Talkin' Loud 2010 Toshio Matsuura Selections (Universal Music:UICZ-3114)
Talkin Loud 2010 Toshio Matsuura Selections
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今年はGilles Petersonが主宰していたTalkin' Loudの発足20周年だそうで、その記念にベスト盤がニ枚出ております。その一枚が元United Future Organizationの松浦俊夫がコンパイルを手掛けた本作。2010年の現代のジャズを意識して選曲をしたそうで、今聴いても古臭くなくそして昔から聴いている人にとっては懐かしさの感じられるアシッドジャズが詰まっているそうです。Talkin' Loudによって世に広められたアシッドジャズですが、まずアシッドジャズって一体何なのさ?自分はここらへんの音楽には疎いので、そんなアシッドジャズを体験するにはこの様なコンピレーションは大変有難いです。出だしのTerry Callierのトラックはノンビートでフォーキーな歌物はジャズなのだろか?次のGallianoのトラックもビートレスで、アコースティックギターのアルペジオや薄膜を張ったようなシンセが続くフォーキーな歌物。Courtney Pineの3曲目でようやくジャジーなリズムも入ってくるけど、ワールドミュージックの様な異国情緒が漂っていて単なるジャズではない。その後もいわゆる一般的にイメージするジャズと言うジャズが出てくる訳でもなく、ボサノヴァもあれば2ステップ、ブロークンビーツもあるし、これらを一括りにアシッドジャズと呼べる理由があるとすればそれはTalkin' Loudからリリースされていたからと言う事だけでしょう。温故知新な精神を持って過去のジャズを90年代に新しく蘇らせた音楽こそアシッドジャズと言う解釈でよろしいのでしょうか?しかしそんな言葉の意味に囚われずに素直にこの音に耳を傾ければ、ユニークなジャズを十分に堪能出来るのが本作。クラブと言うよりはラウンジ向けのトラックが多く、部屋で落ち着いた時間を演出する事が出来るでしょう。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Young Disciples - Road To Freedom (Talkin' Loud:9840692)
Young Disciples-Road To Freedom
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昨日紹介したGilles PetersonのMIXCDに曲が使用されていたYoung Disciplesは、Gillesが主宰していたTalkin' Loudからデビューしたアシッドジャズユニット。しかしアシッドジャズとは一体なんぞや?自分では上手く説明出来ないので、Wikipediaの項目を参照してみて下さい。アシッドジャズと言うジャンルを抜きにしてYoung Discipleについて語るならば、ソウルやR & B、ヒップホップ、そしてジャズを一つにまとめクラブサウンド風に展開したと言えば分かり易いかと思います。基本的にリズムトラックはプログラミングで制作されているかと思いますが、このノリからしてかなり気持ち良いです。緩くもしなやかなビートを叩き出しつつ、腰をぐいぐいと揺らすキレがあります。上物は生演奏でギターやキーボード、管楽器も入れつつ渋く熱い旋律を奏で、そこにソウルフルなボーカルやファンキーなラップ、そしてスクラッチまで被せて人間の生きたプレイも感じられるんですね。最初から最後まで黒っぽい音で占められているのですが、どす黒いって言うよりはどこかクールで小洒落た欧州のセンスがありその当時の一歩先を行っていたのかなと思わせる音ですね。ここら辺の音楽が後の西ロンブロークンビーツにも影響を与えたんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか?Soul II Soulなどが好きな人は、是非ともYoung Disciplesもお勧めしたいのであります。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Gilles Peterson - Worldwide Programme 1 (Talkin' Loud:560 100-2)
Gilles Peterson-Worldwide Programme 1
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アシッドジャズだかクラブジャズだか自分には余り縁の無いジャンルでは第一人者に挙げられるGilles PetersonのMIXCD。ですが風評を聞く限りではジャズのみならずヒップホップやドラムンベースやハウスやテクノなんかもプレイすると言うし、それにこのMIXCDでは自分の好きな曲も幾つか使用されているので購入。と言う訳で一枚目ですが、ダウンテンポ〜ソウル〜ファンク〜ブロークンビーツ〜ディープハウス〜ドラムンと確かに幅の広い選曲です。序盤はメロウで緩い選曲が続くのですが、中盤のブロークンビーツ辺りからが聴き所でしょうか。生っぽくも爽やかで上品な空気を醸し出しつつテンションも上げてきて、そしてPepe Bradockの真っ黒くクールなディープハウスで昇天するにくい展開です。その後は鋭角的な切込みが効いたシャープなドラムンでガツンと持ち上げて、最後はしっとりダウンテンポで緩く着地する起承転結なプレイが繰り広げられております。今でこそジャンルを横断するDJも珍しくはなくなりましたが、Gillesは人気があるだけあって色々プレイしてもまとまりが感じられて正にDJ(Disc Jockey)そのものです。ただ繋ぎは申し訳程度にしかしてないですけどね。ちなみに2枚目はジャズとかソウル中心で音が古い方に向かい過ぎていて、自分の耳には合わないのです。折角GillesのDJを楽しむなら、やはりジャンルの横断が体験出来る1枚目の方がお勧めだと思います。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ1 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |