CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
Kode9 & Burial - Fabriclive 100 (Fabric:fabric200)
Kode9 & Burial - Fabriclive 100
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ロンドンのクラブ兼レコードレーベルであるFabricが2001年から長きに渡り送り出してきた4つ打ち中心のFabric、そしてブレイク・ビーツ等を中心にしたFabricliveというMIXCDシリーズも、それぞれ丁度100作目をもって完結した。20年近くにも及ぶこれらの作品はクラブ・ミュージックのこの20年の歴史を体験出来ると言っても過言ではないが、その最後の作品もリリース前から話題沸騰。というのもベース・ミュージックやダブ・ステップのパイオニアでもあるKode9、そしてそのミステリアスな存在もあって特別な存在感を放つBurialがDJを担当しているのだから、普段この方面に馴染みの無い人達にとっても興味を惹かれるのは極自然な事だ。特にBurialにとっては販売されるMIXCDとしては初の作品であり、また普段DJを披露する事も無いわけだから、その意味でも非常に特別な作品である。そしてその音楽はある意味では愉快痛快、また一方では支離滅裂で、ダブ・ステップからドラムン・ベースにグライムやジューク、テクノからアシッドにハードコアからエレクトロなどを用い、ジャンルの壁を壊しながら縦横無尽に暴れまくる展開はFabricliveというシリーズを総括しているようでもある。正直二人がどの選曲を担当しどのようにミックスしたのかという事は伝わってこないが、持続性を無視した変幻自在で激しいビートの変遷がただただ衝動的に体を突き動かし、しかし陰鬱でダークな世界観の中にはひっそりとメランコリーが紛れ込んでいる。ちらほらと微細なノイズも聞こえるのはいかにもBurialらしい演出で現実が霞んで消え行くような感覚も覚えるが、獰猛に切り込んでくるレイヴ全開な激しいビートに目を覚ませられ、猥雑とした音楽観を目の前にすれば踊らずにはいられないだろう。特に中盤のレイヴを象徴するハードコア・ジャングル・クラシックの"Drug Me"からどぎついアシッド・トランスの"Black Acid"へと繋がる快楽的なハイエナジーの瞬間は、このMIXCDの中でも最も印象に残る場面だ。半ば理性的な展開も無視した圧倒的な勢いの最後には、何も残らない焼け野原が広がっているようでもあるが、それはFabricシリーズの終焉を迎えた事を示唆する如くでもある。個人的な思いではこのMIXCDを聞いた上で彼らがDJとして来日したとしても恐らく聞きに行く事はない。というのもやはり展開が唐突過ぎてテクノやハウスの永続的に続くグルーヴを感じられないからではあるが、しかしまあ長く続いたMIXCDシリーズの最後に花火を打ち上げる的な派手な作品としては面白いと思う。



Check Kode9 & Burial

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| ETC4 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Sounding Lines (Honest Jon's Records:HJRCD72)
Moritz Von Oswald Trio - Sounding Lines
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
2008年に初のライブをお披露目した特別なプロジェクトが、まさか今日に至るまで継続的に活動し作品もリリースすると思っていた人は、当時は殆どいなかったのではないだろうか。それこそがMoritz Von Oswald Trioであり、ミキシングやPCを担当するMoritzにシンセサイザーなどをプレイするMax Loderbauer、そしてお手製のメタルパーカッションやドラムを叩くVladislav DelayことSasu Ripattiのトリオによるプロジェクトだ。各々が単独でも強烈な個性を発するアーティストがそれぞれの個性を掻き消す事なく融合したインプロビゼーション・プロジェクトは、恐らく奇跡的なバランスの上に存在していたのだろう。それが顕著に感じられたのは2013年には残念ながらVladislav Delayが脱退し、そして2014年の新生プロジェクトとしてのライブを行なった時だろう。何と代わりのドラマーとしてアフロ・ビートのTony Allenを加入させたのだ。意外性とそのタレント性から一際注目を集めたのは事実だったが、しかしライブ自体はMvOTの肝であったダブ残響を伴うメタル・パーカッションの鋭角的な切れ味は損失し、代わりに生温く湿ったパーカッションがしなやかなグルーヴを生み出していたものの、結果的にはMVoTのひりつくような緊張感は消え去り期待は失望へと変わった。そしてそんなプロジェクトが作品化されたのが本作であり、やはりここでもTonyによる生々しく繊細な人力ドラムがフィーチャーされている。上モノに関しては今まで基本的な差異はなく、ダビーなエフェクトを用いて電子音に揺らぎを加えつつしっとりと落ちる水滴のように音を配置させ、相変わらず間を強調した静謐な構成はミニマルの極北だ。だがそんな電子音と土着的なドラムの相性はどうかと言えば、どうにもこうにも上手く融け合う事もなく、リズムの乾いた質感が浮いてしまっている。ドラマーが代わる事でこうも音楽性が代わる事に驚きつつ、その上でVladislav Delayのメタル・パーカッションの重要性はやはり本物だったと痛感せざるを得ない。尚、本作ではミックスをRicardo Villalobosが担当しているが、それも本作に於ける無味乾燥とした味わいを残している事の要因の一つではと思う所も。これだけのタレントが揃いつつも、それ以上の相乗効果を見い出せないのが残念だ。



Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO12 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2014/3/4 Red Bull Music Academy Moritz Von Oswald Trio featuring Tony Allen & Laurens Von Oswald @ Liquidroom
究極とも言えるミニマルを確立させたMoritz Von Oswaldが、更なる進化を求めて立ち上げたインプロビゼーション・バンドがMoritz Von Oswald Trio。Moritzを中心にMax Loderbauer、Vladislav Delayと言う才能が集まったバンドは、即興電子音楽ライブを行いミニマルに自由を与えた音楽を展開している。今回の再来日ではVladislav Delayの代わりにアフロ・ビートのTony Allenがドラムを担当、そして残念ながら体調不良で参加出来なくなったMax Loderbauerの代わりに、Moritzの甥で最近の作品にもエンジニアとして参加しているLaurens Von Oswaldが急遽加わり、恐らく一夜限りとなるであろうセッションを繰り広げる事となった。
続きを読む >>
| EVENT REPORT5 | 13:30 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Blue (Honest Jon's Records:HJP073)
Moritz Von Oswald Trio - Blue
Amazonで詳しく見る(MP3)

アルバム、またはシングルと言う形態を分けなければ、一年に一枚の安定したペースで新作を量産しているMoritz Von Oswald Trio。Moritz Von Oswald+Max Loderbauer+Vladislav Delayらミニマル・ダブを極めた才人から成るこのユニットは、定型に収まるのを打破すべくライブ志向であるインプロビゼーションを繰り広げながらミニマル・ダブの裾野を更に広げている。この新作では"Blue"とそのダブバージョンである"Blue (Dub)"の2曲しか収録していないものの、彼等が今尚ミニマルの極北に存在する事を示している。淡々とリズムを刻みながらも有機的な響き方をするキックやメタルパーカッションと共に、浮遊する弦楽器風な電子音のメロディーや慎ましくも無感情に反復を繰り返すシンセリフから形成される"Blue"は、極少ない音で空間に隙間を作り奥行きを持たせた正にミニマル・ダブと言える曲だ。実はミックスにはJuan Atkinsも加わっており、その影響として重力を感じさせないスペーシーな性質も加わっているように思われる。そして一方"Blue (Dub)"だが、こちらはMoritzのレゲエ方面のプロジェクトであるRhythm & Sound路線を踏襲した深すぎるダブ音響を強調している。執拗に纏わり付くような湿り気を帯びた音質、そして視界も揺らめく残響音の微細な抜き差しが非常に土着的で、ずぶずぶと沼に沈んで行く重さがオリジナルとは対照的で面白い。曲そのものは至って地味な音響ミニマル・ダブなものの、流行り廃りからは距離を置いたオリジネーターとしての揺るぎない自負を感じずにはいられない。



Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Fetch (Honest Jon's Records:HJRCD67)
Moritz Von Oswald Trio - Fetch
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
Moritz Von Oswald+Max Loderbauer+Vladislav Delay=Moritz Von Oswald Trioの通算4枚目のアルバムは、更にベースとサクソフォンにトランペットが加わったセクステットによるもので、最早トリオと言うバンド名以上の即興電子音楽となっている。この新作での目に見えて分かる変化は今まで抽象性を保った曲名だったのが、ここでは"Jam"、"Dark"、"Club"、"Yangissa"と曲調をタイトルとして表現したのだろうか具体性を意識している事だ。最も即興音楽としてのジャズの手法を踏襲しているのが"Jam"であり、ここに決まりきった展開と言うものはなく各プレイヤーの裁量に任せたような演奏をしながら徹底的に抽象性を高める手法により、電子音楽と言う半ばシーケンスに固定されがちな音楽の殻を打ち破る事に成功している。そして"Dark"はと言うとリズムは具体性を増しながらシーケンスを守るものの、朧気に浮かび上がるシンセサイザーやダブの音響で加工されたパーカッション群は明確な姿を見せる事なく、暗闇の中でドロドロと融解する重力場を表現している。"Club"はもう正にタイトル通りにフロア仕様なミニマルダブで、Moritzが取り組んでいたRhythm & Soundの土着レゲエを人力テクノ化したものだろう。異空間から這い出してくるDelayのメタルパーカッションや鈍く原始的な鳴りを聞かせるシンセサイザーには、脈々とし血が通う人間臭いファンクネスさえ感じられる。そしてラストの”Yangissa”は何を示しているのかは分からないが、ワルツ調の跳ねたリズムと歪なパーカッションの攻めと闇の奥に鳴るホーンの音が妖艶なエキゾチシズムを生み出している。初期の頃は微細な変化を遂げるミニマルミュージックの手法を活かしたテクノをやっていたMoritz Von Oswald Trioも、作品数を重ねるに連れて生の即興性をより理解し制約から解放されて自由なプレイをしているように思われるが、本作はもう行き着く所まで来てしまった感さえある力作だ。

試聴

Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO9 | 15:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Luomo - Plus (Moodmusic:MOOD-CD016)
Luomo - Plus
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
Sasu RipattiことVladislav Delayにとって最初は只のサイドプロジェクトでしかなかったハウスミュージックを奏でるLuomoも、活動も10年以上に渡り本作でアルバムも5枚目となり、彼のポップミュージックの面を全面に担うと言う点ではメインプロジェクトにまで成長しております。Luomoと言えば何と言ってもデビューアルバムである"Vocalcity"(過去レビュー)こそ深いダブ空間の拡がる官能的なハウス作品で、今でもあの作品こそLuomoの最高傑作だと言う思いは変わらず、その後の急速な勢いで歌物のポップなハウスへ傾倒した時には質の高さ故に否定も出来ない葛藤があったのも事実。で長らく続いていたソフィスティケイトされたポップ路線からの反動か、新作では歌物やポップな趣きも残しつつシカゴ・ハウス的な卑猥さと野太さを兼ね備え、オールドスクールな味わいも感じさせるハウスへと多少の路線変更を見せております。洗練を重ねた分だけ何となく軽くなってしまっていた近年の作風もここではしっかりと地に足を着け強固となり、エレクトロで濃厚なゴージャスなシンセは艶のある官能を生み出し、古き良き時代のニューウェーブやディスコにも似た煌くダンスミュージックへと見事な変貌を遂げておりました。ブリブリとしたファットなシンセの音には"Vocalcity"の官能的な面影も多少ながら戻ってきているようにも感じられるし、何よりもシカゴ・ハウスのように少ない音ながらも芯のある踊れるグルーヴがある事を嬉しく思います。相変わらず時代と接点の無いハウスを頑固に貫くLuomoですが、曲が良いんだからやはりフォローし続けちゃいますね。

試聴

Check "Luomo"
| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Latoma (Echocord:echocord051)
Vladislav Delay - Latoma
Amazonで詳しく見る(アナログ盤)

Moritz Von Oswald Trioへの参加の影響からか自身でもVladislav Delay Quartetを組み、ジャズの影響を受けたアブストラクトな生演奏を聴かせたVladislav DelayことSasu Ripattiが、2年ぶりにデンマークのダブ・テクノを量産するEchocordより新作をリリース。2年前のアルバムでは管楽器や鍵盤楽器を取り入れ有機的な方向に向かった彼も、ここではEchocordのレーベル性を意識したのか、再度エレクトロニックなダブテクノを推し進めている。しかし明らかに以前よりも手数が増えゆったりとしたBPMながらもクラブサウンドへグルーヴの傾倒が感じられ、Vladislav Delay=リスニングミュージックと言う今までのイメージを壊しつつもある。初期の退廃的で不協和音が入り乱れるような混沌とした世界観も戻ってきており、Vladislav Delayの過去への懐かしみと共に進化もあり良い具合に変わったなと言う印象。そしてリミキサーにはRicardo Villalobos & Max Loderbauerがコンビで参加しており、こちらも彼ららしいミステリアスな内容。オリジナルのぼやけた上物を使用しながらも音を差引いて身軽になりつつ、リズムはカットアップさせたようにブツブツと切れたり、ぶちゃぶちゃとしたファットなキックが印象的だったりと、ダブテクノながらも妙な躍動感が目立つ怪作。気持ち良いのか悪酔いなのか、中庸を行き交う不思議なトランス感覚がある。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO9 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Horizontal Structures (Honest Jon's Records:HJRCD54)
Moritz Von Oswald Trio - Horizontal Structures
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤) Amazonで詳しく見る(アナログ盤)
ミニマルのある一つの理想型を創り上げたBasic Channelの一人・Moritz Von Oswaldが、ミニマルな構成を保ちながらも更にそこから乖離、又は更なる飛躍を遂げているMvOT。本人のプログラミングにVladislav Delayのメタルパーカッション、Max Loderbauerのシーケンス、その上Paul St. Hilaire(Tikiman)のギターとMarc Muellbauerのダブルベースも加わった最早トリオではない完全なるバンド化した本作。1stアルバムから2年も経たずにライブ盤、そしてこの2ndアルバムと早急にも思える活動ながらも、しかし遥か遠く未知なる境地へと向かっているのは間違いない。60分4曲と言う大作志向かつ余りにも時間軸の遅く感じられるスロウな展開故に、ミニマルに馴染みのない人にとっては退屈と思われる瞬間もありうるが、しかしそれでも間違いなく訪れるカタルシスへと向かう助走から幕を開けいつしか緊迫した絶頂へと達するピークの瞬間が待ちわびている。パーカッションは雷鳴の如く空間に響き渡り、そのバックで酔っているかのようにふらふらと控えめに鳴るギター、低音で地味に主張するベースライン、そしてミニマルな構成の軸となるエレクトロニクス群は、即興演奏と言う鬩ぎ合いによりひりついた緊張感を生み出している。ただ聴いているだけでは気難しく難解な音楽にも思えてしまうが、アクシデントなプレイさえも収録した本作はミニマルから無定形なフォームへと羽ばたいている自由な音楽でもある。クラウトロックやプログレ寄りな音楽性ながらも、彼らの得意とするミニマルダブも残されており、微妙にクラブとの繋がりも保っている怪作だ。

試聴

Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(3) | |
Moritz Von Oswald Trio - Restructure 2 (Honest Jon's Records:HJP54)
Moritz Von Oswald Trio - Restructure 2
Amazonで詳しく見る(MP3)

単発のプロジェクトではなかったのかMoritz Von Oswaldのユニットの新作が到着。今回はいつものMoritz Von Oswald、Max Loderbauer、Vladislav Delayのトリオに加えて、TikimanのギターとMarc Muellbauerのダブルベースも加わったクインテットと更にパワーアップ。最早テクノと言うよりはジャーマンプログレやクラウト・ロックとでも呼ぶべきような無定形な電子音が浮かんでは消える即興演奏的であり、ここにジャンルやら既存のフォームを求めるのは無意味なレベルにまで達しております。前作まではエレクトロニクスを中心としたセッションがまだ残っていたものの、ここでは人力によるギターやベースの生演奏が入るおかげで無機質な電子音に生暖かい音質も加わって、ブルージーな人間臭さまで伴っているでないか。12分にも及ぶ微細な変化を繰り広げるミニマルな展開の中で、時間の感覚が麻痺する程に中毒的にドープな内容です。そしてリミックスにはダブステップで注目を浴びるDigital MystikzのMalaが起用されており、地響きのするどでかいベースや強烈なキックが主張しつつもコズミックなSEがどこかスペーシーでもある深遠なダブステップを披露。奥深いダブ処理や過激で猛烈な勢いがあるこのリミックスは、踊る事を渇望する新世代の為のベースミュージックだ。

試聴

Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Vladislav Delay as Sistol - Remasters & Remakes (Halo Cyan Records:PHC02)
Vladislav Delay as Sistol - Remasters & Remakes
Amazonで詳しく見る

最近11年ぶりに新作をリリースしたVladislav Delayの変名・Sistol。Vladislav Delayと言えばChain ReactionやMille PlateauxからBasic Channelを継承するアブストラクトなテクノをリリースしておりましたが、このSistol名義の作品はよりダンスフロアへ視点が向いているテクノです。そして最近新作がリリースされたのに合わせて11年前の1stアルバムのリイシューにリミックスアルバムも追加したのが本作。新作はちょっと手広く締りのない印象もあったのですが、こちらの11年前の作品は当時流行っていたグリッチ音も多用したシンプルに肉を削いだミニマルで、その無機質な質感や色の無い音色、芯の強い低音が極限にまで高められており非常にストイックな作風になっております。Vladislav Delayから色気を削いでリズムを強めたと言うか、又は初期Poleのダンスバージョンと言うか、Thomas Brinkmannの幾何学的ミニマルと言っても差し支えないかもしれない。そしてリミックスアルバムにはMike HuckabyやJohn Tejada、Alva Noto、Sutekh、DMX Krewら様々な方面の人が参加しており、当然統一性はないものの元々のクールな印象を保ったリミックスが楽しめる内容です。

試聴

Check "Vladislav Delay"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Sistol - On The Bright Side (Halo Cyan Records:PHC04)
Sistol - On The Bright Side
Amazonで詳しく見る

Sistol、初めて聞く名前のアーティストですが、実はVladislav Delay、Luomo、Uusitalo、The Dolls名義など数々の名で様々なジャンルに取り組んでいるSasu Ripattiさんの変名です。しかしここまで名義を使い分けると一体どの名義ではどのジャンルに取り組んでいるのかも分かり辛くなってきており、Sistol名義でも差分化は難しくなっている様です。Delayの退廃的な暗さもあれば、Uusitaloの奇抜でひねくれたテッキーな音もあり、Luomoのポップなセンスも現れたり、確かにSasu Ripattiの多様性が一堂に会しているものの逆にSistolでのやりたい事がなかなか見えてこないのも事実。強いて言えば彼の作品の中でも最もダンスフロア寄りで、今までのリスニング志向からは一歩抜けだしてビート・リズムに強靭さが加わっており、そして不穏さえ匂わすドラッギーなシンセが鳴っているのが特徴。とは言え他の名義に比べるとオリジナリティーは希薄で、敢えてこの名義に取り組む必要性はそんなに感じ無いのが本音。Sasu Ripattiには常に期待している分だけ、評価は厳しめで。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO8 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Live In New York (Honest Jon's Records:HJRLP53)
Moritz Von Oswald Trio - Live In New York
Amazonで詳しく見る(アナログ盤+CD)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
今年のMetamorphoseにおいてメインステージのラストを圧巻のライブで締めくくったMoritz Von Oswald Trioのライブ盤。これがなんとも凄いメンバーが集結しておりまして、Moritz Von Oswald Trio=Moritz Von Oswald+Vladislav Delay+Max Loderbauerに、ゲストにはCarl CraigとFrancois Kも加わった限りなく奇跡に近いスペシャリスト達の共演盤となっております。音響や音質に対しては並々ならぬ拘りを持ち、そしてダンスミュージックの最前線を駆け抜けてきたレジェンズが、ひりつくような緊張感の中から生まれる臨場感溢れるライブセッションを繰り広げており、テクノやロック、ジャズと言った要素がミックスされております。個人的には古典的なジャーマンプログレッシヴロックのエレクトロニクス度を高め、更にはミニマルなシーケンスを微妙に変化させていくミニマルミュージックとも思えるし、そして空間へ空虚に鳴り響くダビーなメタルパーカッションはトライバルな要素もあり、続々と挿入されるSEはコズミックで宇宙へと飛ばされる瞬間もあります。オリジナルアルバムを軽く凌駕する心地良いトビ感、ダビーなエフェクトはやはりCarl CraigやFrancois Kの技量なのか、もうとてもこの世とは思えない恍惚の世界を作り出しておりました。生真面目と言うかどシリアスなライブセッションではあるけれど、しかし単に実験的な方向だけに進むのでなく電子音楽ファンの心を掴む内容でもあり、とにかく皆様に聴いて欲しいアルバムです。CD+LP2枚組のセットなので、是非ともターンテーブルにレコードをセットして聴いて欲しいですね。

試聴

Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO8 | 16:00 | comments(1) | trackbacks(1) | |
2010/09/04 Metamorphose 10 @ 修善寺 サイクルスポーツセンター
2005年のメタモ以来、5年ぶりとなるメタモに行ってきました。今回はクラブ仲間御一行に車を相乗りさせて頂きまして、更にはテントやイスなどのキャンプ道具を完備する人もいたおかげで、かなり快適に過ごす事が出来ました。そのせいか終始お酒を飲む状態で、まともに音楽を聴く状態でなかったのが反省点でもありますが、楽しく過ごせたかな。幾つか聴いたアーティストについて軽くコメント。

まずはManuel Gottsching performs "more INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR" with Steve Hillage, Elliott Sharp & Zhang Shouwang。一番期待していたのですが、やはり素晴らしかったです。ギター3人とPC1人(知人の話では4人全員ギターだそうです。譜面台でギターが隠れて分からなかったみたい)のライブセットで、最初は"INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR"に収録されている"Echo Waves"。ペケペケしたギターのディレイが織り成すエレガントでトランシーな、そしてノンビートチルアウトと言っても差し支えない名曲。空間にフワフワと心地良いギターが浮遊し、そして拡がっていく。酔っていたので、これだけ聴いて後は寝ながらグダグダ。

Mogwaiのライブはステージから遠く離れたキャンプ地で、またもグダグダ寝ながら聴く。遠くからでも分かる圧倒的なギターの音圧、そしてそのノイジーな中から垣間見える美しい旋律。ちょっと以前ライブを聴いた時よりも、なんとなくテンポが早かったような?

そして伝説のMike Banks+Jeff Mills=X-102。これはまあだいたい予想していた通りで、やはり90年代前半のハードコアテクノを彼らなりにコズミックな要素を加えた、音自体は古いけれど臨界点を突破するようなエネルギーに溢れたテクノでした。流行り廃りとか古い新しいとかを超えた彼らのコズミックなコンセプトを表現していたんじゃないかな、グダグダに酔っていたので正確な事は言えませんが。

そこからは朝まで撃沈してしっかり仮眠を取り、ラストのMoritz Von Oswald Trioを迎える。最初に言ってしまうと2年前のUnitの公演を遥かに凌駕するライブで、今回は期待以上の物を聴かせてくれました。Moritz von OswaldとMax Loderbauerはエレクトロニクスを操り、Vladislav Delayは世にも見慣れぬ不思議なメタルパーカッションを叩く。重力から開放されたようにシンセのシーケンスは空間を自由に浮遊し、微小な変化を繰り返しながらミニマルな展開を作る。Delayが叩くパーカッションはディレイも効果的に使われ、鋭角的な音が空間を切り裂くように、しかしダビーに拡がり、そして圧倒的な音圧と重低音を鳴らしていた。2年前のライブの結果から踊れないと思っていたものの、今回は粘着性の高い重いグルーヴが生まれていてしっかりと踊れる内容でもありました。何度も色々なライブを体験すると本当に稀ではあるけれど背筋が凍りつく瞬間があるのですが、今回はまさにそれを体験。75分2曲の現在成しうる究極のエレクトロニックインプロビゼーションミュージックと言っても過言ではないと思います。

