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Takkyu Ishino - Euqitanul (Ki/oon Music:KSCL 2821)
Takkyu Ishino - Euqitanul
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2016年8月にリリースされた『Lunatique』(過去レビュー)は、前作から6年という空白の時間を埋めるには十分過ぎる程の官能的なテクノ・アルバムで、石野卓球のアーティストとしての才能を再度意識せざるを得ない会心の出来だった。アルバムとして高い完成度を誇るが故に手を加えるのは難しいのではと思っていたが、そこは卓球チョイスによる信頼足りうるアーティストをリミキサーに起用する事で、このリミックス・アルバムはテクノという音楽をまざまざと聞かせる内容になっている。盟友であるドイツのWESTBAMや電気グルーヴ繋がりで砂原良徳やagraph、日本のテクノシーンをリードするHiroshi WatanabeやGonnoにDJ SODEYAMAなど、確かな実力と正当な評価を得ているアーティストが集結しており、それぞれの音を武器に卓球の曲を作り替えているのを比較しながら聞くのは面白い。例えば"Amazones (A. Mochi Remix)"、日本のハードテクノをリードするA.mochiによるリミックスは原曲よりも更に硬めに、更に灰色に染めたツール性の高いハードテクノに見事に生まれ変わっており、無駄な音を削ぎ落としつつスリム化する事で逆に骨太なグルーヴ感が浮かび上がっている。近年再度TRを含むアシッド・ハウスの魅力に取り憑かれたワタナベヒロシによる"Selene(Hiroshi Watanabe Remix)"は、原曲の多幸感を活かしつつそこに明るいアシッド・サウンドも持ち込んで、疾走感を付加させながらワタナベらしい壮大な叙情性を展開するアシッド・テクノへと自然に作り替えている。DJとしてもアーティストとしても春真っ盛りなGonnoによる"Die Boten Vom Mond(GONNO Remix)"は、つんのめるようなリズムの序盤からスムースな4つ打ちへと展開する変化球的な技を披露するが、強烈なパーカッションやキックによる切迫感はフロアのリアルな空気を表現している。Westbamによるヒップ・ホップな雰囲気もやや含むゴリゴリのベルリン・テクノ的な"Lunatique(WESTBAM Remix)"や、Teiによる小洒落たラウンジムード溢れる"Rapt In Fantasy(TOWA TEI Remix)"等は想定内と言うかリミックスの妙技は感じれられない点で、良い意味で安定感、悪い意味では凡庸にも思ったりもするものの、そこにもアーティスト性は確かに存在しているだろう。多様なアーティストがリミックスしているおかげでアルバムとしての統一感は当然の如く無く、しかしそんなバラティー豊かな内容を無邪気に楽しめば良いと思わせるのは卓球の音楽性であり、曲順もタイトルもオリジナルを逆にしたユーモアも含めて受け入れれば良いのだろう。

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Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2011/12/1 OL Killer presents "WIFE" @ WWW
岡村靖幸改めOL Killerが主宰するパーティー"WIFE"の初回ゲストは、なんとライブ出演で砂原良徳。砂原と言えば2002年のElectraglideでのKraftwerkの後に行ったライブが半ば伝説化していたが、そこからが混迷を極めいつまで経っても新作が出ない状態が続いていた。近年はちょこちょことライブを再開し出し、今年になってようやくアルバムを完成させてからはライブも以前より頻度にこなすようになり、今ではライブ自体も珍しいものではなくなった。が自分にとっての砂原良徳はあの時のElectraglideから時間が止まっている状態で、9年ぶりの再開には期待と不安が入り交じる気持ちだったのだ。
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| EVENT REPORT3 | 12:00 | comments(4) | trackbacks(0) | |
Yoshinori Sunahara - Liminal (Ki/oon Records:KSCL 1666-7)
Yoshinori Sunahara - Liminal
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日本のテクノ…と言うよりは電子音楽と言うジャンルにおいて金字塔となった"Lovebeat"(過去レビュー)から10年、ようやく待ちに待った砂原良徳のオリジナルアルバムが到着。余りにも完璧過ぎたあのエレクトリックソウルなアルバムは10年もの歳月を耐え忍ぶには十分なノスタルジーがあったが、更なる変容を遂げた新作は得た物と失った物があり、またもや物議を醸し出す作品となっている。当たり前の事だが音へのこだわりを人一倍持つ砂原が創り出すこの音は、一聴してメロディーやハーモニーも抜きに彼の音だと気付かせる程の電子たる個性を放っている。しかし音の尖り具合たるや前作の比ではなく歪なノイズや強烈に打ち付けるインダストリアルなパーカッションも導入され、その上引き算の美学から一転して音数の密度や動きが増えた事により耳への直接的な刺激は前作以上だ。分り易いメロディーは排除されノスタルジーもファンタジーも忘却の彼方へと消え去り、それどころか何処か虚ろで感情が捨て去られた重苦しいムードが全編を支配し、今の過酷な現実とリンクするように不安が重く伸し掛る。もう夢は見られない、妄想へと逃避も出来ない、そして電子世界から生まれたバーチャルリアリティーが迫り来る。非常に力強くも閉塞感に包まれ聴く者に忍耐力を要求するであろうアルバムだが、砂原良徳にしか成し得ない電子音楽(※敢えてテクノではなく)を確固たる音として具現化している。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Yoshinori Sunahara - No Boys, No Cry Original Sound Track (Ki/oon Records:KSCL1420)
>Yoshinori Sunahara-No Boys, No Cry Original Sound Track
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ニュース見てたらマンモスのりPがクラブでDJをしていた事が報道されていて、またクラブが悪いみたいな印象操作をされていました。あるコメンテーターは「クラブだと簡単にドラッグが手に入るんです。行った事は無いから、詳しくは分りませんが」って発言していて、行った事ないくせに何が分るんだと俺は憤慨ですよ。別にDJしようがクラブに行こうが、ドラッグをやる人はやるし、やらない人はやらないよ。別のコメンテーターは「DJしていたから清純派とは対称的と考えるのは短絡的ですね」と言っていて、一応まともな考えの人も居たので安心でしたが。

8年ぶり…そうエレクトリックソウルの極みである前作"Lovebeat"(過去レビュー)から8年、遂に砂原良徳が帰ってきた。この8年一体何をしていたのか?雑誌で得た情報だと彼が持っているCDをデータに変換する為にCDからトラックをリッピングして、データ音源に合った音質にすべくリマスターなどを行っていたらしい。って音楽製作してなかったのかよ!でこの新作にしても依頼があったから作っただけの作品で、時間の制約もあったせいかまあぶっちゃけ無難な出来と言うか、リハビリ的な内容ですね。音的には初期のサンプリング路線ではなく"Lovebeat"以降の無駄を削ぎ落とした電子音楽で、何処となくアンニュイな空気に支配されどんよりとした重さが存在しております。相変わらずその一音一音だけでも素晴らしい電子音の存在感は流石のマニアっぷりを発揮しているんだけど、ただサントラと言う性質上のせいかトラックが短い間隔で切り変わっていくので、各曲を味わう前にどんどんと景色が移り変わるように進んで行ってしまうのは痛い所。やっぱり砂原さんに望むのは、ソウルフルでゆっくりとしたテンポで長尺の曲なんだよねー。でも兎に角砂原さんのセンスは錆付いていなかったので、同じ路線で再度コンセプチュアルな新作を聴かせてくれるのを待ちましょう。

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| TECHNO7 | 09:00 | comments(2) | trackbacks(2) | |
UPCOMING EVENT
2009/08/05 (WED)
LIQUIDROOM 5th ANNIVERSARY @ Liquidroom
Live : Yoshinori Sunahara, Rei Harakami, ASA-CHANG&巡礼, agraph

2009/08/07 (FRI)
groundrhythm @ Air
DJ : Kaoru Inoue
Live : Jebski & DJ Yogurt

2009/08/08 (SAT)
Makin' Love Mix @ Grassroots
DJ : DJ Yogurt, DJ Kensei

2009/08/15 (SAT)
Clash 46 @ ageHa
Live : Model 500 (Juan Atkins, Mike Banks、Mark Taylor, Milton Baldwin)
DJ : Ken Ishii, Q'HEY, Mayuri

2009/08/15 (SAT)
Buzzin' Fly @ Air
DJ : Ben Watt, Motoki a.k.a. Shame, Tomoyuki Yasuda

2009/08/21 (FRI)
BLAFMA @ Club Asia
DJ : EYE, DJ Hikaru, DJ Nobu and More

2009/08/28 (FRI)
WIRE09 Pre-Party @ Womb
DJ : Joris Voorn, 2000 And One

2009/08/28 (FRI)
THE GAME - The 10th Chamber of Liquidloft Vol.2 @ Liquidloft
DJ : DJ NOBU, Foog

まりん+はらかみのライブは行きたいけどねー、仕事で無理だわ。ヨーグルト+ジェブスキのライブは超期待している!そしてやっとModel500のライブが聴けそうだ。マッチョマイクも来日、すげーぜ!
| UPCOMING EVENT | 06:00 | comments(5) | trackbacks(0) | |
Supercar - A (Ki/oon Sony:KSCL765)
Supercar-A
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スーパーカーは僕も大好きなロックバンドでした。なんと言っても「Cream Soda」や「Lucky」の淡い青春時代の様な甘酸っぱい雰囲気に、轟音ギターを撒き散らし、けだるく歌うナカコーがとても格好良かったと思います。個人的にはデビュー時が一番衝撃的だったと思いますが、それでもその後はクラブミュージックの影響を受けてYoshinori Sunaharaや益子樹、Satoshi Tomiie辺りにプロデュースを頼んだりするのも好みでした。まあ初期はまんまUKのRideだったり後期はクラブミュージシャンに影響を受けたり、その時の流行に乗っている様な気がしないでもないけど、それでもメジャーの中では随分と尖った音を出していたと思います。つうかスーパーカーをメジャーデビューさせた担当者は、会社の中でも肩身の狭い思いをしつつも相当がんばったに違いない。結局5枚のアルバムを出して解散に至った訳だけど、どのアルバムもそれぞれの味があり、またどれとして同じ様な作りでないのが懐の深さを感じさせます。敢えてどのアルバムにも共通するのは歌詞、語呂合わせの様でユーモアがあり不思議な世界観があります。あんまり歌詞は気にしない僕も、ついつい口ずさんじゃったりしてました。

夢際のラスト・ボーイ 永遠なる無限 触れていたい夢幻
夢際のラスト・ボーイ 永遠なる無限 揺れていたい夢幻
FROM YUMEGIWA LAST BOY

「あたし、もう今じゃあ、あなたに会えるのも夢の中だけ…。
たぶん涙に変わるのが遅すぎたのね。」
FROM Lucky

カラオケでもLuckyなんか歌ったりしてたなぁと、ちょっと懐かしいですね。このベストアルバムを聴くと、スーパーカーの進化or深化をすぐに感じる事が出来ます。これからどんな音楽を創っていくのかまだまだ期待していただけに、とても残念ですね。

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| ETC1 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(1) | |
Yoshinori Sunahara - Lovebeat (Ki/oon Records:KSC2 387)
<>Yoshinori Sunahara-Lovebeat
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元電気グルーヴのまりん、いやもう元電気グルーヴなんて言葉は必要無い事をファンならば知っているだろう。まりんは電気とは既に違うネクストレベルの域に、この作品で達したのだ。いや、むしろ原点に回帰したとも言える。なんてったって、これは日本のKRAFTWERKなのだから。最小限の骨組みだけに依る作品にもかかわらず、空間と空間の隙間にある音を感じぜずにはいられない。そして何よりも、ここには黒いソウルが満ち溢れている。砂原の感情が、隙間に満ち溢れているのだ。迷宮を彷徨うかの様に反復する電子音。メビウスの輪のように、終わらない音の連なり。シンプルな構造が生み出す、最大の世界。コンセプチュアルな作品と言うのは本当に少ないが、彼はアートワークも含め完璧な作品を生み出した。日本から世界に向ける、エレクトリックソウル。アルバムには「BEAT」と言う単語の入った曲が4つもある。

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| TECHNO1 | 22:28 | comments(2) | trackbacks(0) | |