RADIQ - A Man On The Corner. EP (op.disc:op.disc 023)
RADIQ - A Man On The Corner. EP

OP.DISCよりRADIQこと半野喜弘の新譜が届いております。自分の中では半野名義ではホームリスニング向けのエレクトロニカを、RADIQではジャズやハウスも取り込んで幾分かフロア向けになった音楽性かなと言う認識だったのですが、本作ではそれが図太いグルーヴを生かした黒いハウスに変化していてびっくり。一聴して冷たく無感情を思わせるパーカッションやキック、そして重いベースラインですが、実は生々しい躍動感を持っていて非常にファンキーなブラック臭が漂っております。生演奏なのかプログラミングなのか判断がつかないけれど、まるでジャズバンドでも組んで演奏したかの様にラフな臨場感に加えて、プログラミングの緻密さが合わさった音楽性。基本はリズム中心で引っ張っていくミニマルな構成だけど、そんじょそこらのミニマルとは断然違う音の図太さと重さもあります。決して派手な作風ではないけれど、どの曲もうねりのあるグルーヴが爆発しており素晴らしい。

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Check "Yoshihiro Hanno"
| HOUSE5 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Mix Form Mixed By Haruomi Hosono (Progressive Form:PFCD10)
Mix Form Mixed By Haruomi Hosono
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かつてエレクトロニカが流行っていた時に日本でもエレクトロニカを中心に実験的な音楽をリリースしていたPROGRESSIVE FOrMと言うレーベルがあったのですが(今も続いているけれど)、なんと2006年にYMOの細野晴臣氏がそのレーベル音源を使用してMIXCDを手掛けていたのですよ。多分細野氏のMIXCDと言うのは初物なんじゃないでしょうか?その意味ではかなりの快挙でありますが、内容の方も予想以上に面白いと言うかファンキーです。PROGRESSIVE FOrMと言えば青木孝允、半野喜弘辺りが有名なので小難しくて踊れない音楽だと思っておりましたが、その思い込みは間違っておりました。勿論全てが単純な4つ打ちと言う訳ではないのですが、いびつで複雑なリズムでは在りながら強靭で芯の強いキックが存在していて、ガツッガツッと食い込んでくるキックはフロア対応以外の何物でもないでしょう。そしてこのレーベルの特徴でもある実験的な側面も当然入っていて、幾何学模様が広がっていく様な緻密で無機的な電子音の広がりは、黒人が生み出したテクノのファンキーさとは違う言わば日本が誇る最先端技術を音像化したかの如く未来的なファンキーさを感じさせます。もはやテクノはここまで来たのかとさえ思わせるエクスペリメンタルな内容で、この様な職人的に作り込んだ音はやはり日本人が得意とする分野なのかなと思います。正直PROGRESSIVE FOrM自体はそこまで興味無かったのですが、このMIXCDはマジで良いです。

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| TECHNO5 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Montage Sounds Of Flavour 01 (Flavour Of Sound:FVCC-80133)
Montage Sounds Of Flavour 01
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コンセプトは"20代〜30代の為の癒しの音楽"。癒しなんて言う売れ線っぽい宣伝文句はどうかと思うけど、竹村延和や坂本龍一、Silent Poets、そして知名度が上がる前の半野喜弘らが曲を提供しているので、これは期待出来るかと思い中古でゲット。でどうよどうよと内容はと言うと、確かに癒し系のダウンテンポな楽曲がぎっしり詰まっていて若干アンビエンスな雰囲気も有り想像以上に素晴らしいです。癒し系とは言え単純にただ開放的で心地良いと言う内容とは全く異なり、ずっしりと濃くメディテーション的なじっくり音と向き合う様な荘厳な意志が感じられ、まるで寺や教会で祈りや座禅に耽るがの如く。現実の時間の流れを忘れさせる神秘的な世界観に、汚れた心と疲れた体が正に癒されていきます。一時期巷に溢れた偽物のフィーリングアンビエントとは全く異なります。(そりゃそうだ、参加してるアーティストが本物だからね。)

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| ETC2 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Jazztronik-The Remixes Part (徳間ジャパン:TKCA-72968)
Jazztronik-The Remixes Part
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昨日紹介したJazztronikのリミックス集ですが、Part兇眛瓜発売しております。こちらも豪華な面子が集まっておりまして、2000black(4 HeroのDego)、NEEDS、Two Banks Of Four、Domu、Phil Asher、Louie Vega、DJ Mitsu the Beatsなど知名度の高いアーティストがリミックスを提供。個人的に大好きなNEEDSのリミックスは、最近の彼らの流れであるフュージョン色が強めかな。壮大な世界観を生み出すリミックスは見られなかったものの、エレクトリックで郷愁を帯びたしっとり系としてはなかなかです。またかつてはドラムンで名を馳せた2000black(Dego)ですが、その面影を残すことなくソウルフルなブロークンビーツを披露。落ち着いて年を経た後の円熟味を感じさせる暖かさがありますね。Louie Vegaは予想範囲内のリミックスと言うか、最近の路線のラテンハウスですね。パーカッシブで爽やかな風が吹き込む流麗な曲。ファンが期待しているもののを、自分でもしっかり理解していると思います。あと個人的に好きだったテクノトラック「PHOENIX」は、半野喜弘がリミックスを担当。ってな〜、他の面子とちょっと合わないでしょうが。実際曲もクリック風のハウスなんだけど、つまらんの一言。原曲の良さが損なわれてしまって、聴くに耐えないですな。ラストはDJ Mitsu the Beatsのジャジーヒップホップ。安易な表現だけど、スモーキーでゆる〜い仕上げが心地良いです。Part気醗貊錣砲款淕あれ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(3) | |