今回は終始メインステージに居たので殆ど踊らなかったのだけど、貴重なライブ体験を出来たし音楽友達と楽しく過ごせて良かったです。野外の開放感がグダグダを誘発するのだけど、たまにはそんなイベントも良いのかも。今回お世話になった方々には、この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
| EVENT REPORT3 | 21:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Agoria - Balance 016 (EQ Recordings:EQGCD029)
Agoria - Balance 016
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
フレンチテクノシーンの奇才・Agoriaが、名物MIXCDシリーズとなっている"Balance"の16作目を担当。今までに2枚のMIXCDをリリースしていてそれらもジャンルレスで強烈なぶっ飛び感覚を感じさせる内容でしたが、この新作もやはり同様にテクノだけではなく様々な音を組み合わせ、フロアとチルアウトルームを行き来する様な変態的なミックスを披露しております。ジャンルの多様性はテクノ、ハウス、ダウンテンポ、ディスコダブ、アンビエント、ミニマル、ニューウェーブなどまでに及び、最早このMIXCDがどんな音に当てはまるのかを説明するのは意味が無い状態にまでなっております。そして単純に曲を繋げるだけではなく曲の一部のサンプルを途中に混ぜ込んだり、同じ曲を2度も使用する事で、1度目で感じた印象が2度目で更に強まる効果を誘発するなど、展開の作り方は確かに印象的。何よりも彼の創る音源からも感じられるギトギトでドラッギーな感覚が終始漂っていて、リズムトラックの強さやノリで引っ張っていく勢いのあるタイプのミックスとは異なる、つまりは精神作用の大きい麻薬的な覚醒感の大波に飲み込まれるミックスは、彼特有のトリッピーな感覚があり独創性が存分に感じられる事でしょう。その分振れ幅や展開の浮き沈みも大きく、また音の余りのどぎつさに体力が無い時は聴くのもしんどいかなと感じる点もあります。インパクトがある分だけ聴く人を選ぶ内容でもありますが、はまる人には心底はまって抜け出せなくなるのではないでしょうか。

試聴

Check "Agoria"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO7 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Tummaa (Leaf:BAY 72CD)

Vladislav Delay-Tummaa
Amazonで詳しく見る

冷静になって気付くその2、クラブ行かない子が良いなんて一瞬でも思った俺が馬鹿でした。俺が求めている女の子はやはり、ミニマルやテクノが格好良い、バレアリック最高とか、音楽の共通の気持ちを分かち合える人なんだ。ちょっとオタでアングラでレコードに愛着があったり、そんな痺れるセンスを持った子に惹かれる自分がいる。昼下がりの午後3時、コーヒー飲みながら好きな人と一緒にレコード聴くとか最高でしょ。我ながら妄想の中だけでは完璧だ。

元Basic Channel系列、そして今ではミニマルダブ、ハウス、ダウンテンポと色々な音楽に取り組んでいるSasu RipattiことVladislav Delay。ここ数年はLuomo、Uusitalo、The Dolls名義でのリリースや過去の作品のリイシュー、そしてMoritz Von Oswald Trioにも参加するなど尋常ならざるペースで音楽製作をしており、もうDelay名義で新作が出たのかと驚くばかり、着いて行くのも大変です。さて待望の新作は前作と雰囲気はがらりと変わって、不鮮明でノイジーな印象は弱まり音の一つがくっきりと浮かび上がってくるアブストラクトなアンビエントになっておりました。一聴して気付くのは音自体が柔らかく有機的になっていて、今までのエレクトロニックで冷たい印象が後退している事。これはCraig Armstrongによるローズピアノやピアノ、そしてサックスフォンやクラリネット、そしてDelayによるパーカッションなどの生演奏が大幅に加わった事がそのまま影響しているんでしょう。相変わらずの型にはまらない自由自在なリズムや展開は変わらないけれど、所々で情緒的な音色が流れてきてうっとりする瞬間があるのは聴き所。Vladislav Delay名義の中では一番聴き易く(それでも他のアーティストに比べればとっつきにくい)、安定と平静の感じられるムードミュージックだと思う。Delay名義は今後はよりアコースティックな路線に進むらしいが、その第一歩なのでしょう。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO7 | 10:30 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Moritz Von Oswald Trio - Vertical Ascent (Honest Jon's Records:HJRCD45)
Moritz Von Oswald Trio-Vertical Ascent
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
お塩さんやっちゃいましたね、さすが我ら凡人には辿り着けない境地を感じさせます。しかし矢田亜希子って言うのは結婚した時点で分かってたけど、男を見る目は全く無いんだよな。宮崎あおいなんかもそうだけど幾ら彼女たち自身に魅力はあっても、男を見る目が無い女ってのはそれだけで評価を落とすよなぁ…

一年前から話題になっていたユニットのアルバムがようやく登場。なんと言っても面子が尋常ならざるユニットで、Basic ChannelのMoritz Von Oswald、Vladislav DelayやLuomo名義で活動するSasu Ripatti、元Sun ElectricのMax Loderbauerとテクノの歴史の中で音響には人一倍こだわりを持つ人達が集結しているのです。だからこそ耳を集中させて聴いて欲しい。ここには流行や売れ行きを意識した音は一切入っていない。彼等が頑なに信じる自分達の音響の美学を、テクノとジャーマンプログレの狭間で融解させ新たなるテクノの世界観を作り上げている。テクノとは打ち込みがメインでライブ性の少ない音楽ではある…と言った既成観念はここでは通用せず、Ripattiはメタルパーカッションを叩き、Loderbauerはシンセサイザーを弾き、Moritzは様々なエレクトロニクスを駆使し、展開と拡張性を伴った演奏を披露している。細かに配置された様々な音が浮かんでは消えて、ミニマルではありながら微細な変化を伴いながら展開しつつ、廃退的な余韻が残っていく。余りにも生真面目過ぎる音楽ではありますが、フロアやクラブと言った娯楽的な要素を越え、テクノの制限を越えて生きているテクノに全力で打ち込んだ結果が本作なのではないでしょうか。ベルリンテクノだけど、何故かアフリカンなパーカッションは古代の踊る欲求を呼び起こします。

試聴

Check "Moritz Von Oswald"
| TECHNO7 | 00:05 | comments(2) | trackbacks(3) | |
2009/02/07 root & branch presents UBIK featuring LUOMO @ Unit
軽羹1 軽羹2
また昨日に続き不毛な一夜を過ごした。二夜連続オールナイトとは少し自分を抑制せなと思う訳で。金は消費するし酒飲み過ぎて体にも悪いし、いや、まあそんな生活が好きだから良いんだけど。時々いつまでこんな事出来るかななんてはっとするの。でもその時が来るまで突っ走りたい、人生は一度だから。

つか不毛な一夜では無かった。実は当ブログ読者かつマイミクのmimiさんが、出張で東京に来ていたついでに本日のパーティーに遊びに来てくれたのです。12時過ぎにクラブに入って顔合わせ(合コンかよwww)して、小一時間程雑談。おっとりした綺麗なお姉さん気質な人で、まあ殆どオレの悩みばかりを聞いてもらってたよ。しかしブログの印象からは全然違うって言われたけど、ブログの通りただの変態だよ、オレは。しかも帰りには軽羹もプレゼントして頂いて、本当に本当に感謝です。もっちりむちむちした触感で美味しかったですよ。ブログを通して人と人との繋がりが出来た事は、素晴らしい事だと実感した一夜。mimiさんお疲れ様でした。

Vladislav Delayのライブ、超アブストラクで廃退的なサウンドスケープ。しかしSaloon激混み、マゾな人多過ぎ。説明が難しいバキュズグドルゥゥゥゥ〜ンみたいな不鮮明な音がずっと鳴っているだけで、リズムも一定じゃないので全く全容を掴めない。深すぎる音響工学。

Moodman、相変わらずパーティーの趣旨に合わせたプレイが出来る人。ミニマルっぽい感じながらもハウスビートを基調にした硬めのテクノを連発。パキパキとしたシャープな音が格好良かった。

Luomo、久しぶりに彼のライブを体験。ずっしり太くてシャープな4つ打ちのキックに、耽美な上物が乗っかったエレガンスかつ気品漂うハウス。これをオレは洋風演歌と呼ぶ。うむ、曲の構成や音自体は完璧とも思える内容。が、4つ打ちがずっと続くのは良いんだけど、どんどん単調に陥ってしまった。優等生過ぎるライブと言うか安定感がありすぎた。2002年のforce hyper-disco night @ 新宿LIQUIDROOMの時のLuomoのライブは、もっと耽美と狂気が混じっていてぶっ飛んだライブだったんだよ。ワインボトルをかっくらってLuomoも頭をハンギングしまくってノリノリだったんだ。今回はね…きっと大人になったんだよ。

DJ Yogurt、最高。ミニマル、テックハウス、ハウス、プログレなどを回していたけれど、とにかく飛ばしまくっていました。ズンドコ図太いリズムで疾走感に溢れたプレイ。Petar Dundovの"Sparkling Stars"、そして激盛り上がったJebskiの"Frame"も回された。キラキラと盛り上がるプログレがかかっていたら、A†A±A†Aさんがdeadmau5の超ヒット曲だよと教えてくれた。本当にヨグ氏は何でも回すんだね。朝方になるとちょっと明るくてハッピーな感じのハウスが増えてきた。いわゆるアフターアワーズかいな。まあとにかく盛り上がっていたDJ Yogurt。こりゃMakin' Love Mix vol.2も参加必至だな。

