Tony Lionni - Just A Little More (Madhouse Records:KCTCD627)
Tony Lionni - Just A Little More
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UK出身、ベルリンで活動をするTony Lionniは2008年にWave Musicからデビューを果たし、それ以降はVersatile RecordsにFigureやOstgut Tonなど著名レーベルから引っ張りだこ状態、そして2010年にはFreerange Recordsより初のアルバム"As One"(過去レビュー)をリリースした。ハウスをベースにしながらも西洋の流麗なテック感を盛り込んだ音楽性は一躍注目集めるが、EPで高まった期待は今思うと良くも悪くもないアルバムで萎んでしまったように思える。が転機は訪れた。2011年にはKerri Chandlerが主宰するMadhouse RecordsからEPをリリースし、よりNYハウスやニュージャージーなどのルーツを意識した音楽性へと向かい、堅実なハウストラックを手掛ける事となった。そして3年ぶりの新作はやはりMadhouseからだが、前述のKerriやRon Trentを尊敬していると本人が言うように、アルバムの最初から最後までリズムは骨太ながらもハウス・ミュージックのソウルフルな面を強調したUSハウスが並んでいる。勿論Tonyらしく手に汗握るような熱気や泥臭い汗臭さは無いのだが、Robert OwensやRachel Fraserといったボーカリストを迎えた事も相まって、仄かに見え隠れする黒っぽさと洗練された音色のバランス感は丁度良い点の上にある。アルバムの前半はしっとりとしたメロウなコード感と控え目にソウルフルなボーカルが絡むトラックがあり、後半には夜も深くなり盛り上がってきたフロアを意識したダンストラックが並んでいるが、やはり情感のあるコード展開やキーボード使いが冴えてTonyのメロディアスな個性を伸ばす事に成功しているようだ。勿論ジャンル的な新鮮味は全く無いのだが、目指す音楽性がはっきりと見定められた上で揺るぎないソウルフルなアルバムとなっており、ハウス・ミュージック好きには間違いなく薦められる良作だ。



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| HOUSE10 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Funk D'Void - Balance 022 (Balance Music:BAL006CD)
Funk DVoid - Balance 022
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大物のテクノ/プログレッシヴ・ハウス系のDJを起用して人気を博しているミックス・シリーズ"Balance"の最新作は、グラスゴーを代表するテクノ・アーティストであるFunk D'Voidが担当している。綺麗目のテック・ハウスや壮大な展開のプログレッシヴ・ハウスもこよなく愛すD'voidならば、このシリーズに起用されるのも至極当然であり、恐らく多くの人が彼に期待しているミックスを期待通りに手掛けている。本作では彼自身のルーツをも意識してミックスしたそうで、CD1にはLos Hermanos、Vince Watson、Spirit Catcher、Delano Smith、Monty Lukeなどデトロイト周辺、またはそれに影響を受けたアーティストの曲が多く収録されている。基本的には4つ打ちのダンススタイルではあるが無闇にアッパーにする事もなく、D'Voidらしい透明感や清潔感を保ちながらテクノ/ハウス/ミニマルを滑らかに綱渡りするスタイルだ。高低差のある山と谷を行き交う派手は展開は無いが、スムースなミックスによってじわじわとD'Voidのテッキーな世界へと引きずり込む手腕はなかなかのもの。一方CD2の方は真夜中の熱狂的なダンスフロアからは少々距離を置き、どちらかと言えば朝方になりなだらかに終焉に向かって行くような、またはベッドルームでのBGMにも適したリスニング系として選曲されている。Lucid Nationのシネマティックな曲から始まり、Kolomboによる極上のバレアリックを通過後、Steve Reichによるミニマルなアンビエントの"Electric Counterpoint"へと繋がる序盤の流れは本当に素晴らしい。その後Space Dimension Controllerの切ないスペーシーなテクノである”Journey To The Core Of The Unknown Sphere"、Vince Watson変名の男泣きアンビエント"Celtic Beauty"、Joris Voornによる"Re-2001"など幻想的なシンセの壁に包まれ、そこから流麗なテック・ハウスで穏やかな波に揺られつつ終盤ではファンキーな流れでクライマックスを迎える。2枚組と言う事で少々情報過多な量に食傷気味になるのも否めないが、そこは2枚のCDでコンセプトを分けた点である程度は解消されているし、Funk D'Voidらしさは期待を裏切る事なく表現されていると思う。

