となるのは耳に残るトランシーなシンセのリフ。トランシーではあるが悪っぽくなく洗練された清潔なサウンドが疾走し、広大な空へとふわっと飛翔していくような爽快さに身も軽くなる。さて、もう準備は万端だろう、残すは今年に予定されている初のアルバムに期待が高まる。

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| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Masterpiece Created By Andrew Weatherall (Ministry Of Sound:MOSCD287)
Masterpiece Created By Andrew Weatherall
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Ministry Of Soundが提供する「Masterpiece」、そのタイトルからしてDJ中のDJが担当すべき3枚組MIXCDシリーズの最新作は、遂に久しぶりのクラブでの来日プレイを控えているUKテクノ番長のAndrew Weatherallが担当。テクノ、ロック、ダブ、パンク、ハウス…そこに境界線を引く事なくあらゆる音楽を一夜の内に自分のモノとして表現出来る素晴らしいDJが、CD3枚と言うボリュームに渡って繰り広げる音楽は、彼が2010年からロンドンで開催しているパーティーである「A Love From Outer Space」がコンセプトになっているそうだ。夜の11時、12時、1時と1時間毎に区切りをつけてはいますが、アッパーなテクノや沈み込むディープハウスは封印して、BMP105〜120までに抑えたロッキンでパンキッシュ、そしてディスコディックでダブな雑食性の高いプレイは、これこそWeatherallの真価と呼べるでしょう。1枚目は特にWeatherallのリミックスや制作した曲が含まれているせいか、ねちねちとした足取りながらも鉄槌で叩かれるようなグシャッとしたキックが破滅的で、途中のダークなアシッドも入ってきたりすると90年前後のインディーダンスにかかわっていた頃のサイケな空気も漂ってきます。対して2枚目は重苦しい空気も晴れたようにコズミックなディスコダブや、煌きのある奇妙なシンセ音が印象的なニューウェブやエレクトロなどで、無心になり楽天的なダンスミュージックを軽快なノリで楽しむ様な音楽が聴ける事でしょう。そして3枚目はパーティーのラスト1時間を飾るが如く昂揚感と開放感が混ざり合うドラマティックな展開が待っていて、ダンスビートを強めながら獰猛なしばきによって鼓舞されつつ、終盤では盟友であるPrimal ScreamのWeatherall Remixでふっと放心し、ラストのWeatherallがインスパイアを受けたA.R. Kaneの”A Love From Outer Space"でハッピーにパーティーは終焉を迎えます。と3時間に渡る異形のダンスでロッキンなDJ、あっと驚く様なトリッキーな技は無くとも本当にWeatherall以外に成し得ない弾けるパワーと痛快なユーモアが感じられる選曲で、3時間にもかかわらず全く飽きないどころか中毒性の高いプレイは流石です。今までにも多くのMIXCDをリリースしてきた彼ですが、これはお世辞抜きに現時点での最高傑作と言えるでしょう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Helium Robots - Jarza EP (Running Back:RB031)
Helium Robots - Jarza EP
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Boof、Mark E、Todd Terje、そしてTiger & Woodsら猛威を振るうディスコ〜リエディット勢を手掛け、ここ数年評価を高めているRunning BackよりHelium Robotsなるユニットの新作が到着。UKのEwan WillmottとLydia Jonesの男女ユニットだそうで、レーベルの方向性に合わせて本作も根底にはディスコの音がある作品を収録。野暮ったいビートと躍動感のあるスラップ・ベースが刺激的なエレクトロニックなディスコ"Crepitation "、そして時代錯誤なブリブリとしたシンセに手弾き感満載のキーボードのコードが懐かしいファンキーなシンセポップ"Jarza"と、どちらもダサカッコイイ古き良き味わいのある曲調です。が注目すべきは裏面に収録されているTheo Parrishのリミックス2曲。2010年頃から破竹の勢いでTranslationと言う名のリミックスを大量に手掛けておりますが、ここに収録された"Jarza"のリミックスも正にセオによる置き換えと言う言葉が相応しい内容です。シカゴ・ハウスらしいアシッド感覚の強いシンセや空虚なハットやリズムを基に攻撃的かつサイケな色に染め上げた"Theo Parrish Translation 1"、そしてメロディーを抑えてリズムが前面に出た分だけ不穏な感覚とミニマリズムが強調された"Theo Parrish Translation 2"、そのどちらも確かにセオらしい骨太で荒々しい質感が感じられます。原曲の残像さえ残さないお仕事は、確かにTranslationなんですね。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Todd Terje - Remaster Of The Universe (Permanent Vacation:PERMVAC 055-2)
Todd Terje - Remaster Of The Universe
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Prins ThomasやLindstrom、Idjut Boysらとも並ぶ人気を誇るノルウェーのコズミック・ディスコ王子・Todd Terjeが、今までのリエディット/リミックスをまとめたMIXCDとコンピレーションのセット2枚組アルバムをリリース。まだ弱冠29歳と言う若さながらも、ジャンルや年代、そして合法・非合法問わず様々な音楽をバレアリック風ディスコに再構築する手腕でシーンのトップに躍り出ておりますが、ようやく彼の音源がまとめて初CD化だそうです。基本的にはポジティブでキラキラとした輝きを感じさせるディスコアレンジが多く、古い時代を感じさせると共に古典音楽にお洒落な現代風の洗練さも加えたポップな音楽性が感じられます。単なる懐古的な方向に向かうのではなく、新しい懐かしさなり過去の遺産への敬意が込められており、原曲を全く知らない自分でもTodd Terjeの音楽への愛を共有している気持ちになれました。普段はそれ程ディスコ系は聴かないのですが、メロディー重視の楽曲性なのでポップな音楽が好きであれば誰でも共感出来るのでは。非合法のエディット作品は当たり前ですが収録されていないのに残念ですが、アナログで膨大なカタログを揃えるのは困難なので有り難い作品集ではあります。