ブログ読者のmimiさんともいっぱい話せたし、音楽も良かったからいっぱい踊れたし、充実した一夜でつた。

■Luomo - Vocalcity(過去レビュー)
Luomo-Vocalcity
Amazonで詳しく見る
| EVENT REPORT1 | 08:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Luomo - Convivial (Huume Recordings:HUUME16)
Luomo-Convivial
Amazonで詳しく見る

Sasu RipattiはVladislav Delay、Luomo、Uusitaloなど多数の名義で活躍するフィンランドのアーティスト。かつてはBasic Channel傘下のChain ReactionからVladislav Delay名義で注目を集め、またForce TracksからはLuomo名義でディープハウスを披露し、今ではフィンランドを代表するテクノアーティストと言っても過言ではないでしょう。名義が多いので近年は毎年一枚はアルバムをリリースする程多作なお方ですが、だからと言って決して質が低下しないのは溢れる才能のおかげでしょうか。本作はLuomo名義なので歌物のハウスが中心ですが、特に今までと比べ格段な変化や進化がある訳ではありません。ポップでありながらどこか捻くれたセンスを持つメロディー、気品と美意識に満ちたシンセサウンドは以前からのまま。それでも何故かLuomoを聴きたくなるのは、やはりここにしか存在しない耽美なハウスサウンドがあるからだと思うのです。女性らしいエロスもありながら下品に陥らずにしとやかさも漂っていて、うっとりする魅惑の世界が広がっているんですわ。若干リズムトラックの線の細さが気になる所ですが、ポップなメロディーを生かすにはその位の方が良いのだろうし、何気にリズムの多様性にも凝っているし侮れません。

試聴

Check "Luomo"
| HOUSE4 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2008/07/11 UNIT 4th Anniversary @ UNIT
テクノの生きる伝説・Basic ChannelからMoritz von Oswald TrioがUNITに襲撃。と言ってもまさか今時の若い人が今更ベーチャンに興味なんか持ってないだろうと高を括ってましたが、すんません、UNITが久しぶりに超混んでました。12時過ぎにクラブに入ったんだけど、その時点でフロアは人混みでパンパン。全然前に行けないし、勿論踊る事も不可能。YOUTUBEのライブ映像を見た限りだとどう聴いても踊れないライブなのに、まさかそれでもMvOTを聴きたい人があんなにいるなんて、自分も含めて極度にどMなクラバーは意外と多いのですね。
続きを読む >>
| EVENT REPORT1 | 17:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2008/07/05 (SAT)
DEFECTED presents Charles Webster Release Party @ AIR
DJ : Charles Webster
Special Live & DJ : Jazzin' Park

2008/07/11 (FRI)
UNIT 4th Anniversary @ UNIT
Live : Moritz von Oswald Trio feat. Vladislav Delay & Max Loderbauer (ex. Sun Electric, NSI), Flying Rhythms
DJ : Fumiya Tanaka, Juzu a.k.a. Moochy, Hikaru (Blasthead) and more

2008/07/12 (SAT)
LIQUIDROOM 4th ANNIVERSARY @ LIQUIDROOM
Live : Los Hermanos
DJ : Larry Heard

2008/07/20 (SUN)
Real Grooves Volume 28 "Musique Risquee Label Night" @ UNIT
DJ : Akufen, Maxxrelax
Live : Deadbeat

2008/07/25 (FRI)
CLUB MUSEUM "4 HOURS of DETROIT ROOTS !!" @ UNIT
GUEST DJ : SUBURBAN KNIGHT a.k.a. James Pennington
DJ : Kihira Naoki, Rok Da House

予定が空いてしまったので、Moritz von OswaldとLos Hermanos+Larry Heardのどちらにも行ける事になりました。YELLOW亡き後UNITががんばっております。この調子でUNITは良いパーティーを開催して頂けると助かります。
| UPCOMING EVENT | 14:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Uusitalo - Karhunainen (Huume:HUUME14)
Uusitalo-Karhunainen
Amazonで詳しく見る

自身でHuume Recordingsを運営しながらVladislav Delay、Luomo、Uusitaloと言う三つの名義を使い分けて活動しているSasu Ripatti。アブストラクトでダビーなテクノが好きならVladislav Delayを、耽美でハイセンスなハウスが好きならLuomoを、そして独特で奇抜なテクノ×ハウスを聴きたいならこのUusitaloが良いでしょう。使い古された言葉で言うならばクリックハウスってジャンルに適するのでしょうか、空間の隙間を生かしいびつながらも独特のファンキーさを感じさせるリズム感は妙技の一言。単なる4つ打ちに終始する事なく変幻自在なリズムで聴く者を惑わし、パーカッション地獄へと誘い込んできます。正直かなり個性的なんでLuomo名義なんかに比べるとBGMとしては聴き辛さはありますが、逆にその分リズムの多様性を楽しめるのかなとは思います。またVladislav Delayの活動による賜物か、奥深い音響空間はやはり光っていてBasic Channelフォロワーとしての一面も感じられる内容。やっぱりVladislav DelayとLuomoの中間的なイメージが付きまといました。

試聴

Check "Uusitalo"
| HOUSE4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Anima (Huume:HUUME15)
Vladislav Delay-Anima
Amazonで詳しく見る

兎にも角にも最近はリイシューがブームの様です。そりゃテクノだって歴史が20年以上になっている訳だし、流行廃りが早いシーンですから廃盤となっている名作も多い訳でして。今日紹介するのも廃盤となっていた名作の一つ、フィンランドのイケメン・Vladislav Delayの初期作品"Anima"。テクノ好きな方はご存知、かつては隆盛を誇っていたMille Plateauxからリリースされた一曲60分超えのアブストラクトダブテクノ。ぶっちゃけこの名義だとどのアルバムも似通った内容で、ずっとモコモコと不気味な音が不鮮明な視界の中で蠢くアブストラクトな展開です。激しく敷居が高く人に聴かれるのさえ拒否する様な荒廃した音が続き、断片的に音が入っては消え聴いていても流れが全く読めない狂った音楽です。個人的には他人に勧めようとも全く思わないけれど、それでも瞑想時や睡眠時には役立つかもしれない…。以前にはBasic Channel系譜のChain Reactionからも作品をリリースしていたからベーチャンフォロワーみたいに言われてたけれど、本作を今になって再度聴く限りではそこまでベーチャンを意識してない気がします。ベーチャンはまだクラブでの聴き易さがあったけれど、本作はもうそんな場所にすら存在しない不定形な音楽ですからねー。まあ修行だと思って聴くのも、たまには良いかもしれないですね。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO6 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Multila (Huume Recordings:HUUME09)
Vladislav Delay-Multila
Amazonで詳しく見る

中古屋でもなかなか手に入らず永らく廃盤となっていたVladislav Delayの1stアルバムが、自身のHuume Recordingsから目出度くリイシューされました。オリジナル盤はBasic Channelのサブレーベル・Chain Reactionからで、アブストラクトでダブなレーベルの作風を決定付けたと言っても過言ではありません。しかしテクノに馴染みが無い人が本作を聴いたら、一体どんな感想を持つのだろうか。ず〜っとモゴモゴと不気味な何かが蠢いている様な不穏な音が続いていて、この先の事だけでなく今まで辿ってきた道さえも見失ってしまう霧靄の世界を永遠と彷徨います。視界0メートルの中では思考や感覚も鈍っていき、この音楽を聴いているだけでまるで自分の存在自体が無であるかの如く錯覚を覚えます。一体どうしたらこんなディープでカオスな音楽が出来上がるのか不思議ですが、実はこの作品を創り上げた当時、本人は精神的にかなり病んでいたそうです。あーそれならばなる程と言った感じで、確かに病的なまでに引き籠もり系のサウンド言っても良いかもしれない。だから本作を聴いてもテンションが上がる事なんてまず無いし、落ち込んでる時に聴いたら余計に暗くなると思う。じゃあ一体いつ聴けば良いのだろうか。寝る時にBGMとして使えば、もしかしたら安眠出来るかなと思ったり。しかし普通にハウスをやっているLuomo、Uusitalo名義と同じ人が作った作品とは到底結び付かないね。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO5 | 22:00 | comments(3) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Whistleblower (Huume:HUUME13)
Vladislav Delay-Whistleblower
Amazonで詳しく見る

今は懐かしChain ReactionやMille Plateauxから深遠で極限までアブストラクナなテクノをリリースしていたVladislav Delayが、2年ぶりに新作をリリース。と言ってもその間にLuomo、Uusitaloなどのハウス名義でもリリースしているので、久しぶりって感じでもないですね。むしろ継続的に作品を作り続けているその意欲には、頭が下がる思いです。さてこのVladislav Delay名義ですが、相変わらず一本気質で明確なメロディーも無ければリズムも無いし、自分がどこに居るのかも分からなくなるような迷宮的音楽です。彼の出身であるフィンランドって寒い地方だと思うんだけど、一年中豪雪にでも覆われているのかい?景色が不鮮明だし色も霞んで灰色の世界しか聞こえてこなくて、どこにも逃げる事の出来ない閉塞的な感覚ですね。ミニマルだとかダブだとかそんなジャンルを通り越して、もはや言葉では説明出来ない尋常ならぬ音楽です。でも何度も聴いていたらいつの間にかズブズブの世界に引き込まれていて、不思議と安堵と落ち着きを感じていて妙な心地良さに包まれていました。使い方次第ではチルアウトの効果有りかも。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO4 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
UPCOMING EVENT
2007/03/30 (FRI)
Standard 7 @ Colors Studio
DJ : Ken Ishii, Satoshi Endo
Guest DJ : Deetron

2007/04/14 (SAT)
Derrick May Hitek Soul07 @ AIR
DJ : Derrick May
Guest DJ : Ken Ishii

2007/04/14 (SAT)
7by7 @ UNIT
Live : Luomo aka Vladislav Delay
DJ : Calm
saloon : RAMP
Live : Vladislav Delay aka Luomo

2007/04/21 (SAT)
Clash 20 @ ageHa
DJ : Dave Clarke, Hitoshi Ohishi
Live : Co-Fusion

2007/04/28 (SAT)
Club Phazon M_nus Special - Nothing Much @ Laforet Museum Roppongi
DJ : Richie Hawtin, Magda, Troy Pierce
Live : Mathew Jonson, Heartthrob, Gaiser

14日は悩むな〜。LuomoもDerrick Mayも行きたいし、困った!Club Phazonは多分行かねーな。もうリッチー食傷気味だよ。昔のハードなプレイなら聴きたいけど。なにげにDeetron+Ken Ishiiは熱い!Colors Studioは未経験だし行ってみるかな。
| UPCOMING EVENT | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Luomo - Paper Tigers (Huume:HUUME10)
Luomo-Paper Tigers
Amazonで詳しく見る

もうBasic Channelフォロワーと言う肩書きは必要の無い位、ハウス方面にシフトしたLuomo。元々の活動こそVladislav Delay名義のアブストラクトなテクノで一世を風靡していましたが、僕は完全にLuomo名義の方が今では好きです。Luomoのアルバムとしては3枚目なのですが、この名義でも初期の頃からすると良い意味で随分ポップになってきたなと言うのが感想。1stは色気のある作品ではあるのですが、現在に比べるとまだまだシリアスな作風だと思うのですね。それが今作ではメジャーに対しても通用する位素直に聴ける分かり易さがあり、別にダンスミュージックか否かとかも意識する必要がないのかなと。だからと言って内容の無いキャッチーなだけの音楽でもなく、奥を感じさせる深い音響を生かしつつ、やっぱり色気たっぷりの妖艶な雰囲気もあるのが素晴らしいです。そういった音は、Vladislav Delayでの音響効果がLuomo名義にも影響を上手く及ぼしているのでしょうね。またBPMも120前後でしっとりと馴染むように聴けて、夜にぴったりなボーカルハウスです。ヨーロッパ系の耽美派ハウスの中では、圧倒的にセンスを感じるアーティスト、それがLuomoです。

試聴

Check "Luomo"
| HOUSE3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Vladislav Delay - The Four Quarters (Huume:HUUME-005)
Vladislav Delay-The Four Quarters
Amazonで詳しく見る

Basic Channelを継承する第一人者と言っても過言ではないVladislav Delay。個人的にはLuomo名義の妖艶なハウス作品の方が好きなんですけど、Vladislav Delay名義の方がBasic Channel色は色濃いですね。この作品は4部構成になっており、それぞれが15分もあると言う大作になっております。しかしBasic Channelは極限までシンプルでダビーな構成でしたが、Vladislav Delayは明確なリズムさえ無くなってしまい一般的に聞き易いものではないでしょう。クリックハウス通過後のカチコチとした音が随所に入り、いびつながらくたがぶつかり合う様なリズムトラックは変則的で捕らえ所が無い。また奥へと吸い込まれゆくダビーな残響音やドローンとして幽玄なシンセの上物が、暗い暗い厳冬の世界を表しているかの様。人を寄せ付けない難しい作品だとは思いますが、それでも何故かこの人の作品には時折暖かみが感じられるのが不思議です。他の名義で4つ打ち作品はリリースしているので、Vladislav Delayではもっとパーソナルな作品を目指しているのかも。極限まで深淵なミニマルダブの参考例ですね。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO3 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Rhythm & Sound - See Mi Yah Remixes (Burial Mix:BMXD-1)
Rhythm & Sound-See Mi Yah Remixes
Amazonで詳しく見る

アブストラクトミニマルテクノの大元帥、元Basic Channelの二人が現在はダブ・レゲエユニットのRhythm & Soundとして活動しておりますが、そんな現在の状況に僕は余り興味を覚えません。だがだがだが、ここにきてやっとこさ久しぶりにテクノへのアプローチを見せてくれました。なんと昨年の「See Mi Yah」(過去レビュー)を、驚愕の11アーティストがリミックスしました。参加アーティストは、Basic Channel一派のSubstance、Vladislav Delay、Vainqueur、Hallucinator、Tikiman、ハウスの賢人・Francois K、デトロイトテクノのパイオニア・Carl Craig、クリック方面からはSound Stream(Soundhack)、Ricardo Villalobos、またミニマルの新星・Sleeparchive、そして何とBasic Channel名義で本人らも参加と言うやばすぎる面子。 これは聞かなくても分かる、素晴らしいに違いないと。

取り分け素晴らしかったのは、やっぱりCarl Craig。近年の作風であるエレクトロニックで覚醒感漂うプログレッシブな出来で、シンセの金属的な響きが最高です。こんなリミックスが出来るなら、とっとと自分の名義でアルバム出せよなー(笑)。Vainqueurも良かったね。Basic Channelを継ぐ者としてのリミックスと言うべきか、視界0メートルのぼやけた残響の中で淡々とリズムが鳴り続けます。Villalobosは相変わらずのネチャネチャとした粘度の高い音で、スカスカな構成がからっと乾燥した空気を作り出します。Francois Kは何故か一人暴走し、ラガジャングルを展開。これはちょっと方向性を間違えたか…(悪くはないけどさ)。でも何と言ってもBasic Channelのリミックスが聞けたのが、一番嬉しいです、感涙です。Rhythm & Soundをハウス化したいわゆるダブハウスなんだけど、音の鳴り方がやっぱり別格だなぁと。またいつかBasic Channel名義での活動を再開してくれないのかな〜・・・。なんて思いつつも、アーティストそれぞれが独自のリミックスを提供しています。この夏、このアルバムを聞いて暑さをしのぐべし!!

試聴

Check "Basic Channel"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Uusitalo - Tulenkantaja (Huume:HUUME-007)
Uusitalo-Tulenkantaja
Amazonで詳しく見る

フィンランドの貴公子ことSasu Ripatti様、別名Vladislav Delay(読み辛過ぎ…)、もしくは別名Luomo。Vladislav Delay名義ではBasic Channel並のアブストラクトテクノを展開し、Luomo名義では流麗なユーロピアンハウスを展開するめちゃ格好良い貴公子です(見た目もナイス)。そんな彼の第3の名義がUusitaloでございます(牛太郎じゃないよ)。Vladislav DelayとLuomoの中間に位置するこの名義では、ビートはハウスながらもLuomo程エレガントな音ではなく、いびつでこつこつとしたクリックハウス的な上物でファンキーかつディープ。スムースな流れでありながら、微妙に変則的なビートだしオリジナリティーがあります。端正にしっかりと音像が浮かび上がるものの、時にエコーが強調されたダビーハウスになったり、時にスムースなテックハウスになったり、彼の名義の両者の橋渡し的な存在です。マイナー調のダークで虚ろげなメロディーは、明るさはなくとも陶酔するにはもってこいの基調です。そういやLuomo名義で彼がライブする時は、ワインボトルをラッパ飲みして自分に陶酔してた気がします。多分Sasu Ripatti様はナルシストだと思います。でもBasic Channelフォロワーとしても、また近年のKompaktなどのポップでミニマルなシーンにおいて抜群に抜けているアーティストですよ。

試聴

Check "Uusitalo"
| HOUSE2 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Upcoming Event
PEOPLE WANT MORE LIFE @ YELLOW
2006/04/14 (FRI)
DJ: JEFF MILLS(AXIS), TAKAMORI K.

MATERIAL feat. IAN POOLEY @ AIR
2006/04/21 (FRI)
Guest DJ: Ian Pooley

CROSS MOUNTAIN NIGHT feat. JAMES HOLDEN @ WOMB
2006/04/21 (FRI)
DJS: JAMES HOLDEN, TORSTEN FELD, Dr,SHINGO

CLUB MUSEUM @ UNIT
2006/04/21 (FRI)
Special Live Performance: BRITISH MURDER BOYS(SURGEON & RISIS) -5 hours gig-

UNDERGROUND RESISTANCE "INTERSTELLAR FUGITIVES" TOUR @ LIQUIDROOM
2006/04/28 (FRI)
Featuring members:INTERSTELLAR FUGITIVES SPECIAL LIVE UNIT
Formed by - GERALD MITCHELL as THE DEACON (UR044), THE ANALOG ASSASIN (UR040), CORNELIUS HARRIS as THE ATLANTIS (UR3.14), RAY 7 as THE UNKNOWN SOLDIER (UR051)
...And maybe more fugitives
DJs:SUBURBAN KNIGHT aka JAMES PENNINGTON (UR011), DJ S2 aka SANTIAGO SALAZAR (UR057), DJ DEX aka NOMADICO (UR061)

STANDARD 4 @ WOMB
2006/04/28日 (FRI)
GUEST DJ: JORIS VOORN
DJ: KEN ISHII, SATOSHI ENDO

MOODYMANN JAPAN TOUR 2006 @ YELLOW
2006/04/29 (SAT)
DJs: MOODYMANN aka Kenny Dixon Jr, Alex From Tokyo

PANORAMA @ YELLOW
2006/05/02 (TUE)
DJs : Kentaro Iwaki a.k.a Dub Archanoid Trim, Terre Thaemlitz
LIVE: LUOMO a.k.a VLADISLAV DELAY

CLASH 12 feat. DERRICK MAY @ ageHa
2006/05/06 (SAT)
DJs :Derrick May, Ken Ishii, DJ Tasaka, Fumiya Tanaka, DJ Wada, Q'Hey
Toby, Yama, Shin Nishimura, DR.Shingo, Kagami, RKD1 & RKD2
LIVE : Chester Beatty, Newdeal

JAPANECTION PRESENTS SOUL DESIGNER TOUR @ WOMB
2006/05/19 (FRI)
DJs: Fabrice Lig, Jean Vanesse, Ken Ishii, Sisk
| UPCOMING EVENT | 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Tobias Thomas - Fur Dich (Kompakt:KOMPAKTCD04)
Tobias Thomas-Fur Dich
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
ドイツテクノ帝国の牙城、KompaktをDJとして支えるTobias ThomasのファーストMIXCD。殆ど楽曲は手掛けていないようですが、DJとしては人気があるようでKompakt系のイベントで何度か来日しています。やはりKompakt系列のアーティストなのでディープめのテクノをこのCDでも回しているのですが、前半は大変地味ですね。あんまり踊りやすいとも言えないダークなテクノが続いて、中盤辺りからテンションも上げてミニマルハウスを投入。しかし「Deux」辺りで心地良い流れになってくるも、「Autechre Rmx」のつんのめり系のトラックで肩すかしを食らいます。と思ったら田中フミヤのトラック「Go Out」を被せてきて渋めのミニマルで盛り上がり、「Nachschub」の覚醒的ディープミニマルでうっとり心地良いですね。その後はアフターアワーズ的に緩いムーディーなテクノで終焉を迎えますが、なんでしょうね、このモヤモヤな気持ちは。大きなうねりもなく良い所で盛り上がったと思ったらすぐ下げられて、不完全燃焼な気がします。ロングセットでもっと聴ければ変わってくるかもしれないですが、これだけだったらDJプレイを聴きに行こうとは思わないですかね。

試聴

Check "Tobias Thomas"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO3 | 23:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay/Antye Greie/Craig Armstrong - The Dolls (Huume:HUUME-006)
Vladislav Delay,Antye Greie,Craig Armstrong-The Dolls
Amazonで詳しく見る

LUOMOとしても大活躍しているフィンランドのテクノ貴公子Vladislav Delayが、Antye Greie、Craig Armstrongとコラボレート。Antye Greieに関しては元々AGF名義で、Vladislav Delayとコラボレートしている女性ボーカリスト。Craig ArmstrongはMassive AttackやBjorkのアレンジャーとして、または映画に曲を提供していたりするそうです。とあんまりVladislav Delayとの繋がりは良く分かりませんが、その組み合わせは意外にも良かったです。Delayの作った不鮮明で荒廃したトラックの上に、Armstrongのメランコリックで切ないピアノが乗っかるだけで、あれよあれよと闇の世界に一筋の光が差し込んで来るようです。今にも消え入りそうで儚いGreieのボーカルと相まって、優しい温かい心で徐々に満たされていくのが分かります。Delayも普段程アブストラクさを強調する訳でもなく、どちらかと言うとメロディーを強調させる為に比較的シンプルなリズムトラックを作ったのではないでしょうか。Vladislav Delayソロよりよっぽど聴き易いですが、かといってセルアウトした訳でもなく、高みを目指す為の意味のあるコラボレーションだと思います。Massive Attackとかの奥に秘めたる美しさみたいなのがありますが、それ程黒い音ではありません。テクノって言うよりは、エクスペリメンタルジャズテクノ?でもMassive Attackとかが好きなら、気に入って頂けると思います。

Check "Vladislav Delay"
| ETC1 | 18:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
Pub - Summer (Vertical Form:VFORM001CD) & Do You Ever Regret Pantomime?" (Ampoule:ampcd01)
Pub-Summer  Pub-Do You Ever Regret Pantomime?
Amazonで詳しく見る          Amazonで詳しく見る
近年のエレクトロニカブームの中でも、秘かな人気を博していたのがこのPUBであります。夏の間には情緒豊かで美しいサウンドスケープを描き出し、体感温度を2〜3度下げる清涼効果のあるチルアウトサウンドを発していました。彼らの詳細に関しては全く持て不明で、とにかく「Summer」と言う曲に一発でやられてそれ以降自分のフェイバリットなアーティストになっています。いつかは紹介しようと思っていたのですが、廃盤であったのがやっとこさ再発される事になりこの度紹介する事になりました。

まず「Summer」と言う曲、これは16分を越える壮大なミニマルアンビエントで、軽いエコーが段々と連なり微細な変化を繰り返しては反復します。淡々としている割には、人を惹き付ける豊かな情緒が有り決して冷たい感触はありません。ダビーで不明瞭、ぼやけた音なのに、心が研ぎ澄まされ綺麗になっていく感じです。とにかく深いチルアウトの一言ですね。Vladislav Delay、Arovaneおのおのがリミックスを2バージョン提供し、他にリミックス1曲の計6曲のミニアルバムですが、60分以上もあるので普通のアルバムを考えて差し支えないでしょう。

そして「Do You Ever Regret Pantomime?」、これがオリジナル1stアルバム。アルバムなので当然バリエーションに満ちていて、聴き応えは充分。「Summer」路線ではありますが、シューゲイザーの様な微かなノイズ混じりのエレクトロニカが強調されています。「Summer」より色彩豊かでより叙情的、雨雲の中から光が割って入ってくる時の美しさみたいなのがありますね。目新しさとか斬新さはないけれど、緻密でとても良く練られているサウンドプロダクションの為、新鮮さを感じさせます。Vladislav DelayやBasic Channelをメロディー豊かに、そしてアンビエンスを加えるとPUBみたいな感じになるのかしら?それにしたってこの清涼感溢れる音は、夏がぴったりだったから遅い再発が悔やまれます。しかしライブCDがボーナスで付いてくるので、これは買い!でしょう。

「Summer」試聴
「Do You Ever Regret Pantomime?」試聴

Check "Pub"
| TECHNO2 | 18:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Luomo - Vocalcity (Force Tracks:FT14CD)
Luomo-Vocalcity
Amazonで詳しく見る

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
って程の物でもないかもしれないけど、廃盤扱いだったのでこの再発は大変嬉しい。かつては栄華を極め多くの才人を抱え込んでいたForce Tracksレーベルも、栄枯盛衰と言うべきか一瞬にして倒産。その中でも特に注目を集めていたのがこのLuomo、又の名をVladislav Delay。そうBasic Channelチルドレンの一人でもある人です。以前に2NDアルバム「The Present Lover」を紹介したけれど、お勧めはやはりこの1stアルバムですな。オイラはベーチャン系列のVladislav Delay名義よりもこのLuomoの1stが好きなんですわ。炎は青い方が実は温度が高い。そしてこのLuomoもそんな感じで一聴して大人しめのクールなハウスなんだけど、実はかなり淫乱、妖艶、セクシー。2NDはかなりポップだったけど、この頃はもっと年齢を重ねた様な大人の魅力があるわな。音数をかなり絞ったスカスカな作りのミニマルハウス。しかし音の絶妙な隙間と耽美なシンセ音にコチンも立ってしまう。この人フィンランド出身なんだけど、ここから出てくる人が出す音は何故かみんな綺麗目で繊細な感じだね。アルバムなのに6曲だけ…と思ったらみんな10分超えの曲。細く長く快楽が続くセクシーハウスです。セクシーっつても下品な面は皆無ですぞ。

試聴

Check "Luomo"
| HOUSE1 | 23:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Vladislav Delay - Demo(n) Tracks (Huume:huumerecordings 01)
Vladislav Delay-Demo(n) Tracks
Amazonで詳しく見る

耽美なユーロピアンハウス方面でLuomoとしても活躍するVladislav Delayの最新作は、今まで以上に荒れ狂いもの悲しいアブストラクトなアルバムとなっている。尖った金属片が刺される様な鋭利なノイズ音が恐怖を引き起こし、微かに弱々しい上物が奥で鳴り続け、無機質な空気が世界を浸食してゆく。以前のBasic Channelチルドレンであった頃はまだそこまで突き放す様な孤独感は無かったものの、このアルバムでは天涯孤独で完全に自我の世界に引きこもったアーティスト像が浮かんでくる。一切を寄せ付けない世捨て人的な虚無感が、徐々に聴く者にも浸透してゆく頃…何故か灰色の空を割り、眩いばかりの光が僕らを包むのだ。この瞬間今までの暗鬱な空気は一切消し去られるのだが、やはりまた彩度の低い霞がかった暗鬱な世界に戻ってしまう。しかしそんな重苦しい世界の中にも、確かに希望は存在している。混沌と虚無の中にある光だからこそ、より輝きを増す事が出来るのだろう。もうBasic Channelチルドレンとは言わせないVladislav Delayの世界が存在する。新しきカオスとアンビエンスの世界だ。

試聴

Check "Vladislav Delay"
| TECHNO2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Marc Leclair - Musique Pour 3 Femmes Enceintes (Mutek_Rec:mtk_fab04)
Marc Leclair-Musique Pour 3 Femmes Enceintes
Amazonで詳しく見る

これはみんな待ってた人は多いんじゃないかな?Marc Leclairってそう、Akufenの事ですよ。Akufenって言えば数年前にクリックハウスの雄として突如EPの段階で注目を浴びて、特にForce Inc.からのDeck The Houseで大爆発したファンキー野郎です。ラジオをサンプリングしてカット&コピーしたようなチキチキした上物と、スピーカーがブンブン唸る位ふっといボトムを組み合わせ、とんでもなくファンキーなハウスを作り出した張本人。とにかく一時期こいつの名前を聞かない事は無かったんじゃねーかと言う位、流行ってたんじゃないのかなと。Perlonから出てた2枚組EPとかAnna Kaufen名義のEPも、すんげー格好良かったよ。で、その後2回ライブを見る機会があったのだが、実の所ライブはあんまおもろーない。悪くもないが、CD聴いた時の衝撃が大きすぎてその後のライブはなんか普通だなと…。そして2年位前のFADERにおいて、次のアルバムは全編ノンビートのアルバムを出すと断言していたが、あながち嘘でも無かった様です。

実際アルバムの95%はノンビートで、以前のファンキー路線は控えめ。何故か今作はアンビエントと言うか、これはチルだ!Akufenからクリックハウスを取ったら駄目なんじゃねーかと実は思ってたけど、これが予想外に素晴らしい作品となっているじゃん!今までの路線を変えると叩かれる事はしばしばあるけど、この路線変更は間違っていないと断言します。ファンキー度は控えめと言ったけど、多少はチキチキするカット&コピーも使われていて、相変わらず芸が細かい。しかし今回はそれ以上に、幻想的な世界観に没頭してしまいそうだ。ノンビートゆえにファンキーさよりも、メロディーを生かしたメランコリーな世界に焦点が行きます。アコースティックギターのカッティング音だと思われる、爽やかで哀愁を帯びた音がふんだんに使われた曲があったり、またエレクトロニカ的なノイズが入った曲もあり、全く予想だにもしなかった展開です。Vladislav Delay+チル+メランコリー+エレクトロニカって感じかな?僕は100%Akufenを支持します!

試聴

Check "Akufen"
| TECHNO1 | 17:55 | comments(0) | trackbacks(4) | |
Luomo - The Present Lover (Force Tracks:FT62CD)
Luomo-The Present Lover
Amazonで詳しく見る(UK盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
昨日紹介したDATA 80と同じレーベルに所属していたForce Tracksの中心的存在だったのが、このLuomoだろう。またの活動の名をVladislav Delay、そうかつてはBasic Channel系列のChain Reactionや、Force Tracksの兄弟レーベルのMille Plateauxからアブストラクトでエクスペリメンタルな作品を出していたその人である。今までのダークで余り一般的とも言えない作風から、突如としてLuomo名義では煌びやかで艶のある耽美的ハウスを送り出した。そしてこの2NDアルバムはよりポップによりセクシーに、ほぼ全編女性ボーカルを取り入れ非の打ち所のない物となっている。USにはディープ、アフロ、ゴスペル等のハウスがあるけれど、Luomoは徹底してヨーロッパ的な音を感じさせる。とても美しく泥臭さとは無縁な音。何なんだろう、このナイーブでセンチメンタルな感傷は。男が作ったハウスと言うよりは、か弱い女性的な感じ。しかし音の広がりや奥深さには、やはり並々ならぬ物がある。何と言ってもマスタリングにはBasic ChannelのMoritz von Oswaldが参加しているのだから。この人を引っ張り出す位だから、これだけでもこのアルバムが素晴らしいと予想が付くのではないだろうか。うむ、これだけ素晴らしい作品を出していたのにForce Tracksが倒産とは、世の中儚いものだ。残念であ〜る

試聴

Check "Luomo"
| HOUSE1 | 20:40 | comments(0) | trackbacks(4) | |
Richie Hawtin - Decks, EFX & 909 (NovaMute:NoMu072CD)
Richie Hawtin-Decks EFX & 909
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(UK盤)
ハードミニマルの名盤Jeff Mills - Mix-Up Vol.2と肩を並べるのが、今回紹介するRichie Hawtin - Decks Efx & 909。今となってはRichie Hawtinのパーティーは激混み状態で大盛況ぶり(初年度エレグラの空き具合が懐かしい…)。そんな彼のアグレッシブなプレイがこのCDで体験出来てしまうのは嬉しい限り。ハードではあるが、Jeff Millsが本能的であるのに対して、Richieは機械的、計算し尽くされたプレイをする。緻密で良く練られたプレイだ。しかしだからと言って元々の踊らせる機能が失っていないのは流石である。最近のハードミニマルは音数多めで過激なのが多いが、Richieは音の隙間を生かした音数少なめでありながらも硬質でファンキーな曲を使用する事が多い。そして今回はそこにTR-909でリズムを載せているらしい。ここまで来るとDJだってライブと変わらないなと思ったりもする。前半から中盤までのアグレッシブな展開は、ほんとCOOOOOOL!って感じです。後半は沈み込むようにダウナーになってしまいますが…。

試聴

Check "Richie Hawtin"

Tracklistは続きで。
続きを読む >>
| TECHNO1 | 22:20 | comments(1) | trackbacks(3) | |