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| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tony Lionni - As One (Freerange Records:FRCD27)
Tony Lionni - As One
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Figure、Wave Music、Mule Musiq、Versatile、Ostgut Tonなど世界各国の人気レーベルから引っ張りだこの新鋭・Tony Lionniが、満を持してのフルアルバムを何時の間にかリリースしておりました。美しいストリングスやシンセを多用したなディープでテックなハウスを量産し、世界各国のDJが彼のトラックをプレイする事で実力は保証済みだった訳ですが、初のアルバムは良くも悪くも新鋭とは思えない程に落ち着きとまとまりを感じさせるアルバムになっております。しっとりリスニングにも耐えうるディープでメロウなハウス、そしてフロアの爆音で聴きたいズンドコと重いキックが入るテックハウス、そのどちらにも彼らしい陶酔感のある幻想的なサウンドが前面に出ており、アルバムの色は見事に統一されていて安心して聴ける内容なのは間違いないでしょう。その反面毒やクセが全く無く、なんだかライトな印象も拭えないのが複雑な気持ち。本当にどの曲も水準は高いし耳への響き方はとても良いのだけれどね。才能は疑う余地も無いので、後はオリジナリティーを生み出せたら大化けするかも。

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| HOUSE6 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tony Lionni - Timeless EP (Wave Music:WM50215-1)
Tony Lionni - Timeless EP
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Francois Kも彼の才能に惚れ込んだのか、Wave Musicからは4作目となるTony Lionniの新譜。2008年から様々な実力派レーベルから怒濤の勢いでEPをリリースしておりますが、決して質は落とさずに良質なテックハウスを量産するその実力は本物。この新作もやはり最近のWave Musicらしい綺麗目のデトロイティッシュなテクノが4曲も収録されていて、DJならば買っておいて損は無い一枚でしょう。お勧めはA2の"Timeless"で薄くパッドが延びていく透明感のあるハウスよりのトラック。メランコリックなリフを被せながら上げ過ぎずにじわじわと盛り上がらせるディープな曲で、幻想的な美しささえ感じさせます。その点ではB2の"Music"も同じ種類のトラックで、こちらはもう少々控えめなディープ系。ピークタイムを派手に飾るならB1の"The Prophet"で、シンセがぐぉんぐぉんと唸り攻撃的に攻め上げ、中盤でのストリングリフが炸裂で盛り上がる事間違い無しの一曲。量産しているせいか最近は金太郎飴的な印象も受けなくはないのですが、それでもフロアで使えるトラックが多いので安心して買えるアーティストですね。

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| TECHNO8 | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
HeartBeat Presents Mixed By Francois K.×AIR (LASTRUM:LACD0172)
Heart Beat Presents Mixed By Francois K.×AIR
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第一弾は13年ぶりのMIXCDとなったDerrick Mayが起用された"HeartBeat"シリーズ第二段は、NYからジャンルを横断する大御所・Francois K.が参戦。長い経験と深い知識に基づいたジャンルレスな選曲と、細かな音への配慮を持ち合わせたプレイは周知の事実ですが、今回は彼が近年傾倒しているダビーなテクノを中心とした真夜中のクラブの雰囲気を伝える内容。クラブでのロングセットを全て閉じ込めるのは土台無理としても、Airでのプレイを出来るだけリスナーに伝えたいと言う気持ちで制作したそうです。第一弾を手掛けたDerrick Mayはヴァイナルでの荒々しいプレイを聴かせてくれましたが、フランソワはそれとは全く対照的にDJソフトを使用し正確無比で緻密なプレイを披露。曲毎の切替も分らない位なスムースな繋ぎや、違和感無く繋ぐ為のイコライジングやエフェクトによる音の微調整、そして非常に澄んだ高音質な音色、これぞ正にデジタルミックスの醍醐味と言うのが存分に感じられるミックス。だからと言って人間味に欠ける訳でもなく序盤のゆったりとした出だしから暗いトーンで闇が広がり始め、徐々にダビーな世界に包まれ真夜中2〜3時頃のピークタイムへと突入する盛り上がり方はとても自然で、何時の間にかクラブに居るかの様な錯覚さえ覚えます。そして盛り上がった所でCosmic Twins(Francois K.×Derrick May)のアンビエントなトラックで溜まったエネルギーは解放され、緩やかにラストへと終着するエレガントに練られた知的なプレイですね。また自身のWave Music音源も多目に使用したレーベル紹介的な意味合いもあり、フランソワの現在の音の趣向が存分に詰まっております。上質を知る男、Francois K.の極上なミックスでした。

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| TECHNO7 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Tony Lionni - SPC E (Figure SPC:Figspce-6)
Tony Lionni - SPC E

Len Fakiが主宰しているFigureから限定シリーズにTony Lionniの新作が登場。この2年間で10作以上もリリースを重ね、その多くが有名DJからの後押しを受けるなど急成長を遂げているTony Lionniですが、この新作もハイクオリティーな一枚。A面の"Sky's The Limit"は荘厳な佇まいのあるデトロイティッシュなシンセサウンドが引っ張っていくテックハウスで、程々に疾走感もあり大箱でのピークタイムにうってつけな一曲。B面の"My Shadow"はマイナー調のシンセリフとかっちりしたリズムで暗めの雰囲気ながらも、じわじわとハメに来るドラッギーなテック系。流石に多作だしそろそろ作風も固まってきたと言うか似通ってくる点も多いですが、それでもフロアにしっかりと対応する高水準なトラックを連発するのには頭の下がる思いです。どうせなら時間をかけてのんびりとオリジナルアルバムでも制作して頂きたい。

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| TECHNO7 | 03:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/12/18 root & branch presents UBIK @ Unit
寒いです、極寒です、クラブ行くのも正直しんどいです。しかし今回は様々なレーベルからヒット曲を量産しまくるTony Lionniが来日なので、行かない訳にはいきません。

12時半頃にフロアに入るとyoshikiがプレイ中。クリッキーなミニマルハウス中心でありながらキックが図太くグルーヴィーで、ありがちなヘナヘナミニマルとは全然違かった。ハウシーな4つ内で滑らかな流れがあり体もゆらゆらさせつつ、夜が更けるに連れて音も攻撃的なミニマルテクノに変化しどんちくどんちく。それでも音数は絞りタイトな構成なので、ど派手でやかましい耳障りはせず良い塩梅な音でした。

その後はditchのPCライブ。こちらも硬めのキックが効いた4つ打ちミニマルが中心で、PCらしく正確無比なグルーヴで淡々と反復が続く。やはり音数はかなり絞って無駄を削ぎ落とし、キックや複雑なパーカッションでノリを作る感じだったかな。人間的な温度を感じさせず凄いクールなライブでした。

そして最後はTony Lionniの3時間ロングセット。でだいたいは予想していた音が中心で、Tony Lionniが得意とする綺麗目なシンセリフががんがんに入ったエレクトロニックなテックハウスが中心。序盤はスローで粘りのある展開でじっくりと引っ張っていき、中盤からはMoodymannやKerri Chandlerのディープハウスも混ぜつつアッパーなテックハウスが増えていく。キラキラと恍惚感のあるシンセが鳴っていて、Lionniに期待している音を聴けたんじゃないかと。終盤にはいるとテックハウスを微妙に外れもっとアグレッシヴなキックの強いトラックも混ぜたりして、どっかんどっかんと盛り上げていた気がしますが、ラストの方ちょっと寝てしまったので記憶が無い。音的にはどうしてもテックハウス一本調子で単調な感じもあったのは否めないけれど、彼自身のヒットトラックも聴けたしなかなか良かったかな。後は少しだけでもディープハウスやミニマルも増やしたりすると、ロングセットでも良い展開が作れるのかもと思いました。
| EVENT REPORT2 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
2009/12/05 groundrhythm @ Air
当日は幕張ででっかいパーティーがあったものの、自分は井上薫初ライブが聴きたかったのでgroundrhythmへ行ってきました。来年久しぶりに出るアルバムからの新曲も披露するって事で、そりゃ期待もするってもんです。何より嬉しかったのは、他にでっかいパーティーがあったのにもかかわらずAirにもいっぱいのお客さんが来ていた事だ。さすがgroundrhythmはAir最長を誇る伝統のパーティーだけあると感じました。
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| EVENT REPORT2 | 16:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Tony Lionni - Treat Me Right (Freerange Records:FR127)
Tony Lionni - Treat Me Right
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今月遂に注目を集めるTony Lionniの来日ですね。DJはどうか知らんがとにかくリリースしてる内容に関しては、新人の中では断然群を抜いております。Wave Music、Versatile Records、Figure、Ostgut Tontrager、Mule Musiqなどの名門などから引っ張りだこで大忙し。そして新作はFreerange Recordsからともう手の付けようのない状態。んで新作だ。タイトル曲の"Treat Me Right"、透明感とエレガンスを兼ね備えたシンセが美しい落ち着きのあるディープテックハウス。優しいけれど適度に重さのありグルーヴィーなリズムと、浮遊感のあるシンセサウンドが見事にマッチ。Jimpsterは更にそれをカッチリとしたリズムに当てはめたリミックスを提供。B面の"Celebration"もお勧めで、A面とは逆にアッパーでフロアでピークタイムに使えそうな恍惚感の強いテックハウス。ボイスループが特徴的で、かなり飛ばされます。全曲使えます。

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| HOUSE5 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2009/12/04 (FRI)
STRICTLY ROCKERS AND OIL WORKS MIXCD RELEASE PARTY @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, DJ Yazi

2009/12/05 (SAT)
groundrhythm @ Air
Live : Kaoru Inoue
DJ : Kaoru Inoue, PSYCHEDELIC BUS aka HIROKI MURAI

2009/12/12 (SAT)
ageHa 7th Anniversary CLASH50 @ ageHa
DJ : Takkyu Ishino, Ken Ishii, Fumiya Tanaka, Q'hey and more

2009/12/18 (FRI)
root & branch presents UBIK @ Unit
DJ : TONY LIONNI, yoshiki
Live : ditch

2009/12/22 (TUE)
Guidance〜導き導かれる人生〜 @ CLUB AXXCIS
Live : ALTZ, DE DE MOUSE
DJ : EYE, DJ Yogurt, Hiroshi Kawanabe, REE.K

2009/12/25 (SAT)
So Very Show! @ Womb
Live : Nathan Fake
DJ : Hiroshi Kawanabe, Kentaro Iwaki

2009/12/26 (SAT)
CHAOS @ Unit
DJ : Fumiya Tanaka

2009/12/31 (THU)
ELECTRONIC TRIBE YEBISU NEW YEAR'S PARTY 2010 @ 恵比寿ガーデンホール
DJ : Laurent Garnier, Mixmster Morris, DJ Krush, 80Kidz, DJ Baku, Daniel Wang, Kenji Takimi

2009/12/31 (THU)
"2000" UNIT NEW YEAR'S PARTY 2010 Featuring : Hard Wax Night @ Unit
GUEST : Mark Ernestus with Tikiman, Tikiman Live with Scion, DJ Pete
DJ : KAORU INOUE, JUZU a.k.a. MOOCHY

井上薫初ライブは行きたいな。会社の忘年会さっさと切り上げて行くか。CLASH50も無料だから、まあ気軽に遊びに行く感じで。TONY LIONNIは初来日じゃないだろうか、ゴクリ…。"導き導かれる人生"もみんなで行きたい。カウントダウンは恵比寿の方に行くと思います。Mark Ernestusの方は2000円で安いけど、激混みで踊れない予感がするので。
| UPCOMING EVENT | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2009/11/20 AT-FIELD @ EFFECT
祝・脱DJ童貞!!

友達の下川カユコさんと全玉ちゃんが企画するAT-FIELDと言うパーティーでDJしました〜。自分が思ったよりも多くの人に遊びに来て頂いて、本当にどうもありがとうございました。ミキサーも持ってないんで当然繋ぎも出来ないので内心不安でしたが、取り敢えず自分の好きな曲をがしがしと回させて頂きました。う〜ん、レコードはやはりピッチ合わせや繋ぎが難しい…。後でCDJも使ったんだけど、BPM出るからレコードよりかなり扱いが楽でしたね。続きで回した曲やパーティーのお写真でもどうぞ〜
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| EVENT REPORT2 | 17:45 | comments(12) | trackbacks(2) | |
Collection Vol.1 Bijou R.I SOUNDS mixed by DJ MAAR (Avex Entertainment Inc.:NFCD-27204)
Collection Vol.1 Bijou R.I SOUNDS mixed by DJ MAAR
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ぶっちゃけどうでもいい事ですが、7〜8年ぶりにパーマをあてました。髪が長かったけどパーマかけたらスタイリングがかなり楽ちん(と言うか今までスタイリングほぼしてなかった)。頭が禿げないかだけが心配です。

発売前にAVEXで働いている子から頂いたのでレビューおば。正直なところ自分はDJ MAARや彼が組むユニットであるDEXPISTOLSには関心が無いんだけど、このMIXCDに関しては割りと自分好みの選曲でありました。テーマは「肩パットとNEW WAVE」だそうですが、肩パットと音の結び付きは謎。あ、でもニューウェーブって言う空気は確かに漂っていて、ダークで不穏な尖った感覚は感じさせるかな。そしてニューウェーブと言うだけだって、やはり80年代っぽい懐かしいチープな音でダンスなグルーヴが奏でられていて、良い意味で時代を感じさせるね。エレクトロ中心の中にテクノやアシッドハウス、レゲエやロッキンな物まで色々混ぜられていて多様性を感じさせつつも、しっかりとムードは80年代に収まっているのでとっちらかった印象は無いですよ。ただアクセサリーブランドの為のMIXCDと言う事もあってか、微妙にお洒落にまとめようとしている空気も感じられたのは、俺の考えすぎかな。クラブの荒々しさは前面に出ず、小奇麗にまとめた印象。

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| HOUSE5 | 07:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
I'm Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA (Endless Flight:EFCD3)
Im Starting to Feel Okay Vol.3 Mixed By KZA
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日本には素晴らしいクラブミュージックのDJやアーティストがいるのにもかかわらず、日本のクラブミュージックを手掛けるレーベルは停滞なり閉塞閉があるのですが、このMule Musiqはリリースの量の多さと共に質の高さも伴っていて期待せざるをえないレーベルの一つです。そんな日本発の世界標準テクノレーベル・Mule Musiqのレーベルショウケース的なMIXCDが、傘下のEndless Flightからリリース。ミックスを手掛けたのはForce Of Natureの一人・KZA、そして選曲はレーベルオーナーである河崎氏が担当。と言ってもここ1〜2年、このレーベル関連のコンピやMIXCDが竹の子の様にたくさんリリースされてきたので、少々食傷気味だったのは事実。今年の5月にも岩城健太郎が同レーベルのテック系のMIXCDをリリースしていたしね。だがそこは質の高さを保つMule Musiq、本作においても妥協の無いアンダーグラウンドな感性を伴うディスコ〜ディープハウス〜テック系を中心としたナイスな音楽が閉じ込めらております。全体的にテンポは緩めで統一されていて、ディスコの生っぽくてハッピーな流れから流麗でヒプノティックなテック系までスムースに繋がれていて、ゆるりとした時間の中で深い世界に引きずり込まれて行きます。特に後半のテックな展開はアッパーではなくともメランコリーな旋律と緩い横ノリのグルーヴの相乗効果で、ふわふわとした心地良さが感じられ気持ち良いですね。