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| HOUSE6 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Future Disco Vol.3 City Heat (Needwant Recordings:NEEDCD002X)
Future Disco Vol.3 City Heat
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ニューディスコ・リエディット系のアーティストを擁するUKの新興レーベル・Needwant Recordingsが、"未来のディスコ"と銘打ったシリーズをリリースしておりますが、その最新作がコレ。自分はこのジャンルに詳しくはないものの、Lindstrom、The Revenge、Greg Wilson、Todd Terje、Tensnake、Ray Mangなどの売れ線からまだメジャーではない若手までコンパイルされているそうで、例えこの手のジャンルに音楽的な造詣が無くても急速に成長している現代のディスコシーンを体験出来るのが本作のコンセプトだそうな。ディスコと言う時代を感じさせるジャンルながらもモダンバージョン的にアップデートされたフューチャーディスコは、ディスコの愛くるしくキャッチーでホットな感覚を維持しつつ、今風に綺麗にエレクトロニック化されキラキラ感や上品さも伴った音楽へと進化しております。ディスコと言うとダサい音を意識的に強調したのもありますが、本作を聴いている限りでは懐かしさはあるけれど決してダサめを狙う事もなく、そのダサさが苦手だった人にも受け入れ易くなったモダンディスコなのかなと思います。MIXCD形式でジワジワと、しかしリラックスして聴けるポップなセンスに溢れた一枚。

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| HOUSE6 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Agoria - Balance 016 (EQ Recordings:EQGCD029)
Agoria - Balance 016
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フレンチテクノシーンの奇才・Agoriaが、名物MIXCDシリーズとなっている"Balance"の16作目を担当。今までに2枚のMIXCDをリリースしていてそれらもジャンルレスで強烈なぶっ飛び感覚を感じさせる内容でしたが、この新作もやはり同様にテクノだけではなく様々な音を組み合わせ、フロアとチルアウトルームを行き来する様な変態的なミックスを披露しております。ジャンルの多様性はテクノ、ハウス、ダウンテンポ、ディスコダブ、アンビエント、ミニマル、ニューウェーブなどまでに及び、最早このMIXCDがどんな音に当てはまるのかを説明するのは意味が無い状態にまでなっております。そして単純に曲を繋げるだけではなく曲の一部のサンプルを途中に混ぜ込んだり、同じ曲を2度も使用する事で、1度目で感じた印象が2度目で更に強まる効果を誘発するなど、展開の作り方は確かに印象的。何よりも彼の創る音源からも感じられるギトギトでドラッギーな感覚が終始漂っていて、リズムトラックの強さやノリで引っ張っていく勢いのあるタイプのミックスとは異なる、つまりは精神作用の大きい麻薬的な覚醒感の大波に飲み込まれるミックスは、彼特有のトリッピーな感覚があり独創性が存分に感じられる事でしょう。その分振れ幅や展開の浮き沈みも大きく、また音の余りのどぎつさに体力が無い時は聴くのもしんどいかなと感じる点もあります。インパクトがある分だけ聴く人を選ぶ内容でもありますが、はまる人には心底はまって抜け出せなくなるのではないでしょうか。

