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GAS,Wolfgang Voigt
Mike InkことWolfgang VoigtことGasによる久しぶりのアルバムが登場。霧靄に包まれた音響アンビエントは変わらず。4/21リリース!
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Yagya - Stars And Dust (Delsin Records:118dsr-cd)
Yagya - Stars And Dust
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今や昔懐かしクリック・ハウスなるジャンルの先導的立場であったForce Inc.というレーベルが、そのバブルが弾けレーベルも休止をするその少々前に華々しくデビューさせたのがアイスランドのAoalsteinn GuomundssonことYagyaで、GasやBasic ChannelにBrian Eno等のダブテクノからアンビエントに強く影響を受けた音楽性が一部の人に注目され、レーベルが停止した影響の希少さからもカルト的な扱いを受けていた。近年はマイペースに活動を続けておりどういう訳か2014年にはデトロイト・テクノ系の音には強いオランダはDelsinからもアルバムをリリースしているが、そこでの評価も良かったのだろうか次作の2016年作となる本作も同様にDelsinからリリースされている。作品毎に極寒に覆われたようにチリノイズが浮遊するダブテクノから、女性ボーカルも導入したポップでアンビエント性の高いテクノ、またはビートに重きを置いたグルーヴ重視のダブテクノなど、多少の変革を用いながらアーティストとしての進化/深化を遂げているが、本作でもまた今までの作風から変化を見せている。浮遊感と抽象的で淡い響きのある上モノが広がっていく"Train Station's Dustlight"からして、4つ打ちのビートは入るもののパーティーでの強烈なグルーヴとは異なる水面に波紋が広がるような穏やかなリズムで、アンビエント性を高める事に寄与しているようだ。"Crepuscular Rays Over The Horizon"は雪の中でほんのりと火が灯るような温かいピアノの旋律をしんみりと聞かせて、そこに荘厳なパッドや宗教的な女性の声を楽器的に伸ばしながら、実に幻想的で儚いダブテクノを聞かしている。日本人女性のNatsuko Yanagimotoを起用した"Motes In The Moonlight"は、ダウンテンポ気味の詰まったようなリズムと程良いリバーヴを用いてダブの音響面が強調されているが、やはり幻のような声が用いられる事で世界観としてはドリーミーなアンビエントに満たされている。確かにどれもダブの音響やアンビエントな浮遊感はあるが、例えば傑作と呼ばれるデビュー作の『Rhythm Of Snow』(過去レビュー)のような極寒の中の吹雪が吹き荒れるような荒々しいアブストラクトなダブテクノではなく、同じ雪景色でも静寂の白の世界にしんみりと雪が降り積もるような感覚であり、音調は一定して穏やかだ。聞きやすい分だけYagyaとしての個性は弱まったように思う所もあるが、しかし官能的でさえある美しいメロディーや音響は特筆すべきで、この手の音楽の模範とされるべきにも思われる。



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| TECHNO13 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yagya - Will I Dream During The Process? DeepChord Redesigns (Subwax Bcn:SUBWAX BCN CD02:2)
Yagya - Will I Dream During The Process? DeepChord Redesigns
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雪が降り積もるアイスランドからこんこんとしたドローン/アンビエント・テクノをリリースするYagya。豪雪地帯を思わせる残響に覆われた抽象的なドローン・アンビエントを展開し、寡黙な活動ながらも、いやだからこそと言うべきか過去の作品は廃盤となりながらもよりカルト的な人気を博している。本作はそんな彼が2006年にリリースしたアルバム"Will I Dream During The Process?"(過去レビュー)を、デトロイトのミニマル・ダブの極北であるRod ModellことDeepChordが丸々リミックスし直したアルバムで、その奇跡的なコラボレートという前提からして話題性は抜群だ。何でもCD版は全世界で250枚のみと非常に限定されたリリースだったのだが、実はデジタル配信もされている上に、日本限定で直ぐにリプレスされて少し拍子抜け。が作品自体はDeepChordの手腕が存分に発揮された過剰な音響に包まれるミニマル・ダブが何処までも続き、恐らく多くのファンが期待する音が聴けると言う観点で当たりであろう。オジリナルは柔らかい残響を活かしながら宗教的かつ神秘的なアンビエンスを奏でていたものの、DeepChordのリミックスはフロアからの視点で見据えたダンス・トラックとしての機能を添加し、よりテクノらしくよりダンスらしいグルーヴ感を備えている。元々DeepChord自体がアンビエントな性質を伴う音楽性ではあるが、やはりYagyaに比べると残響の奥に確かなキックを刻みながら躍動感のあるビートを生み出し、溢れる情緒を掻き分けながら突き進む機能性を伴っているのだ。YagyaとDeepChordでは似て非なる性質があり、リスニングとダンス、アンビエントとテクノ、情緒性と機能性など近い距離にいるようでそれぞれの個性がある事を、本作を聴いて理解させられる。結果的にはYagyaの作品をDeepChordが作り直したという事実よりも、DeepChordの作品として聞こえるような個性で上書きされた事で、オリジナル的なミニマル・ダブとして成り立っているのは面白い。