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| HOUSE5 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Len Faki - Berghain 03 (Ostgut Tontrager:ostgutCD08)
Len Faki-Berghain 03
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現在のドイツテクノの中心の一端を担うOstgut Tontragerから、ベルリンの代表的クラブ・BerghainのオフィシャルMIXCDの第三弾がリリース。新作を手掛けるのは割とソリッドでハード目なテクノを得意とするLen Faki。ミニマル隆盛の現在においても旧ミニマルらしい作風を残してもいるし、去年体験したDJプレイでも激アッパーで勢いを感じさせてくれたので本作にも期待をしておりました。で内容はばっちし、期待を裏切らない硬派なテクノ中心。オープニングはいきなりチルアウトなんでびっくりしましたが、それ以降は硬めで暗黒系ミニマル中心。さほどハードではないけれどメタリックで黒光りする音の響きが深い世界を展開し、中盤で自身やRadio SlaveのトラックでBasic Channelばりのダビーなミニマルに移行、かと思えばそこからはディープハウスやLaurent Garnierのクラシックでぐぐっとエモーショナルに染まるなど、意外にもバラエティーに富んだ展開。相反する金属的な冷たさと人間的な温かさが並んではいるものの、抑揚のある展開や奥行きを感じさせる音響があって飽きないミックスだと思います。ようやくテクノの中心地ドイツからミニマルブーム以降の音が、徐々に増えてきたので個人的には嬉しい限り。

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| TECHNO7 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Kuniyuki Takahashi - Remixed (Mule Musiq Distribution:MMD07)
Kuniyuki Takahashi-Remixed
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札幌発の心温まる音楽家・高橋クニユキのリミックスアルバムが登場。ハウスのフォーマットを元に自然的・有機的な音で心の奥底まで響かせるトラックは既に海外のアーティストからも賞賛を浴び、日本においても既に注目に値すべきアーティストに成長しております。今回は著名なアーティストがリミックスを提供していて、Cobblestone Jazz、Theo Parrish、Henrik Schwarz、Chateau Flight、A Mountain Of One、Tony Lionniらと大変豪華な人選。圧巻はやはりTheo Parrish、やばいですね。14分にも及ぶ超大作のリミックスを披露しているのですが、ざらつきのあるローファイなリズムトラックが煙たく、ねちっこいグルーヴは期待通り。フランスのお洒落かつ変態ユニット・Chateau Flightも彼等らしく、奇天烈なピコピコサウンドが何とも可愛らしい見事なフレンチエレクトロを聴かせてくれます。Tony Lionniと言う人は全然知らないのですが、オーガニックなディープハウスを披露。原曲にあったフルートやピアノの旋律を壊す事無く生かして、正当派な4つ打ちに仕上げ心地良い横揺れグルーヴを生み出しています。そしてクニさん本人も新曲やリミックスを提供していますが、本人がリミックスした"All These Things"は、まるでJoe Claussellみたいなスピリチュアルハウスで、広大な大地に包容される様な優しさに溢れています。その他にも素晴らしいトラックが多く収録されていて、十分に聴き応えのある力作ですね。

残念なのはリリースが延長された挙げ句に、元々収録予定だったMoodymannとTokyo Black Starのリミックスが削除されてしまった事。一体何があったんでしょう。。。

HMVのサイトでクニさんによる全曲解説はコチラ

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| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(2) | |