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| TECHNO7 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2009/06/12 Luv & Dub vol.2 CHICAGO vs DETROIT @ KOARA と Todd Terje Japan Tour 2009 @ LIQUID LOFT
6月12日は幾つか気になるパーティーがあって迷っておりましたが、まずはシカゴォォォォVSデトロイトォォォォなるパーティーに向かう。渋谷にあるKOARAは初だったのですが、小さなバーと小さなフロアがあってなかなか良い雰囲気。音楽目当てじゃなくても飲みにくるだけでも全然使えそうなバーでした。久しぶりに会った友人と談笑を交わしつつも、バックではDeepchordっぽいのやPUBのアンビエントかつミニマルダブでトロトロと心地良い音楽から、Larry HeardやIan O'Brien関連、そしてデトロイトのムーディーなハウスまでジャストで快適な4つ打ちがかかり、デトロイトとシカゴのソウルに心を打たれる。朝までここに居たいな〜と言う気持ちが湧いてきて迷うものの、後ろ髪を引かれつつLIQUID LOFTへ移動。

LIQUID LOFTではTodd Terjeなるノルウェイのアーティストがゲストで、久しぶりに大勢の人で賑わうLOFTを体験。LOFTの奥には新しくレストランが出来ていて、落ち着いた感じでソファーやらテーブルを使用出来るようになっていたのでこれは良いんじゃないかな。お酒もそんなに高くないし適度な音量でDJのプレイが聴けるので、ラウンジとしても使い易そう。Todd Terjeを目的に行ったわりには、久しぶりに会った友人達と恋話とか恋話とかそんな話ばかりして音楽を聴くのは二の次になってしまったのが反省点。キラキラと輝くディスコティックでハッピーな感じだったかな、良い意味で派手だった気がする。ここら辺の音楽はストイックとは対称的なルーズ加減と、馬鹿になって楽しめる多幸感があるのだろう。たまにはこんなのも悪くないですね。

■Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)(過去レビュー)
Can You Jack? (Chicago Acid And Experimental House 1985-1995)
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| EVENT REPORT2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/06/03 (WED)
Deep Space @ Microcosmos
DJ : Francois K

2009/06/05 (FRI)
Innervisions Presents The Grandfather Paradox @ Air
DJ : Dixon

2009/06/06 (SAT)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue、Tomoyuki Yasuda

2009/06/12 (FRI)
CrossGate @ Unit
DJ : Ken Ishii、Loud One、Leyziro

2009/06/12 (FRI)
Todd Terje Japan Tour 2009 @ Liquid Loft
DJ : Todd Terje、Dr.Nishimura、Hikaru、Kazuma
Live : Echoa

2009/06/19 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
Live : Substance & Vainqueur present Scion Versions
DJ : DJ Pete a.k.a. Substance、DJ Rene a.k.a. Vainqueur、yoshiki

2009/06/20 (SAT)
Directions @ ageHa
DJ : Joel Mull、DJ SO
Live : Aril Brikha

2009/06/27 (SAT)
CHAOS @ Unit
Live : Audio Werner
DJ : Fumiya Tanaka

6月は取り敢えずScionさえ行ければ満足。
| UPCOMING EVENT | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn - Balance 014 (EQ Recordings:EQGCD024)

Joris Voorn-Balance 014
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新次元…と言うのは言い過ぎかもしれないが、これが最新のテクノの形である事にもはや疑いはないだろう。世界各地、日本においても大人気となったJoris Voornの最新MIXCDはアルバム2枚に100曲ものトラックを使用した驚愕の内容。とは言えこのPCを使ったスタイル自体は、2001年のRichie Hawtinの"DE9"(過去レビュー)の時点で完成系を成しているので、実は最新であるとは言い切れない。が、このスタイル自体がテクノと言う世界に普及しているのは間違いない。各曲から一部分をパーツとして切り出し、それをPC上で細かにループ・エディットを繰り返し、本人が言うように"絵を描く"様な作業を繰り返すスタイル。全く異なる曲の一部が同じ時間・場所に存在する事により、全く異なる新しい音楽へと変容を遂げる進化。もはやこれはMIXCDと言うよりも、Jorisのオリジナルアルバムとさえ言える様な境地にまで達している。"Mizurio mix"は(比較的)アッパーでグルーヴィーなテクノ、ミニマル、テック系中心の内容で、しかしながら覚醒感を刺激するドラッギーさも感じさせます。対して"Midori Mix"はエレクトロニックミュージックをより幅広く吸収したフリースタイルな選曲で、テクノの中にディスコダブやバレアリック、ダウンテンポ、ジャズも取り入れられて開放感のある音が持ち味。どちらのミックスも各曲が自然に融解し、そして再度融合し、今まで違う世界観が繰り広げられ非常に興奮出来る内容でした。同じ事を既にやっているRichie HawtinのMIXCDに比べると、カラフルなのが特徴でこれはこれで素敵です。