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| TECHNO11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Joris Voorn - Balance 014 (EQ Recordings:EQGCD024)

Joris Voorn-Balance 014
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新次元…と言うのは言い過ぎかもしれないが、これが最新のテクノの形である事にもはや疑いはないだろう。世界各地、日本においても大人気となったJoris Voornの最新MIXCDはアルバム2枚に100曲ものトラックを使用した驚愕の内容。とは言えこのPCを使ったスタイル自体は、2001年のRichie Hawtinの"DE9"(過去レビュー)の時点で完成系を成しているので、実は最新であるとは言い切れない。が、このスタイル自体がテクノと言う世界に普及しているのは間違いない。各曲から一部分をパーツとして切り出し、それをPC上で細かにループ・エディットを繰り返し、本人が言うように"絵を描く"様な作業を繰り返すスタイル。全く異なる曲の一部が同じ時間・場所に存在する事により、全く異なる新しい音楽へと変容を遂げる進化。もはやこれはMIXCDと言うよりも、Jorisのオリジナルアルバムとさえ言える様な境地にまで達している。"Mizurio mix"は(比較的)アッパーでグルーヴィーなテクノ、ミニマル、テック系中心の内容で、しかしながら覚醒感を刺激するドラッギーさも感じさせます。対して"Midori Mix"はエレクトロニックミュージックをより幅広く吸収したフリースタイルな選曲で、テクノの中にディスコダブやバレアリック、ダウンテンポ、ジャズも取り入れられて開放感のある音が持ち味。どちらのミックスも各曲が自然に融解し、そして再度融合し、今まで違う世界観が繰り広げられ非常に興奮出来る内容でした。同じ事を既にやっているRichie HawtinのMIXCDに比べると、カラフルなのが特徴でこれはこれで素敵です。

ただ欲を言わせて貰うと、本作があくまでホームリスニング仕様である事。これは結局はクラブではプレイする事の出来ない内容だから。かつてJeff Millsがアナログを一時間に40枚程も矢継ぎ早に回していたプレイは、既に過去の物となってしまったのか?いや、そうではないと思う。そこには瞬間瞬間に生まれる独創性や閃きがあったはずで、あれにこそ僕は人間的な熱や魂を感じる訳で。だからJorisにも一枚位はコンピューターを使用しないで、クラブで再現出来る単純だけども爆発力のあるプレイが聴けるMIXCDを出して欲しいと言う気持ちもあります。テクノロジーが必ずしも全てを豊かにする訳じゃないんだ。

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| TECHNO6 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(1) | |
Yagya - Rigning (Sending Orbs:SO011)
Yagya-Rigning
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Basic Channel+アンビエント=Yagya、みたいな感じのアーティスト。Force Inc.からの1st(過去レビュー)が名盤ながらも廃盤なので、オークション等では高額取引されているのが現状です。そんな彼の3rdアルバムが登場。アイスランド語で"Rain"を意味すると言うタイトルの通り、しとしとぴっちゃんな湿っ気の高いミニマルでアンビエントな内容です。街や雨の環境音楽のSEの中、柔らかく繰り返され反響するダビーなエコーは、幻想的以外に表現の出来ない気持ち良さ。永遠に晴れない濃霧の中で繰り広げられる夢の世界、そこはまるでアマゾンの奥に広がる秘境かまたは胎内の中か。Mike Inkの変名"Gas"(過去レビュー)のアンビエント路線とほぼまるっきり一緒なんで、そちらが好きな人はYagyaも耳に合うはず。良くも悪くも変わらず同じ事を続けているけれど、ふわんふわんな音響は堪らんな。まじ昇天しそう。

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| TECHNO6 | 16:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
The Forcelab Edition Composure Mixed By Algorithm (Force Lab:FLAB010CD)
The Forcelab Edition Composure Mixed By Algorithm
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日本では5〜6年前にクリックハウスと呼ばれるジャンルがかなり流行っていて、その先陣を切っていたのがForce Inc.でした。その頃クリックなんて呼ばれていたアーティストは今ではミニマルと呼ばれていているので、音的にはどちらもかなり似ているがクリックの方が多少ファンキーな要素が多いかと思います。まあ海外では元からクリックハウスなんて言葉は無いそうで、全部一緒くたにミニマルと呼ばれていたそうな。さてForce Inc.傘下にDJユースなEPをリリースする為のForce Tracksがあり、更にそのサブレーベルとして実験的なテクノに取り組む為のForce Labがあったのですが、本作はそのForce LabからのMIXCD。MIX担当は3〜4台のターンテーブルを駆使した超絶再構築プレイをする(らしい)Jeff MilliganことAlgorithmで、自分は余り知らない人ですがアンダーグラウンドな方面で知られている感じです。本作は表だって注目はされていませんが実はRichie HawtinのDE9:Closer to the Edit(過去レビュー)ともタメを張る内容でして、Force Inc.関連の曲をぶった切って300程のループを拵えてターンテーブルとPCなどで再構築したと言うまるでDE9のぱくり双子の様な作品です。ミニマルかつディープでクリッキーなリズムがファンキーで、沈む込む様な音でもスムースな流れは失わずに躍動感のある展開は魅力的ですね。これを聴く限りだとミニマルはドゥープで感覚に作用する音、クリックハウスはファンキーで肉体に作用する音、そんな印象を持ちました。しかし本作の様にクリックハウスは良質な作品が多かったのに、粗悪な模倣品が大量に生産されたせいか一気に流行も過ぎ去ってしまい今では見る影も無いですね。流行とは恐るべしです。

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| TECHNO5 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Theorem - Ion (M_nus:MINUSTH5CD)
Theorem-Ion
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中古でゲットした地味だけど、内容は素晴らしいディープミニマルテクノなアルバム。リリースはRichie Hawtin主宰のM_nusからで、1999年作ながらも昨今のミニマルハウスとも同調する空気がありますね。TheoremことDale Lawrenceに関しては全く知識はありませんが、Richieが彼を自分のレーベルからリリースする事になったのも頷けるシンプルが故の端正なミニマルテクノです。淡々と繰り返されるボツボツとしたリズムトラックで、Richieの別名義・Plastikmanにも似た灰色の暗い佇まい。ただちょっと異なるのはすっと延びていくシンセサウンドの上音がずっと続いていて、ともすればアンビエントとも解釈出来るメロディーの心地良さがある事。だからRichieの様にそこまでストイックにならずに、一般的にも聞き易い作風ではあるかと。Yagyaとか、もしくはRichieの「From Within」シリーズが好きな人向けですね。迷宮的な深い世界に引きずり込まれ、いつの間にか異次元に移動してしまいます。

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| TECHNO4 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Yagya - Will I Dream During The Process? (Sending Orbs:SO005)
Yagya-Will I Dream During The Process?
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今や懐かしドイツテクノ帝国の栄光・Force Inc.ですが、その中でも意外な人気を博していたのがYagyaです。「Rhythm Of Snow」(過去レビュー)と言うBasic Channelスタイルのミニマル+アンビエントのアルバムをリリースし、一部で絶賛の嵐を巻き起こしたアーティストであります。ところがどっこいForce Inc.の倒産と共にYagyaの活動もなりを潜め、また「Rhythm Of Snow」が廃盤となったせいでその音を聴く事の出来ない人の中でもより評価が上がっていくと言う現象が起きた様です。まあこのまま新作が出なくてもそれはそれで良かったのですが、何が起きたのか突然Yagyaが帰ってきました。路線的には「Rhythm Of Snow」とほぼ変化はないのですが、そちら程「雪」のイメージはないかも。内省的な感じが強くなりリズムも前作より多少強調されているかも。ただやはりくぐもった分厚いシンセサウンドとダビーな残響音が響き渡るリズムは健在で、一人瞑想の世界に耽るには最高です。小さい音で聴けばアンビエント、大きい音で聴けばダンスミュージックとして、どちらでも楽しめるかと思いました。

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| TECHNO3 | 23:00 | comments(4) | trackbacks(1) | |
Yagya - Rhythm Of Snow (Force Inc. Music Works:FIM-1-057CD)
Yagya-Rhythm of Snow
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む、起きたらいきなり雪降ってるな〜とちょっと驚きました。東京に雪なんて滅多に降らないからね。雪かー…と考えていると、とっさにこのCDを取り出して聴く事に。なんてったって「雪のリズム」ですからね、こんなこんこんと雪が積もる日にはぴったりな訳です。音的にはBasic Channel+アンビエントとかGASとかに近い感じで、曇ったドローンアンビエント。視界ゼロで何も考える事もなくぼーっとしてるだけで頭の中を真っ白にしてくれる。軽くチリチリノイズなんかも入ったりして、雪が降り積もる心象が脳裏に浮かんでくる。でも基本的にずっとザーとかシャーとかそんなシンセのヴェールに覆われるばかりで、苦手な人には全く駄目かもしれない。中には心臓の鼓動のようにドクンッドクンッとビートを打つ曲もあり、良いアクセントになっている。しかしやはりノンビートで広大な世界が広がっていく曲が一番かな。年越しやお正月を家で過ごす人には、正にぴったりな音楽だと思う。

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| TECHNO1 | 14:25 | comments(3) | trackbacks(3) | |