ただ欲を言わせて貰うと、本作があくまでホームリスニング仕様である事。これは結局はクラブではプレイする事の出来ない内容だから。かつてJeff Millsがアナログを一時間に40枚程も矢継ぎ早に回していたプレイは、既に過去の物となってしまったのか?いや、そうではないと思う。そこには瞬間瞬間に生まれる独創性や閃きがあったはずで、あれにこそ僕は人間的な熱や魂を感じる訳で。だからJorisにも一枚位はコンピューターを使用しないで、クラブで再現出来る単純だけども爆発力のあるプレイが聴けるMIXCDを出して欲しいと言う気持ちもあります。テクノロジーが必ずしも全てを豊かにする訳じゃないんだ。

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| TECHNO6 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Kaoru Inoue - Seeds And Ground (Seeds And Ground:SAGCD13)
Kaoru Inoue-Seeds And Ground
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DJとしてもアーティストとしても精力的に活動する井上薫の最新作が登場。本作は新曲、未発表曲、井上薫のリミックスワーク、そしてKyoto Jazz MassiveやCALMによるリミックスなどを含むコンピレーション的な扱いとなっております。彼が音楽を創る時にはそれがハウスであろうとダウンテンポであろうとチルアウトであろうと、日本を超越し世界各地の音楽の匂いを感じさせる井上氏ですが、本作ではコンピと言う事もありより多彩さを感じさせる内容となっております。目玉はやはりCALMがリミックスをした"Aurora 2004"なんですかね、有機的で南国を感じさせたオリジナルとは異なりダンスフロア直結のハウスに仕上げられたエモーショナルな楽曲。個人的には燦々と太陽の光が降り注ぐオリジナルの方が好きですが、CALMリミックスならフロアでの受けが良さそうですね。"Ground Art Rocks"のBayaka Remixはギターやベースの音がファンキーに使用されていて、エッジの効いたダンスバージョンで素敵です。井上氏がリミックスを手掛けた作品に関してはやはりバレアリック風、ナチュラル風、南国でのバカンスに合いそうな癒される要素が大きな音ですね。どんなジャンルの音楽を創ろうとも彼の個性が感じられて、やはりアーティストとして素晴らしいと思います。しかし新曲である"The Whisperer in Germination"が、何よりも一番素晴らしいです。これは彼の作品の中でもかなりエレクトロニック度を高めたトラックで、幻想的なシンセの反復が高揚感を呼び起こすハイテックな一曲。これを聴いちゃうと、いやがうえにもオリジナルアルバムに期待が高まってしまいます。次のアルバムはかなりテクノ度が高めなんでしょうかね?

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| HOUSE3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Michael Mayer - Immer 2 (Kompakt:KOMPAKTCD46)
Michael Mayer-Immer 2
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これぞKompaktスタイル!ドイツテクノシーンの中核を担うKompaktですが、抱えるアーティスト、そしてその楽曲たるや他のレーベルと比較にならない程素晴らしく、現在のミニマル流行を起こした要因となっているレーベルの一つだと思います。その表だったボスがMichael Mayerでありまして、WIREやクラブイベントで何度も来日しているのでもうお馴染みですよね。その彼の最新MIXCDがコレなんですが、正にKompaktの音を象徴するようなプレイとなっていても〜たまらんですね。テンポは遅いんだけどもドロドロと重いリズムでミニマルの展開を作り、非常にたくましいグルーヴが感じられます。中盤まで重く暗い流れでこのまま続くかと思ったら、6曲目"Advance"で煌びやかでセクシーなシンセがばりばり入ってきて、一気に快楽度が上昇し恍惚の世界に引き込まれます。そしてミニマルなリズムは保ったまま、妖艶なメロディーや幻想的なシンセが入っている曲を続けて回して、前半の陰から陽のプレイへと完全にシフト。Kompaktはミニマルテクノの面を持っていますが、また同時にポップな面も持ち合わせていて、それを両方上手く表現していますね。終盤では何げに流麗なテックハウスに移行して、ラストに向けて感動的なまでも盛り上がりを聴かせてくれました。ほんとKompaktの良い所取りなMIXCDで、文句の付け所もありません。ミニマルシーンが盛り上がり粗悪な作品も増えていますが、Kompaktの作品ならば騙される事はないと保証致します。ちなみに梱包されている用紙にkompakt-mp3の中からMichael Mayerが選んだMP3をDLする為のパスワードが書いてあり、お買い得感が高いですね。

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| TECHNO4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |